しげが投票した舞台芸術アワード!

2021年度 1-7位と総評
ボイルド・シュリンプ&クラブ

1

ボイルド・シュリンプ&クラブ

劇団6番シード

実演鑑賞

4話を一気に上演した回のため全体の熱量というかいい意味でのお祭り感が他の公演とは違うのかもしれないが。テンポ感が自分にはしっくりいって終わってみて振り返ると一瞬だった印象

FLAG MAN

2

FLAG MAN

@emotion

映像鑑賞

噛めば噛むほど味が出る作品ではないかなー。台詞はしっかり聞こえるし音も照明も芝居を邪魔せず、基本がしっかりしているので繰り返しみても苦にならない。出来れば生で舞台を見て、配信やDVDで復習できるのがベターかも。そしてビジュアルが好み(大事)
もう一歩、もう一歩台本はよくなるよちが、芝居(個々の芝居ではなく全体の動きとか絡み)ももっと時間をかける余地があれば良くなるのではないかなと思われ。

エレモア・ムーブ

3

エレモア・ムーブ

バンタムクラスステージ

映像鑑賞

文句無しに面白かった。2時間があっという間。色々ちゃんと知っているとまた別の楽しさがあるのも良い。配信での観劇となり、もしかしたら「暗すぎ」と感じる人がいるかもしれないとも感じたが、個人的にはちょうどいい感じに暗いとこはしっかり暗くいい感じに見えた。定点の引きの映像ではあるが1回目には悪くないチョイスかなとも思う。もう一回見るのであればよりの映像が見られるスイッチング配信もいいかも。
とは言っても知らなければ知らないで初めて知るという一回こっきりの体験ができるわけだからそれもいい。
ギャング達のいっちゃってる感じがいい感じでした(結局映画人達もまあまあいっちゃってる)
終盤の「大とんとん拍子」は清々しさえ感じる。
いろいろな考え方があって良いと思うし、褒めてたからあれですが。兼ね役というかアンサンブルの役回りの役者さんを多く使う芝居をこのすぐ後にやる団体の関係者さんが一度死体ででた役者がそのあと出てこないのが良い的なことをつぶやいていて、そのアンサンブルの役者さんが多数出る団体の代表者さんが「いいね」したりするのはその兼ね役をやる役者さんを応援する身でないとしてもチョット腑に落ちない。その団体としてはそういう考えなわけで「お金の問題」の皺寄せが彼らにいっているということなのか?別の役者の方がいいけどお金ないから色んな役やらす。でもそれはお金が無いからでの前提の評価になるのかな?死体が後でぴんぴんして出てくれば「あれ?さっきより前の話?」とか時系列がややこしのもあるかもしれないがリアルとリアルっぽいは違う。全く別畑だが例えば模型はスケールによってリアルに見えるデフォルメの仕方が違う。制限の多い演劇というやつはより色濃くその傾向があるように思う。映画と違って演劇はたとえ1シーンしか出なくても少なくとも出番が済むまで拘束される。商業でない方がならなおさらだ。商業だから出来ないけどそっちの方がベターというのはチョット思えない、死体役が欲しいけど役者が足りないなら、「死体が有る」芝居をすればいい訳で、それができるのが演劇なのに死体役の役者がその後出てこないのが最良だなんて、なんか違う。それは演出の仕方の違いという程度のもの。

隠密お麟に出来ぬ事なし。

4

隠密お麟に出来ぬ事なし。

OG-3works

実演鑑賞

聞こえるべき台詞がしっかり聞こえるとか基本的なものは言うまでもなくエンタメよりの作品に仕上げられていました。シリーズ的な作りながら初見でも楽しめ、かつ単純娯楽としても楽しめ、さらにはしっかりささるシーンなどもあり「円熟」というワードが浮かんだ。コントよりなシーンも飽きてきた観客への良い刺激になっていたように思う。
夢麻呂さんの初登場シーン「この女、可愛いではないか」(うろ覚え)以降のお笑いシーンは好みの問題ですが本人は威厳をもってはけ、別のかたがしめるくらいでよかったかなーと思う

『ロング・グッドバイ』

5

『ロング・グッドバイ』

Bobjack Theater

実演鑑賞

役者さんは前説の岡部さんはじめしっかりした方ばかりで、比較的複雑な構造の話が混線せずスッキリ見られました。あの結末はなかなか思いついたとしても選択されないのかもしれませんが個人的にはとても良い感じ
中盤ダレを感じはしたものの通しで見て面白い作品でした。できれば90分くらいに収められれば...

ジャングルジャングル6

6

ジャングルジャングル6

アイビス・プラネット

映像鑑賞

「尋問」は映像で見てもヒリヒリ感の伝わる作品でした。あー現場で見られたらなーと思う。
照明効果がちょうどいい暗さだったのでその点では映像の方が好きな色彩だったのかな。6号の細やかな表情が見られる方がいい気がしたのでその点でも映像にぶがあるかも。そう思えるいいカメラアングルだった。ただ空気感はやはり現場には敵わないのは間違いない。

蝶の筆

7

蝶の筆

CROWNS

映像鑑賞

四カメ配信版を観劇。定点との大きな違いは表情の解像度。個別の役者さんの情報量としては雲泥の差。定点で見ていた時はみえているつもりでも割と見えていなかったんだなと痛感。残念なのは定点版と四カメ版は配信時期がずれており並行して見ることができない点、4カメ版が切り替えを基本台詞を話している役者さんにする感じなので台詞のやり取りのある場面では画面の切り替えが多く見にくく感じた。台詞を話している役者さんではなくセリフを聞いている役者さんを写す方が良い場面もあるかと思うのでもう少しカメラの切り替えについて演出が絡むとか、通し稽古などにも撮影班を参加させてしっかりプランを立てるなどしたほうが良いのではと思った。定点とは別日かつ先に定点を見て大枠は把握済みだっったこともあり定点を補完する映像として非常に満足できた

総評

生で見られるだけでありがたいことは感じつつ内容に関しても欲が出てきた

このページのQRコードです。

拡大