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2018年度 1-3位と総評
クロッシング・クリスマス・クリアランス(完全版)

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クロッシング・クリスマス・クリアランス(完全版)

バンタムクラスステージ

2018年はこの公演を楽しみにしていた。一番好きな劇作家と、一番好きな俳優の団体。
この物語に強く心を揺さぶられる、その体験を多くの人にしてもらえたこと、多くの人にこの物語を愛してもらえたこと。それが2018年この年の瀬のわたしの幸せです。

Game of Laplace ~パノラマ島の怪人~

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Game of Laplace ~パノラマ島の怪人~

合同会社シザーブリッツ

2018年の観劇を振り返ったとき、この作品をランク外にするわけにはいかない。
TVアニメが原作のいわゆる2.5次元作品だが、あらゆるものが原作世界の再現と江戸川乱歩的世界観の構築へと向かう美しい調和が取れていた。TVアニメ通りの兄妹の別離と、舞台で初めて登場したメインキャラクターの兄が絡んだ兄弟の別離、その悲喜が交錯する対比は惚れ惚れするほど。
また塩崎こうせいさんの怪演が素晴らしく、小劇場の観客としても嬉しかった。
2019年夏に舞台第三弾が決定している。次作も楽しみ。

劇団文化祭in大阪2018

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劇団文化祭in大阪2018

劇団6番シード

3票しかない中の3位は非常に迷ったがこの公演に。
なんといってもものすごいスケジュールで多数の団体が参加したこと。まさに「文化祭」だった。
その中で「もう一度観たいと思っていた作品」が上演されたこと、「大阪で観られるならぜひ観たい」という団体さんのステージを観られたこと、「このひとの新作は観たい」の新作がまさにこの文化祭で観られたこと・その新作が素晴らしかったこと、以上を選出理由とする。「chocolat, sweet, bitter, die.」また観たいです。

総評

2018年はとにかくバンタムクラスステージ「crossing, Christmas, clearance.(完全版)」に尽きる。そして乱歩奇譚、ワンピース音宴。この3つは2018年を語る上で外せない。ランク外になってしまったが「あの子の宿題」にも鮮烈な印象を受けた。「メガネニカナウ4」も良かった。観劇数が少なくなっているが、良い作品は変わらずあると思うので、選り好みしつつ劇場に足を運ぶことは細々と続けたいと考えている。

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