蒙古が襲来
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2025/02/09 (日) ~ 2025/03/02 (日)上演中
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/19 (水) 18:00
いろいろと話題の公演だが、ベテランが集まって味のある舞台。(3分押し)109分。
鎌倉時代の対馬の村で(と劇中で分かる)、蒙古が攻めてくるのでは、と騒ぎになってる顛末…、の物語。笑いを目指したというより、同窓会の要素が大きく、役者陣を活かそうとする脚本だが、終盤がビックリ。優秀な反戦劇になっていると思うが、予想してたものとは一寸違った。三谷幸喜って動きで笑わせる人だったかな、の気持が残る。
女子らのまつり2025
知らない星
ブルースクエア四谷(東京都)
2025/02/14 (金) ~ 2025/02/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/02/14 (金) 19:30
チーム世界を観劇。ユニットとしては初見だが、出演者ほかは過去にも観てる。結構ツライ台詞が飛び交うが、最後はいい話で終わる。(9分押し)79分。
2017年初演の作品を再演。とあるレストランでは若い店員が上司にパワハラされているが、そのレストランで女子会をする4人。大学に入ってバンドを組んでたメンバーが久々に集まり、それぞれの状況を話すが…、の物語。うえのやまさおりは古くから知っているし、助川演出は観てるし、村上弦は期待の若手だし、ということで観に行ったのだが、予想以上に重い話題を、ある意味軽く扱って、最後はいい話にしている。ちょっとシンドイ場面もあるけど、最後は落ち着くんだろうなと予想できて、安心して観ていられる。店員役に伊佐美南が印象的。
コルバタ友池組 「画素数の低い愛」
コルバタ
シアターブラッツ(東京都)
2025/02/13 (木) ~ 2025/02/27 (木)上演中
予約受付中実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/13 (木) 19:30
初見のユニット。丁寧に作られた「いい話」。見ててホッとする。(前説で8分押し)108分。
2022年に初演した作品を改訂しての再演。写真館の息子の誠(後藤真一)は家を出て売れない声優をやっているが、ひょんなことからセクシーパブでバイトするマンガ家の卵・香織(七瀬)と出会い…、の物語。前半で写真館の問題、売れない声優生活、セクパブの話題、とちょっと盛り沢山な展開をするのだが、後半で回収する脚本は見事。ぶつかりあいはあるのだが、基本的に悪い人間が出てこなくて、対立も価値観の違いから、というあたりで安心して観ていられる。主演の後藤に誘われて行ったのだが、いいモノを見せてもらった。ヒロインの七瀬は特に魅力的。結構笑える場面が多いと思うのだけど、開場からの笑いが少ないのはなぜ?
キャッツ・ザ・ライフ
劇団ミックスドッグス
王子小劇場(東京都)
2025/02/12 (水) ~ 2025/02/16 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/02/13 (木) 16:00
初見のユニット。猫になりたい女子高生の話だが、なんか面白い。(3分押し)120分。
2014年の初演作を大幅に改訂しての再演。田舎女子高生の実奈美はシンドイことばかりの人間に嫌気がさし猫になることを望むが、猫になり野良猫たちと暮らし始めてみると…、の物語。コメディタッチのファンタジーで、物語の展開はありそうなものだが、一種の力技と役者陣の演技力で見せる。ダンスも楽しめて楽しい2時間だった。
音楽朗読劇『ピクシス・ノーティカ』
たよりこと
王子小劇場(東京都)
2025/02/07 (金) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/02/07 (金) 19:00
teamバタフライを観た。初見のユニット。音楽朗読劇という新スタイルで起伏あるファンタジー。(3分押し)85分。
海辺の町で暮らす少女レティ(児玉トウカ)は、洞窟で見つけた謎の人間型生物アデリー(平林瑚夏)を幼馴染みのリサ(結)とニコラス(工藤千鶴)に紹介するが、アデリーが生まれ故郷に戻ると言い海に出る、…の物語。キーボード(八角音望)とチェロ(小宮淳平)の生演奏をバックに、台本を持って朗読するリーディング公演。動きはなくて声だけで表現するので、役者陣の負荷は大きいが巧く演じてる。脚本も起伏があり興味深く観ていられるが、セリフフェチの私としては、ちょっと説明的なセリフが出てくるのが勿体ないし、おそらくこういうことを言いたいんだろうな、ということは今一つ巧く入ってこなかったのも残念。リサ役の結の表情が素敵だし、レティ役の児玉の「片手で台本のページをめくる」技術に感心した。
『パラレルワールドより愛をこめて』 『パラレルワールドでも恋におちて』
ザ・プレイボーイズ
シアター711(東京都)
2025/02/02 (日) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/07 (金) 13:00
『…愛…』も観劇。こちらは本格的パラレルワールド物。笑いで始まるが、切なく展開して、なんだか「いい話」で終わる。面白い。63分。
売れない芸人のバラン(村田和明)の前に、パラレルワールドで売れてる本人(鈴木浩文)が現われ、違いはどこで起こったのか、を探る、真当なパラレルワールドストーリー。回想すると、最初は笑える話なのだけれど、途中からちょっとシンドイ展開になり、切ないけれど「いい話」で終わる。『…恋…』とはちょっとテイストが違うが、両方観ると、それらの関連が分かる。とても巧く考えられている脚本と、役者陣の好演で素敵な舞台になっている。熊野ふみがいい仕事をしている。愛⇒恋の順序を推奨。
おどる葉牡丹
JACROW
座・高円寺1(東京都)
2025/02/05 (水) ~ 2025/02/12 (水)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/05 (水) 19:00
ベテラン劇団が女優9人で政治家の妻たちのあれこれを描く。面白い。(3分押し)107分。
架空の百木市で、夫が市議会議員に立候補するということから、政治に手を染めることになった荘子(福田真夕)が出会う様々な政治家の妻たち、…の物語。9人の「妻」が出てくるのだが、前半はステレオタイプな物語が展開され、選挙戦に入って当否が決まるあたりから、一種のファンタジーになるのが面白い。9人のキャラクターを描き分け、エンタメ要素も入って飽きることはないが、終盤の展開は若干のもたつきも感じる。円形を意識した舞台が面白く、白を基調とした衣装が美しい。
『パラレルワールドより愛をこめて』 『パラレルワールドでも恋におちて』
ザ・プレイボーイズ
シアター711(東京都)
2025/02/02 (日) ~ 2025/02/09 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/02/02 (日) 15:30
『…恋…』を観劇。初見のユニットだが、帯金ゆかり出演というので観に行った。とんでもなく面白い!(1分押し)55分。
ミチル(まちだまちこ)がカレにふられて呆然としていると、突然、未知瑠(帯金)が現われ、カレにふられていないパラレルワールドを探そう、と誘われ、ミシェル(砂田桃子)のいる世界に行くが、…の物語。3人の「みちる」はそれほど似ているとも思わないけど、とにかく笑わせてくれる。設定の妙。伏線もしっかり張って回収するし、ただただ笑っていればよい舞台だった。12月のナイスストーカーに続き破壊力爆発で大活躍の帯金だが、おなか☆すいたろうがいい仕事をしている。
消失
キューブ
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)
2025/01/18 (土) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/01/31 (金) 13:00
ナイロン2004年の作品を、新しいキャスト・河原雅彦演出で上演する。素晴らしい舞台。笑いもあるけど、怖くて切なくて悲しい物語。(2分押し)55分(17分休み)110分。
とある兄弟がクリスマスパーティの準備をしているが何かおかしく、やってくる人々も何だかおかしい…、の物語。ナイロンによる2004年の初演、2015年の再演も観ているけど、全体の感触は維持されている。加えて、1幕のチャズ(藤井隆)が一寸はしゃぎ過ぎにも思えるのだが、2幕に入ると感触が変わる。変えるための伏線だったようにも思う。ドメスティックな物語かと思わせておいて、ソシアルな話題に繋いで、悲しい構造を見せるあたりの脚本が巧い。役者陣もしっかり演じているが、佐藤仁美がひたする美しい。
かすていら
Team337
赤坂RED/THEATER(東京都)
2025/01/29 (水) ~ 2025/02/02 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/01/29 (水) 19:00
関西を本拠地とするユニットだが初見。「いい話」ではあった。(5分押し)84分。
2016年に、本ユニットが立ち上がる前に上演された作品の再演。とある町の町議会議員の兄を救うため、焼き鳥屋の店長の妹と周囲の人々が奔走する、一種のドタバタを楽しむコメディ。兄と妹の思いの擦れ違いを丁寧に描き、展開も細かいドタバタも面白いのだけれど、感情移入しきれなかったのは何故かと思う。役者陣も悪くはないが、存在感に個々人の差があるように思う。ダンスは余計。場面転換が全て暗転なのも、やや興醒めか。
ニッポン人は亡命する。
うずめ劇場
シアターX(東京都)
2025/01/24 (金) ~ 2025/01/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/01/25 (土) 18:00
ベテラン劇団だが実は初見。厳しい台詞が続く問題提起型演劇かと思う。(前説等で7分押し)120分。
ドイツ大使館に1組の男女が現われ、男がドイツに亡命したいと言い、語り始める、日本の暮らしにくさの数々、…という物語。エンディングはファンタジーにしているが、聞いてて落ち着かない台詞の連鎖で心穏やかではいられない。「明日のハナコ」の話題を中心に教育の問題を語る時間が長いが、全体に通底するものがある。
『幻書奇譚』
ロデオ★座★ヘヴン
新宿眼科画廊(東京都)
2025/01/23 (木) ~ 2025/01/28 (火)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/25 (土) 15:00
2014年初演の作品の再々演。最古の文書を巡る、サスペンス風コメディ。面白い。70分。
とある博物館に集まってきた7人の人物が、一時は紛失したと思われた「世界最古の文書・ナノ文書」を巡って、真偽や、過去の経緯を探るが、…の物語。70分の尺なのに多くの伏線と笑いあり恐れありというバラエティ豊かな展開になっている。途中から、こうじゃないのかな、と思った結末になったのは、ある意味で残念だが、ありそうな物語だった。2014年に同劇団で初演、2018年にも同劇団で再演された作品の再々演だが、同劇団の音野と澤口は同じ役を演じたのだろうか。
緋色、凍レル刻ノ世界、永遠
三栄町LIVE
三栄町LIVE STAGE(東京都)
2025/01/08 (水) ~ 2025/01/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/21 (火) 19:30
吉水母娘が出るCキャストを観た。空間を巧く使った、美しくもコワイ作品。90分。
2015年に、実際の事件をヒントに上演され、2019年に再演した作品の再々演。個人的には初見だが、「くろばらしょうじょじごく」を謳っているので少女性をフィーチャーしつつも社会性ある作品だった。少女が少女を刺殺する、という事件が、15年の時をおいて2回起こった学園で、刑事が関連と謎を探るが…、の物語。空間の狭さを逆手に取って、濃密な関係を描くが、観ていてシンドイ場面もしっかり描き、一種「コワイ」と思わせる舞台だった。風雷坊の吉水恭子・雪乃母娘が出演し、雪乃は軸になる少女をコワイくらいに演じ、恭子はストイックな刑事役で、雪乃・恭子が対峙する場面とかゾクゾクするくらいの迫力を感じた。雪乃が美しい(カワイイではなくて)。
木曜日にはココアを
OWARI NO HAJIMARI
新宿シアタートップス(東京都)
2025/01/18 (土) ~ 2025/01/26 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/20 (月) 19:00
ユニットの旗揚げ公演らしい。小説ベースの「いい話」で、気持ちよく帰れる芝居。108分。
青山美智子の小説を上野知之の脚本で舞台化した。住宅街にあるカフェで働き始めたワタル(奥谷知弘)は木曜日の午後に来てココアを頼む女性「ココアさん」(佐倉初)が気になり、…という物語。カフェを訪ねる様々な人々の群像劇で、関係のないように見えて関係がある、という細かい関わりも楽しい。時間軸も動き、同じシーンを意味を違えて繰り返す等、上野の脚本も巧い。奥谷知弘と岩田有弘によるユニットの旗揚げだそうで、古くから知ってる、うえのやまさおり・今村美乃が出るというので行ったのだが、いいモノを見せてもらった。役者陣はそれぞれの役にフィットしていて、目当ての2人も巧みな関わりを演じる。暗転が多いのは、いかがなものか。
昨日の月
劇団papercraft
彩の国さいたま芸術劇場 小ホール(埼玉県)
2025/01/16 (木) ~ 2025/01/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/01/17 (金) 14:00
初見のユニット。SFチックなダークファンタジーで、役者の巧さは光る。(5分押し)109分。
福田麻由子・加藤貴子が出るというので観に行ったが、感触の良いファンタジー。「終日販売」(と書くのでいいのだろうか)時間を1日単位で販売することが実現してる近未来が舞台。高校2年生の大野歩(名村辰)は同級生の佐藤杏(福田)に案内されて、「昨日」か「明日」を販売する場所に来て大金を得る。気が大きくなった歩はどんどんエスカレートしていって、…の物語。途中から「月の人」の話題が混じってくるあたりから良く分からなくなった。フラットな舞台に大道具を役者が運び入れ場面転換をするあたりもスマートで、役者陣の力量あるところは良く分かる。
『鯨よ!私の手に乗れ』『りぼん』
オフィス3〇〇
本多劇場(東京都)
2025/01/08 (水) ~ 2025/01/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/01/15 (水) 18:00
『りぼん』を観劇。2003年初演作の再々演。素晴らしく感動的。(2分押し)84分(18分休み)90分。
横浜に来た山形(劇中では「山崎」県)からの修学旅行生が出会うさまざまな人を通して、「昭和」を振り替える、的な作品。2003年の青山円形劇場での初演を2ステージ、2007年の吉祥寺シアターでの再演も2ステージ観るほど気に入った作品だが、本作では初演・再演でカットされたシーンも加えたそうで、3時間を超える大作だが、若手のエネルギーとベテランの存在感が見事にマッチした舞台になっていた。渡辺が得意とする音楽劇で、「もういいかい」を聴いた瞬間、ちょっとばかり泣いてしまった。
忘れがたき天使
ACTpath アクトパス
王子小劇場(東京都)
2025/01/10 (金) ~ 2025/01/12 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★
鑑賞日2025/01/10 (金) 18:30
同名のTRPGを舞台化、ということだが、元のTRPGに関して予備知識皆無。物語がしっかりあって、通常の芝居として観られる。120分。
天使の顔が描けず悩む画家の前に、記憶を無くした「天使」が現われるが、…の物語。TRPGを舞台化と言っているけど、元のRPGを知らないので単純にファンタジーとして観たが、物語は分かりやすく一定程度の起伏もあるものの、私のテイストではなかった。舞台美術の丁寧さと見事さ、照明の技術、ムービング等、見応えはあった。
『鯨よ!私の手に乗れ』『りぼん』
オフィス3〇〇
本多劇場(東京都)
2025/01/08 (水) ~ 2025/01/19 (日)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/01/08 (水) 18:00
『鯨…』を観劇。2017年に初演した作品を再演。歳を取るのも悪くないのだ、と思わせる作劇。とても面白い。130分。
渡辺えりが山形に戻って母の介護施設に行ったときのことを誇張した前段から、40年前に解散した劇団の劇団員が皆その施設にいるということにして、40年ぶりの公演を…、の物語。2017年の初演も観劇して見事だと思ったが、いろいろと手を加えての本作も実に見事。歳を取っても上演に懸ける熱意やらを感じさせ、加えて後の世代に引き継ぐ大切さも扱う。渡辺の役を演じた桑原裕子は初演に続いての同役だが、今回の方が渡辺っぽい印象だったのは何故なんだろう。ベテラン女優陣の健在ぶりは感激モノである。
優しい劇団の大恋愛Volume7 妄想特急王子エクスプレス2025〜もう会えない君に会える線!〜
優しい劇団
王子小劇場(東京都)
2025/01/04 (土) ~ 2025/01/04 (土)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2025/01/04 (土) 16:00
名古屋の劇団の面白い試み。役者の力量と熱意で面白い舞台だった。(7分押し)79分。
脚本を予め送っておいて、当日の午前にゲネ、午後と夜に本番の公演、という興味深い試み。既に何回かやっているようだが初めて観た。力量ある役者を集めて、1日だけの公演で役者も力が入ってアツイ舞台が作られていた。作・演出の尾崎優人がフラットで何もない舞台場にいてコントロール。台詞を忘れても手を挙げて尾崎にプロンプタをお願いするというスタイルも、逆に面白く観た。正月早々熱量ある舞台だった。ただし、終盤で使われた2曲が大嫌いだったのが若干の興醒め。
Yes Means Yes
serial number(風琴工房改め)
ザ・スズナリ(東京都)
2025/01/10 (金) ~ 2025/01/20 (月)公演終了
実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2025/01/11 (土) 14:00
性被害の問題を扱った、緊張感ある105分。興味深く観た。
37歳の佳恵(内田慈)は夫のある行動から自分が受けた性被害の過去を回想するが…、という物語。内田の独白、風に芝居は進み、4人の男優が相手役として交互に語り、時に演技するというスタイル。展開は緊張感があり、笑う場面もほぼなく、息を呑んで見守る舞台だった。内田の存在感が強烈だった。普通に役者を使って役割を演じさせたらどうだろうか、と気になっていた。