ぱち太の観てきた!クチコミ一覧

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「朗読カフェ」×「五分物語」

「朗読カフェ」×「五分物語」

朗読ユニット グラスマーケッツ

辻徳 2階和室(株式会社辻商店)(京都府)

2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

良い建物、良い雰囲気
京都でなきゃこういう公演は難しいかも・・あとでもちっと書きます。

INDEPENDENT:13

INDEPENDENT:13

INDEPENDENT

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

全然なんも調べないで金曜日だけ行ったんだけど・・
誰か一組印象に残った人を挙げろというなら、

g「約二人の女」かな?

大塚雅志氏演出っぽい。

この前の一明一人氏の作品がわりと面白かったからか、初日の固さなのか、
気のせいかちょっと緊張気味にも見えた女優が、独白が進むごとに存在感を増していく様子が面白い(笑

これが演出だとしたらちょっと凄い、というか言われてもなかなか出来ないだろうなぁ(笑

独白はどこにでもあるような内容なのだけれど、
それ自体はさほど重要でもなくて(たぶん
女優の存在感、生長が見ていてこの30分のなかに凝縮して感じられるところが肝のような気もする。

これを3回とも意識しないで行うことは至難だと思われたので、
(逆に初日のほうが公演の緊張とあいまってスリリングさが(観客も含め)増すようにも思われ
公演終了後にちみっと書きます(笑

やっぱりこういうのは初日、初回の木金が一番スリリングで良いのかも、自分には。木曜も見たかった・・(苦笑

ファッツァー

ファッツァー

地点

アンダースロー(京都府)

2013/10/26 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

左京区で
地点が観れるのは良いね♨(気づいたら情報でてたので・・

イタコ探偵工藤よしこの事件簿

イタコ探偵工藤よしこの事件簿

渡辺源四郎商店

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/11/15 (金) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

ラジオドラマはこの公演を観てから聞きたかったかも
この公演を観た後でスピンオフ?のお気楽ラジオドラマを聴くとより一層楽しめると思いマス。

ラストの方でどどっと行くところとか、とても面白い。

司令室

司令室

3.14ch

王子小劇場(東京都)

2013/11/13 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

浮間公園
・・だな、ここは。改札から分かった、先週行ったから。

駅前のドトールはオリーブってゆう喫茶店のことかぁ。

ブックオフのあたりで確信した(笑

6日に自分が行った時も天気が良かった。

池のほとりを通った時、柵の向こうの湿地帯で野鳥を狙ってるが捕まえられる雰囲気のない野良猫が出てこないかと身構えてしまった(笑

時計台って、風車のところかぁ。

時間間に合って、ちびっ子と会えて良かったね♨

韓国現代戯曲連続上演

韓国現代戯曲連続上演

韓国現代戯曲連続上演実行委員会

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

どれも好み
特に最後の作品が好きかも・・。

どれも行間に想像力が溢れる作品ばかりだった。

一見シンプルな人情ものに見えるかもしれない。

でもそうではなくて、人の置かれた状況を想像するだけの優しさと底力、そして勇気がすべての作品にあふれていることが分かる。

ネタバレBOX

お袋が死んだ親父が家にやってきた夢をみたと話ししていた時のことを思い出した。

良く考えてみると悲痛な出来事ばかりだけれど、
その中に人の優しさがにじみ出るところが素晴らしい。

院長になったオッサンがMCRの登場人物くらい元気で浅はか(てほどでもないか
だったら良かったのかな、と思った(昼見たからかな
栄え

栄え

MCR

駅前劇場(東京都)

2013/11/06 (水) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄い面白かった
出演者全員男+女性が一人という、
乙女ゲーム的な設定(やったことはないが

凄く面白かった。

明日クラゲ掬いに行くので早寝しないと・・・後日書き足します。

アラフォーメタボ居酒屋好き男性必見!(かもしれない気がしないでもない

つかまえてごらんなさい、箸で

つかまえてごらんなさい、箸で

GORE GORE GIRLS

王子小劇場(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了

満足度★★★★

妖精化
役柄上モテないと言いながら全然そういう感じのしない舞台上の登場人物達を観たら、現実の世界の男子らは反乱を起こすんではないんだろうか?

ちなみに細かい設定は全て男性だけれど、
このシェアハウスの住人、実際には女性をモデルにしてるんじゃないかとも思ったりした。

ネタバレBOX

自分の見る限り、見た目が問題ない男性は全て結婚するか彼女餅。
(物語はこの辺りのリアリティを増すために非現実的なマイナス思考などを入れている
女性はそうでない人もかなり多いように思う。
シェアハウスもありうる話のように思う。

そういう意味では、この物語は実は男性ではありそうであまりない話。
女性ならありそうな話を男性に移した話。
と言えるかも。

もしくはこんな風に暮らせば、独身ライフも楽しいゼ、というアレなのかも。

吉田光希(映画監督)×河西裕介(演出家)『ハアトフル』

吉田光希(映画監督)×河西裕介(演出家)『ハアトフル』

浮間ベースプロジェクト

浮間ベース(東京都)

2013/11/04 (月) ~ 2013/11/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

平日昼が良さそう
十分間に合うかと思ったけど、山手線遅れて埼京線各駅逃したら次20分後で、開演間に合わず。赤羽から戸田公園まで行って戻ったのに2分しか短縮できなかった。

夜はともかく平日昼は電車の本数少なくて大変だった・・(苦笑

随分酷い場所だなぁと思ったけれど、
ついてみると、平日昼の工場街だけあって、
平日昼のひっそりとした住宅街と違って人の気配の充満する場所のただなかだった。

帰りは駅前の公園に寄ってどんぐりを探してみたけれど、
公園のどんぐりハンター(=ちびっ子)に目ぼしいのは刈り尽くされたあとだったみたい。まぁ良いや。

池には釣り人や鷺(たぶん)までいて、夕暮れ時の公園には姿が見えないけれど、
いろんな野鳥の声があっちこちから響いていた。

こんな公演でもなければ訪れない場所で、
不便すぎるから非難轟轟かと思うけれど、
自分は行って見て意外とよかった。

夜行っても何もないけれど、
昼行くと、街のあちこちにゆったりとした人、忙しく働く人、両方の気配の充満する場所だった。

3階の柔らかい自然光が入るところなど、
流石映画監督が上演に選ぶ場所だな、と思った。

工場街で河や緑地の近くというのは、
自分も以前出かけたことがあるのだけれど、
レンズ越しに見てみると、なぜかどっか光が柔らかい。

ここは多分夜よりも平日昼の方が威力を発揮する場所なんじゃないかと思った。

ツイッターなんかで事前に感想をチェックしたりして良かった(笑

内容は、自分は悪くないと思った。

あとでもう少し書き足そうかと・・(苦笑

ニッポンヲトリモロス

ニッポンヲトリモロス

劇団チャリT企画

王子小劇場(東京都)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/30 (水)公演終了

満足度★★★★★

どういう作品と捉えるかで見方がだいぶ違うような・・
ルデコなんかの「チャリT」とかを念頭に置くと、
不完全燃焼感が漂うかもしれない。

劇場内にいて、観客の空気からそんな熱量を感じた。

・・ただ、自分としては、この舞台の色んな緩やかなアイロニーは分かったうえで、
一番雰囲気の似ている作家として、
昨年のTPAMで一部の暇人を沸かせた気がしないでもない
「セルジュの特殊効果」のフィリップ・ケーヌを思い出したりしてみた。

「こんなユルい皮肉じゃこの俺のアツいテンションは納まらない、帰る!」
という人間が現れるのもありえそうだとも思った。

ただ、日本人は、ヨーロッパの観客以上に異常に我慢強いため、
せいぜい寝るくらいかもしれない。

そんな中、観ていて、どうもこれは今までのチャリTと違うかもしれない・・
このゆるふわ感。

これなら、そこら辺でバッグにキノコやリラックマを付けている
政治に関心のない女子高生にも、
楽しんで観れるかもしれない。

あんまりアツい体温で全開では、
一部の熱狂的な人以外の大多数には受け入れられない。

そういう意味では、ノンポリの若い世代にも、
押し付けがましくなく、軽く観れるようで、
意外と想像力を広げれば
「ああも観れる、こうも観れる」というこの作品はイケるかもしれないという気がした。

ネタバレBOX

正直、なんでこの作品がこれだけ評価が低いのか良く分からない。

怒って言っても、誰にも何にも伝わらないものだと自分は思う。

ゆるりと、ふわっと、
何かを押し付けるんじゃなく、
「このままじゃ日本終わっちゃうかもよ」
という道筋を、なんとなくリーゼントの揺れ具合を眺めながら
ファンタジーめいた宿泊者を想像しながら、
感じられるこの舞台はなかなかのものだと思う。
ロラ・アリアス『憂鬱とデモ』

ロラ・アリアス『憂鬱とデモ』

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭

京都芸術センター(京都府)

2013/10/25 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

成程・・
舞台作品は、これ位シンプルで良いのかもしれない。

寄り添うようで、冷徹なくらい突き放すようにも見え。

透徹する美しさを湛えるようで、利己的な醜さを見通すようで。

憂鬱は才能の代償なのか?

豊かな人々が集う地域で満ちる憂鬱。

反対にデモに参加する群衆は、生活に苦しみながらも怒りと言う名の生命力に溢れているようにも見える。

ネタバレBOX

リアルなようで、目指すところはその真逆にあるようにも見える。

母親の代役に立てた役者の仕草。

最初、本人と見紛うばかりに見えたそのリアルさは、
時間を進めるごとに色褪せ、
他の役者たちの遊びにも似た帽子やつけ髭の変装によって、
母親の変化に満ち、恋と歴史に翻弄された人生は、
運命と言う名前のドラマと言うよりはむしろ
生活に飽きた天使の、エサを付けない釣り人にも似た手慰みの一種にも見えなくもない。

この舞台の美しさは、
母親の悩みの深さや悲しさから来ている訳ではないように思う。

(生活のためにデモに参加する群衆に比べれば遥かに人生を空虚に浪費しているように見える)
母親の儚い人生もまた、デモに参加する群衆と同じように
投射される映像が音楽とともにスクリーンが畳まれるごとに
光の粒に分解されるように消え去って
同じ年代の役者たちが空虚さを暴くように陳腐な療養を再現するのを眺めながら、
人生や生命もまた同じなのだと、
川の倦む流れを見るように感じられる瞬間があるからのようにも見える。

「憂鬱は才能の代償」
それこそ、この物語の一番の皮肉(タイトルから見ても分かる通り?)
であり、笑いどころなのかもしれないな、とも思った。

富者の憂鬱も、貧者のデモも、
やがては消尽して一つの音の中におさまるように。

芸術センターの元校庭とか余ってるんだから、
ここら辺で釜ヶ崎の紙芝居劇団でも上演すれば、
もう少し、イベント全体が、身のあるものになるのではないかとも思ったりもした。

もし主催者が事前にこの作品を観ていたのなら、その位の自己主張があった方が、この作品も孤独ではなかったのかもしれないな、と思ったりもしたり。
演戯団コリペ『小町風伝』

演戯団コリペ『小町風伝』

BeSeTo演劇祭

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

インスタントラーメンと幽玄
土曜日に観客席の中央寄りで観て、劇中で老婆に手を取られて、
「これは凄い」と思って、
千秋楽には当日券で入れたので、今度は老婆側に寄って見てみた。

インスタントラーメンを作る、僅か数分間かの間に視る幽玄。

最近、目にする韓国演劇のどれもが凄い。

演出家は、「これは日本演劇です」と言っていた。

確かにそうだと思う。

韓国の劇団が、まさに日本の劇団の誰もやっていない日本演劇の地平を切り開いているのだと思った。

日本の演出家も、古典(てほどでもないか)の演出をするなら
もっと別の素養を深く身につけた方が、
刺激的な作品を作れるのではないかと改めて感じたりした。

My Journey to the West

My Journey to the West

一徳会/鎌ヶ谷アルトギルド

アトリエ春風舎(東京都)

2013/10/15 (火) ~ 2013/10/21 (月)公演終了

満足度★★★★★

難解との噂もあったのだけれど・・
自分にはとても面白い作品だとおもえた。

あとで書き足します・・。

ロストセブンティーン

ロストセブンティーン

私立ルドビコ女学院

王子小劇場(東京都)

2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

何となく行ったんだけど・・
しっかり練られていてとても面白かった。

割と早めに行ったけど、自分より前に並んだ人たちが最前列に次々座るのを見て「?」と思ったけど(通常の観劇好きの人は真ん中あたりに座ることが多い気がして)、つられなくて良かった・・舞台の上が女性ばっかなんで自分は少し後ろの方が・・緊張するしね(苦笑

演技も噛むところも無く、最近の小劇場にしては珍しいと思ったり。

何より勢いがあった。

ネタバレBOX

「文学」の名の下に勢いのなさを肯定する感じの舞台が多いなか
(別にEXILEの振付・髪型で芥川やったって良いと思うんだけど)
性悪(別に性悪って程でもなかったけど)も美人を鼻に掛けない美人(そういうのが一番女性には鼻につくのかもしんないけど(笑)も
全部ひっくるめて、
昨日の後ろ向きを、プロレスのロープでも使うみたく勢いに変えて
茨の道に突き進んでいく様が勇ましい(笑

ただ、例えるなら藤子不二雄のSFみたく、
ちょっと巧くまとめ過ぎたのが心残りかもなぁ・・贅沢を言うなら。

きめ細やかな女性らしいと言えば女性らしいんだけど、
男性の自分としては、もう少しプロレスじみた剛腕(演出的な)があるともうちょっと良かったと思うけれど、厳しく言うなら。

優等生っぽくない生徒が割と出てくる気もしたので、
演出もそれに合わせて優等生っぽさをもう少し拭った方が
爆発力が出たかもな、という気もしたり。

でも、まぁ、勢いがあったと言うのが何よりも重要だと思う。

ムダに元気と言うんではなく、それぞれが自分の役柄を精一杯全うしたうえでの勢いだから、余計に貴重だと思う。
愛のおわり

愛のおわり

青年団国際演劇交流プロジェクト

KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

男性と女性で見方が分かれそうな気が・・
しないでもない。

シンプルな構成だけど面白い。

ネタバレBOX

前半は気のせいかツッコミどころ満載。

男性の言い回しが唐突で、どこで思わず吹き出してもおかしくない気がしていた。

周りが笑ってなかったので、違和感があるのは自分だけなのかな、と思っていたら、後半を観て疑問が解けた。

子どもたちが歌を歌うところが分岐点なのがとても面白いと思った。

子どもを連れた母親が、老人より誰よりも王様のようにもてなされると噂のフランスの演出家らしいな、と思った。

ラストの方でほんの少しだけ、夫婦の子どもに触れるところが非常に巧いなぁ、と思った。

別れた後でこの女性の中では、別れた男性は勘当された無邪気な放蕩息子のような扱いなのかな、とも思ったりもした。

こりゃあ旦那に子供を奪い取る目はなさそうだな、と思った。

歌っていた子供たちはカラフルな衣装のせいもあるのかもしれないけれど、
注意しなければ遠目で男の子か女の子か分からないようだったけれど、
大人になるにつれて違ってきてしまったということか。
・・・それはいつから?

子どもたちはやがて成長し、子を産み育て、
時に別れ、「男女」という存在から、
社会の中では、冠を戴冠した「男」的な存在へと歩んでいく・・
というようなことをラストは暗示しているのかな、と思ってみた。

いつから男女は、一緒に歌を歌えなくなってしまったんだろうか?

社会について、男女のあり方について、きちんと向かい合って制作された作品だと思った。

こういう作品を日本の作家でも見てみたい。
真夜中の弥次さん喜多さん

真夜中の弥次さん喜多さん

KUDAN Project

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/09/27 (金) ~ 2013/10/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

原作通り?
と言えば良いのかな・・
弥次喜多連載時のビームを毎月買っていたころのことを思い出したり。

原作の実は悲しい絶望的な匂いと天野天街が重なるととても良い。
10年前のグリーン、観たんだっけか、完全に忘れた(苦笑

10月5日追記~

2回3回観ても楽しめる舞台だと思いマス・・♨

悲壮であるというよりか、馬鹿馬鹿しさに笑って縞馬(笑
でもその馬鹿馬鹿しさも完璧に構築された虚構空間。

再演を重ねているせいかこりっちの書き込みも少ないようだけど、
今回の東京公演は演劇好き以外が多数見に来ている中で盛り上がっている中で見ると言う意味では割と必見かもしれない。

以前観てたっていいと思う。

やっぱり盛り上がって観たいし(笑
弥次喜多連載時(連載開始の時から凄かった)もビーム好きの友達らと「弥次喜多スゲェ!」と盛り上がりまくってたけど、ニッチな感ありだったしなぁ・・(笑

これだけひとつの場所で盛り上がった雰囲気のなかで見られるのが夢のようでとても嬉しい(媒体は違うけど

今日のマチネが千秋楽(東京の

ネタバレBOX

死人のことを思い返して、テープが擦り切れるようになっていく感じを、
演出によって上手く表現している。

言葉遊びの連続で日本人に生まれて良かったな、と感じた。

後半のうどんのくだり、
最初は噺家がやるみたいに何もなしで見えないうどんを啜り、
次には本物のうどんで何も見えないと言って、
登場人物とうどんが、生き残ったもう一方の人間の見ているマボロシだと暗示するところが悲壮でとても良い。

幻想はより強くなってリアルを駆逐するが、
夢見る人間はより盲目になっていく。

今度は別角度からもっかい観てみよう。

三重とかも行きたいな・・でも神社とか旅籠やじゃないのか。

10月5日追記~

飛び出す絵本に飛び出す喜多さん。
絵本だって喜多さんだって触れられる距離なのに
(実際飛び出す喜多さんの服は少し触れた(笑
行く先は涅槃。

弥次さんの「どうする?」を軸に
擦り切れる記憶のループの中を
甘い8㎜の光が駆け抜けるように
虚実の景色が入り乱れる。

終わりのない?

・・いや、たぶんこのシーンの直後に現実の喜多さんのリアルは終わりを告げている。

伊勢へ行く旅路の雨宿りの旅籠。

最期の1週間を走馬灯が繰り返す、繰り返す・・。

自分も父親が余命1週間と言われてからの、結局死ぬまでの1か月のことを思い出したりしてみた。

饂飩?

あったのかなかったのか(笑

親父が好きだったブリを病院に行く前に食べてきて、
食事できない父親の代わりに食べてきたと言ったら、
嬉しそうにうなずいていた時の事を自分も思い返してみる(苦笑

あれからブリは少し塩味が沁みて思い出す。
実際のブリの味がどうだったのか・・話して聴かせたはずなのにどうしてもしょっぱさだけがこみ上げる(苦笑

たぶん弥次さんが食べていた(かもしれない)饂飩は塩梅の味。
実際の味がどれだけアツアツで美味しかったのかも、
喜多さんほどには覚えていないだろう。

チケット発券が5時50~55分ころ。

一旦近くのたこ焼き屋に戻って注文していたたこ焼き、アツアツのたこ焼き26個をダッシュで戻って平らげてから6時10分の開場にかろうじて間に合った(実話(笑

死んだ喜多さんのようにのどを熱さで潤してから見てみたいと思った。
金曜日夜に1回目観たときに思ったけど、この舞台は、もう一度観るときは腹の中アツアツ満腹にして、汗だくになって観たいと思った。

無謀だし超意味ないと思ったけど、それくらいのテンションでもう一度観たいと思った(笑
実際楽しかったし。

死と食べ物は割と近い、と思う(笑
TERROR PIZZA RIDERS 2013

TERROR PIZZA RIDERS 2013

GLENS

シアターブラッツ(東京都)

2013/10/03 (木) ~ 2013/10/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

ドラえもんとコブラが好きな人にはお勧め?
ゆるいけどその分自由にできて良いと思う。

ネタバレBOX

最後、ゆるいままわりとふわっと半数位しんじゃうんだけど、
それが深刻にならずにハッピーエンドっぽいつながりになって
恋人どうしや親子が天国で会ったり、
謎の四次元ピザ屋さんや、
この舞台の中ではわりと観客寄り?なテロリストの女の子まで
ふわっと死んでしまって、でもま、いっかみたくなるのがとても面白い(笑

一番派手だったバレエダンサーになれなかった子だけ、
体の柔らかさ(これもインチキっぽかったドクターの、舐めるだけで体が柔らかくなると主張していたグミの影響だとしたら、本当の天才だったのかも)を生かしてシェルターに入り込んでなんか助かっちゃうところとか、
笑えちゃってとても良い。

ガッツリ作ってるわけじゃないけれど、
これ位野望無さそうで、
酔いどれの夢みたくあちこちバンバン飛んで、
でもなんか甘酸っぱいっぽいラストに落ち着くとこなんか良いんじゃないのかな・・。

コーヒーカップオーケストラと言い、
今週は中年の星?が目立つ気が・・・(笑
マイホームマイホテルマイパートナーハネムーン/久保らの歩く道

マイホームマイホテルマイパートナーハネムーン/久保らの歩く道

コーヒーカップオーケストラ

OFF OFFシアター(東京都)

2013/10/02 (水) ~ 2013/10/09 (水)公演終了

満足度★★★★★

初日
最近日程が上手く合わなかったけどやっと観れた(苦笑

今回セットで取ったので久保もやっと観れます、しかも割安。

初日だったせいか、席の空もあったのでゆったり見れましたし、
上演時間も1時間45分くらいでちょうど良い感じ♨

舞台上を馬鹿が跳ね回っていてとても楽しかった!(笑

「伽羅倶璃」-カラクリ-

「伽羅倶璃」-カラクリ-

護送撃団方式

王子小劇場(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★

2時間10分程度
席がだいぶ狭かった。

たまにしかこういう舞台を観ない人ならともかく、
しょっちゅう小劇場を観る人にはこういうのは相当辛いッス。

上演時間の長さを考えると、客席を広くとるか、
逆に上演時間を減らすかの二択ではないかと。

キツめのデニムとか履いていけないし・・(汗

ネタバレBOX

途中、もう少しはしょっても良いのではないかとも思った。

当日パンフに相関図が載っていたのだけれど、2~30分くらいで大体の人物関係が整理できてから、こことここは端折っても良いのでは、あるいは、ここはもう少し引き延ばしても良いのでは?と思ったりした。

関係の描写が形式的だから、
一見複雑な構造に見えて説得力が感じられない。

途中、物語のリズムが上がることをアピールするために
ダンスシーンを入れたことは面白いと思ったりした。

ゲストの登場は、物語に笑いが少ないと思っていた所だけに自分にはとても良かった。

自分の眼には「完璧な劇世界」という感じではなかった気もしたので、
もう少しこんなお気楽な笑いが満ちていても良いのではないカナ、と思ったりもした。

題材は(一部)近松。自分には大阪の至宝でもあるように見えて、
それを現代の東京の言葉で舞台上で表現するのにも多少違和感があっただけに、
もう少し全体を整理したうえでシンプルに掘り下げる必要があったのではないカナ、という気もしたり。

舞台の脚本を書く人には、
三国志のような相関図が作れれば三国志が書ける訳ではない、ということを感じてほしい。

設定を減らしても間が持つ脚本・演技を求めたい気が。
エル・シュリケンVS悪魔の発明

エル・シュリケンVS悪魔の発明

ABCホールプロデュース公演

ABCホール (大阪府)

2013/09/22 (日) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

日に焼けた
屋外でビデオカメラの前で一群で水を求めてのたうちまわったりしたせいか、
この夏焼かないで済むかと思った日に焼けた(苦笑

群衆のずっと後ろなのに熱演のあまり水を求めて気も狂わんばかりになった気になって、
地面に何度も膝をついて膝が真っ黒になった。

膝の見えるハーフパンツを履いて行って良かったと心から思った。

史上最低の映画だったが、自分も出演しているため、
至上最愛の映画となった。

自分が死んだとしても「東京物語」を墓に入れることはないだろうが、
この映画のDVDが出たらぜひ購入して墓に入れたいと思った。

酷い映画だと思ったが、
これが仮にトムクルーズが名台詞を言った後に
自分たちがのたうちまわっている映像が出たら
自分たちがこの映画を台無しにしていると苛まれたことだろう。

主演が覆面で棒読みのお蔭で、
自分たちの名演技がこの作品に花を添えたような錯覚に無事陥る事が出来た(笑

後藤ひろひとは天才のようであるけれど、
大阪の人間は他の町の人間のように彼のことをそのような冷たい名詞で呼ぶ必要もなく、
只の気の良い阿呆であることが良く分かっているのではないかと思った(笑

山形で生まれた彼が大阪に向けて下手な字で書いた恋文であるように自分には思われた♨

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