Glory Candy
劇団ピンクメロンパン
明石スタジオ(東京都)
2015/11/26 (木) ~ 2015/11/29 (日)公演終了
満足度★★★
ミステリアスな舞台
当日パンフに「世の中に感じていた違和感、誤解を恐れずに言えば、ある種漂う気持ち悪さに対して向き合って書いた作品です。」と、作者の記述があった。
果たして、作者の言わんとするメッセージを、受け取れたかはわからないが、
ミステリアスな舞台でなかなか面白かった。
遺言ビッチ、ロックンロール
劇団献身
シアターブラッツ(東京都)
2015/11/26 (木) ~ 2015/11/30 (月)公演終了
満足度★★★
もっとナンセンスに!
“激烈壮大ナンセンスコメディ!”という謳い文句を感じることが出来た舞台で、
ストーリーに込められたメッセージもそれなりに伝わった。
が、“笑い”をとるシーンでの“不発”が散見され、
“前フリ”や“間”等、一考の余地ありと感じた。
“劇団献身”、独特の雰囲気を持った舞台は、魅力的ではある。
そして、もっとナンセンスに!
『黄金のごはん食堂』
APAF-アジア舞台芸術人材育成部門
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了
玉川上水心中
めがね堂
RAFT(東京都)
2015/11/25 (水) ~ 2015/11/29 (日)公演終了
満足度★★★
少々物足りない
“太宰治”は、脚本家にとって創作し甲斐のある題材だと思うのだが、
本作は、作者独自の視点や表現の描き方が弱いと感じた。
演劇に対する真摯な姿勢には好感が持てるが、
作品としては少々物足りなさが残った。
あたしのあしたの向こう側
トツゲキ倶楽部
d-倉庫(東京都)
2015/11/18 (水) ~ 2015/11/23 (月)公演終了
満足度★★★★
“する”も選択、“しない”も選択
文字通り“パラレルで コミカルで ミラクル”。
少女コミック(?)にありそうな物語で面白かった。
“佐竹リサ”さんに笑った。容姿とのギャップがイイ!
“前田綾香”さんに泣かされた。オーラが輝く!
バグダッドの兵士たち
ピープルシアター
シアターX(東京都)
2015/11/18 (水) ~ 2015/11/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
殺らなければ、殺られる・・・
“リアル”故、心に響く作品であった。
舞台背面いっぱいに映し出される映像をはじめとし、
素晴らしい演出が、作品の意義を力強く訴求していた。
描かれている事象は、決して、「遠い国での“出来事”」と思ってはいけないだろう・・・。
「死んでしまえば、敵も味方もない」
という台詞が印象に残った。
Only Lonely Rose
My little Shine
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2015/11/18 (水) ~ 2015/11/23 (月)公演終了
満足度★★★
ちょっと不思議な作風?
心の「暗・負・悪・卑」等、人のネガティブな側面を描いた作品というイメージ。
観劇後の感覚がな~んかちょっと不思議な感じ・・・。
これが、作者の作風なのだろうか、他の作品も観てみたい気がする。。。
ラムネ
みどり人
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2015/11/12 (木) ~ 2015/11/17 (火)公演終了
満足度★★★★
ラムネ
寸劇7話からなる本作、まるで“人格のカタログ”を見ているかのようで面白かった。
7話それぞれがしっかり作られていて、その繋がり方もよく練られていると思った。
作家曰く、「ストーリーに重きを置かず、ただ人を描きたいがために始めた寸劇集」とのことだが、
いやいや、ストーリーにも惹き付けられました。
役者の皆さんも好演されてました。
特に、“そぎたにそぎ助”さん、“辻川幸代”さんの演技が光った。
国際共同制作ワークショップ上演会
APAF-アジア舞台芸術人材育成部門
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2015/11/13 (金) ~ 2015/11/14 (土)公演終了
満足度★★★
カラーの違いが楽しめた
「雨」をテーマとし、台湾、インドネシア、フィリピンそれぞれの演出家による小作品(約15分)三作の上演と、上演後の演出家による作品解説という構成。
三作それぞれのカラーの違いがとても興味深かく楽しめた。
11月、素晴らしい季節よ
朋ノ会
吉祥寺櫂スタジオ(東京都)
2015/11/13 (金) ~ 2015/11/15 (日)公演終了
満足度★★★
“田村朋世”の世界観
ブログに「牛丼屋のワンオペを舞台にした不思議の国のアリス的な作品」との説明があったが、なるほどね~・・・、面白かったです。
作品としては、前作「その河を渡れ」を超えていない感は否めないですが、
その世界観、表現法が私は好きです。
次回作も、どんな作品になるのか楽しみです。
ストリッパー薫子
BuzzFestTheater
シアター711(東京都)
2015/11/11 (水) ~ 2015/11/17 (火)公演終了
満足度★★★★★
120%満足
フライヤーのイメージから、所謂“娯楽演劇”を勝手に想像していたのだが、実はヘビーな題材を扱った作品。
“お色気”、“笑い”を盛り込むことによって、観る側の「感情」をコントロールし、さらには伏線も張られ、徐々に核心へと誘う脚本・演出が秀逸。
いい意味で「裏切られた」、素晴らしい作品。
無論、出演者の好演があってのことなのは言うまでもない。
愛してるぜ、雑音。
GORE GORE GIRLS
王子小劇場(東京都)
2015/11/10 (火) ~ 2015/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★
こういう世界、好きです!
“GORE GORE GIRLS”初めて観させていただきました。
こういう世界、好きです、クセになりそう。
面白かった~。。。
当日パンフに、
“「今、なにをみせられているのだろう」と思われるお客様もいらっしゃるかもしれません。でもご安心ください。自信を持って言えます。自分も、同じです、と。”
と記されていますが、その通りです(笑)。
ラバウル食堂
劇団芝居屋
ザ・ポケット(東京都)
2015/11/11 (水) ~ 2015/11/15 (日)公演終了
満足度★★★★★
流石の“劇団芝居屋”
心に沁みる物語り、心に響く演技に、観劇後の充足感に浸れる。
それは、“劇団芝居屋”の芝居に対する確固たる姿勢故なのでしょう。
本作、コミカルなシーンが、とてもいいアクセントとなっていたように感じましたし、さらには、役者さん達の好演が物語をより魅力的なものにしたと思いました。
殊に、“増田再起”さん、“永井利枝”さんの演技には感服いたしました。
オンリーユー
貴楽屋
ウッディシアター中目黒(東京都)
2015/11/05 (木) ~ 2015/11/08 (日)公演終了
満足度★★★
少々物足りなく、インパクトが弱い
演劇に対する真摯な姿勢は見て取れたし、ストーリーも面白いと思った。
だが、観客を舞台に惹き付けるという意味では、少々平板な印象を受けた。
“笑い”や“泣き”のシーンなどはもっと濃厚なほうが私は好き。
また、劇中のBGMの曲調がシーンに合わないように思う。(エンディングの合唱はよかった)
ヒミツボ -秘壺- 〜昭和歌謡短編集 其の二〜
はぶ談戯
劇場HOPE(東京都)
2015/11/03 (火) ~ 2015/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
覗き見ました
三話独立の物語が、最終的に繋がっていき一つの物語になるという本作。
その結末から、“仕掛けた方が、仕掛けられた”みたいな感じで、
観てるこちらも騙されているような脚本がイイ。
心中天網島
遊戯空間
上野ストアハウス(東京都)
2015/10/29 (木) ~ 2015/11/03 (火)公演終了
満足度★★★★★
素晴らしい演出
近松門左衛門の作品を、演劇として観たのは初めてだが、
『伝統の手法を参考にしながら現代劇の手法を取り入れた演出を心がけました。』と、当日パンフに記された通り、その素晴らしい演出で物語に惹き込まれた。
殊に、“舞台美術としての文字の映写”は、文字通り舞台美術として機能しており、更に物語が解りやすくなる、いい演出だ。
10,11月のコントライブ
サツキ
シアターシャイン(東京都)
2015/10/30 (金) ~ 2015/11/01 (日)公演終了
満足度★
最悪
上演中、ひっきりなしに、演技や台詞に対して“合の手”や“ツッコミ”を入れる観客が居り、全く舞台に集中できないので劇場を出たかったが、
出入り口に遠いところに座ってしまったため、
終演まで苦痛の時間を過ごすことに・・・。
他の観客の迷惑を考えない客も客だが、それを制止しない劇団側もどうなんだか・・・。
終演後、劇場前にて問題の“客”が“主宰”と談笑していたので、
どうやら、知り合い(関係者)らしい。ほとほと呆れてしまった。。。
何ともいえない気分で劇場を後にしたのであった。
最後に歩く道
TOKYOハンバーグ
サンモールスタジオ(東京都)
2015/11/01 (日) ~ 2015/11/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ペット・・・
〔プレ公演〕観劇。
動物愛護センターを舞台に、「人間にとってペットとは」、「ペットを飼う責任と義務」、人間としてのモラルを問う、ドキュメンタリー・タッチの作品。
ストレートな作り故、主題がブレずに伝わってきた。
考えさせられます。。。
彼女にとって無敵の世界
ライオン・パーマ
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2015/10/29 (木) ~ 2015/11/01 (日)公演終了
満足度★★★★
“ギャグ”の引力が強い
“ライオンパーマ流ファンタジー”は、鋭い切れ味のギャグを伴って物語りが展開していった。
前作「男は二度死ぬ・・・」に比べ、物語はわかりやすいと思ったが、
やはり、“物語り”より“ギャグ”の引力が強いと感じてしまう。
まあ、それだけギャグが面白いということなのだが、
観劇後の充足感を得るには、相応の物語の訴求力が肝心なのは言うまでもないだろう。
何れにしても、“ライオン・パーマ”はいい!
くそったれの世界
ソラトビヨリst.
ギャラリーLE DECO(東京都)
2015/10/28 (水) ~ 2015/11/01 (日)公演終了
満足度★★★
「もっと観たい」と思わせる面白さ
3作品、それぞれ違った魅力で面白かった。
ただ、3作品で65分というのはちょっと物足りない感じがしました。
「もっと観たい」と思わせる面白さがあったからですけどね。
役者の皆さん、それぞれキャラが立っていてとても良かった。
中でも、「くそったれの世界」での“新行内啓太”さんのキャラと演技がツボに嵌りました~(笑)。