時 間 予 報 士
下戸型ロボット
千本桜ホール(東京都)
2007/10/12 (金) ~ 2007/10/14 (日)公演終了
満足度★★
ホントにあるの?そんな予報士
時間予報士ってホントにあるんだろうか?
と思わせるところが凄い!(^0^)
世の中の様々な「残り時間」を算出し予報する 日本にたった28名しかいない 時象庁勤務の国家公務員「時間予報士」の物語。
限りある資源が枯渇するまでの正確な残り時間から インフレ、デフレが終息するまでの正確な残り時間や、恋人達の恋が冷めるまでの正確な残り時間まで予報する。
2001年春、新人時間予報士の幸村(サチ)は、2001年時象庁キャンペーンガールに選ばれた一色二生(ニオ)に出会った。
一色はシドニーオリンピックで活躍した日本を代表するスプリンターだが、現役でいられるスプリンターとしての残り時間を予報してしまう。
残り時間2年4ヶ月19日3時間26分54秒。誤差±45日。
とにかく何にでも残り時間17年5ヶ月22日5時間33秒。誤差±27日。って感じでハゲになる残り時間も予報する。
この日は島田ボル七がカミまくってたっ!
テーマは何だったんだろか・・?
良く解らないまま終わった。って感じ。
テーマも笑いも感動も中途半端だったような・・・。
もう一度スプーンを曲げよ。
タカハ劇団
早稲田小劇場どらま館(東京都)
2007/10/05 (金) ~ 2007/10/08 (月)公演終了
満足度★★★
喜劇でしょ?
かつて超能力少年として一世を風靡した兄が、失踪した所から物語りは始まる。
かつて超能力者だった兄と、今も昔も平凡な妹とそれに関係する人達が家主不在の六畳一間でくり広げられるお笑い系の物語。
明らかに主役は超能力の兄なのだが、主役不在のまま物語が始まり物語が終わる。
その間、なぜ疾走してしまったか?を問い詰めていくうちに色々な真相が暴かれるのだが・・喜劇でしょうね。
この手の劇はあまり難しく考えないで、ゆったりと観るに限る。
だって最初から喜劇っぽいキャラが出まくりだもの。
その中でも、吉成生子(おんぼろ)がいい。
すんごくいい。
次回この子を観に行こう!(^0^)
観ているだけで飽きないキャラって実際居るんだね~
演じる女たち<3部作> -ギリシャ悲劇からの断章-
Bunkamura
Bunkamuraシアターコクーン(東京都)
2007/10/06 (土) ~ 2007/10/08 (月)公演終了
満足度★★★
ギリシャ神話からの代表的な悲劇
まず、この物語はギリシャ神話からのものだから、ギリシャ神話を読んでいないと理解出来ないと思う。
インド・イラン・ウズベキスタン他、ヨーロッパの国々はギリシャ神話は古くから受け継がれて当然の如く読んでる物語だから、あちこちの劇場で上演されてるのだけれど・・・まだまだ日本は国民性なのでしょうか?
知らない方のほうが多いのかもしれません。。
第1部「メデイア」<ウズベキスタン>
演出:オブリヤクリ・コジャクリ
自国に攻め込んできたギリシアの王子イアソンに恋をした小アジア・コルキス国の王女メデイアは祖国を裏切り、イアソンと結ばれる。 だが、ギリシア国に凱旋したものの謀略により隣国に追われたイアソンは、そこでの親子4人のつつましい暮らしに耐えられず、出世のために妻メデイアを捨てて
領主の娘と結婚を決めた。 夫に裏切られ、追放を言い渡されて絶望したメデイアは復習を決意し、領主とその娘を殺害する。 さらにイアソンを苦しめるため、メデイアは自分が産んだイアソンの息子を殺して悠然と去って行く復習劇。
あまりにも有名なギリシャ三大悲劇なので、あらすじは知っていたし、独特の音楽に乗っての演劇、素晴らしかったです。音楽はインド音楽を思わせる旋律でしたが、ウズベキスタンの音楽なのでしょうか?
第2部「イオカステ」<イラン>
演出:モハメド・アゲバティ
テバイ王ライオスは「自分の息子(オイディプス)に殺されるであろう」というアポロン神のお告げを信じ、息子を殺せと部下に命じるが部下は情けをかけて谷に赤子を捨てに行く。
息子(赤子)は羊飼いに拾われ大きくなって、旅の途中でライオスと諍いになり殺してしまう。(この時点で親子と言う事をお互いに知らない)
その後、オイディプスは自分の実母とは知らずに夫亡き後の王妃イオカステと結婚して新しい王となるが、二人は後に事実を知る事となります。
王妃イオカステは元の王ライオスを殺したのは実の息子オイディプスと知り、首を吊って自害します。
最愛の妻であり自分の実母だった女性を失い、オイディプスは自ら目潰しの刑に処し自分の両目をナイフで刺します。
そして放浪の旅に出て二度とこの地に帰って来る事はありませんでした。
この第二部は非常に上手く表現していたと思います。
第3部「ヘレネ」<インド>
演出:アビラシュ・ビライ
ヘレネは絶世の美女でした。ですから、結婚前はギリシャ全土から結婚の申し込みがありました。
エーゲ海をはさんでギリシャ本土と向き合う土地トロイアのお話です。
トロイアの王子パリスはスパルタの王妃ヘレネと恋に落ちます。
パリスはスパルタから王妃ヘレネをトロイアに連れてきてしまいます。つまり略奪です。怒ったメネラオス王(ヘレネの夫)はギリシャ全土に呼びかけ、トロイア対ギリシャ全土の戦いとなってトロイア戦争に発展します。
その後、なんと10年間戦いは続きました。
今回の第3部はちょっと抽象的でしたが、良く出来た構成になってました。
地球儀のはしっこの街のナマエは
ノアノオモチャバコ
サンモールスタジオ(東京都)
2007/10/04 (木) ~ 2007/10/08 (月)公演終了
満足度★
時間が長く感じた
沈没船はどっちの所有物か?・・で1時間以上もやり合っていました。ことの展開がどうどうめぐりで、構成につかみ所が無い。時間が長く感じて観ていて疲れましたね。以前観劇した「笑劇ヤマト魂」の渡辺望が客演するので、興味はありましたが、時間を無駄に使ってしまいました。
月とテロル
神様プロデュース
王子小劇場(東京都)
2007/09/27 (木) ~ 2007/10/01 (月)公演終了
満足度★★★
虚構化の表現力
「人間は所詮、記号でしかない」という言葉が良く使われています。
記号の意味するものは?
って・・堅く考えていたら、この物語の登場人物は、タロットカードの大アルカナ22枚を象徴する22名という事で、タロットの表す月をイメージして作ってるみたい。。
もっとも、ワタクシ、タロットは良く知らないんだよね。。
小早川春人は、売れていない作家(=アルカナ「18.月」)です。
彼は、彼の目を通して見た、自分の周囲を物語にしようと試みますが、出版社にダメ押しされ、その作品の評価に一喜一憂します。
出版社からは見放され、絶望の果てにとあるテロ事件を起こします。
それは抑圧された自らの思想を主張するための最終的な強硬手段でした。
結局彼は、自ら輝くことの出来ない、けれども夜空に燦然と君臨するタロットの「月」ですが、それは太陽の存在によって照らされている。という事に気がつきます。。
最終的には大した要求もなくテロ事件を起こし、自害しますがそれまでのスピードある展開やコミカルな会話劇はセンスがあり、場面場面での面白さも観ていて飽きないし笑える。
この物語は現実とは程遠い虚構化する表現ということだが、そもそも、劇自体が虚像でしょ?
どうせ嘘話なら、最後の終わり方に気を使って欲しいよね。
・・つまり作家はピストルで脳を撃って自害するわけだけれど、そこには希望が全然ない。
観客の好みにもよるけれど、ワタクシ達が何のためにわざわざ時間を作って観に行くか?
2時間という時間の枠の中で夢や希望や楽しさや・・ほろりとした温かいものに満たされて明日の意欲に繋がる訳でしょう?
最後があれで満たされる?
そこに夢や希望やファンタジーがあるの?
「作品と自分(主観)の間に一線を引くことがとても難しいのです。 」って脚本家の言葉だけれど・・・
小難しい事は考えず、あれだけの早いテンポとセンスある笑いを提供できるなら、終わり方も考えて欲しかった。(・・)
っつーことで、嗜好に合わなかったのは最後だけ。
他は良かったっ!(^0^)
ミザリー
コマ・プロダクション
シアターアプル(東京都)
2007/09/29 (土) ~ 2007/10/10 (水)公演終了
満足度★★★
渡辺えりこがすきです
もうミザリーと言えば知らない人は居ないでしょ?(・・)
ポールが自動車事故で気を失っていたところをアニーが助けるが、実は、一転恐怖の監禁生活を送ることになってしまったポール。
動けないポールを自宅に監禁し、言う事を聞かせ、アニーの思い通りの小説を書かせる。
少しでも反抗したら、お仕置きがまってるというアニーの異常な残酷さを描く。
渡辺えりこが好きなので観に行ったのでした。
いったい、どんな実力なのかと・・・。
結論!普通。。ごく普通でした。。
チケット7000円の価値で考えると普通(^^;)
小劇団のレベルと大差ないです。はい。
だけど・・・渡辺えりこは好きですっ!(^0^)
talent
ハイバネカナタ
明石スタジオ(東京都)
2007/09/28 (金) ~ 2007/10/01 (月)公演終了
満足度★★★
タレントの一生
ひとりのタレントが名声や拍手が欲しい為に、世の中に翻弄され、捏造されて、進み続けながらもう一つの世界に 埋没していく姿を描いた作品。
以下はネタバレBOXに入れました。
へそのはなし
昭和芸能舎
シアターブラッツ(東京都)
2007/09/14 (金) ~ 2007/09/24 (月)公演終了
満足度★★★★
コミカルなテンポと涙ありin千秋楽
小さな田舎町の旅館とそれに関わる人達の物語り。
この村がダムによって沈んでしまう、そこで「ここが日本のヘソ、ど真ん中だ!」と国土地理院に認めさせ日本地図に載せてもらおうと企てるが、それまでの経過が面白い。
ゴミ問題や水問題、原発の問題を取り上げ、田舎が都会の犠牲になってる事なども盛り込み、自然にも触れながらサラッと主張する。
テンポも早いしコメディ仕立てなのだが、しっかりとお涙頂戴!の場面もあり、構成が上手い。
前評判が良かったせいか、必要以上の期待感もあったので、最初の出だしから30分位までは馴染めなかったが、それ以降の展開の速さとノリは抜群だった。
フィナーレのレビューは素晴らしい!!の一言。
福下恵美の「ブン!ブン!ブン!(▼ヘ▼#) 」は良かったなぁ。。
そういえば・・・ちっさいころ、チャリでブン!ブン!したっけ・・・。(▼ヘ▼#)
神のゆりかご
劇団バッコスの祭
アトリエファンファーレ東池袋(東京都)
2007/09/21 (金) ~ 2007/09/24 (月)公演終了
満足度★★★
喜劇仕立ての真面目な戯曲
物語は16世紀末のイタリア。
地動説を主張して異端者の烙印を押された科学者ガリレオ・ガリレイのお話です。
再演もありうるのでネタバレBOXに。(2008/6/14)
太陽に灼かれて
劇団EXILE
ステラボール(Stellar Ball)(東京都)
2007/09/20 (木) ~ 2007/10/08 (月)公演終了
満足度★★★
ステラボールが最悪!
タイトルからして、難病ポルフィリン症を生き抜く
著者: タミー・エバンズ /寺沢恵美子 の小説の内容かと思いきや違った!(^^;)
ヒロインの下宮里穂子。
長塚圭史主宰の演劇ユニット『阿佐ヶ谷スパイダース』の最新作「少女とガソリン」でヒロインに抜擢され、その透明感と力強さが話題をさらったばかり。
ケラリーノ・サンドロヴィッチが主宰する劇団、『ナイロン100℃』の欠かせないバイプレーヤー大山鎬則。
『北区つかこうへい劇団』から松本有樹純と黒川恭佑。
『劇団☆新感線』の旗揚げメンバーでその強烈な個性が評価されるこぐれ修。
すんごいキャストの面々でしょう?(・・)
物語は、201X年の東京郊外が舞台。
踊ることで鬱屈した気分を紛らわせていたアキラ、マサ、タクヤら“CLOSER”のメンバーたちはある日、仲間のひとりが抗争で死んだことを知ったことから社会への不満を爆発させる。
リーダーのアキラはテロへの決起を呼びかけ、さらに不死の悪魔を呼び出す儀式を強行。
狂乱が頂点に達したとき、悪魔が降臨し“CLOSER”のメンバーたちを惨殺、彼らの身体に乗り移る。
この日から、太陽は姿を消し、人類滅亡計画がスタートする……。
孤独と苛立ち、憎しみに支配された男たちの戦いを描くハードボイルドストーリーにして、暴力や思想、そしてもうひとつの太陽“核”にも言及していく過激な内容。
(中略・・・ネタバレBOXへ)
う~~ん。。
内容は良かったのよ。まあ、それなりに観られたっ!っつーか・・・しかし、このステラボールが良くない。
ここの劇場椅子の段差がないの。
前の人達の頭で舞台が全く見えない。しかも、ヒロインが舞台上で倒れての演技が多かったから、更に見えない。。
かえって2階席の方が良かったかも?
二度と観たくない劇場でした。。
劇団両面HEROの探偵白書Ⅱ~閣僚の神々~
劇団両面HERO
MODeL T(東京都)
2007/09/21 (金) ~ 2007/09/24 (月)公演終了
満足度★★★
安い、おもろい!!(^0^)
ここの劇の料金 \1,800でワンドリンク付き。
生ビール800円を飲んだから劇は1000円って事でしょう?
安い!しかもおもろい!!(^0^)
ときわ探偵事務所に所属する3人の探偵の物語。
社長である常盤が主役。
「常盤は昔はSだったが今は何でも受ける探偵」(S…政府や企業に雇われている探偵)という事だが、少々社会派な話を織り交ぜた、笑いを中心とした、いや、笑いオンリーのお芝居。という説明なのに・・・
何故か探偵の種類だったはずのSが本当のマニアックなSやMとなって劇中登場し、鞭や蝋燭、ガムテープ、縄が入り乱れてのお芝居。
いあ~・・馬鹿らしいけれど、おもろい!
おもろいけれど、馬鹿らしい!(^0^)
何の考えもなく笑えて楽しめる劇でしたっ!
強いて言うなら・・・ちゃんとパンフ作れよww
ATTLIVE5
ATT
国立オリンピック記念青少年総合センター・カルチャー棟・小ホール(東京都)
2007/09/21 (金) ~ 2007/09/21 (金)公演終了
満足度★★★★
萌えるわっ!
今回、ATTの主宰でアクションの要、根本太樹が左足の靭帯損傷したらしく、出演してなかった(><)
く~~、だからなのか、前回のロケットライブのような迫力がなかったような気がするが・・・気のせいなのか?
それとも、見慣れてしまったせいなのか・・?
身体の周りをくるくる回る技、あれ何と言うのでしょう?
前回はもっとお披露目してくれたよな~(^^;)
まあ、今回も全体的に笑いあり~の、見せ場あり~の、で、満たされました。。
イチの猿、いい感じです。
立ってるだけで、それらしく感じるからやっぱ、役者なんですねっ!(^0^)それにきゃわいい!!
相変わらず、濱田朋行と浜田朋行、いいな。。
実はああいう、とぼけたキャラが大好きなんです。
フェチといってもいい位、ああいうキャラに萌えるww・・・
まあ、アクションコメディーだから何も考えずに楽しむのがサイコー!(^0^)
ディレクション
劇団たいしゅう小説家
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/09/15 (土) ~ 2007/09/24 (月)公演終了
満足度★★★★
笑えて泣いて感動して・・
一言で言うと「面白かった」。
メインは川野太郎、汐風幸、曾世海司の3人。
筋としては汐風幸演じる女優の純愛物語です。
再演もありうる為、ネタバレBOXに。(2008/6/14)
Time Trouble 齢30
劇団虎のこ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2007/09/04 (火) ~ 2007/09/23 (日)公演終了
満足度★★★
Cバージョン!
友人と会社を立ち上げた3人、30歳という節目を迎えた年、当たり前のように彼らに訪れていた時間が、何の前ぶれもなく、植山(植田靖比呂)だけが過去と現在を行き来出来る様になってしまう。
以下はネタバレBOXに。。(再演もありうるので過去のレビューを隠してます。2008/6/10)
たとえばこんなシンデレラ
ミュージカル団クレアトール
六行会ホール(東京都)
2007/09/16 (日) ~ 2007/09/16 (日)公演終了
満足度★★
生演奏は素敵です!
ここの劇団に興味を持ったのは「役者はもとより、楽団も団員として所属しており、オリジナルミュージカルを生演奏で楽曲・新キャストも加えて、見た目にも一味違う作品をお届けいたします。」
っつーキャッチに飛びついたからなんだよねっ!
以下はネタバレBOXに。。(再演もありうるので過去のレビューを隠してます。2008/6/10)
”この女たちワケアリ?”(仮)
シネマ系スパイスコメディAchiTION!
しもきた空間リバティ(東京都)
2007/09/15 (土) ~ 2007/09/16 (日)公演終了
満足度★★★★★
すんばらしい!7つの人格
ワタクシの大好きな、ホント、大好きな、 AchiTION!の『7つの平岡真奈』 の感想を書けるというのでノリにのってるみさです!(^0^)
以下はネタバレBOXに。
渋柿の行方
ヒンドゥー五千回
サンモールスタジオ(東京都)
2007/09/14 (金) ~ 2007/09/24 (月)公演終了
満足度★★★
家族の風景
アットホームな劇かな?と思いきや、そーでもないっ!
主人公は妙子(長谷川有希子)の祖父・祖母といっても過言ではない。
その位、インパクトがあった。。
以下、ネタバレBOXに。。
東京タイタニック
江戸川プリンセス
銀座小劇場(東京都)
2007/09/14 (金) ~ 2007/09/16 (日)公演終了
満足度★★★★
笑いのセンスと生きるというテーマの確立はお見事!
実際にあった本当の話を書き下ろしたらしい。
↑
このらしい・・っつーのは実際に脚本家の三谷昌登にお逢いして例の如く、根掘り葉掘り聞いたのでした。
んで・・本題
ネタバレBOXに。。
第三回 ぬえの会能楽公演
ぬえの会
喜多六平太記念能楽堂(東京都)
2007/09/09 (日) ~ 2007/09/09 (日)公演終了
満足度★★★
解り易い解説も必要かと・・
能楽・・ワタクシ・・はっきり言って人生の中で2回目。
少ないおね?
すんごく少ない。。
以前、母に連れてきてもらった時は何が何だか良く解らず、あの静かな吐息と妙に心地よい鼓の音に熟睡したのでしたww
で・・帰りの電車の中で
『あなたっ!古典をもう少し勉強しなさい!』
っつーて、強い語調で姉に窘められたのでしたww
あれから何年も経って、樹木の年輪じゃあないけれど、それなりのお年頃になって今なら随分見方も違うんじゃね?(・・)
なんつーて行ったのでしたっ。
能は約600年の歴史を持ち、舞踏・劇・音楽・詩などの諸要素が交じり合った現存世界最古の舞台芸術です。
主人公の殆どが幽霊や精霊。
その内容は時代や国によって変わる事の無い人間の本質や情念を描いています。
能は必要最低限の動きや舞台装置しか用いない。
能は心で観る!・・・・らしいww・・(・・;)
で、今回の世阿弥作の「井筒」
井筒は初恋の純情を表した曲と考えられていて、彼女は死後も、男の再生を信じ続けて『待つ女』、それも恋する男の形見の衣装を身にまといながら『松風』のシテのように狂うことで男との一体感を得る、強さを持たない悲しい女性なのかもしれない・・・
運命に抗えない姿は現代的な女性像とはまた違ったものがあり、それがまた儚く美しい。。
それにしても・・・この古典的言葉の羅列はやはり・・若年層には受け入れられないでしょう。。
現存世界最古の舞台芸術を継承し、観客を集めてその伝統を多くの人に観てもらいたいならば、誰が見ても理解できるような解説を添付するとか、映画で言うところの字幕を付けるとか・・・見せる側にも努力が必要でしょう?
今の時代、これだけの情報の中で観客をいかにして劇場に足を運ばせるか!?が何処の劇団でも悩みの種でしょ?
そしたらさ、そしたらよ?(・・)
自助努力も必要でしょ?
なんつーて偉そうに言っておきながらあの静謐さに
ついつい眠くなっててしまったのでした・・
自助努力しろって!
自分に言い聞かせたのでしたww・・
ONE!
劇団Peek-a-Boo
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2007/09/05 (水) ~ 2007/09/09 (日)公演終了