緑地-ryokuchiの観てきた!クチコミ一覧

41-60件 / 220件中
残念天使と駄目役者

残念天使と駄目役者

NO DAY BUT TODAY IN ACT

シアターブラッツ(東京都)

2021/10/27 (水) ~ 2021/10/31 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

麻衣愛さん、玉川来夢さん出演。

おふたりは初の共演です。そもそも、アイドリング10号小林麻衣愛さんが他のメンバーと舞台で共演するのが初めてです。玉川ちゃんは29号で5期生。2期生の麻衣愛さんの後輩ということになります。もちろん所属期間は重なってませんが。

初日の劇中の日替わりシーンでは、アイドリングをいじるシーンもあり。アフタートークで玉川ちゃんが「センパイー」と。その後も仲良しになったようで、とても嬉しいことです。

公演の数日前に麻衣愛さんから聞きましたが、玉川ちゃんのお顔というか素顔は18号のミシェル未来さんに似てるという印象を持ったそうです。なるほど。

ネタバレBOX

現代の仲間たちが、実は前世で関係していて、その業が続いてる、ということでしょうか。服装からすると古墳時代か飛鳥時代かと。長である主人公は、危機で仲間を頼ることなく死んでしまった。意地を張らずに頼るべきだった、と。現代では過ちを繰り返さず、仲間を頼ることで、物事はうまく進みました。天使はその仲介をしたのかな。

玉川ちゃんの高い実力は折り紙付きですが、そのとおり、力強い演技で天使を見事にこなしました。水曜と土曜に観劇しましたが、その間で髪型を変えるという、さり気ない演出がありました。きっとご本人が工夫したんでしょう。

麻衣愛さんは珍しいダンスシーンが。得意ではないと思ってましたが、なんの、素晴らしかったです。夢麻呂さんとの掛け合いや、城戸崇宏さんへの3連続平手打ちは面白かったです。

玉川ちゃんの天使に対して、女性陣が「触らせて!」といって、胸を触るシーンがあります。最初は意味がよく分かりませんでした。どうやら、天使の胸が大きいという前提があるようです。であればもっと目立たせて、明らかに分かるようにすべきだったと思います。ちなみに私の連れは、終演後も良く分かってませんでした。

実在する自治体である千葉県の多古町が出てきます。スペシャルサンクスに表記がありましたので、公式に協力いただいたようですね。ちなみに登場人物の名前はほぼ全員、千葉県の地名です。

良くない点です。と言っても運営面ですが。チケットの「券種」がたくさんあるのですが、意味がよく分からなかったことです。「DVD2枚組」の意味とか、映画ってなんのことなのかとか、いろいろ。分かりにくいのは不安を招きます。自分も購入は見送りました。

あらためて、舞台のDVDが売り出されているならば、買います。もう一度見たいです。
アキカゼフクカワベ

アキカゼフクカワベ

WHITE WAY

萬劇場(東京都)

2021/12/29 (水) ~ 2021/12/31 (金)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
先日17才を演じられたばかりですが、今回はだいぶ性格の違う29才。メンタルクリニックの先生の治療を受けている、ヒステリックな会社員。新鮮な役どころでした。

ネタバレBOX

現実の震災や事件のことを扱っています。明るい話はありません。必然として、「いい舞台だった」と観客に思ってもらうのは、ハードルが高いです。それだけに基本的な「分かりやすさ」は大事だと思います。

基本の場面は2005年。
現代の2021年がワンシーンはさまり、
2005年の続きに戻ります。
2016年がワンシーンあり、
再度、2005年の続きで、終わります。

それぞれの年は、ステージ後ろに映写して客席に知らせます。表記は西暦です。

劇中のセリフで、事件について話すとき、「平成7年の〜」と。ここだけ元号では分かりにくい、というか多くの人が分からないと思います。統一すべきと思いました。

また、地下鉄サリン事件のことを言っているのであれば、その文言をはっきり示すべきと思いました。少なくとも私の連れは、最後まで分かっていませんでした。皆が東京のことを理解しているわけではない、ということかと。かく言う私も「聖路加病院と言ったから分かるのでは」と思ってしまいましたが、良く考えればエゴですね。知らなきゃ分かるわけないですね。

あとから分かりましたが、いわゆる当日パンフレットのチラシに、いろいろと書いてありました。これを読んでいたら理解度はだいぶ違ったでしょう。しかし開演前の客席はずいぶんと暗く、文字を読もうとは思いませんでした。
舞台『獅子の如く〜戦国湯舟評定〜』厳冬の陣

舞台『獅子の如く〜戦国湯舟評定〜』厳冬の陣

獅子の如く

六行会ホール(東京都)

2021/12/22 (水) ~ 2021/12/27 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

麻衣愛さん出演。
獅子の如くというゲームがあるそうで、その舞台版ということに。
戦国時代ものではよくあることですが、人物の年齢と歴史の年代が合わないです。武田が徳川に強かった頃は、お市の子・お江は生まれたてかそこらのはずで。まあそれはそれで。幅を持たせた方が、いろんな人物を出せますものね。
多数並んでいる女性たちの、誰がどの武将の関係者なのかをちゃんと覚えることで、より楽しめると思います。自分は上演中に、結構頑張って覚えました。この人が浅井長政の妻だけど信長の妹のお市で、この人が明智光秀の子だけど細川家のガラシャで・・と。
麻衣愛さんは予告されていたとおり、武田勝頼の妻である北条夫人。反織田のリーダー的存在で、強くてカッコ良かったです。
忍び役の真田林佳さんが、お顔もコミカルなところも谷澤恵里香さんに似てました。だから何ということはないですが、じっと見てしまいましたね。

ネタバレBOX

三方ヶ原の戦い、第二次信長包囲網のあたり。調べたら北条夫人は10歳にもなっておらず。その後武田勝頼に嫁いで、19歳の若さで亡くなります。
でも麻衣愛さんの演じた北条夫人は、本当に信長包囲網をリードした強さを感じました。
おいてきぼりの桜の園

おいてきぼりの桜の園

gekidanU

アトリエ5-25-6(東京都)

2021/12/09 (木) ~ 2021/12/12 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

持田千妃来さん出演。
初日 木曜夜と、最終日 日曜の朝の2回観劇。家公演というだけあって、ほんとうに家の中で。客席は20のみ。演者さんは当たりそうなくらい近かったです。
初日を観劇してとても気に入りました。ただ、チェーホフの「桜の園」を知ってた方がより楽しめると思いました。そんなわけで土曜に図書館に行って、原作の戯曲と解説本を読破。その上で日曜に観劇したところ、格段に分かりやすくなりました。

前説されたヒガシナオキさんが演者として出た時、その違いようにびっくりしました。いいギャップでしたね。
主役の花奏和音さん、すごくいい声で迫力ありました。方言でまくし立てるシーンはほとんど分かりませんでしたが、それも良し、です。

持田さんの舞台で、ここまで近いのは初めてだったかも。持田さんに限らずですが、あまりの近さにドキドキしましたね。当たってしまうかも、というのもありますが。

ネタバレBOX

家であること、狭いことを存分に活用していました。水も火も食材も本物。蛇口から水を出し、電気ポットに入れて温め、注いだカップから湯気がのぼります。レコードプレーヤーで、丁寧に針を置いてレコードを再生します。携帯電話の着信音はほんとうに演者のカバンから聞こえました。喫煙所のタバコも本物であることは、匂いでわかりました。包丁以外は全部本物だったと思います。
持田さんは17歳の家出少女の役。複雑な事情をもった人が多いシナリオですが、その中でも突出しています。弟が溺れ死んだことなど、チェーホフの「桜の園」の夫人、あるいは娘と重ねているところがあります。
ところどころに出てくる「桜の園」のエピソード。それが物語を深くしつつ複雑にしていました。この複雑さは嫌いじゃないです。よくわからない部分も含めて、良かったです。

座席が狭いので、膝に乗らない荷物は入り口で預ける必要があります。そのことは事前にしつこくSNSなどでアナウンスした方が良いと思いました。眼鏡や防寒具など、人によってはいろいろあるので。
浦安鉄筋家族~子ども大戦争~

浦安鉄筋家族~子ども大戦争~

劇団TEAM-ODAC

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2021/07/10 (土) ~ 2021/07/18 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

後藤郁さん出演。
登場人物が多く、とても勢いのある演目で、楽しかったです。
原作を知らないまま観劇しました。これは知ってからの方が良かったですね。世界観を理解するのに時間がかかりました。主人公たちが小学何年生かは分かりませんが、低学年でしょうか。主人公のお姉さんのボーイフレンドが変な感じなのは、どう解釈すれば良いか悩みました。原作を少しでも知ってから観劇に臨めば、すんなりと入り込めたでしょう。
後藤郁さんは珍しい役柄でした。ご本人の元を知っている身としては、ピッタリとは言いませんが得意になりうる役、と思いました。これまで清楚可憐な役が多かった、というかほとんどでした。さて今回の本番を拝見すると、これぞ後藤ちゃんでした。とても良かったです。

ネタバレBOX

後藤ちゃんの「のり子のおかん」役。夫とともに粗暴な役でした。このタイプは初なので、難しかったのではないかと思いますが、実力をいかんなく発揮してくれました。今後のキャラの幅が広がることを期待します。
グッドモーニング、アイスパーソン

グッドモーニング、アイスパーソン

天才劇団バカバッカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

森田涼花さん、フォンチーさん出演。
2014年の公演です。天才劇団バカバッカさんらしい、人種国籍ジェンダーなど、多様性とその問題を前面に出した脚本です。

舞台は2020年、オリンピックに沸く東京、と。2021年の今から思うと、何というか、不思議なものですね。

バカバッカさんによくあることですが、主人公が誰かは明確ではありません。いろんな人がフィーチャーされます。森田さんはメインのひとり。序盤で別所ユージさんとともに、澄んだ歌声を披露しました。もともと歌が得意ではないと思ってましたが、この当時の森田さんはとても上手になられています。その後の舞台「TARO URASHIMA」などでも歌を披露されてます。

フォンチーさんは木村昴さんとコンビの役で、さすが貫禄のある演技でした。ベトナム人であることを示唆されますが、ストーリーにはあまり関係なかったです。

森田さんとフォンチーさんの共演は、2012年の「おるんと高麗犬」以来2度目だったと思います。その後も期待しましたが、今に至るまでありません。

2021年9月現在、フォンチーさんはテレビドラマで抜擢されて、大事な時期だと思いますが。舞台に戻られることも期待してます。

森田涼花さんは声優に比重を移されてますが、やはり舞台で拝見したいものです。

ネタバレBOX

アイスパーソンのDNAを分析すると1%がクマムシ、と。クマムシは強靭な生命力でたびたび話題になる生き物です。ストーリーにうまく使ったと思いました。もちろん非現実的ですが。

アイスパーソンたちは融解によって目覚めてから、はじめは猿のようだったが、そのうちに人間として記憶を取り戻す。何故か日本語を話す。実は過去の「バス失踪事件」の、日本に住む人たちだった。この辺り、少し混乱しました。2020年の設定でしたね、そう言えば。2014年にバスの事件があったと言うことでした。

2人の未来人が日本語を話すのは、未来のコンピュータが、日本人が発明したもののため。それが森田さん演じる電子工学者の発明した量子コンピュータ。ここ、ちゃんとした理由で説明できているのが良かったです。

鈴樹志保さんと木村飛鳥さんの、それぞれ家族に電話をかけるくだり、泣けました。違う過去に来てしまったので、戻るところが無い。結末はハッピーエンドだったので、きっと元に戻れたのでしょう、良かったです。

木村昴さんとフォンチーさん演じるふたりには、子供が3人いた。これは見事と思いました。子供はひとりだと思い込んでいましたから。

全体として、適度にギャグの入ったらストーリー。バカバッカさんの割に少ないとも言えますが、個人的には、ちょうど良かったです。
クロスフレンズ

クロスフレンズ

LOGOTyPEプロデュース

六行会ホール(東京都)

2021/05/27 (木) ~ 2021/05/30 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
全16曲のリストはネタバレに書きます。
90年代の邦楽でのミュージカル。有名な曲が多く、世代のひとにはぴったりのラインナップです。自分はあまり音楽に詳しくないのですが、半分くらいが知ってる曲、残りが聞いたことがある曲、でした。
主役は橋本愛奈さん。演技を拝見するのは初めて。お歌を拝聴したことはあまりなかったですが、とてもいい声でした。主役にふさわしい方だと思いました。
持田さんはエル少年の役。意外にも少年役は初めてだったようですが、子供らしく可愛くも聡明な役、ぴったりだったと思います。この舞台の3か月後の「シーボルト父子伝」でも少年役でした。背が低いことを活かして、幅広い役をこなせそうですね。
デボラ役の仙葉由季さんは魔女と呼ぶににふさわしい、妖艶さを見事に表現されてました。
そのほかの皆さんも良かったです。歌の威力はすごいものだと、再認識しました。

ネタバレBOX

ミュージカルの歌はすべてJ-POP。物語の舞台はアメリカ。セリフは意図的な「英語の日本語訳」調もあったり。序盤の遠藤瑠香さんの「プロムの服ってどこで仕立てる予定?」のくだりはアメリカのドラマそのまんまで笑ってしまいましたが、おかげで序盤のうちに雰囲気が分かりました。あとは物語にすっかり入り込むことができました。
ジャロの「息子がいた」の件、分かりにくかったので整理。デボラとの子で、2年前に、3才で亡くなった。麻薬に関することが原因と思われる。そのためにジャロは辞める決意をし、デボラを警察に売った、と。
全16曲は以下の通りです。あらためてDVDで確認して調べました。けっこう大変でした。

1. Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜 / YEN TOWN BAND
2. 忘却の空 / SADS
3. Fly high / 浜崎あゆみ
4. そばかす / JUDY AND MARY
5. 晴れたらいいね / Dreams Come True
6. Driver's High / L'Arc〜en〜Ciel
7. 真夏の夜の夢 / 松任谷由実
8. 希望の轍 / サザンオールスターズ
9. There will be love there -愛のある場所- / The brilliant green
10. BE TOGETHER / 鈴木亜美
11. Chase the Chance / 安室奈美恵
12. 1/2 / 川本真琴
13. 今すぐ Kiss Me / LINDBERG
14. Man & Woman / My Little Lover
15. 世界の終わり / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
16. 小さな頃から/ JUDY AND MARY
「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」再演

「シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~」再演

ACTOR'S TRIBE ZIPANG

ブディストホール(東京都)

2021/08/04 (水) ~ 2021/08/09 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
シーボルトというと蘭学、西洋医学、塾を開いて門下生に高野長英、ということを学校で習いました。それくらいの知識でしたが、その子供たちも活躍していたのですね。勉強になりましたし、知ることができて良かったです。

ブディストホールは築地本願寺と一体化している建物内で、階段を上った2階にあります。階段とロビーに、説明のパネルがたくさん展示されていました。2回観劇し、1回目は話の展開にちゃんとついて行けなかったのですが、2回目はパネルをある程度読んで、より楽しむことができました。パネルがあってよかったです。

主人公のハインリッヒの生涯、日本との関わりを追う話でした。ざっくり 外交官→考古学者→外交官 と解釈しました。いろんなことがありすぎて、「え、急に考古学で、貝塚の発掘?」と驚いたりしましたが、ほんとにいろんなことを成し遂げた生涯だったのですね。

アーネスト・サトウ(Ernest Satow)役の竹若さんが飛びぬけて声が大きく、存在感がすごかったです。調べたところ、「サトウ」は日本の姓とは関係ないようですね。ドイツにSatowという地名もあり、ドイツ系の姓として存在するようです。日系と思ってしまいましたが。

持田さんは3役あって、序盤の日本に向かう船上の女性、ハインリッヒの子供時代、アレキサンデルの子供時代。出番は多くありませんでしたが、重要な役だったと思います。持田さんの背格好ならではの配役でしたね。

アレキサンデル役の塩谷瞬さん。舞台ではないですが「魔法のiらんど イケない課外授業」で撮影当時15才だった大川藍さんと共演された方です。そのチャラい先生役のイメージでしたが、今回でかなり見る目が変わりました。良い青年でもあるし、かっこいいミドルでもあります。

ネタバレBOX

伊藤博文のセリフで吉田松陰の辞世の句があったのですが、土曜のマチネでは「朽ちぬとも」のところを「尽きぬとも」と。言い間違いと思います。木曜ソワレでは違和感なかったので、土曜のマチネだけかもしれません。とはいっても伊藤役の福地清さん、とても素晴らしかったです。
商店街グランドリオン

商店街グランドリオン

劇団バルスキッチン

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2021/07/21 (水) ~ 2021/07/25 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

倉田瑠夏さん出演。
シアターグリーンの前の道、きれいになりましたね。
バルスキッチンさんの舞台観劇は2本目ですが、聞くところによるといつもコメディ満載で、笑いが絶えないとか。確かに前回「どぎまぎメモリアル」、そうでした。今回、同じく楽しかったです。しつこいくらい繰り返すギャグも、不思議なほどにちょうど良く。
前説でズドンさんがおっしゃっていましたが、一本道の分かりやすい話の中に、沢山の笑いを詰めている感じでした。
ズドンさんは先日の「菅生ゼミ休講のお知らせ」でゲスト出演された時に初めて拝見しました。お笑い芸人さんかな、と思いましたがこちらの劇団員さんだったのですね。

ネタバレBOX

倉田さんと少しお話させていただきました。こんなカッコいい役は初めて、ということで見解が一致しました。あとご本人は「セクシー」と。思い起こせば2011年、まだ中学生の初舞台「Stranger than Paradise」。当時の演技はさすがにそれなりだったのですが。隔世の感というか、感慨深いとはこのことですね。
ヒロインの遠藤瑠香さんは、たまたまですが、たくさん拝見してます。今回は高校出たての役なので19歳くらいですかね。まったく違和感なく。過去の出演では、なんと言っても「タイラー×2」が素晴らしかったです。男性の役、かっこよく演じておられました。
大野清志さんもたくさん拝見しています。今回もイケメンならではの、実はカッコ悪いというギャップで楽しませていただきました。過去に好演された「ゴーストライターズ」をもう一度、大野さんで観られることを願ってます。

今回の上演で悪い点をひとつ。老女に対して、悪者側ではないところから「○○○」と呼ぶのは、気持ち良いものではありません。やめた方が良いと思います。
ガールズトーク☆アパートメント 2020Ver.

ガールズトーク☆アパートメント 2020Ver.

UDA☆MAP

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2021/06/16 (水) ~ 2021/06/21 (月)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
この演目はシリーズものなのですね。2010年、2015年があって、今回が3回目のようです。過去のは拝見していませんが、きっと、宇田川美樹さんが同じ役をされたのでしょう。楽しいシェアハウスの様子が目に浮かびます。

2010年の初演の公開情報によると、シェアハウスは「祖師ヶ谷大蔵辺りの、2階建て5LDK」とのことです。部屋数より人数が多いので、相部屋なのですね。

大橋頼さんはどこかで拝見したな・・・と。この4月に観劇した「みく×ぶれ」の漫画家さん役で、熱演されてました。

宇田川美樹さんはホットポットクッキングの「失神タイムスリドル」以来、何度も拝見しています。コミカルな役が多い印象ですが、今回はさらにコミカルで楽しかったです。

ネタバレBOX

舞台の前面に全面のアクリル板。最近見た中で最も強固なガードでした。見るところによっては歪むところがありますが、ほぼ大丈夫です。

今は2021年も半ばなのにタイトルの「2020」はなぜなんだろうと思っていました。コロナ禍の話なのですね、なるほど。去年から数々の舞台を見ましたが、直接的にコロナ禍を取り上げたのは初めてです。

座席に置かれた資料によると、四季に分かれていてそれぞれに主人公がいることが分かります。自分はたまたま、事前に見ませんでした。なので、目当ての持田さんがなかなか出てこないな・・・と心配してしまいました。4つめの「冬」では主役で、がっつり出演でした。

今回の役はスーツ姿でバリバリ働くキャリアウーマン。今までなかった役です。怒りで興奮すると新潟弁になるのが面白かったです。ほとんど分かりませんでしたが。ご本人もネット配信でおっしゃっていましたが、知らない言葉が多かったとのこと。

新潟弁といえば、めぞん一刻の五代のおばあちゃんの言葉を思い出します。「可愛い」を「いとしげ」と言うそうですね。
遠慮ガチナ殺人鬼

遠慮ガチナ殺人鬼

企画演劇集団ボクラ団義

ザ・ポケット(東京都)

2019/01/09 (水) ~ 2019/01/20 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

目当ての役者さんとくになし。
こちらは2019年1月の公演。ボクラ団義さんによる再演になります。前回は2013年4月。森田涼花さん目当ての観劇でしたが、とても気に入ったので、再演したら絶対見ようと思ってました。
前回は沖野晃司さんが急病によって直前で降板し、添田翔太さんが手帳を見ながらの演技で代役をつとめられました。刑事役なので違和感もなく、添田さんの堂々とした演技もあって、結果として素晴らしいものになったことを覚えています。
今回は沖野さん刑事役のリベンジということで、どうなるのかなと思っていました。手帳を見ることなく、見事にリベンジを果たしました。手帳を見ることが予定されたものではなかった、ということが6年越しに分かりました。

ネタバレBOX

「私が殺した」の理由でよく考えるとおかしなものもありますが、それはそれとして。
序盤から後ろに存在していた壺が、いつの間にか消えている。空気中に散らばったということ。それによって密室の人たちが全員死ぬことになる。個人的にはとても気に入っています。すばらしいシナリオだと思います。
今回一緒に観劇した連れは、壺が消えた、ということがよく分からなかったようです。ということはオチのインパクトが伝わらなかったということで。そういう人もいるのですね。
しかしそういう人がいないように、分かりやすくすることが大事、ということでもあります。
王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

新ロイヤル大衆舎

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場(神奈川県)

2021/05/15 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。3部作の最後、第3部。
大阪公演の中止が決まったことは残念です。神奈川公演は無事に千秋楽を迎えましたが、東京だったらどうなっていたかな・・・。

第1部は明治末から大正、第2部は大正から昭和。そして第3部は昭和13年から。この3部構成は丁度よいというか、良い構成ですね。自分は第2部と第3部の観劇ですが、第1部は図書館で原作=戯曲を読みました。読んでいると、観ていない第1部の上演の様子が鮮やかに浮かび上がりました。これまでの観劇では、原作を読むということはあまりしなかったのですが、けっこう楽しいものですね。

この舞台はアンサンブル的な演者さんはいなくて、皆さんが兼任されています。「あれ、同じ人が出てきたぞ」と考えてしまうことがありますが、それも良いというか、ある意味得した気分です。目当ての役者さんの、より多くの演技を観ることができます。

ネタバレBOX

最初の鉄道事故で弟子の松島が死んでしまうこと、初演で観たときは衝撃でした。このあとどれだけ辛く悲しい物語になるのか・・・と心配したものです。
さらに弟子の森川も戦争に駆り出され。長女の玉枝は遠くに行ってしまい。しかしそれぞれ戻って来ます。ほっとしました。

演者さんの兼任がけっこう面白いです。2部で後援会会長だった櫻井さんは大垣駅の助役、弟子の松島だった武谷さんは君子の最初の結婚相手、など。君子役の森田さんも、冒頭の大垣駅のシーンでは駅員の役で。大きな声で電話してました。
菊岡博士役の大堀こういちさんは、正装の同じ姿のまま、宮田の妻、君子の子といった、見るからに違和感がある役を、不思議と違和感なくみごとに、面白く演じられていました。

森田さん演じる君子は、相思相愛の森川と再婚することになる。坂田三吉の人生は最高だったと、晴れやかに拍手を送れる終わり方でした。
王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

王将【大阪公演中止 動画配信&緊急YouTubeライブ】

新ロイヤル大衆舎

KAAT神奈川芸術劇場 アトリウム特設劇場(神奈川県)

2021/05/15 (土) ~ 2021/06/06 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

森田涼花さん出演。3部作の第2部。
特設会場には驚きました。舞台袖が会場外から見えるところにあり、あえて幕で覆ったりもしていません。これも演出の一部だそうです。
上も、ある程度布で隠していますが完全ではないので、エスカレーターの踊り場から客席が見えます。上の方の階では別のイベント会場があり、それが終わるタイミングには、ざわざわと声が入ってきます。これは少し気になりましたが、オープンな雰囲気の良さがそれを上回りました。
演目は有名な戯曲で、劇団としては4年前の再演になります。初演では下北沢の小劇場楽園というとても小さな会場で、3部合わせて35回もありながら激しいチケット争奪戦でした。今回の特設会場は170席ほど、38回。さらに大阪公演9回。チケット取りは苦労しませんでした。
この舞台はひとりで何役もこなします。森田さんは次女の君子役ですが、2部では三吉の弟子や芸妓も演じます。これは分かりやすいのですが・・。
あとはネタバレにて。

ネタバレBOX

世話人・西村役の荒谷清水さんが後から出てきた時、観る方は「あの西村だ」と思います。しかしどうやら別人を演技しているようなのです。これは良く分からず、混乱しました。ちなみに、役者さんは違いますが初演でも同じでした。
森田さんの君子役。2部3部は坂田三吉と次女の君子の物語と言っても過言ではなく。とても良い役です。
今年29になる森田さん。15の頃からから見てますが、若い役も昔と変わらず、見事なものです。

そう言えば、面白いシーンがありました。三吉が飛び出して宮田が追いかけるシーン。舞台を飛び出し、さらに建物を飛び出します。舞台を降りるとき、ちゃんとマスクをつけます。建物の外は一般の人が座る椅子やテーブルがあるところ。そのシーンの前に、その辺りの人に「もうすぐ演者が飛び出して来ますがびっくりしないで」と注意があります。この舞台セットならではの、楽しいシーンでした。
舞台『菅生ゼミ休講のお知らせ-再々演-』

舞台『菅生ゼミ休講のお知らせ-再々演-』

【菅生ゼミ休講のお知らせ】製作委員会

新宿スターフィールド(東京都)

2021/03/31 (水) ~ 2021/04/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。Cチームを観劇。
再再演ということで題名に「3期」がつきました。持田さんは再演の前回では桃瀬役でしたが、今回は青木役。まったく違う性格、どちらも良かったですが、青木役のほうが合っているように思いました。
今回の桃瀬役は花梨さん。いわゆる不思議ちゃんの役、予想通り、ぴったりでした。
Cチームは計6公演で、1,2,3,6回目の計4公演を観劇しました。毎回楽しかったです。

ネタバレBOX

演者の皆さんは靴裏に絵の具をつけて演技します。基本的に各自を象徴する色で、青木役は青、黄田役は黄色、という感じです。
床に敷かれた大きな2枚の布には、演目が進むにつれて靴によってさまざまな色が付けられていきます。赤、黄、橙、緑、青、桃、紫の7色かな。
茶色と黒は特別で、最後の仕上げのときにだけ使われました。茶色は木の根元の土を表現、黒は全体のサイン「Sugaizemi」の文字として。
そして2枚の布をつなげて、ひとつの絵が完成します。公演ごとにできあがる作品はお見事でした。
青と紫の手形は、蝶を表現していると解釈しました。

電気のビリビリペンのシーン、1回くらい本物でやって欲しかったです。盛り上がったと思います。
みんなが手をつないで電気ショックを受けるシーン。電気が波のように伝わってショックを受ける演技でしたが、残念ながら不自然でした。本当に電気ならば同時なので。これも1回本物でやったら良かったと思います。とても盛り上がったに違いありません。

Cチーム2回目の公演だったと思いますが、桃瀬役の花梨さん「名古屋でネイルサロン」に対して紫水役の詩えりさん「なんで神戸?」という、変なところがありました。台本では神戸ですが、なぜかこの回だけ名古屋と。
鏡ニ映ラナイ女 記憶ニ残ラナイ男

鏡ニ映ラナイ女 記憶ニ残ラナイ男

企画演劇集団ボクラ団義

あうるすぽっと(東京都)

2021/04/07 (水) ~ 2021/04/11 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

目当ての演者さん特になし。
それでも複数回観劇しました。それくらい好きな演目の、待望の再演です。
9年前の初演では桜田聖子さんが見事に演じた主役、今回は片山陽加さん。雰囲気はけっこう違いますが、どちらも良かったです。
劇団員の方々は前回と同じ役が多かったですね。沖野さんは前回と雰囲気が変わらない印象でした。そう思うと、9年前はとても若かったのに、あの演技はすごかったのだとあらためて。
平山さんは前回は姉、今回は妹。若くなるというのも驚きです。
2人1役、3人1役という複雑な配役。それを分かりやすく見せるのは難しいと思います。私の連れは初見でしたので、複雑だから人物をしっかり覚えながら見るよう、あらかじめ伝えておきました。そのおかげか、一回で理解したようです。僕が初見の時は理解に二回必要でした。
衝撃の展開。自分はもちろん知っていますが、何度見ても良いです。

ネタバレBOX

初演のチラシにはこうありました。「最初に言っておきます。これは美談や深い話、泣けるようないい話ではありません」。まさにその通りで、そこにこの舞台の売りはありません。
ひとつのシーンで3つの事件を同時に見せる。ひとりの役の3人が同時に嘆き、叫ぶ。・・・字で書いても伝わらないですかね。ここに凄さがありました。
たかだか十年かそこら経過の場面転換でわざわざ役者を変えるのはなぜだろう、と思っていると・・・おお、なるほど、と。このためか!となります。
ストーリーは感動ではなく凄惨なもので、誰も救われませんが、後味が悪いということはなく。見事にまとめて、観る側に別の意味の感動を与えてくれました。
みく×ぶれ ~Mixed×Blessing~

みく×ぶれ ~Mixed×Blessing~

萬腹企画

d-倉庫(東京都)

2021/03/31 (水) ~ 2021/04/04 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

倉田瑠夏さん出演。
劇場の「d-倉庫」は初めて行きましたが、いいところですね。外から見ると倉庫のようで。2階から入る と広いロビーがあって。立地もいいですし。とても気に入りました。
萬腹企画さん得意の、コメディ満載のファンタジー。今回も場内は笑いに包まれていました。
クオ役の碧さやかさんは舞台「怨霊撲滅屋」での「わきまえなさい!」というかっこいいセリフが印象的で した。今回は倉田さんといい感じのペアを演じたと思います。

ネタバレBOX

公開されているあらすじを見ると分かりますが、2年前の舞台「カエデソウ」の事実上の再演です。前回は劇団SUTTHINEEさん主催でしたが、脚本・演出は同じ平康臣さんでした。
アパートの大家さんが、前回は舞葉のお姉さん、今回はおじさん。大きな違いはそれくらいかな。今回のおじさんが、平さん。ぴったりでした。
ゲキドル the STAGE

ゲキドル the STAGE

オッドエンタテインメント

シアターサンモール(東京都)

2021/03/03 (水) ~ 2021/03/07 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
アニメ版がテレビで毎週放送中のところでスケジュールされた舞台。放送は終盤のクライマックスに向かっていくところで、まだ謎が解けていない、ちょうどいいところでの公演だったと思います。
アニメ版ではライバル劇団(SMT)に所属するメンバーはほとんど出てこないですが、舞台版はで、自劇団(アリスインシアター)と同じくらいの数のメンバーをフィーチャーしていました。
それが効いてくるのが劇中劇の「アリスインデッドリースクール」で。これはもう、お見事と言うしかない、みごとな演出でした。
初日に見た後に私もツイートしましたが、「アリスインデッドリースクール」を知っているかどうかでかなり違います。観ておいたほうがずっと楽しめます。Youtubeで2016年の「アリスインデッドリースクール PARADOX」が期間限定公開されていますので、今からでもおすすめです。
持田さんは「アリスインデッドリースクール」シリーズにこれまで3回出演されていて、すべて異なる役でした。今回の劇中劇でもまた異なる役で。そこも楽しいポイントでした。
ドール役の伊藤優衣さんは、2014年の「POLYMPIC TOKYO!」で都知事の娘(=2代目かえでお姉さん)を演じた方ですね。7年ぶりに拝見しましたが、相変わらずの高い演技力で、よかったです。

ネタバレBOX

劇中劇は2つの劇団が平行して演技します。主に舞台の下と上で。メインの百村信子と墨尾優以外は、片方だけが配役されていて、交互に掛け合います。クライマックスが近づくといつの間にか合体して演技しています。これは見事だと思いました。
「アリスインデッドリースクール」の名シーンのピックアップというかオンパレードで、何度も観劇しているファンとしては感動ものでした。
持田さんは劇中劇で百村信子の役。主役の墨尾優と並ぶ、とても重要な役です。是非見たいと思っていた役でした。期待通り、素晴らしかったです。
舞台『菅生ゼミ休講のお知らせ』

舞台『菅生ゼミ休講のお知らせ』

【菅生ゼミ休講のお知らせ】製作委員会

新宿スターフィールド(東京都)

2019/11/01 (金) ~ 2019/11/05 (火)公演終了

満足度★★★★

持田千妃来さん出演。
A組を観劇。うみぐちうみ さんが掃除の人で、宇敷浩志さんが生徒役の回。
うみぐちさんは何度も拝見している方。いわゆるおばちゃん役が得意で、とても安定感があります。「BADASS PSY-KICKS!」という舞台で演じた緑の都知事役はお見事でした。
今回最も印象に残ったのは宇敷さん。帰り際に「いちばん良かったですよ」とお伝えできました。「ファントム・チューニング外伝」という舞台で鬼の役を拝見しましたが、メイクが濃くて素顔が分からずでした。今回ちゃんと見れて良かったです。
この公演は再演で、さらに再再演も控えています。そのことからも評判の良さが分かります。9人の生徒それぞれに特徴があって、それぞれのエピソードを交えて、楽しかったです。
持田さんは珍しく「不思議ちゃん」役で。ご自身も初めてだとおっしゃってました。新鮮でした。

ネタバレBOX

「すがい」と読む「菅生」。何故「すごう」でなく「菅井」でもないのか。理由はアフタートークで分かりました。なるほど、と。
 ゴジラ 

 ゴジラ 

“STRAYDOG”

新宿シアターモリエール(東京都)

2011/09/30 (金) ~ 2011/10/02 (日)公演終了

満足度★★★★

外岡えりかさん、長野せりなさん出演。
Bチームを観劇。9年以上前になります。
有名な戯曲、演目ですよね。アマチュアの舞台で、ゴジラをフランケンシュタインに変えたのを観たことがありますが、プロの舞台で観たのは初めてでした。
straydogさんならではの、ギャグの詰まった楽しい舞台でした。当時流行っていたKARAの「ミスター」、小泉今日子の歌、ゴジラの曲はもちろんモスラの歌など、音楽をいろいろ使って演出していました。いい感じでした。
巨大なゴジラがどうやって家にいる家族と会話しているんだろうとか、不思議なことはありますが、見ていると気にならなくなりました。
考えてみたら、これは舞台ならではですね。家を踏みつぶすほど巨大なのに、家の中で座って会話します。ゴジラ役の加藤慶祐さん、まったく違和感ありませんでした。
外岡えりかさんは、持ち味の可憐さを発揮してたと思います。当時は20歳でしたか、時の経つのは早いもので。
長野せりなさんは当時17歳、数少ない舞台出演で。日替わりゲスト的なものを除くと、7歳の時に出た「オイディプス王」以来。妹2人のうちひとりの役で、ガヤ的なものですが、セリフはけっこうあったと記憶しています。
なお、伊藤祐奈さんはAチームで非番でしたが、住吉真理子さんが木村カエラ「バタフライ」を披露したときに、バックダンサーで出てました。

ネタバレBOX

外岡さんが序盤で客席の人の頭で花を摘むところ、びっくりしました。面白かったです。
重松隆志さんのモスラのくだりがとても良かったです。その連れ合いであるピグモンの住吉真理子さん。いつも素敵な歌声です。当時のstraydogさんの舞台は、住吉さんの歌が楽しみでもありました。
最後はどうなったかな、そこはメモしておらず、よく覚えていません。思い出すために、原作を探して読んでみようと思います。
Mum

Mum

Reading Bitter

jagaimo劇場(東京都)

2021/01/09 (土) ~ 2021/01/10 (日)公演終了

満足度★★★

持田千妃来さん出演。
初日の3公演(朧月、霞月、幽月)をそれぞれ観劇。持田さんは唯一、役を替えて全公演に出演。2公演に出る演者さんも何人か。1公演の出演者は9人で、メインどころは5人ほど。
朗読劇はともすれば眠気を誘ってしまい、難しいところがあります。演者の力では限界があり、飽きさせないシナリオがとても大事です。この演目はストーリーの抑揚がうまくできていて、60分の間飽きさせないことに成功していると思いました。
演者さんのスタイルかも知れませんが、台本にずっと目を落としている人と、時々顔を上げる人がいます。顔を上げる方が印象が良いです。川代慶一郎さんは良かったと思います。
劇場は席数からすると30人収容で、それぞれ観客は8人、9人、10人でした。
脚本・演出の方が公演の後説などで話されました。初々しい方だと思いましたが、まさか中学生だとは。千歳ゆずさん、すごいですね。
持田さん含めてヒロインのフリージアを演じた3人の方。それぞれ、特徴のあるアニメ声を披露されてました。こんなに違う声が出せるんだと感心しました。

ネタバレBOX

お墓には、赤い菊が供えられてたのでしょうか。3回観劇して、やっと分かったような気がします。演劇であればもっと分かりやすいでしょう。朗読劇は難しいですね。
最後のシーン、スモークを出す音がはっきり聞こえすぎでした。これも静かな朗読劇ならではかも知れません。

このページのQRコードです。

拡大