リュウの歌
新宿梁山泊
紀伊國屋ホール(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
ゆんぼーさんが来る
play unit-fullfull
サンモールスタジオ(東京都)
2008/05/09 (金) ~ 2008/05/18 (日)公演終了
満足度★★
思ってた感じとは・・・
う~ん・・・、ここまで事前のイメージと違ってたのはちょっと久々・・。
良くも悪くも、思ってた感じとは全然違ってました・・・。
鏡の中の異邦人~かがみのなかのえとらんぜ~
風凛華斬
シアター風姿花伝(東京都)
2008/05/02 (金) ~ 2008/05/04 (日)公演終了
満足度★★★
発想は面白い・・・
ストーリー、そして、実は同一人物という発想も、とても面白かったと思う。
最小限のセットだが、場面場面の切り替えのタイミングがよく、左程違和感もない。
役者さん全員に言えることだが、少し硬さが感じられ、もう少しリラックスしてもいいのではないかと思った。
※
イチさんがATTのメンバーだったとはビックリ・・。
次週、目白行ってみようかな・・。
アネクメネの雨
地球割project
萬劇場(東京都)
2008/05/01 (木) ~ 2008/05/04 (日)公演終了
満足度★★★★★
やはり非凡な才能・・・
冒頭、不思議な感覚のセットに、まず興味を惹かれる・・。
主宰の挨拶の前に既に物語は始まっており、何やら緊張感を強いられる。
一つ一つの言葉の響きがとても素晴らしい・・。
そして、今回も赤い布が効果的に使われ、ああ、かって地球上の何処かで、こんな物語が繰り広げられたのかな、などと考えさせられてしまう・・。
深い、深い、沢山のことを考え、感じさせられる作品。
相変わらず、豊かな才能を思わせる・・・、今回もそういう非凡な才を感じさせられた。
この本の作者には、これからも枠に囚われず、大きく羽ばたいて欲しいと思う。
次回はどんな作品を魅せてくれるのか、また楽しみにしたいと思う。
三風谷村水没前夜
劇団バッコスの祭
池袋小劇場(東京都)
2008/04/26 (土) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
その如月の望月の頃
アルザマス16
OFF OFFシアター(東京都)
2008/04/24 (木) ~ 2008/04/29 (火)公演終了
空中ブランコ
アトリエ・ダンカン
東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)
2008/04/20 (日) ~ 2008/05/05 (月)公演終了
イエス斬り捨て
ファントマ
あうるすぽっと(東京都)
2008/04/16 (水) ~ 2008/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
最後は・・・
素晴らしいエンディング、関西らしいパワフルな舞台で、楽しめたと思う。
昨夜楽日の観劇だが、この後大阪公演もあるようですので、詳細はネタバレBOXに・・。
月の砂をかむ女
劇団桃唄309
ザ・ポケット(東京都)
2008/04/16 (水) ~ 2008/04/20 (日)公演終了
SAMURAIメガネ荒野に立つ!?
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
シアターブラッツ(東京都)
2008/04/16 (水) ~ 2008/04/20 (日)公演終了
刺青姫
劇団破戒オー!!!
王子小劇場(東京都)
2008/04/09 (水) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
満足度★★
パワーはあるのだけど・・
パワーがあるのはよくわかった。
映像を挿み、生演奏を披露し、色々工夫しようとしているのもわかる。
ただ、肝心の骨の部分が全くのアウト・オブ・フォーカスでは、やはり観ている者の共感は得られないのではないか・・。
取り上げた題材、最初の出だしも悪くなかったと思う。
例の神戸の猟奇事件をモチーフに、またその根底にイジメの問題を取り上げたのもいい。
人格の壊れた被害者もよく描かれていた。
でもその後の展開がつながっていかない。
ダンスの振り付けも、今が旬のアクションのパクリで、何だか色んなところからの寄せ集めのような印象。
そして最後に全く新しいキャラであの歌が出てきて、この作品で、この人達は一体何を訴えかけたかったのだろう、クエスチョンマークがポンポン頭の中を飛び交った。
人間の手より大きな血塗られた凶器、血まみれの手の映像。
ただでさえ緊張感を植え付けられたところへ、狭い小屋であれだけの大音量とオーバーアクションだと、観てる側は嫌でも、煽り立てられるような圧迫感を覚える。
心和ませる穏やかな作風で迫るのでなく、タイトに観客を追い詰めるのなら、やはり最後は緊張を解きほぐす、すっきりした出口も用意して欲しい。
やみくもに緊張感だけ与えられ、行き場のない狂騒感ばかり残ってしまったのは残念に思った。
KNOB のぶ
劇団Turbo
駅前劇場(東京都)
2008/04/11 (金) ~ 2008/04/15 (火)公演終了
満足度★★★★★
絶対期待を裏切らない!!
期待を裏切らないという点で言えば、ほんとに素晴らしい劇団だと思う。
今回も笑って、ほろっとさせられ、最後はとてもいい気分。
こういう時間を過ごしたいために、自分は劇場に足を運ぶんだと思う。
これから演劇を観てみたいという方には、自分なら、まずこの劇団を勧めたいと思う。
御前会議
青年団若手自主企画 柴・宮永企画
アトリエ春風舎(東京都)
2008/04/07 (月) ~ 2008/04/14 (月)公演終了
うちのだりあの咲いた日に
青☆組
こまばアゴラ劇場(東京都)
2008/04/05 (土) ~ 2008/04/13 (日)公演終了
ピース!!!
劇団Peek-a-Boo
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2008/04/02 (水) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★★★
いや~、素晴らしかったです!!
いや~、素晴らしかったです!!
自分の中では、昨年のTurbo以来、久々のフルマーク、大絶賛の劇団!!
う~ん、どこまでも夢に溢れたファンタジー、宇宙のように広やかな愛。
際立つそれぞれのキャラも素晴らしいが、この作品の根底に流れているのは、全編を優しく包み込む愛情なのだろう・・。
作品を象徴しているのは、やはりベガの底抜けに大らかなキャラ・・。
決して激昂することなく、いつも穏やかに、そして、接するもの全てに分かち与える愛情・・。
観劇中、ずっと、夢を観続けていたんだと思う・・。
しばしば涙が溢れ、感動に胸が熱くなった。
自分が劇場に足を運ぶのは、実に、こういう作品を観たいが為なんだろうと思う。
素晴らしい感動、夢見る空間を与えてくれた劇団、役者さんに感謝したい・・。
いや~、素晴らしい劇団を発見した。
次回も、必ず、観に行きたいと思う・・。
(レビューを書きながら、またあの感動が蘇ってきた・・。
感情ある動物、人間に生まれて、ほんとうに良かったと思う)
龍馬よ雲になりすませ
劇団前方公演墳
萬劇場(東京都)
2008/04/04 (金) ~ 2008/04/06 (日)公演終了
満足度★★★
思い入れが強過ぎたので・・・
う~ん・・・。
この作品に寄せる、自分自身の思い入れが、少々強過ぎたのかも・・。
(何しろ、久々、仕事サボッて駆けつけたりしましたので・・・)
茫洋たる龍馬、重厚な西郷、いなせな海舟、逃げの桂、電光石火の高杉・・。
キャラもよく描かれているし、薩長同盟、幕末最大のエポック・・・。
冒頭、映画音楽とみまがうばかりの大迫力。
これは、という期待が高まったのだけど・・・。
ストーリーもスポットの当て方も悪くなかったと思うのですが・・。
自分のような幕末マニアにとっては、やはり途中の遊びがちょっと・・。
思い入れが強過ぎた分、少し拍子抜けのように思いました。
燻し銀河
ネルケプランニング
天王洲 銀河劇場(東京都)
2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了
満足度★★★
決して悪くなかったと思うのだけど・・
ラスト15分くらいの感じなんか、決して悪くなかったと思うのですが・・・。
現実の部分と、そうでない部分とがない混ぜになってしまっており、少しわかりにくい感じがした。
あれが色合いなのかもしれないけど、途中のドタバタは個人的にはちょっと・・。
遠山景織子さん、窈窕たる風姿がとても素敵。
どこか幻想的な役柄によく合っていると思った。
静かなる演劇
Hula-Hooper
ギャラリーLE DECO(東京都)
2008/03/26 (水) ~ 2008/03/30 (日)公演終了
心は孤独なアトム
“STRAYDOG”
シアターアプル(東京都)
2008/03/20 (木) ~ 2008/03/23 (日)公演終了
満足度★★★★
中村優演じる先生がとても素敵・・
いわゆる、企画モノ、と言うんだろうか、
劇団生え抜きのメンバーではなく、その公演の為に役者さんを集めた舞台。
自分が普段観る事の多い小劇団のお芝居とは若干趣が違うが、自分は特に抵抗もないし、むしろ過去良い作品に巡り合ったことも多い。
事実、昨年自分なりのベストセレクションを選んだアワードでも、東京セレソン、劇団Turbo等小劇団の雄に混じって、結構な数の企画モノを選出している。
いずれも(ビジュアルも含め)役者のレベルが高く、比較的大きな劇場、従って、チケットも高額な作品が多い、というのが共通点だが、今回「アトム」も、そんな流れの作品。
中年を迎え創作意欲も衰えた脚本家が、かっての自分の人生を断片的に回想する、と言うストーリーなのだが・・・。
掲載されてる事前の作品説明とは、少し感じが違うように思った。
自分の過去のシーンを点描し、それを今の自分につなげていくというスタイルを取っているのだが、正直なところ、ストーリー自体は少々つながりが悪いところもあり、そのシーン、シーンの継ぎはぎ、と言う印象は否めない。
そんな中、自分の過去、小学生の頃のシーンに出てくる中村優演じる先生、この女性がほんとに素晴らしい。
今まで余り明確に意識したことなかったが、自分が好きになるのは、こういう女性なのかな、などと漠然と思った。
この舞台を観るまで自分は知らなかったのだが、中村優はいわゆるアイドルタレントであり、当然ビジュアルもすこぶる素晴らしいのだが、何と言うか、この女先生の役は、性格の素晴らしさ、芯の強さが内面からにじみ出てくるような役どころ。
まだ豊かさの薄い時代が背景なのだが、輝く美しさを内面に包み込んだ、そんな役柄が際立っていた。
いやでも興行収入で結果を求められる映画監督等も経験している人らしく、若手タレントをふんだんに使った舞台は華やかで、いわゆる、見せ所、泣かせどころ、というのをよく知っており、いくつかのシーンでは目頭が熱くなることも・・。
自分の心の中の「元気」をアトムに重ねた、自分自身に捧げるラプソディ、そんな風に感じた。
Change The World/チェンジ・ザ・ワールド
劇団 マグナムブラザーズ×サムライモンキー
萬劇場(東京都)
2008/03/19 (水) ~ 2008/03/24 (月)公演終了
満足度★★★★
熱くてひたむきな作品・・
若い頃の自分の夢と実際生きていく生活との葛藤。
何か打ち込む物がある人間にとって、いつかぶち当たる壁だろう。
適齢期の男女がいれば、そこには異性の問題も絡んでくる・・。
どれも待ったなし。
そういった人生の最も芳醇な時に、同時に迫られる二者択一。
”音楽で世界を変える!”を合言葉に、熱い演奏を続けるロックバンド。
強烈なリーダーシップでバンドを引っ張るリーダのキラー。
妥協を知らず、自分の信念に忠実に、逆らう者には鉄拳も辞さない。
レコード会社のプロデューサが見に来る千載一遇のチャンス。
自分達バンドの集大成になるはずだった運命のライブの日を迎えるが、次々に困難なハードルが待ち構える。
余りに突拍子もないトラブルは、少々リアリティに欠けるキライはあるものの、次々と降りかかるアクシデントは見ていてスピーディで飽きさせない。
いつまでも自分の理想を追いかける、熱く一途な思い・・。
青いなぁ、若いなぁ、などと思いながらも、いつまでも夢を追い求める姿に、何か眩しいものを感じた。
夢を追い求めながらも、現実の生活とどれだけ折り合いをつけて行くかというのが、大人になるということであり、それは若さの喪失でもあるのだろう。
そう言えば、夢中になって追いかけてた日があったな・・。
忘れかけていた、あの頃の気持ちをもう一度思い出させてくれるような、そんな作品。
そんな気持ちを想い出させてくれるのも、演劇のいいところだな、と思った。