じべ。の観てきた!クチコミ一覧

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学生服を脱がさないで

学生服を脱がさないで

KENプロデュース

アイピット目白(東京都)

2011/08/06 (土) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

120分を楽しく過ごす
学園もののお約束満載な上に「成井豊先生、今日もよろしくお願いします」「演劇部に参加しているとバレたら校内の笑い者になる」などの台詞、80年代後半(?)のあれやこれやや愛知訛りなどにツボを突かれて120分を楽しく過ごす。

隅田川の線香花火

隅田川の線香花火

遊戯空間

浅草木馬亭(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/06/29 (金)公演終了

満足度★★★★

いつもの小劇場系とは異なる劇空間
素舞台とはいえ会場そのものが装置みたいなモンで三遊亭圓朝師の半生記な内容によくあい、随所に落語的語り口や落語ネタがあり、いつもの小劇場系とは異なる劇空間を堪能。
ところで2回も「押しも押されぬ」が台詞の中にあったけれども、当時は「押しも押されもせぬ」と正しく言っていたのではないか? それともあの当時から既に誤用されていたのか? てかそんな考証以前に正しい日本語として「押しも押されもせぬ」にすべきではなかったか?

正義について (公演終了・ご来場御礼)

正義について (公演終了・ご来場御礼)

殿様ランチ

サンモールスタジオ(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/03 (火)公演終了

満足度★★★★

考えさせられることしばしば
正義に関する価値観の違いや正義を貫くことに伴うリスクを提示されて観ながら「うむむ…」と考えさせられることしばしば。
また、一件落着しつつも今後の波乱を予期させる終わり方もイイ。さらにそれでいて笑えるし…。
上演時間105分。
ちなみに仮題「笑わせるな」は、当初案では笑いのないものを想定したため「(客を)笑わせるな」だったが、「どうしても面白く(=可笑しく)なっちゃう」ので現タイトルにしたとのこと。(アフターイベントより板垣さん談)

パンザマスト【ご来場ありがとうございました】

パンザマスト【ご来場ありがとうございました】

青春事情

駅前劇場(東京都)

2012/06/27 (水) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなかに見事。満足っっ!!!
同窓会の三次会で母校に深夜忍び込んだ面々の物語。
伏線の張り方・回収の仕方や小人数での会話にする時の他メンバーのハケさせ方など自然で巧いし、用務員さんを筆頭としたキャラ造形とその表現も良く、90分という程よい尺ににまとめたことも含めて、なかなかに見事。満足っっ!!!

サルエン

サルエン

賞味期限

しもきた空間リバティ(東京都)

2012/06/28 (木) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

基本に忠実なシット・コム
大きな勘違い1つを軸に据えてそれを中心にいくつかのエピソードを絡ませた「基本に忠実なシット・コム」なので安心して観ていられる。
また、ベンチ1つだけという極端にシンプルな舞台美術には眼からウロコ。
さらに人生訓的な幕切れと井口千穂嬢のコメディエンヌぶりも◎。

笑の神様【連日満員御礼!ご来場誠に有難う御座いました!】

笑の神様【連日満員御礼!ご来場誠に有難う御座いました!】

江古田のガールズ

シアター711(東京都)

2012/06/21 (木) ~ 2012/06/25 (月)公演終了

満足度★★★★

狂気と笑いは紙一重
タイトル、チラシ、客入れBGMの選曲、さらにはオープニングシーンまで使って喜劇系であると観客を謀っておいての驚くべき内容に口あんぐり(←もちろん良い意味で)。
が、「狂気と笑いは紙一重」を身を以て示して見事。
また、漠然と某有名監督が某人気作家の作品を原作にして撮った映画を連想。

雷神ウツボ

雷神ウツボ

ひげ太夫

Geki地下Liberty(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

本筋はもちろん小ワザも見どころ
毎度お馴染みのダイナミックでスケールの大きい「スペクタクル組体操絵巻」な全体像はもちろんのこと、小ワザ(「vPad」とか)や恒例となった「有名キャラの顔」ネタも楽しい。

教室短編集

教室短編集

劇団「14歳」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

次いでクローバー・ハート組(+総論)
ダイヤ・スぺード組と同様、1編目がキャピキャピ系(←私見)で2編目はじっくり、な組み合わせ。
チームクローバー(三浦演出)は4編中一番コミカルなこともあり、スピードやリズム感を持たせようとしたのだろうが、早口の台詞はともかく「間」がないのでせわしないどころか薄っぺらに感じてしまう。
また、吉本新喜劇風を狙ったようなコケも思い切りが悪く「みんな揃って倒れただけ」のようだし…。
とはいえ劇中のメンバー紹介に重ねた各人の挨拶はイイ感じ。
続くチームハート(中村演出)は4編中最もシリアス。
クラスメートを喪った哀しみを1年間に亘って(←これも他と比べて異色)描き、迎えるラストの切なさよ。
なお、こちらも各人それぞれを印象付ける演出があり感心。

総じて言えば、4編それぞれに色合いが異なり(良くも悪くも)特徴的なので観た甲斐はあり、2編ずつの組み合わせや上演順、誰がどれを演出するかなどの「内幕」はどうだったか?を想像すると楽しい。

それにつけてもこういう企画ならセット券か半券割引が欲しい。

教室短編集

教室短編集

劇団「14歳」

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/06/19 (火) ~ 2012/07/01 (日)公演終了

満足度★★★★

まずはダイヤ・スベード組
まさに「14歳のリアル」? 1編目(チームダイヤ:佐々木演出)は内容にいたく共感するも台詞のテンポが速く(イマの中3生の会話なのかとは思うが)聞き取りにくいのが難点。
対して2編目(チームスぺード:谷演出)は、いかにも女子校な内容をじっくり見せて好感を持つ。

進め!あしぶみマーチ

進め!あしぶみマーチ

みきかせworks

BAR COREDO(東京都)

2012/06/17 (日) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

対照的な2編のカップリング
片や「通常版」での上演を前提とした(とはいえどう見せるかは想像しにくい)作品、片やリーディングならではのブッ跳んだ作品と好対照の2編で、後半の譜面台に付けたクリップライトのオン・オフで場にいる・いないを示す演出にも感嘆。

鈴木の行方

鈴木の行方

タテヨコ企画

駅前劇場(東京都)

2012/06/06 (水) ~ 2012/06/12 (火)公演終了

満足度★★★★

随所で懐かしさ炸裂
人の名前と顔が一致しにくくなってきた身(爆)としてドキリとする出だしだったが、状況の極端さに何やらフシギなナニカだと思い直す。
そうして展開するのは懐かしき「少年時代あるある」的な。随所で懐かしさ炸裂。
また、街なかや集合住宅戸口など様々な場に対応できる装置も◎。

「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」(6月)

「ギブミーテンエン~昭和29年のクリスマス~」(6月)

劇団6番シード

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2012/06/13 (水) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

確かに「異色作」
60年代のモノクロ日本映画(それも東映や日活ではなく大映か東宝?)的なニオイで進行しつつ、結末は70年代アメリカン・ニューシネマ風。
混乱期をとにかく生き抜こうとする=生きるためには手段を選ばない人々のザラリとした物語が次第に悲劇に転じて行く切なさよ。
初演に比べてややマイルドにしたというラストもイイ感じ。

道雪

道雪

THEちょんまげ軍団SUPER

吉祥寺シアター(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★

フォーマルな時代劇
武将の影武者的な存在に起用された農民を主人公とした「フォーマルな時代劇」。
第2幕の後半からグッと良くなるが、逆にそこまでを丁寧に描き過ぎた(冗長ではない)感なきにしも非ず。

TEARING SNOW

TEARING SNOW

川崎インキュベーター

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★

雑然と詰め込まれた印象
1945年初頭を舞台にした物語。斬新な発想は面白いが、笑い、荒唐無稽、秘話的なものなど雑然と詰め込まれた印象。
また、基本的にはコメディなのにあまり必然性が感じられない人死にが3つもあるのは好みに合わない。

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

あずき組
オーソドックスなリーディングのラムネ組に対してこちらは「みきかせスタイル」全開。
とある洋モノと江戸情緒を融合させた蜂寅企画、他が「弦楽合奏」なのに対して「弦カル」…どころかパンクかテクノのような味わい堂々の組合せが楽しい。

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

【全ステージ無事終了!ご来場ありがとうございました】みきかせプロジェクトvol.3 「流星群アイスクリン」

みきかせworks

ワーサルシアター(東京都)

2011/08/03 (水) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ラムネ組
ドキュメンタリータッチで私戯曲・時事戯曲的なチャリT企画は「あの日とその後の事」をありありと浮き上がらせて見事。
対する8割世界はおよそリーディングには向かないであろう作品に挑戦して引き付ける。

毒と微笑み

毒と微笑み

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2011/08/04 (木) ~ 2011/08/10 (水)公演終了

満足度★★★★

欲を言えば戦争関連にももう少し踏み込んで欲しかった
序盤で提示された沢山のバラバラなピースが次第に関連付き組み上げられて行く構造ゆえか休憩なし160分の尺も体感的には一般的な芝居程度にしか感じず。
笑いや装置の使い方なども良いが、欲を言えば戦争関連にももう少し踏み込んで欲しかった。まぁこれは前夜に戦争について語った作品を観た影響もあるのかも知れんが…

カサ・ノワール

カサ・ノワール

ZIPANGU Stage

萬劇場(東京都)

2012/06/07 (木) ~ 2012/06/10 (日)公演終了

満足度★★★

コメディのち推理
前半はコメディタッチで進みながらも次第に謎が増えてミステリー風味にシフトチェンジ。
登場した時は胡散臭げだった占い師チームが実は探偵役というのが巧み。
若干苦しい部分が無きにしも非ずではあるが金田一シリーズや「砂の器」を想起させつつも実は少し未来のハナシなのもミソ。
これ、シリーズ化して欲しいような…。

so complex semi-normal

so complex semi-normal

拘束ピエロ

プロト・シアター(東京都)

2012/06/16 (土) ~ 2012/06/17 (日)公演終了

満足度★★★★

「イマ」満載
なう…もとい「イマ」満載。
昨今の事件を起こした…あるいはその予備軍的な事件を起こしても不思議がない若者たちの形成過程・内面をまざまざと見せられた感じ。
また、複数で同じ人物を演じたり、時を隔てた場面をモーフィングのように繋ぐなどの表現も◎。(がしかしそれゆえ舞台を観慣れていないとワカりにくいかも?)

サプライズにもほどがある

サプライズにもほどがある

トツゲキ倶楽部

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/06/15 (金) ~ 2012/06/18 (月)公演終了

満足度★★★★

舞台演劇ならではの表現方法がステキ♪
前半では「縁結び屋」の仕事を見せておきながら、後半ではその縁結び屋自身の内面・過去に迫る構成に加えて回想シーン専属(!)の役者を使うのが妙案。
シンプルであるがゆえに多面的に使える装置も含め「舞台演劇ならでは」の表現方法がステキ♪

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