MOTEL
ICHIGEN
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了
砂時計
しかくさんかく。
王子小劇場(東京都)
2015/08/06 (木) ~ 2015/08/09 (日)公演終了
満足度★★★
演劇に対し“純粋”を感じた舞台
学生演劇初体験でしたが、演劇に対し“純粋”を感じた舞台でした。
ただ、作者の言わんとするメッセージは表現できていたのでしょうか・・・?
私的には、各シーンの内容・関係性をわかりやすく、繋がりのあるものにしたほうが良いかと・・・。
演じる側、観る側、個々の感受性によって、物語を“感じ”、“共有”することで“舞台”が成立すると思うのです。
Green(C)OPERA -グリーン・コッペラ-
劇団コスモル
OFF OFFシアター(東京都)
2015/08/05 (水) ~ 2015/08/09 (日)公演終了
満足度★★
世界観・比喩・表現・・・
「誰が家族をおかしくしたの?ある日歪み壊れた、とある家族が再生を祈る真実の心の物語!」という本作。
当日パンフによると、作者本人の実体験をヒントにしたそうだ。
作・演出の“石橋和加子”さんの、世界観・比喩・表現は伝わってはきたが、
作者の思いを、より伝えるために、もう少し説明のある脚本であれば、
よりわかりやすい物語りになるように感じた。
さらには、“歌”、“ダンス”のレベル(精度)があがれば、魅力的な作品になると思った。
いずれにしても、“石橋和加子”さんの世界観はいいかも・・・。
グレイな世代 黒とシロ&IN廣島 紐育に原爆を落とす日
獏天
Geki地下Liberty(東京都)
2015/07/28 (火) ~ 2015/09/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
心を惹きつけて離さない
「IN廣島 紐育に原爆を落とす日」を観劇。
“イデフサヨシ”さん脚本・演出の作品は、「愛を語る資格(ブートレッグ)」と本作でまだ2作品の観劇だが、その力量には突出したものを感じる。
物語の構成、鋭い心理描写は、役者さん達の熱演を以って、映像が浮かび、心を惹きつけて離さない。
そして、圧巻のラストシーンのセンスは流石である。
伝奇浪漫「芳一(ほういち)」
劇団め組
吉祥寺シアター(東京都)
2015/07/30 (木) ~ 2015/08/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
“人間の業”にフォーカスした物語り
幕末、そして溯ること700年の時代背景・史実を基にした物語を見事に表現した作品。
登場人物の“相関・想い・葛藤”がわかり易く描かれており、
音楽(音響)・照明・演出と相まって惹きつけられた舞台だった。
星の王子さま
ハグハグ共和国
萬劇場(東京都)
2015/07/29 (水) ~ 2015/08/02 (日)公演終了
満足度★★★★
“ハグハグ・カラー”が打ち出された作品
大人に向けたであろう、この「星の王子様」という“童話”を、
原作を踏襲しながらも、ダンスや、オリジナルの劇中曲などを用い、
“ハグハグ共和国”のカラーが打ち出された作品と感じた。
また、きめ細かい演出、そして舞台美術の素晴らしさが、より作品を魅力的なものにしていた。
ただ一点、気になったところがある。
“オケ”と“ヴォーカル”のバランスと、マイクの“イコライジング”のせいか、
歌詞が聞き取りにくかったのが悔やまれる。
「アル・タルフ」- 獅子の一瞥 -
劇団ギルド
ART THEATER 上野小劇場(東京都)
2015/07/25 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★
“お披露目公演”?
当日パンフに、若い役者の新入団のことや、
「今回は珍しくテーマありきではなく、3人の女優ありきからスタートしたエンタティメントのつもりで書いた新作です。」とのことから、
今作は、新入団員の“お披露目公演”という位置付けなのだろう。
それぞれの特技である、タップ、ダンス、歌を盛り込んだ、約60分の舞台だったが、三人の役者さんの雰囲気は伝わった。
本作の物語り、更なるドラマが加筆された、長尺の作品として観てみたいと思った。
因みに、タイトルの「アル・タルフ」- 獅子の一瞥 -には、特に意味はないそうだ(笑)
四遊記/スマイリー☆赤丸/あずま山の夏
骸骨ストリッパー
ひつじ座(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/28 (火)公演終了
満足度★★★★
理屈抜きで楽しめる!
「四遊記」を観劇。
理屈抜きで楽しめる舞台でした。
“混世魔王”役の潮見勇輝さん、“サトル”役の竹内大気さん、
お二人の芝居に魅入ってしまいました~。
アフターゲームも面白かった。。。
紫陽花の下に死体は眠る
惑星☆クリプトン
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/07/22 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★
サスペンスとしては、物足りない・・・
「暑い夏に血生臭いサスペンスをお届けします」という惹句であったが、
サスペンス作品としては、少々物足りなかった。
着想は面白いのだが、
物語の根幹を成す設定に無理があったり、必然性が希薄だったりと、細部の煮詰めが甘いところが見受けられ、物語としての完成度が低いと感じた。
全体を通しての世界観、ラストシーンの“どんでん返し”は印象に残った。
次回作を期待します。。。
祝祭
Trigger Line
小劇場B1(東京都)
2015/07/18 (土) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい作品!
“Trigger Line”は本作が初見だが、高評価を納得できる舞台だった。
実際の事件をモチーフとして、新たな加筆と解釈を以って、
フィクション、ノンフィクションを織り交ぜたという群像劇。
この事件に関係する人それぞれの、ドラマの描き方、演出、演じ方がグッド!。
そして、舞台に出ていない登場人物をも想像できる脚本が素晴らしい。
さらには、役者さん達の好演によって、より魅力的な作品になっていた。
音楽・音響、照明も、とてもよかった。
素晴らしい作品!
イヌジニ
雀組ホエールズ
OFF OFFシアター(東京都)
2015/07/15 (水) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
自分勝手な人間に・・・
ペットは癒しや活力をくれたはずなのに・・・。
現在、当サイトにアクセスしずらいので、
【後日追記】
【7/23追記】
ペットとは、“愛玩動物”または“伴侶動物”のことであるはずだが、
一部の人間には、“愛玩”の“玩”、すなわち“おもちゃ”としての存在になってしまっているのかもしれない。
飽きてしまった“おもちゃ”は、ほったらかしにされ、最期は整理(廃棄)する。
生命あるものを“おもちゃ”にしてはいけない。
“伴侶”とするならばその責任を持つべきだ。
「事情があるから」といって、整理(殺処分)するならば、
飼わなければいいのだ。
“殺処分”=“殺し”なのです。
現在の日本では“犯罪”ではなく、“刑罰”も受けないですが、明らかに“罪”なのです。
「事情があるから」といって、“犯罪”にならなければ、“我が子”を整理(殺処分)するのだろうか。
“殺処分(整理)”は、飼う側のモラルの問題だと思うが、
どこかの国のように、簡単に飼えない(買えない)システムを作ったほうがいいのかも知れない。
来たり人たち
Toshizoプロデュース
武蔵野芸能劇場 小劇場(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★
“真摯な心”と“リサーチ”が「○!」
“Toshizoプロデュース”初観劇。
「舞台セットや小道具がほとんどなく、“パントマイム”で表現される」と謳っているとおりで、序盤は“パントマイム”に気が行ってしまい、物語が入ってきにくい感じだったが、それも徐々に慣れてくると独特の舞台感が心地よくなり、物語に惹きこまれた。
造園屋を舞台としたヒューマン・ドラマの本作、面白かった。
マドモアゼルはプリンス ムッシュはプリンセス ~桜木邸連続殺人事件~/ダンパチ13・銀
ショーGEKI
「劇」小劇場(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/26 (日)公演終了
満足度★★★★
「イメージは帝○劇場」、なるほど・・・
『マドモアゼルは・・・』
(Aチーム)を観劇。
“ショーGEKI”は、本作が初見の団体だが、“おバカミステリー”と謳っているとおりの舞台でとても楽しめた。
そして、「舞台のイメージは帝○劇場のような大劇場??」の惹句に偽りなく、そのイメージは伝わった(笑)。
次回作も楽しみだ。
グッド 騎士(KNIGHT) ベイビー
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2015/07/17 (金) ~ 2015/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★
“騎士シリーズ”続けてほしい!
“騎士(ナイト)シリーズ”、第6作目の本作が初観劇ですが、実に面白かった!
当日パンフによると、3作で終わる予定だったそうですが、それは勿体無い。
基本は“ハードボイルド”、ほどよく“コメディ”、ほどよく“シリアス”、そして“ハートフル”。
ストーリーに関係なく、突然の“ダンスシーン”や“歌のシーン”も何故か違和感がないのも不思議。
この“騎士(ナイト)シリーズ”、ず~~~っと、続けてほしいです!
ハイリスクHighSchool 改訂版
東京アンテナコンテナ
吉祥寺シアター(東京都)
2015/07/15 (水) ~ 2015/07/19 (日)公演終了
満足度★★★★
「安心して笑える」
“東京アンテナコンテナ”初観劇〔7/17(金)14:00〕。
変な表現ですが、「安心して笑える」といった感じで、とても面白かった。
それぞれのキャラも立っていて、笑いの“間”と“センス”がいい。
そして何より、確りとした“物語り”があるのが素晴らしい。
あっという間の二時間でした。
父との夏
三田村組
サンモールスタジオ(東京都)
2015/07/15 (水) ~ 2015/07/20 (月)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい“家族劇”
期待していた以上の、素晴らしい“家族劇”を魅せていただきました。
“三田村周三”氏の演技はもちろん、他の役者さん方も、氏の演劇に対する情熱、魂、を受けての好演で、最後まで惹きこまれた舞台でした。
「ロマンス」「谷中コメディーショー」
ユーキース・エンタテインメント
戸野廣浩司記念劇場(東京都)
2015/07/10 (金) ~ 2015/07/16 (木)公演終了
満足度★★★
即興の面白さ・・・
「谷中コメディーショー(青・黄)」7/14(火)14:00~を鑑賞。
“インプロ(即興芝居)”は、音楽でいうところの“ジャム(セッション)”と同じく、
“きっかけ”となる“ワード(音楽ではフレーズ)”等から、“ストーリー(曲想)”をイメージし、相手演者(奏者)の“芝居(演奏)”を受け、“芝居(演奏)”を返し、物語(楽曲)を作り上げるという方法論で、個々の“個性・技量・引出しの多さ・懐の深さ”が如実に現れ、“物語(楽曲)”の出来を左右する。
また、“間違い(ミストーン)”も、処理・対応によっては“物語(楽曲)”を魅力的なものにする要素にもなるが、扱いを誤ると反作用するのも然り。
この“インプロ(ジャム)”は、役者(奏者)によっては、辛いと感じることもあるだろうが、スキルアップには欠かせないだろう。
今回のショー、興味深く観させていただいた。
最後の“インプロ劇”は、なかなか面白い物語りになっていた。。。
「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)
Sky Theater PROJECT
小劇場B1(東京都)
2015/07/07 (火) ~ 2015/07/14 (火)公演終了
恋 其之参
テラ・アーツ・ファクトリー
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了
満足度★★★
「言葉」の表現が・・・
“テラ・アーツ・ファクトリー”初観劇。
色々な要素を取り入れたことによって、
確かにシュールな舞台にはなっていた思う。
だが、人間の深層に在る“ドロドロ”とした部分、それが“言葉”になり、
他者との関係性を構築するところから物語が生じると思うのだが、
「言葉」の裏表、その表現が少々弱いと感じた。。。
25528+
はちみつシアター
テアトルBONBON(東京都)
2015/07/08 (水) ~ 2015/07/12 (日)公演終了
満足度★★★★
“演劇”というより、“ショー”
“はちみつシアター”初体験。
ダンスあり、歌あり、劇中ゲーム(?)ありの舞台は、演劇という括りでは収まらない。
まるで、“ショー・バブ”での“ショー”を観ているかのようだ。
これは“氏家康介”さんの存在が効いているのだろう・・・(笑)。
そんな舞台であっても、物語にはしっかりとした“メッセージ”があり、
単なる“娯楽演劇(演芸)”に終わっていないところがいい。
次も観たくなりました~。。。