みちこのみたせかい
アリスインプロジェクト
新宿村LIVE(東京都)
2016/05/05 (木) ~ 2016/05/08 (日)公演終了
満足度★★★★
非常にチャレンジングな演目と内容で驚きました。
良い意味で全然アリスインプロジェクトさんらしくない。
大きな事件が起きない、というか外側に対して発信していく作品ではなく、
人間の内側に、内面に、記憶や感覚に対して掘り進めて様な作品で、
若い女の子達だけで演じられるには、大人な作品でした。
笑いもほとんど起こらない…やはり凄いチャレンジングでした。
何度か出てくる小説の書き出しの独白みたいなのが良かったです。
誰かの書く小説、日記、手紙を読んでいる気分。
1人の主人公の内面を、丁寧に繊細にスケッチする様に描かれていて、
触れたら壊れてしまう様な独特の世界観。
主演の古橋舞悠さんが抜群に良かったのを最後に記します。
島へ。
GENKI Produce
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2016/08/30 (火) ~ 2016/09/04 (日)公演終了
満足度★★★★
閉鎖空間、ある島での出来事。
表面上は明るかったり、未来ある希望に満ちた感じなのに、
何故か全員が何かを隠している、それを笑顔や明るさで表面を覆って隠している。
誰もが仮面を着けて、心を見せていない様な感覚。
結果的にその受けた印象は作者の意図にまんまと嵌められた感じでした。
コメディ要素も多いのですが、ホラー要素も入り印象的な作品でした。
実社会にもこういう世界があるかも?という示唆もあり、
別の部分でも置き換えられる様な感覚も多く、楽しめました。
終盤に、ある登場人物の話す言葉が「騒音によって掻き消される」という演出があり、
凄く気になって台本まで買ったのですが、それも結局明記されておらず、
時間が経った今でもあそこが何を話していたのか気になっていたりします(笑)
今でもDVDで観られる作品ですよ。
舞台『スペーストラベロイド』
合同会社シザーブリッツ
上野ストアハウス(東京都)
2018/10/02 (火) ~ 2018/10/08 (月)公演終了
満足度★★★
千穐楽を観劇。
普通に楽しめました、普通に。
ところが客席ではきっとリピーターさんが多かったのか、
笑うポイントでの盛り上がりが非常に大きく…恐らく2.5次元の役者の方だと思いますが、
その方の言動に対しての客席の盛り上がりが私のテンションを遥かに上回っており、
正直途中から付いていけなくなりました。
また…これはもう書きますが《舞台が始まる前から》客席で女の子達が
「○○くんに恥をかかせちゃダメだから、千穐楽だしスタオベしようね?」と確認し合っていて、
そんなテイストの作品じゃないのカーテンコールで立ち始めました。
開演前の会話が聴こえていたので、このスタオベは賛辞の拍手の為のものではなく、
その「○○くんに立っている私に気付いて欲しい」という行動にしか見えませんでした。
以前聞いた「客が観に行くのではなく、観られに行ったら終わり」という言葉が過ぎりました。
生涯で初めてスタオベ状態の客席で立ち上がれませんでした…
もう一度言いますが、普通に楽しめる作品でした。
でも、どうしてもそうでない部分が頭にこびり付いています。
びぼうの城、落ちず
劇団一世一代時代組
シアター代官山(東京都)
2018/11/08 (木) ~ 2018/11/11 (日)公演終了
満足度★★
非常に不思議な、掴みどころの少ない作品でした。
シリアスに描いているのかと思ったら、前後の流れをぶった切り唐突にマジックが組み込まれたり、
笑わせたいのか、泣かせたいのか、場面の意図が分かり辛かったり…
実際の忍者の方が出ていらしたり、個々に輝いている出演者の方はいたのですが、何と言うか…
「ソリストばかりが各々に得意分野をこなして、全体としてはシンフォニーになっていなかった」感じ。
私は残念ながら作品に上手く入り込めませんでした…すみません。
半神
hanshin-stage 2018
天王洲 銀河劇場(東京都)
2018/07/11 (水) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
満足度★★★★
桜井玲香さん、藤間爽子さんダブル主演での作品。
結合性双生児である事から生じる究極の近親憎悪(この作品に関しては同属嫌悪とは違う)
から、人間の根底に眠る憎悪の感情を見事に描いていた。
双子の姉妹であるものの「女性同士」だからこそ生じる嫉妬心なども、見事に描かれていた様に思う。
また演出の中屋敷法仁さんに関しても、以前拝見した文豪ストレイドッグスの時よりも、
本作の方がご自身の味を存分に発揮されていた様に思う。
ご自身の団体、柿喰う客の演出に近いというか、
奥行きに加えて、縦への流れる様な動き(元々舞台セット自体がそう組まれていた)など、
またトランプを使ったちょっとした動きでの表現など見所が多かった様に思う。
キリキリとピリピリと鋭利な表現と、ノホホンとした場面との対比なども非常に面白かった。
漫劇‼︎ 手塚治虫 第四巻
HAT
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2017/02/15 (水) ~ 2017/02/19 (日)公演終了
満足度★★
正直言って非常に残念でした。
演出の工藤龍生さんはかなり以前から存じ上げていますが、
もっと狭い劇場でやられていた演出方法からのスケールが変わっていなくて、
役者さんの無駄遣い、舞台面の広さの無駄遣いを感じてしまってとても残念でした。
主演の上田堪大さんだけでなく、図師光博さんや緑川睦さんなど、
面白く出来そうな達者な人もいたのですが、活きていない様に感じました。
唯一ピノコ役の野口真緒さんがとても可愛らしく観られたので、なんとか星は2つにさせて頂きます。ごめんなさい。
残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』
ネルケプランニング
【閉館】AiiA 2.5 Theater Tokyo(東京都)
2015/12/18 (金) ~ 2015/12/27 (日)公演終了
満足度★★★
血しぶきが飛ぶ!飛び散る!そして鮮血に染まる白い服…
AiiA2.5の広い舞台をシッカリと活かして同時多発的に魅力ある役者さん達が暴れまわっていました。
物凄いエネルギーとパワーを感じました。
残忍な世界において、少年時代に持つ危うい偏った思想。
それにドップリと傾倒していく心理状態などが胸に迫ってくる様でした。
原作を知らなくても圧倒される世界でした。
saigoノbansan(2016)
劇団TEAM-ODAC
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2016/03/16 (水) ~ 2016/03/20 (日)公演終了
満足度★★★★
世界は荒廃し、心も荒れている。
そんな中でも新たな生命を宿し愛し合う者たち。
子供達は純粋、無垢に、健気に生きているが、そこはとても平和な世界とは言えなかった…
榊原徹士さんに尽きる。
ここまで徹底的な悪役で、しかも最後まで悪に徹した役は、
なかなか観られないと思いました。手加減無し。
終演後も耳にあの甲高い笑い声が残っている様でした。
1つの舞台であそこまで荒廃した世界観をセットを含めて描ける力量に驚きました。
主題歌を歌われ、無邪気な子役を演じられていた若林倫香さんも印象的でした。
うみがめくれる -inversion-
fragment edge
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2016/08/03 (水) ~ 2016/08/07 (日)公演終了
満足度★★
自分にはこういう百合的な舞台は合わないんだな、と思った最初の作品。
淡乃晶さんの作品はその後も拝見しているが、正直どう観れば良いのかが掴めない事が多い。
ただし世界観は作品名の通り「海の中を漂う」様で、美しく淡い世界が広がっていました。
青い、透明感と純白で潔白な世界。
ある年齢までの女の子にしか持ち得ない脆さと儚さを持った危うい世界。
他の方の作品では似た感じのものをなかなか拝見しないので、
その意味では非常に独特の世界でドップリと楽しめる方もきっといらっしゃると思います。
「ロストマンブルース」
SANETTY Produce
テアトルBONBON(東京都)
2016/12/20 (火) ~ 2016/12/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
『この作品の1つの完成形』を観た気がしました。
前回の再演バージョンだと若過ぎる様に感じた主人公を、夢麻呂さんが演じた事で、
この作品が本来描かれるべき姿に近いものになった気がしました。
前回の栗生みなさんが歌われていた役を今作は若林倫香さんが演じられていましたが、
透明感もあり甲乙付けがたい高レベルでの役を魅せてもらえました。
そしてMVPは椎名亜音さん!抜群でした。
夢麻呂さんとお話させて頂いた時に、ふと私が
『この作品はもしかして奥さんの方が主人公な気がするんです』と伝えると、
凄く納得して頂けた気がします。
『椎名さんが素晴らしくて』と言うとそれも納得頂けました。
奥さんが主人公の感情を受けてどんな心の動きをするのか。
それがこの作品の最も注目点と思いましたし、間違いなく椎名亜音さんの演技は、
満点だったと思います。素晴らしかったです。
ロストマンブルース
SANETTY Produce
笹塚ファクトリー(東京都)
2015/05/26 (火) ~ 2015/05/31 (日)公演終了
満足度★★★★
好きだなぁ~この作品が持つ独特の雰囲気。
とあるバーで起こる奇跡。
作品のタネは久保田さんらしさが満点の気がします。
1つの事をやりたいが為に、壮大な仕掛けが動き出します。
その理由や人物達の感情の動きを考えると、自然と涙が溢れます。
ただ、実は当時から『この作品の主演を演じるには、沖野さんは若過ぎる気がする』という思いが
どうしてもありました。沖野さんが良い悪いではなく、どうしても年齢が合わない。
そして2016年バージョン、夢麻呂さんのバージョンを観て『ああ、こっちだ』と思えました。
沖野さん主演の今作には何の不満もありませんでしたが、その点だけをどうしても-1点させて頂きます。
AFFECTION
Cooch
ザ・ポケット(東京都)
2017/01/18 (水) ~ 2017/01/22 (日)公演終了
満足度★★★★
会場に入るとドンっと中央にそそり立つ左手のオブジェ。
「左手」はイスラム教やヒンズー教では「不浄の手」と言われる手。
それが何かを示唆している様なインパクト。
作品は日本、アメリカ、シリアという3場面を交互に描き、
それぞれが絶妙にリンクしながら、それぞれが異世界に存在する様に描かれていく。
日本では平和の世界で描かれる恋愛の多様な形。
アメリカでは無機質に、世界を動かしているのは我々だという政治的な面を。
そしてシリアの場面では戦争や命について考えさせられる場面が、それぞれ描かれていました。
個人的にチェロの生演奏で歌われた馬馬ゆのんさんのラップ、ポエトリーリーディングの
作品名と同じ「AFFECTION」が非常に印象的でした。
最後にカーテンコールが終わっても、舞台上に死体役が倒れていて、
ずっと「在り続ける」というのが強烈なメッセージだと思いました。
アイスベリーバグ
ぐりむの法則
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2018/09/07 (金) ~ 2018/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
さぁ!えのもとぐりむさんの作品だ!!!
・・・ア、、レ???
って感じでした。えのもとさん臭の少ない、良くも悪くもクセの無い作品と思いました。
舞台を見慣れている自分にとっては「雰囲気を作って無難にそれっぽく作ったかな…」という感じ。
ただし、仕方ない感じもしています。
恐らくメインの宮迫さんなど、お忙しい方が多い作品だったので、
稽古時間の確保が難しかったりで、そもそも作品の幅、深さ的な表現の点で
限界があったのかな?と思います。
きっと、えのもとさんも苦心されたのでしょう。
宮迫さん、北原さんのメインどころお二人も十分に雰囲気を作っていましたが、
松田大輔さんと近藤芳正さんのお二人が個人的には良い締まった空気を作られていたなと思いました。
有名な方々を生で、間近に観られる事にお金を払っていると解釈すれば、十分に楽しめる時間でした。
ソラリネのユメvo.17「りふらいと」
ソラリネ。
新宿眼科画廊(東京都)
2017/09/01 (金) ~ 2017/09/06 (水)公演終了
満足度★★★
『ぷるーふ』側を観劇。
一見仲の良い、穏やかなサークルのメンバー達。
先輩、後輩達が合宿についての話し合いを行う。
何気ない日常の一場面、かと思いきや段々とズレを感じる主人公。
それまで常識だと思っていた常識が崩れていく、アレ?現実ってこんな感じだったっけ?
みんな建前で、表面的には先生、生徒、先輩、後輩、それぞれの役割の皮を被って生きていて、
何となく取り繕って良い感じにしていただけなのかも知れない。
それまで「確か」に見えた現実が、実は脆くて手から砂がこぼれる様に消えていく。。。
何気ない会話劇の様に見えて、現実の色んな場面に当て嵌まる様な人間の深層心理を抉り出す様な作品でした。
純粋に面白かったですが、作品のサイズ感として3点満点くらいの作品と思うので、3点を付けておきます。
心臓が濡れる
劇団た組
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2018/07/05 (木) ~ 2018/07/16 (月)公演終了
満足度★★★
冒頭から大音量の衝撃波が襲ってきて、心臓の鼓動が早くなる。
常に漂うただならぬ緊張感。
演出家の加藤拓也さんの過去作品にもあった「嘔吐」などを見せる事による超現実。
また劇場を水浸しにするリアリティと観客にも巻き込まれている様な感覚。
その水を浴び「痒くなる」というシンプルながら、観客にも同様の発作が連鎖しそうな表現は、
相変わらず他の劇団さんなどの作品には類似した作品は無く、
その感覚がクセになって「加藤作品を観たい!」「もっとやってくれ!」という感覚になる事実。
ただし今作に関しては劇場が暗過ぎて、作品にリアリティを求めるのも分かるが、
舞台を観慣れている私にとっても、具体的に「何が起こっているのか」を把握するのが
ところどころで非常に難しかったのが残念。
その結果、役者さん達の細かい表情や演技なども追う事が出来ず、少し漠然としてしまった気がする。
3方向から舞台が観られ、私の観劇回では他の列の最前列にお母さんと小さな女の子の2人組がいたが、
終始、その小さな女の子がお母さんにしがみついてこの惨劇を「目撃」して怯えてたが、
トラウマにならないか、ふと心配になるレベルであった。
心地の悪さ、を極めた作品とも言えるかも知れないが、作品を観ていて心地の良いものではなかったのが事実。
「恐怖を実体験させる」その意味では本作は成功していたと思う。
今後も加藤拓也さんにはこの手の手法を極めていって欲しいと願っているし、
周りの方達にも紹介していきたいと思っている。
十二階のカムパネルラ
シアターキューブリック
浅草九劇(東京都)
2018/11/21 (水) ~ 2018/11/25 (日)公演終了
満足度★★★★
浅草九劇に美しい銀河が、夜空が広がっていました。
『銀河鉄道の夜』は大好きな作品で、それをモチーフにするという事で楽しみにしていましたが大満足でした。
今作はある映画の撮影現場にいる女優さんに、過去の人物(高瀬露)が憑依する…という手法を取っていて、
その辺りの流れの説明がくどくなく、アッサリと受け入れさせられる感じが良かったです。
また宮本賢治の存在を示唆しながらも、観客の眼前に姿を出さないところが逆に想像力を掻き立てられました。
実在した高瀬露さんは、現代においては宮沢賢治への熱烈な行動が「押しかけ女房」として語り継がれていますが、
その現代に降り立つ事になった高瀬露さんが、自身が生きた時代の50年以上も先の時代に、
自分がそう言われている事実をどう受け止めるのか、などなど見どころもたくさんでした。
初主演の高橋茉琴さんは、ハツラツと瑞々しく人物に命を吹き込まれていましたし、
カンパニーの役者さん達も1クセも2クセもある人物達を活き活きと演じられており、
座組の結束力をタップリと感じる事が出来ました。
Hands Up
SANETTY Produce
新宿村LIVE(東京都)
2016/05/25 (水) ~ 2016/05/29 (日)公演終了
満足度★★★
ダークな人間模様の描き方の仕方として「暗に匂わせる」的な演技表現があるかと思いますが、
残念ながらこの作品の、特に一部の役者さんの演技に関しては「匂わせる」どころか、
「ここに伏線張っていますよ!」と全力で言っているかの様な、消化仕切れていない演技が目立ちました…
この作品が本来持つべき(きっと初演の時はあったであろう)もっと静かな伏線の張り方を、
前面にいらっしゃる演技の上手い役者さん達だけでなく、全役者さんが体現してくれたら、
もっと素晴らしい上演になったと思います(作品に罪は無いと思いました)
あと、どうしても2時間30分を超える上演時間の長さは気になりました…
作品がガンガンに明るいのであればきっと耐えられましたが、
あの暗い作風の中でヒタヒタとやられてしまうとグッタリしてしました。
そして、先に書かれている方もいますが、複数回観た中で出くわしたのですが、
ずっとスマホをイジリ続け、携帯が着信でワザワザ光るランプみたいのを付けている方がいて、
また酒を飲んでいたのか、途中で立ち上がり他のお客の前を横切り出て行く…など、
本当にあれが酷くて…作品に罪はありませんが、どうしてもそこを含め、良い印象が残ってません。
本当に申し訳ないです。
憑依だよ!栗山ハルコさん!
ホットポットクッキング
赤坂RED/THEATER(東京都)
2017/01/13 (金) ~ 2017/01/19 (木)公演終了
満足度★★
残念ながら、私個人は面白いと思える作品ではありませんでした。
なんと言いますか…事務所からの「企画ありき」感が凄かった。
色んなところから最善と思われるものや人やネタを寄せ集めて形を成そうとしているものの、
誰も彼もが良さを打ち消しあっている様で悲惨でした。
PMC野郎の吹原さんの脚本は普段通りというかこんな感じの気がして、
それはもう演出を含めてオリジナリティで、独自路線で良いのですが、
それを消化出来ている人が、少なくとも前の方に出ている人の中には見当たりませんでした。
前作「失神タイムスリドル」でも危うく見えていた、でもそれがアイドルらしい初々しさとして見えた
ユニット「ビターチョコレート」と呼ばれる4人の女優さん達も、今作では粗さが目立ちました。
チケットの値段を考えると、ファンは優しいなぁ…という気分でした。
そんな中で福地教光さんがゾクッとする演技をされていたのが凄かったです。
それが唯一の救いと思えるくらい、個人的にはテイストが合いませんでした。
失神タイムスリドル
ホットポットクッキング
新宿村LIVE(東京都)
2016/04/29 (金) ~ 2016/05/02 (月)公演終了
満足度★★★★
計2回観劇。シンプルに笑える作品でした。
タイムスリップしたかつてのアイドルグループの少女達が、
「今」の歳を重ねた現実から、アイドル当時の夢の世界に戻って行き、
当時は気付かなかった色んな事を振り返っていく…
主役のアイドル達4名の出来栄えに関しては、個人的には特筆すべき点はありませんでしたが、
沖野晃司さん、吉田宗洋さん、福地教光さん、宇田川美樹さん辺りのキャラがしっかりと立っていて、
作品を盛り上げていた気がします。
勇者セイヤンの物語(真)
爆走おとな小学生
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2017/07/26 (水) ~ 2017/07/30 (日)公演終了
満足度★★★★
前回の(真)も観ていて、今回は再演を観劇。
どうしても2作品を比べてしまう中で、正直ヒロインであるエタノールは
今回の大森美優さんよりも前作の白井那奈さんの方が、自分的にイメージに合いました。
大森さんと白井さんの舞台に立っている数が違うので発声、声の届き方が違ったんだと思います。
ただ全体的な完成度としては、今回の再演の方が好みだった気がします。
全体的にパワーアップしていた気がしますし、シブゲキのサイズ感にも負けていなかった。
「ようこそ、ポップコーン王国へ」
たったその一言で泣かされる凄さは今作でも健在でした。
RPGの世界観を満遍なく表現していて、楽しめる作品でした。