ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

541-560件 / 601件中
極楽百景亡者戯

極楽百景亡者戯

ピースピット

ABCホール (大阪府)

2011/07/29 (金) ~ 2011/07/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです
詳しくはあとで・・

大阪公演:バーニングスキン

大阪公演:バーニングスキン

劇団子供鉅人

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2011/08/26 (金) ~ 2011/08/31 (水)公演終了

満足度★★★★★

原宿は逆に大阪行ってて行かなかったんですけど・・
今回の大阪公演は行きました(苦笑

子供鋸人は・・もしほかの劇団だったら、舞台の上じゃなくって、
ひょっとしたら裏方とかそういうのになってたんじゃないか?
みたいにも思えてしまったりする、一般的ではなさそうな風変りな役者さんたちが
ガッチリ固まってビザールな空気を醸し出してるところがステキです。

grafのフシギな家族劇も面白かったし、渡欧前の原宿公演も面白かった。

ごみ溜めから地中海(勝手に推測)まで?の物語のふりはばの広さ、
フシギなアッパーさ、愛?とでもいうような底の温かさ、
日本の劇団では今まで観たことが無いようなラディカルでダークな雰囲気、
役者さんたちそれぞれの魅力・・すべてが素晴らしい。

昔から好きな京都のベビー・ピーと並んで、
(東京には存在しないという意味で)関西でも特別な劇団の一つです。

(ステキな髪型の)主宰が快快を愛好しているようなので、
あまりポコペンで子供鋸人の素晴らしさを言うと、
「でも東京には快快あるし・・」
みたいなことを言って逆にしょんぼりしているようなのですが・・
自分も割と両方ともしばらく前から観てる(勿論快快も好きです)んですが・・
今現在の日本の劇団全体の中での自分のマストは・・
ダークでLOVEな長屋劇(猫のいっぱいいる谷六にあるところもまたいい)の子供鋸人かなぁ・・スミマセン、主宰(苦笑

ルルの海

ルルの海

サリngROCK÷大塚雅史

シアターぷらっつ江坂(2011年9月閉館)(大阪府)

2011/05/21 (土) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★

そういえば
なかなか良かったですよ・・。

DOLLY

DOLLY

ムーンビームマシン

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2011/05/20 (金) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです
あとでも少し書き足します・・(汗

いたずら王子バートラム

いたずら王子バートラム

ミジンコターボ

HEP HALL(大阪府)

2011/05/20 (金) ~ 2011/05/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

芝居も楽しかったのだけれど
舞台が生まれるいきさつがまたステキだな、と思った。
(詳しくは・・あとで書き足します(汗)

さらばアイドル、君の放つ光線ゆえに

さらばアイドル、君の放つ光線ゆえに

劇団レトルト内閣

HEP HALL(大阪府)

2011/02/18 (金) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

レトルト内閣は面白いです
女優陣など、特に特徴的で・・。

ピラカタ・ノート

ピラカタ・ノート

ニットキャップシアター

ザ・スズナリ(東京都)

2011/04/09 (土) ~ 2011/04/11 (月)公演終了

満足度★★★★★

大好きな作品がこうも変貌するとは・・
やはりごま氏は天才だと思った。

Jのとなりのオニク

Jのとなりのオニク

男肉 du Soleil

シアター711(東京都)

2011/04/25 (月) ~ 2011/04/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

最高
とても面白かった・・。

延命

延命

ナントカ世代

アトリエ劇研(京都府)

2011/02/18 (金) ~ 2011/02/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

毎回
舞台美術が素晴らしいんですよね・・。

こいにょうぼう

こいにょうぼう

ナントカ世代

京都府立文化芸術会館(京都府)

2011/05/22 (日) ~ 2011/05/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

そういえば
面白かったです・・。

黒田育世『おたる鳥をよぶ準備』

黒田育世『おたる鳥をよぶ準備』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

にしすがも創造舎 【閉館】(東京都)

2011/09/27 (火) ~ 2011/09/27 (火)公演終了

満足度★★★★★

そういえば
素晴らしかった!

パール食堂のマリア

パール食堂のマリア

青☆組

三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)

2011/07/29 (金) ~ 2011/08/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

そういえば・・
観てきたんですよね。面白かったです。
潮の香りがするようで。お袋もヨコハマ生まれで昔はお嬢だったようなので(笑
よく昔話を聞かされました。そんな柔らかな風の吹く街のことを凄くステキに描いているところがまた良かったなな、と。

全 員 彼 女

全 員 彼 女

TOKYO PLAYERS COLLECTION

王子小劇場(東京都)

2012/01/05 (木) ~ 2012/01/09 (月)公演終了

満足度★★★

・・なんだろう、全然共感できなかった・・(苦笑
年なんでしょうか、クールで・・何、考えてるの?ちょっとよく分からない主人公(男)に
全然共感できませんでした・・(苦笑

やっぱり男優が主人公演じるのなら、汗飛ばしながら勢いよく走り回って、
目から火花が飛び出るような、ムダに元気な野郎(オヤジそうだったな(苦笑)じゃないと・・
自分は入れないな、と改めて気付きました(←男装なら宝塚

観た後に「なんかスッッゲェー元気なヤツ見た!」みたいな気になって、
ジャンプして劇場から家まで走り出したくなっちゃうような(苦笑
そんな巨大なバカ(←人のこと言えない)の一人でもいないと
劇場に行った気がしないっていうか・・(←魂の(ムダな)叫び

自分自身、自分と似たようなバカ探しに劇場行っている感もあるので(苦笑

・・イヤ、ホント場違いでスミマセン(苦笑

・・どうなんだろうか?
裏切られて傷つくって、そんなに痛いかなぁ?
そういう弱い人が平気で人を傷つけてるんだよなぁ。

・・自分、いくら傷ついて血ィ流しても平気っス。
だって無敵(根拠なし)っスから、いくらでも来いや(ハリケーンディスコでそんな主人公いたな・・(笑
みたいに自信たっぷりに言い放つ不敵なバカ(男)の方が(同じ男から見ると)
千倍カッコ良いと思うけどなぁ。
やっぱり男に生まれたら、モテるモテない関係なく、
誰よりも(自分なりに)カッコ良くなりたいもんなんじゃないかなぁ(やっぱ俺ってズレてる?

最近になって特に思うのだけれど、
女性の魅力というのも男性の魅力ありで、
その逆もまたある。

どちらか片方が独立してあるというのは、特に舞台の上ではないように思う。

特に恋愛ものの場合はそれが顕著(宝塚がいい例)に見える。

最初から、脚本としての男性が魅力的に見えない・・(スミマセン(汗
場合、男優がどれだけ掘り下げても厳しい・・となると、
女性の魅力も下がってしまう・・。

今回の場合、男性があえて立つ必要があったのかな?
前回みたいに女性だけじゃ駄目だったんだろうかな?
・・難しいですね(苦笑

まぁ、そんな感じで明日は元気の塊、コースケ・ハラスメント氏の引退(涙)公演でも観て
元気注入してもらおうっと♪

紅夢漂流譚(くれないゆめひょうりゅうたん)

紅夢漂流譚(くれないゆめひょうりゅうたん)

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2011/12/12 (月) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

満足度★★★★★

「国枝史郎LOVE」なんで・・
・・ついさっきこりっちで時間堂の感想を書いていたら、
桟敷童子のことを思い出してしまった(笑

同じ歴史ものでも、あちらは静かな演劇、こちらは伝記もの、
あちらは歴史の波に翻弄される女性、
こちらはぶっ飛んだ男前女子野郎ども(←男表記のほうが多くなったが女性のことです(笑)

・・どちらも悪くはないけれど、
自分はやっぱり血沸き肉躍る伝奇ものの方が好きかな。
・・まぁ、男子ですから。
でも、まぁ花も好きだし・・たまにはお袋に花を買って帰ったりもします(苦笑

星の結び目

星の結び目

時間堂

こまばアゴラ劇場(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2012/01/02 (月)公演終了

満足度★★★★

実は好みが分かれるかも
登場人物(特に男性)は類型的です。
ただし、この物語の主眼は、多様な男性像を描くことではないのです。

むしろ、女性(や子供)の存在によって、
奥さんを思いやる言葉を覚えたり
はたまた振られて癇癪を起したり
愛人に甘えたりする
男性というものの様々な側面(作者が観察した)を描くことにあるように思われます。

男性が物語の出発点として展開する劇が好きな人には、不満が残ることでしょう・・。

また、積極的に誰かが主人公として展開する物語でもないです。

むしろ、この物語に主人公のようなものがあるのだとしたら、
それは、時代の流れとは無関係に日々うつりかわる日本の季節の美しさや、
座布団を干した時の香りや、天気雨を狐の嫁入りと表現した日本の言葉の美しさとか、
日々の生活の中に感じる喜びや瑞々しさみたいなもの
                    (小津安二郎的?)
・・・人間というよりは、
かつて日本にあった、美しい、人間と人間との間にあった何か。
・・コミュニケーションの形式やある種の感覚とでも言うようなものでしょうか。

(坂本竜馬的な)人間が歴史を動かしている、というような物語を好む人には、
なかなかとっつきにくい歴史劇ともいえるかな、と。
(ソウル市民に女性的な感性が混じったもの?)


(以下、ネタばれへ・・)

ネタバレBOX

一家の風景としては・・
男性が商売をまとめて、女性が家を形作っている、という感じです。
(戦前はみんなこうだったんでしょうが・・)

男性陣の中では、実は父親の愛人の子供であったことが後でわかる次男の信夫の人生が象徴的です。

若いころは星に詳しい感受性の豊かな青年でした。

それが時がたつと、妾の子であるコンプレックスを払しょくしようとするあまりか、
社会(家)のなかで認められようと金儲けの話に熱中し、
焦ってもがいている中で、本来持っていたはずの自然に対する純粋さを失って、
石油などの資源にばかり目が行くようになる様子が、
第二次世界大戦の進展とともに描かれていて
物語の描写が非常に洗練されているな、と、感じたりしました。

また、物語にほとんど登場しませんが、
静子の早くに亡くなった旦那さんが
非常に純粋な人だったんじゃないか、というのも、
以前に静子から貰った恋文を大事に保存していたという話が終盤にでてくることから、
うっすらと想像されたりもします。

男性を直接描くのではなく、物語の終盤に差し掛かってから、
女性の語りから人物像をうっすらと浮かび上がらせるところ、
物語の救いにもなっているようで、非常に上手いな、と、思ったりしました。

ただ、女郎になった梅子と戦争から帰還してきた辰男のラストシーンだけは・・
作者が男性にこうであって欲しいと願うあまり?なのかは分かりませんが、
雰囲気が甘過ぎるようにも観えたりして
ちょっとリアリティに欠けたやり取りのようにも(自分には)見えなくもなく、
それがちょっと残念だったかな、と、思ったりはしました。


ちなみに、自分の感想としては、
若いんだから、舞台から川の匂いの漂ってきそうな感じなど、感性は素晴らしいんだし、
あとは、分かるものだけを入れて小さくまとめようとしないで、
物語の破たんを恐れずにもっと勢いよく、好きなだけ色んなものをつめ込んで、
それで混沌とした色彩の中から、何かをつかみ出してほしいな、と、思ったりもしました。

歴史の写真なんか、今見るからセピア色なんでしょうけど、
タイムマシンに乗って当時を見に行けば、
きっとみんな原色含めた色んな色に満ち溢れてたんでしょうから・・。

(・・例えば、ミジンコターボのカラフルで燃える織田信長物なんかと比べれば、
やっぱりあっちの方が自分にはテンション上がります。でもそれは、自分が男ってことと無関係ではないのかも・・まぁ種類が違うっていえばそれまでなんですけど(汗)

あと、丁寧に描いていればもっともっと長くなりそうな物語を、
語りをザクザク切りつめながら、役者の表情や仕草に委ねられるところは委ねて、
あとは観客の想像に任せているところなど、非常に素晴らしいな、と、思いました。
(自分はここは長所だったと思います)

あと(補足ばかりですみません)、自分が観た感じでは、
役者さんたちの演技はみなさん素晴らしかったように思います。

--------------------------------------------------------
ちなみに、公演の後に書けば書くほど他の人の感想をしっかり読まなければならなくなるので(それらを生かせたかは分かりませんが・・汗)
自分はやっぱり最初の方に観て感想を書くのが楽だな・・などと今更ながらに思ってしまいました(苦笑

でも・・みなさん頑張って書いてますしね。
・・自分も少しは足しになったのかはよく分かりませんが(汗
クラシコ・イタリアーノ

クラシコ・イタリアーノ

宝塚歌劇団

東京宝塚劇場(東京都)

2011/11/25 (金) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

職人魂だけではなく・・
・・気のせいか、会場のあちこちで
「(主人公)カッコ良いけれどチャラい!」
みたいな声が耳に入ってきたんですが(苦笑
自分の見る限りでは、少なくとも新宿渋谷心斎橋なんかにいるクズたちとは
まったくの別物なのではないかな、と思ったりしました。

以下、ネタバレへ・・

ネタバレBOX

自分の大好きなシーンで、
主人公が、花売りの少年から枯れかけた花を買ってあげてから、
ヒロインに渡す場面があります(結構あちこちで言われてる所でもありますが・・

そこで主人公は、自分も少年と同じように昔、花を売り歩いていて、
古い花が売れ残ると新しい花が買えなくて、
枯れた花を持って街を歩いていたことを話します。

自分が思うに、主人公は、それまでのきれいな女性たちに
そのような身の上話をしたり、ましてや枯れかけの花を渡すなんてなかったんではないかな、と(笑

もし、貴婦人方がそのとき横にいたら、男は迷わずきれいな花を買いなおしてから
渡したんじゃないかな、と思うのです。

それは、渡した花は新しくてキレイでも、決して心のやさしさの花は渡さないぞ、という意味でもあります(笑
逆に今まで、それで怒る人はいなかった(寂しいことに・・)のではないかな、とも思うのです。

ただ、この時だけは、横にいた女の子の無邪気さ、故郷に戻ってきた気安さから、枯れかけの花をそのまま渡してしまったのではないかな、と(笑

あくまで僕の想像なんですが、それまで主人公は、その女の子に対して
まったく何の感情も抱いてなかったのではないか、と思うのです。

女の子が主人公の、その行動の意味を疑問に思って聞くだけの賢さをもっていて
(それまで、その女の子は何をやっても失敗続きだったのですが、そこで初めて、その子が、人間を注意ぶかくきちんと見つめていることがはっきりするのです・・)
そして、その優しさに感動して、新しい花よりずっと喜ぶだけの心の温かさを持っていた。
それに気づけたから・・・・たぶんほんの少しだけ、主人公はその女の子に興味を持ち始めたのではないかな、と自分は思うのです。

そのシーンは、女の子が主人公を好きになるだけのシーンではなく、そのことによって、主人公が、たぶんほんのちょっとだけ、女の子のことが気になり始めるシーンでもあったのだと思います。

こんな芸当は、その辺のキザなだけのイタリア人やチャラ男には到底無理です。

また同時に女の子の、枯れた花を引き出すだけの素直さも、疑問に思って聞き返すだけの繊細さも、両方必要だったんではないかと。

    ♨・・まぁ逆に着飾った女性が
      ㊛「その枯れた花の方よこしなさいよ、アンタ!」
      ㊚「・・イヤ、これはボクの心の花的なアレなんでちょっと・・(ヒィ
        つか金の斧銀の斧とかそういうシステムじゃないんで・・(汗」
       なんて言ってたら・・
       このようなカツアゲも、他人事として捉えれば、
       ・・それはそれで(もはや宝塚でないが)かわいい気もしなくはないかも・・? ♨
                                  ↑無責任な発言※

そして、女の子の魅力もまた、このシーンに凝縮されているように思うのです。
                  注)↑一応、温泉マークの上のシーンのことです(笑

男役のカッコよさばかりが目立つことの多い宝塚に、
こうしたシーンは案外少ないのではないかと思ったりします。

最初にお袋と観に行ったときは恥ずかしくて泣けなかったので、
我慢していたのですが(苦笑
もう一度観たときは、ひとり一番後ろの席(当日券なんでね・・(苦笑)で
無事、泣く事が出来ました(笑

まぁ、自分も男なので、悲しいシーンで泣くようなのはちょっとアレなんですが、
こうした優しさが溢れるシーンでは後ろでこっそりと泣いていたいものです(苦笑

まぁ、そんな感じです(笑
ウィリアムの仇討ち

ウィリアムの仇討ち

うさぎ庵

ザ・スズナリ(東京都)

2011/12/27 (火) ~ 2011/12/29 (木)公演終了

満足度

やりたいことはよく分かった(と思う)、でも・・
やりたいことはよく分かったように思います。

物語の伏線も、役者さんたちが実に丁寧に、自然に表現していたので、
観ながら微妙に感じた違和感も、「たぶん実際にはこうなんじゃないか?」と、
注意深く推察し、予想を立てながら進んで行くと、ほぼその通りになりました。

まるで、よくできている試験(たとえばセンター試験など)の問題を解いていくようでした。
物語の展開するちょうど5分位前には大抵どうなるか見えてきました。
別に大げさではなく、それだけ構成がしっかりしているということだと思います。

そして、物語の見せ方も模範解答的とでも言うべきか。

物語の内容がまったく頭に残らず、構造ばかりが目立ってしまう、という意味では、以前に観たデスロックのようでした(最近は観てないのでよく分かりませんが)。

結局、丁寧に配置された伏線の矢印のままに進み、特に驚きもないまま、
「結末の5分くらい前に推測した通りの結末」を無事に?迎え、
観終わったあとは「(頭が)疲れたな・・」と感じてました(苦笑

正直、他に多数作り手の思いのこもった芝居が上演されている熱い年末にぶつけるには、ちょっと熱量不足・・・というか、同じ下北なら、ネコ脱出にしておけば良かったかな・・と、ちょっと後悔してしまいました・・(汗

思いが込められてさえいれば自分も文句を言うことは無いんですが、今回のように
演出ばかりで作り手の熱さが見えてこない舞台というのは、正直、観ていて辛いです・・。

演出の工夫にしても、たとえばポレシュみたいにロックで勢いがあって、
ここまでやって大丈夫なの?くらいやってれば納得します(思いもあると思いますが)。

「・・この舞台の中に、愛はある?」と観ながら何度も考えてしまいました。
出てくる気配は、ほんの少しあった(若い2人(たぶん)とか・・)のですが、スルーされて消えてしまった気配があり、そこがまた残念・・。
  ・構成に絞った結果、そうした表現が切り捨てられている?
  ・ムリにハムレットを意識するあまり、みすみす物語を膨らませる機会を失った?
 ↑(上記2つ)ようにも見えてしまうのですが・・(勘ぐりすぎ?

ゆく年くる年 "SHIBA⇔トン" 歳末大感謝祭

ゆく年くる年 "SHIBA⇔トン" 歳末大感謝祭

快快

M EVENT SPACE & BAR(東京都)

2011/12/27 (火) ~ 2011/12/28 (水)公演終了

満足度★★★★

ぶらっと
観に行ってきました。
ただ、電車が遅延で開演後40分遅れだったので、
結構楽しみにしてた落語がほとんど聞けなかったのが残念でした・・。

  代官山で寄席みる機会なんてほとんど無いしね。
  大阪なんかだと割と若い人が寄席にいるんですけど、
  東京でももっと若い人、寄席に行きましょう!
  ちなみに自分は寄席に行き始めて10年ちかく・・ま~だまだ、ひよっこです!(笑

おまけに、客席ぎゅうぎゅうだったので後ろのほうでずっと立ちっぱなしだったけど、
客席のすき間から役者さんたちがぞろっと出てきたり
後ろで準備をしたりするときのざわざわした感じを間近で観られたりもして、
なかなかに面白かったです。最後はちょっと疲れちゃったんですけど・・。

女体○りは・・根が筑駒の中学の頃から変わってないんで・・
自分はちょっと恥ずかしくなって外出ちゃいましたけど・・(スミマセン(汗
それ以外はガッツリ楽しめたかな・・。

最後のDJタイムは・・最近観劇ばっかりだったので、
ひさびさ(といっても1~2週間ぶりくらい)に踊れて結構楽しかったです(笑

なんか、観客の人たちとか、あんな目の前で役者たち踊ってるんだから、
体うずうずしてみんな踊るんかな・・とか思ってたら、案外踊るしと少なかったんで
ちょい、寂しかったですが、でもステキな音聞いてたら、
何も考えずに飛び跳ねてみたくなるの
自分やっぱ中学生の頃から変わってないもんで・・(笑

まぁ、自分以外にも、人と話すのはちょい苦手だけど、
体動かすのはスキって人は、帰る前にいっちょかるく踊ってみるのもイイかも、とアドバイスしてみる(笑

なんかゆるっとして、ふわっとして、カラフルな快快テイストを
ゆんわり楽しめたんで良かったです。

“Nice Kitchen No.9”

“Nice Kitchen No.9”

JAM BAL JAN JAN パイレート

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2011/12/22 (木) ~ 2011/12/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

年末はカオス
中野駅からぶらっと北上し、
ブロードウェーで何故かクリスチャン・ボルタンスキの作品集を見つけて
でかい本をぶら下げながらウェストエンドへ、なんていうと・・
なんだか中野って凄く国際的?
みたいな錯覚をするのは、自分だけ?

そして地下の小さいコンクリート打ちっぱなしの劇場に入ると、
ローマ時代の「遊女の対話」(ルキアノス著)か鳩山郁子か、というような
古代の衣装を現代版デザインエスタ風にアレンジしたような服とか男装で繰り広げられる
堂々めぐりの会話、現代アートへの風刺、はたまた飛んでビッグ・バン(宇宙)
途中さくっと、ズラ一家のおばぁちゃんの仏壇が超合金の基地になるくだりが
ループしていく感じといい(言葉で説明するだけでは意味不明です、スミマセン
ひとつひとつのパーツの意味は凄く良く分かる(苦笑)が、
それらがつながっていくと完全に意味不明のカオスの坩堝になっているあたり、
なかなかに素敵感が満載で、面白ブースターが2,3個付いている心地(笑

現代アートが病気かどうかは分からんけど(苦笑
例えば、戦争が無かったら、ボルタンスキみたいな圧倒的なパワーを持った
ダークなイマジネーションは生まれたんだろうかとか
足元の本をちらと見て思ったり。

ブロードウェーから歩いてすぐの劇場でこんな素敵なカオスシアターが上演されているのは、なかなかに中野っぽくていいんじゃないんでしょうか。

・・と、言いながらこれからヨシロオを観に中野のあくとれへ。
年末は中野の時代? 年の締めくくりは、やっぱカオスでしょ!
                ↑というか、イブという認識はあまりない(苦笑

腐れ愛しい

腐れ愛しい

早稲田大学演劇倶楽部

早稲田大学学生会館(東京都)

2011/12/23 (金) ~ 2011/12/26 (月)公演終了

満足度★★★★

そういえば
オヤジが死ぬすこし前、お袋と病院から帰ってくると、
「お父さんは私を顔で選ばなかった、自分は美人じゃなかったから」
と、よく(嬉しそうに)言っていた。

・・その時は、意味がよく分からなかった。
そもそも自分の母親の顔を世間一般の美の尺度で測る頭が無かったから・・(まぁ、単純なんです(汗
父親の死に顔を見て、やっと分かった(気がした)。
安らかな死に顔は若いころに戻っていて、なんだか歌舞伎俳優みたいで、(わりと)男前だった(笑

仏壇に食事を出しながら、嬉しそうに話しかけるお袋の顔をみていると、
先輩である父親の選択は間違っていなかったのかな、と思う。

今回、芝居自体は楽しめたものの、
「人間(女のコ)はしょせん顔」
みたいなポツドールチックな叫びには、まったく共感できないな(スミマセン(苦笑

自分のことを「美人じゃなかった」と話すお袋の姿を見る限り、
愛とか幸せのようなものと、美人かどうかというものとには、
関係無いように、自分には感じられてしまうので。

お袋は美人ではなかったのかもしれないけれど、
いつもまじめに一生懸命働いて、人のことを考えていて。
そういえば3.11の津波の時には、宮城の方に引っ越した知り合いのことをすごく心配して、
無事の連絡を受けたら心から喜んでいた。

人間の幸せみたいなものに関係があるとしたら、
それは他人の幸せをどれだけ自分のことのように喜べるか、とか、そんなささやかな、
やさしい陽だまりみたいな気持ちがあることなんじゃないかな、と、思ったりする。

芝居自体は面白くて楽しめました。

でも、『女は顔』て言うのはちょっと古いんじゃないかなぁ?
・・・というか、「一揃い丸井(伊勢丹でも109でもいいけど)で買った服なの、カワイイでしょ」
みたいな(わかりやすい)女のコに、見かけだけでコロッと騙されてるような
若い男ばかりだとしたら、日本ももう終わりではないかと(苦笑

見た目を磨くのは悪いことではないけれど、
それには男も女もまず、心の優しさがあってのことだと思う。

男子はまず、そういったものを頑張って見極められるように
目力を鍛えなければ!(・・・って、他人事じゃないな、俺も頑張らねば・・
 ※モンハンの動作ばかり見極めてる♨場合じゃない↑

-----------------------------------------------------------
ただ、顔はともかく、立ってるときの佇まいとか、目のなかの光とか・・
そういったものは、幸せと関係がある気はする・・。

あと、男性のみなさん、もっと猫(やうさぎ)を可愛がりましょう。
日本から捨て猫(や犬)がいなくなれば、もう少しマシになるのではないかと・・(苦笑

このページのQRコードです。

拡大