逝った男の残したものは
トム・プロジェクト
紀伊國屋ホール(東京都)
2009/10/31 (土) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
役者の力
高いレベルでの安定感を見せつけられると
余計なことは心配せずに没頭できますね。
惜しい点としては、筋自体に
もう一つヤマがあっても良かったかな。
ちょっと淡泊だった気がします。
十二夜
Studio Life(スタジオライフ)
シアターサンモール(東京都)
2009/10/15 (木) ~ 2009/11/08 (日)公演終了
満足度★★
ふむ・・・
音楽劇・・・
形はそうですねぇ。
なんだけれども、各部の完成度が低い。
歌は正直ね、うまくない。
セリフも発音がイマイチ明確でない。
役者の立ち居振る舞いも気になりました。
ボーって感じで突っ立っている人、
手先に緊張感がない人、多かったですね。
残念。
結果、ここでの世界観に引き込まれず、
ちょっと引いた感じになりました。
こんな劇団だったっけ・・・
セブンピーポー
チェリーブロッサムハイスクール
劇場MOMO(東京都)
2009/10/28 (水) ~ 2009/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
上出来
今回でCBHSは4回目になりますが、
こういう毛色のも良いですね。
役者は良いですし、これまで通り筋も良いし、
やはりこの劇団、侮りがたしですね。
次回はいつかな?
組曲虐殺
こまつ座
天王洲 銀河劇場(東京都)
2009/10/03 (土) ~ 2009/10/25 (日)公演終了
満足度★★★★
時代の投影
入場し舞台・セットを観たときには、
「春琴」を意識してるのかと
いうような印象を受けました。
「春琴」に対しこれは何を魅せてくれるのかと
演劇自体への期待が
少なからず大きくなったわけですが
その期待分は応えてもらえた感じです。
描かれた時代には、言論の自由が無かったわけですが、
今のこの現代も似たようなものであると
メッセージに込められていたように受け取りました。
(TVキー局では、政治局が設置され言動監視がされてるとか)
当時は相手が国でしたが、今だと外圧団体なども加わるわけで。
それを思うと、幻想的宗教に走り、時代から目をそむけている
現代の左に対するアンチテーゼにも思えてなりません。
出来れば、これをもう少し小さめの劇場で観たかったですかね。
世田谷カフカ
ナイロン100℃
本多劇場(東京都)
2009/09/28 (月) ~ 2009/10/12 (月)公演終了
満足度★★★★
なるほどね
千秋楽に行きました。
事前説明にある一文。
「大切にする要素がいつもとはちょっと違うだけだ。」
こういうことだ、と具体的には表現出来ないけれど、
何となく言いたいことが分かる。
これも一つの形なのさと。
まァ、好き嫌いは出るでしょうね。
「今回の公演を観て、面食らい、戸惑う人も少なくないかもしれない。」
今回はDVD化されないんですよね。残念。
権利関係だけでなく、この好き嫌いの激しさによって
売り上げが期待できない、
という予測もあったのかも・・・
コースト・オブ・ユートピア-ユートピアの岸へ
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2009/09/12 (土) ~ 2009/10/04 (日)公演終了
満足度★★★★
ふっ
3部通して観ました。
兎にも角にも、肉体的にも精神的にも疲れたぁ~
中2階だったため、ステージを見ようとすると、斜め左を見ることになり
結果的に首が非常に疲れることになりました・・・
まぁ、これは運(?)の問題なので仕方ないとして、
舞台がセンターに設置してある位置関係上、
奥側(通常舞台になっているところ)に向けて
役者が喋ったりすると、正直聞こえづらい。
そのため余計に集中力を使うことになる・・・
演劇自体として、事前に(1か月前でも)プレビューじゃなく
短縮版のものをやってあると
客側に予防処置ができて、より理解しやすい状況を作れたのではないでしょうか?
いきなり、ロシア革命前夜の時代、人間を予備知識なく展開されると
ついていくのに精一杯で、劇そのものを楽しめる余裕がなくなっちゃうんじゃないか?
それにしても、周りで結構寝てる人、いましたね。。
ネジと紙幣
ホリプロ
天王洲 銀河劇場(東京都)
2009/09/17 (木) ~ 2009/09/27 (日)公演終了
ジェーン・エア
松竹
日生劇場(東京都)
2009/09/02 (水) ~ 2009/09/29 (火)公演終了
満足度★★★★★
久々のミュージカル
舞台上に客席が設置されてたのには
青山円形劇場などと意味合いが違って
若干違和感ありましたが(営業上の策?)
舞台そのものは、非常に良いものだったと思います。
チケット代(S席、\12,600)を考慮すると、
妥当なところかな。
2幕(65分、20分休憩、90分)ですが、長さは感じませんでした。
ワルシャワの鼻
キューブ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2009/09/05 (土) ~ 2009/09/16 (水)公演終了
満足度★★★★
感心
さんまものを今回初めて見ましたが、
なかなかの内容、脚本ですね。
もし演劇関係者で、「お笑いが」などと
思っている人は認識を改めたほうが良いでしょう。
最後のシーンは、昨年のケラの「どん底」を連想しちゃいました。
悪趣味
柿喰う客
シアタートラム(東京都)
2009/09/04 (金) ~ 2009/09/13 (日)公演終了
一人オリンピック~千の仮面をもつ女
高木珠里ひとり芝居
リトルモア地下(東京都)
2009/06/18 (木) ~ 2009/06/29 (月)公演終了
来来来来来
劇団、本谷有希子
本多劇場(東京都)
2009/07/31 (金) ~ 2009/08/16 (日)公演終了
赤とうがらし帝国【東京公演】
劇団鹿殺し
駅前劇場(東京都)
2009/08/12 (水) ~ 2009/08/23 (日)公演終了
満足度★★★★★
パフォーマー集団
これで5回目かな、鹿564は。
今回が最も楽しめました。
元気で楽しくて、でも切なさと悲しさ、愛おしさを感じ、何とも言えない感情に包まれました。
路上ライブ、期待してるよ。
リボルバー
劇団M.O.P.
紀伊國屋ホール(東京都)
2009/07/29 (水) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
しみじみ
東京千秋楽です。
切なさと、時代の光と影、翻弄される人々をしみじみ感じる舞台でした。
この切なさは、劇団自体が来年解散するということに
リンクしている感情なのかな。
さ、来年は何が何でもとらなきゃね。
風を継ぐ者
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2009/07/11 (土) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
ちょいとねぇ。。
先の「容疑者xの献身」に比べると、
流石に感動度合いは、、、ね。
ま、作品そのものの部分はともかく、
これまでのキャラメル作品に比べると、殺陣が甘いかなぁ。
あと、今回の主役の方、ちょいと線が細いかなぁ。
迫力というかオーラというか、感じ取れなかった。
というか、周りに食われてるかな。
それと、面白くないギャグが多過ぎる。
少しはしょってくれたら良いのだけど。
cover
ペンギンプルペイルパイルズ
本多劇場(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/07/26 (日)公演終了
BLACKBIRD ブラックバード
ホリプロ
世田谷パブリックシアター(東京都)
2009/07/17 (金) ~ 2009/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
重厚
単純に言ってしまえば、キャラメルボックスの世界とは正反対。
暗く、未来が見えず、助けようのない世界。
良く言えば、重々しい世界観なのだが
この世界観に対して
男優(内野)のほうはその世界に当てはまっているけれど
女優(伊藤)は、何だか軽い。
何だろう、頑張りは認めるけれど、ベクトルが合っていない。
すごく子供っぽく見えてしまい、いまいち乗り切れない。
安直な表現で言えば、エロさが無い。
ませた子供が騒いでるってカンジ。
なので、前半は正直ツラかったですよね。。。
マジ寝てしまいました。
後半は、終盤に向かいグーっと緊張感、スリルが高まり
面白くはなりましたが
前半のマイナス分を埋めるには至らず、
最後の最後、幕引きの場面が締まらなかったですね。
えっ、これで終わりなの??って感じ。
トータルで見て、残念。
奇ッ怪
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2009/07/03 (金) ~ 2009/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★
良いですね!
個人的な話で、好きな芸人の方として、
既に引退した上岡龍太郎が
「笑かす芸ありゃ泣く芸、怒る芸もあり」などと
コメントしていたことがありましたが、
同様の表現をすれば
感動させる演劇、涙させる演劇あれば、恐怖に怯えさせる演劇、
背筋を凍らせる演劇もある、というところでしょうか。
出演しているメンバの演技は良いし、暗転の間も良い。
演出、構成も良いですね。
いやぁ、なかなか良い舞台です。
アンドゥ家の一夜
さいたまゴールド・シアター
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2009/06/18 (木) ~ 2009/07/01 (水)公演終了
満足度★★★★
熱い!!!
情熱に年齢は関係ない、気持ちが心が大事、
というところでしょうかね。
いやはやスゴイ。
故人の思い出って、人によってずいぶん違うものですよね。
美談化したい人、そうじゃない人、それぞれの立場、意見はありますねぇ。。
現実そうですもんねぇ~
『鯖男にイカの目女』
リボルブ方式
シアター711(東京都)
2009/06/17 (水) ~ 2009/06/21 (日)公演終了
満足度★★★
空回り?
役者さんは頑張っているし、
ところどころ面白そうだな、とも
話自体思えるんですけど、
この演劇の世界観を構築し切れず
中途半端になって
熱意のベクトルが分散しちゃっている気が・・・