逢いにいくの、雨だけど 公演情報 逢いにいくの、雨だけど」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-18件 / 18件中
  • 満足度★★★★★

    会話劇の理想でした

  • 満足度★★★★★

    異儀田夏葉さんと尾方宣久さんの、物語の中心にいる2人の俳優の凄さを感じさせる作品であったと同時に、彼らの感情の変化などを、2人の間に入る人や過去に登場する人々を配することで見せていく戯曲と演出の素晴らしさも感じられる作品であった。

    ネタバレBOX

    子どもの頃の事故と絵本が、離れてしまった2人を引き寄せる。

    絵本作家になった金森と、彼女の幼なじみで片目を負傷してしまった大沢の、気持ちと葛藤と変化を、見事に見せてくれた。
    声高になる球場職員の風見がいることで、2人の心の中にあるであろう感情を、より鮮やかに浮かび上がられる脚本が素晴らしい。

    大沢が、事故を「許す」ということではなく、自分の中に「納得」という形でしまっていたということがよくわかるのだ。
    「許す」「許さない」としてしまうことで、自分が生きてきた今までの生活を、否定してしまうことになってしまうからだろう。

    「事故」と「絵」というダブルな「負い目」がある金森の感情も、「相手」があってのものなので、その微妙な揺れ動きが伝わってくる。

    この金森を演じた異儀田夏葉さんが素晴らしい。大きく感情を表すわけではないのに、観客から距離のある舞台の上で、彼女の気持ちや感情の変化、葛藤などが見えてくるようだ。ちょっとした台詞のニュアンス、タイミング、視線等々でそれが伝わってくるのではないだろうか。

    対する大沢役の尾方宣久さんも、淡々としていつつも、実は心の中での葛藤があることが、その台詞の端々からうかがえてくるのだ。この変化が自然であるし、より強く伝わってくる。

    俳優さんたちの凄さを感じた舞台であったと言ってもいいだろう。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/22 (土)

    色んな考えと嗜好が人の数ほどある… 理屈では分かっていても、人が自分の価値観から逃れることは難しい。問題点が部外者のバイアスで逸れていく、物議があらぬ方向に肥大化していく… その様が印象に残る。

    以降、ネタバレBOXへ

    ネタバレBOX

    【続き】

    『僕が不幸だと思っているのかな…』刺さる台詞だ。
  • 満足度★★★★

    遅れて入ってしまいましたが、舞台セットにまず圧倒されました。異空間に見えましたが、お話は事件はあるけれど普通の人たちを描いていて全く違和感なくすすみました。
    同級生の男の子と女の子と両方の家族が、一つの事故をきっかけに変わっていった様を現在と当時を行き来しながら進められ、重みはあるけれど、人ってこういうものなのかなとしみじみ感じさせてくれました。
    役者さんたちも達者な方々ばかりで、面白く拝見しました。

  • 満足度★★★★★

    最初に舞台美術に驚かされます
    観ているうちに創造力で色々な空間に見えてくる
    作品は横山さんらしく奥が深く面白い話になってます

    なんでしょうね⁈
    お互いの家族の細かい描写などその配役を演じる個性なども明確に見えて
    観ているうちに感情移入が大きくなってその人の気持ちが痛いほど伝わってくる
    何度も胸が締め付けられたり、怒りをぶつけたり心の中が熱い気持ちになります
    人間は生活環境や周りの人間にも影響を受けて育っていくんだなぁと考えさせらる重い気持ちにさせられる

    これは素晴らしい脚本と演じる役者さんの演技力もあると思います
    もう役者さん皆さん旨すぎます!

    素敵なヒューマンドラマを観ているようなグイグイと惹き込まれる
    この作品はもっとるもっと大きな劇場でも充分、魅せる事のできる内容の濃いお芝居
    多くの人に見て貰って感動を共有したいと思えるほど凄く良かった♪

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/22 (土)

    めちゃくちゃ面白かったです☆iakuのお芝居はフィクションなんだけどノンフィクションのようなリアルな世界観が魅力なんで今回も感情移入しまくりの二時間でした♪どの立ち位置から見ても人間模様がとにかく魅力的なプロットなんで派手な演出でないのが逆に物語を引き立ててました☆

  • 満足度★★★★★

    せせらぎの様な小さな日々の暮らしが突然の事故によって不意に濁流と化し、次第に2つの家族を飲み込み戻れないところまで運んでいく様が、ナチュラルで密度の濃い会話によって紡がれていて唸らされる。

    1991年夏と2018年冬の2つの時間の流れが絶妙なタイミングで交錯するのも見事。時間の出し引きによって徐々にいろんなことが明らかになっていくので「この先どうなるの?」と思いながら2時間ずっと惹き付けられっぱなし。

    猪俣氏演じる父親のエゴむき出しの態度や近藤氏演じる優柔不断で鈍感な台詞も「こんな人実際にいるんだろうなー」と思わせてくれる。(僕たちが好きだった)川村紗也さんのあっけらかんとしながらも我が子のことになると俄然強くなる母親役もよかった。

    舞台美術も凝っていて、これはこれで凄かったけど、このお芝居を新宿眼科画廊で観たら一体どれほどの迫力があったのだろう?と想像したりもした。

  • 満足度★★★★★

    評判が良いので観に行った。口コミの影響大。
    今年やった過去作品集のウェルメイド臭が、最近の戯曲(「エダニク」以降今作で6作目だろうか)では殆どみえず、(作者にはどうか知らぬが)私には大きな違い。今作も然りであった。
    しかし、思わず「うまいナ」と(悪い意味でなく)呟いてしまうものはある。シーンの切り取り方、役者の使い方。今回は上田一軒でなく作者自身による演出、悪くなかった。
    作劇としては、大きく二組に分けられる当事者(要は被害者と加害者)の、過去の出来事のあった時間と、現在の時間それぞれを細切れに重ねて行くように描き、「出来事~現在」の時間が徐々に濃厚に形成されていく構造が優れている。何より、私たちの殆どが経験しない出来事を実感的に追体験するための(想像を促す)時間をじっくりと用意してある事。早急に答えを出そうとするような存在と、そうでない当事者とのやり取りの中で、当事者がどういう実感を持ち、過去から現在への時間を刻んで来たのか・・容易には分らないにせよ、その「想像されたもの」が展開のベースになり、観客が舞台から得るものとなる。
    そして役者は、能う限りの精密さで感情を表出し、「そこで何が起きているのか」を雄弁に知らせる。そうして出来上がった幾つかのシーンが記憶の中に珠のように煌いている。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/01 (土) 14:00

    今年3本目のiakuも期待に違わぬ面白さ。

    不幸な事故がもたらした澱のような傷のような何かを、抱えて生きてきた登場人物たち。そのそれぞれの痛みやこだわりや屈折を丁重にすくい上げ編み上げた物語。

    キャストもそれぞれハマり役で、ダブルコールも納得の舞台だった。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/12/07 (金)

    観てきました。上質な人間ドラマといった感じ。良かったんだけど、階段状のセットの上に役者さんが行くと 客席から見上げることになる。 あれはあまり良くない。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/12/06 (木) 19:30

     iakuらしい素敵な時間を過ごすことができた。10歳の時に、ある事件で加害者になった女の子と、被害者になった男の子。その現在と27年前の子どもの頃と交互に時間軸が動き、それぞれのエピソードの積み上げで物語を紡ぐのは横山らしい手法だ。加害者・被害者とその周辺の人々の誰に対しても共感できる部分があり、ある意味で悲惨な話なのだけれど、気持ちよく2時間を観ることができる。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/11/30 (金)

    もうね、ほんと、いやぁ、グッときました。「事故」しかも子ども同士の…身近におきている事だけに、それぞれの視点からの思いとか…うまいなぁ。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/11/30 (金) 19:30

    結局、人生は、誰のせいとか、だれのせいじゃないとか、そういう事が決め難い出来事が、脈々と連なってできている。事実を淡々と受け入れた「被害者」が存在したとき、「許し」を乞うている側はどのような事を考えるのか。その二つの視点の断絶を描きたかったのかな、と思う。
    舞台セットが効果的です。かなり泣いてしまいました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/12/02 (日)

    異議田夏葉、松本亮、川村紗也など個人的に大好きなキャストが揃って、しかもiaku。
    期待はMAXだったけど、やっぱり良かった。
    ケガを負わした女の子、ケガを負わされた男の子。そしてそれぞれの家族。苦悩と葛藤がキャストの好演もあって、痛々しく、時には滑稽で…
    役者では、いつも弾けた芝居を見ることが多かった川村紗也がちょっと違った役どころを演じて新鮮だった。

  • 満足度★★★★★

    ■約120分■
    君ちゃんを異儀田さんが演じることで、説得力が増していた。じつに豊かな演技。くどくどと引っ張りすぎないラストもいい。

    ネタバレBOX

    絵よりもお話を作るのが得意な、絵本作家の君ちゃん。今後、絵の得意な潤ちゃんと本を共作することに? うっすらとそう思わせて幕引きとなるあたりが、絶妙。
  • 満足度★★★★★

    115分。

    ネタバレBOX

    1991年
    小出舞子(橋爪未萌里)…悠太郎の亡妻の妹。亡妻と悠太郎の子・君子の母代わりとして二十代を捧げ、事故後も面倒を看る。事故後悠太郎へ告白するも拒否されてしまう。
    悠太郎(近藤フク)…妻死亡後、舞子と君子の仲に入れず、距離を感じたまま生き、父としての存在意義に疑問を感じる。事故後職場近くのアパートにて独り暮らしをする。
    秀典(猪俣三四郎)…潤の父。事故にかこつけて和子と悠太郎の仲のストレスをぶちまける。事故で潤の商品価値が下がったという認識で和子とも距離ができ離婚した。
    和子(川村紗也)…潤の母。悠太郎とは大学からの親友で二人っきりで会うこともしばしばだが、恋愛感情はない。単純に加害者の君子を疎んでる。
    2018年
    君子(異儀田夏葉)…悠太郎の子。潤の失明の加害者。絵画教室キャンプでの事故後も絵を描き続け焼肉バイトしつつも絵本作家として新人賞を受賞。受賞作のキャラは当時の潤の描いたキャラを無意識的に使用したものだった。
    智(納葉)…君子の後輩。父との距離があった君子の居場所として自分の家の部屋を貸すなど、君子を支えた縁の下の力持ち。性格は明るい。
    潤(尾方宣久)…君子と同じ絵画教室に通ってた。君子とガラスの筆をとりあってそのはずみで失明した。本人は君子を恨むでもなく、不幸とも思わず、母・和子と暮らしているのが良いと思っている。自販機の営業職。
    風見(松本亮)…高校の野球部時代のノックでイレギュラーしたボールが目にあたり失明した。片眼義眼が障害認定されていないため国に働きかける活動に参加。潤が君子に穏やかに接しているのを見てヤキモキする。妻子持ち。

    客席からみると円形な階段が舞台。序盤、階段のためか役者の演技が遠いななんて思ってたけど、中盤から強烈に引き込まれた。面白かった。
    1991年シーンは親同士の子を想う気持ちとそれは全く別の感情が入り混じって加害者被害者って二元的な話にならず苦悩し乖離していくサマが描かれる。特に男の方は(他のiaku作品でもそうかもしれない)どこか一本調子になれない、女から見たら煮え切らない感のある様子で、なんか親近感のようなモノを感じてしまう。女性はガンガン前に進むといったテイでそんなトコも楽しめた。
    2018年シーンは当事者の二人と二人の関係者を交えた4者の会話となるが、当の二人の間に恨みつらみというネガティブ空気は薄い。ここらへんの1991年との違いも面白い。客としては失明の経緯を知っているし、これは二人も知っているし、結果しか見てない親とは明確に違う。それに親と違ってそれ以外のネガティブな感情が二人の間になかったからかななんて思う。事故も一回も顔を合わせず30年ぶりに合った二人は、10歳の感覚のままの純な関係でいられたのかななんて。
    そう考えると、1991年でも2018年でも人間関係における「距離をとる」という行為は、生きていく上で必要なんだなって思う。逆にずっとそばにいてくれる人(そばにいても大丈夫な人)がいるってことは不幸を遠ざけるんだななんて思った。

    再終盤で潤が和子に、君子にあったことを報告し、(俺のこと)不幸だと思ってんのかな、って言った際の和子はどんな思いだったろうか。単純に和子を想っての発言だとしたら、(君子を恨まず自分の人生を呪わない)潤はどんだけ人間できてるんだと頭が下がる思いだった(頭が上がらない?)。
  • 満足度★★★★★

    iakuが好きなら、三鷹まで観に行く価値のある新作です。横山拓也脚本を観るのは4本目くらいですが、この角度からの光のあてかたは初めてで、胸がすくような気持ちになりました。
    役者の演技も各々素敵で、調和のとれたハーモニーが響き合っているような、初演とは思えない完成度でした。
    iakuは人間の割り切れない部分を、自然な会話と空気感で表現しているユニットだなあと感じていました。今回も、頭では「仕方ないこと」と理解できても、心が「受け入れられない」と拒否反応を起こす事態が、各人の表層と深層でズレを生じさせているように感じました。それが決定的な失言につながっても、誰も悪くないのにと、せつなくなりました。
    三鷹での東京公演は12月8日まで、大阪公演は12月21日と22日、オススメです!

    ネタバレBOX

    元スポーツマンの類型的な行動に、現代のネット叩きの正義感を見たような気がしました。本来は、「加害者」を責めることができるのは「被害者」のはずなのに、当事者の意向を無視して怒りをぶつける…そして正義感故の親としての発言が、他者を傷つけていることを、指摘されるまで気付かない…人間は、自分の置かれている立場以外には、そのくらい鈍感なものかもしれません。
    そして、27年の時を経て、幼なじみが再会する場面で、2人が視線を交わした瞬間に、空気がピンと張りつめるのが分かりました。2人が抱えてきたもの、のりこえてきた思いを感じて、泣けてきました。
  • 満足度★★★★★

    本年度屈指の舞台である。テーマは、現代社会に生きるために誰もが直面する‘意図しない「加害者」と「被害者」の関係’である。奇しくも、今週は同じテーマで青年座の「残り火」(瀬戸山美咲・作)も上演された。ともに、今までの社会問題劇を超える秀作だ。素材は残り火は交通事故、こちらは、児童の集団生活のなかでの事故である。
    二組の親しい家族の子供がキャンプに出掛け、子供らしいいさかいから一方は加害者になり、一方は被害者になる。被害者は左目を失った。これをきっかけに親しい家族は別れる、27年経つ。(残り火は12年後である。こういう時間の設定も共にうまい)
    この事故は、二組の家族にどのような痕跡を残したのか。作者は、家族と本人、さらに周囲の人々それぞれの生き方の中にその痕跡をたどっていく。劇のなかの時間は、事故のあった27年前(事故の前後)と、現在(加害者が社会的な評価を受け、それをきっかけに被害者に会う)の二つの時間だが、そこへ二つの時間を並行させながら、ドラマを集中させていく技術は、とても若い作家とは思えない巧みさだ。2時間、観客はどうなることかとハラハラしながら見ている。
    小道具の使い方も、よく考えられていて観客の心をつかむ。凶器になるペンが母の形見とか、十二支の年賀状とか、心憎い。よくある社会劇が、社会の反応をメディアや官のシステム(警察、裁判、福祉など)を鏡にするが、そういう安易さが一切ない。どこまでも人間のドラマとして押し通す。見事としか言いようがない。
    俳優は、Monoからナイロンまで、小劇場からの混成群だが、それぞれの柄と経験がこの芝居によく生かされている。演出が行き届いていて、まだまだこれからよくなりそうだ。
    舞台には、野球場の観覧席を思わせる円形の階段が大きく組まれている。その階段と、観客席出入り口を使ってドラマは進行する。この色がブラウンと言うのもうまい。階段セットはこのころよく見るようになったが、ここでは、野球という競技からのスポーツ事故も絡めて、このドラマのテーマに即してうまく使われている。衣裳も的確で、小劇場によくある、そこまでは手が回りませんでした、という言い訳がましいところがない。
    要するに、あの暗い田舎道をわざわざ三鷹のはずれの小屋まで行った観客に正面から向かい合っている潔い舞台なのだ。



    ネタバレBOX

    終盤、被害者の生き方の「許し」で、観客も救われる。しかし、それはかくも大きな「許し」と「犠牲」によって、辛うじて成立している、それが今の社会なのだと言う事を忘れさせない。そこがドラマ、演劇の力でもある。本年屈指の秀作と言う由縁である。
    唯一、筆の走りでは、SNSまがいの野球場の管理人ではないか、とは思った。スポーツ障碍者と言う設定も捨てがたいし、SNS風と言うのもよく時代を表しているのだが、他の人物に比べると類型的にとどまった。。

この公演に関するtwitter

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  1. iaku「逢いにいくの、雨だけど」 東京公演終了>>>>12/21.22日は大阪(八尾)公演! 公演詳細▶https://t.co/y0yFfg4COo という事で二度目の観劇は叶わなかったが今も印象に残ってるシーンがある… お… https://t.co/908vnsFeYW

    6年弱前

  2. 劇評レビュー  iaku「逢いにいくの、雨だけど」@三鷹市芸術文化センター - 中西理の下北沢通信 https://t.co/u1VnPMUYdb

    6年弱前

  3. iaku『逢いにいくの、雨だけど』の大阪公演も控えていますが 来月に出演する範宙遊泳『うまれてないからまだしねない』の早割引チケットの予約が開始されました。 2019年1月末から下北沢本多劇場になります。なにとぞ。 https://t.co/By0lXjRtcY

    6年弱前

  4. @3to3mer 『逢いにいくの、雨だけど』の松本亮さん。先週行きました~! 『Gloria』の松原海児さん。先週行きました~! 『エダニク』の有馬自由さん。明後日行きま~す! 扉座系ばかりですな…。 いやいや!『ゼブラ』も行きました! 扉座の方はいなかった…。

    6年弱前

  5. ネットに掲載されていた写真。iaku、逢いにいくの雨だけど、より。 https://t.co/gemN8MOIGS

    6年弱前

  6. iaku「逢いにいくの、雨だけど」ほとんどの登場人物のおかれた状況は、見方によってはかなりキツイ設定なのだが、ユーモアの要素を交え、心の機微を丁寧に描く台詞術は見事。(同設定で松尾、赤堀、長塚ならドロドロになっていただろう。そっちも好きだけど)後半が少し説明過多で、余白がほしい。

    6年弱前

  7. iaku「逢いにいくの、雨だけど」幼少期の事故で半盲になった男と、それに関わった女と事故当時の各家族を交互に。シビアなテーマを丁寧な台詞で紡ぐ上質な会話劇。キレイにまとめられがちな中、過去編の両方の男親の葛藤が、とらえどころが無く… https://t.co/lh8d39qlye

    6年弱前

  8. iaku 『逢いにいくの、雨だけど』について、もうつぶやきたくてたまらんのだけど、これが完全に、あからさまに『ネタバレ』なので、書いては保存、書いては保存状態で、なんとなく視点がねじ曲がり始めてる。(⌒-⌒; )

    6年弱前

  9. iaku『逢いにいくの、雨だけど』 怪我も無く、東京公演を終える事が出来ました。 ご来場頂いた方も気にかけて頂いた方も、ありがとうございました。 写真は共演者の橋爪未萠里ちゃんです。 突然僕に写真を撮られたのでなんだか機嫌が悪そ… https://t.co/lPtsnfGkPk

    6年弱前

  10. iaku「逢いにいくの、雨だけど」 【大阪公演】 12/21(金)19:30 12/22(土)14:00 八尾プリズム小ホールにて(近鉄八尾駅より徒歩5分) チケット:https://t.co/bOeDPIpqqy 東京公演の… https://t.co/PzhLmmXgDR

    6年弱前

  11. もし『逢いにいくの、雨だけど』の大阪公演が不入りだったら、もうiaku は東京の劇団だと言ってしまっていい。横山さんも渋谷生まれ、吉祥寺在住って言っていい。大阪にはもう来なくていい。 京都には来てね。 (゚∀゚)

    6年弱前

  12. 劇作家横山拓也さん主宰のiaku「逢いにいくの、雨だけど」。幼い頃にふとしたきっかけで大怪我をし。いわば被害者と加害者のまま月日が流れ30代になった男女。観てる間「あなたならどう感じる??」をずっと問われてる感覚に。すっきりな解決はない、 #逢いにいくの雨だけど

    6年弱前

  13. iaku「逢いにいくの、雨だけど」チケット予約したー!八尾までがんばって行くー!

    6年弱前

  14. iaku「逢いにいくの、雨だけど」おかげさまで東京公演、無事に終了いたしました。本当にありがとうございました。たくさん台本読んで、たくさん稽古もしたけど、お客さんに観てもらうことでググっと作品が出来上がったような、そんな感触でした。大阪公演もよろしくお願いします。

    6年弱前

  15. 「逢いにいくの、雨だけど」が凄すぎてやっぱり改めて私の演劇史最高傑作だなぁと実感してる。

    6年弱前

  16. 「逢いにいくの、雨だけど」東京公演終了。ありがとうございました。 公演開始時には700に満たなかった予約が、最終的には倍以上のお客様に観てもらえました。口コミに感謝。 大阪公演、土曜が千穐楽という変則的な日程ですが、たくさんの方に… https://t.co/NWsAkiutd8

    6年弱前

  17. iaku『逢いにいくの、雨だけど』だから今回もいろいろ書いてはみたが、結局「とにかく凄いんだよ。だって凄いんだから」レベルのことしか書けていない。実はiakuが大きくブレイクしないのも、批評家がもっともらしいことを書くのに適さない表現だからではないかと思ってしまう。

    6年弱前

  18. iaku『逢いにいくの、雨だけど』だからそれを読む人に伝えようとすると、結局ストーリーを書いて台詞を引用してくるしかない。しかしそれでは本編を見るのが一番で、作品の魅力や価値を分析して、隠された意味なども明らかにする劇評としての意味がない。

    6年弱前

  19. iaku『逢いにいくの、雨だけど』しかし、iakuの劇評を書くのって恐ろしく難しいな。何かしらの文化的知識がないと分からないようなもの、あるいは象徴や暗喩がほとんどなく、全てがそこに明示されている。ただしその明示されているものがおそろしく重層的で複雑。

    6年弱前

  20. iaku『逢いにいくの、雨だけど』、『ボヘミアンラプソディー』を観た。

    6年弱前

  21. iaku『逢いにいくの、雨だけど』一つ書き忘れた。前に「横山拓也作品には必ず重要な不在人物がいる」と指摘したが、今回の重要な不在人物は2人。亡くなった金森揚子と日奈子先生。恐ろしいことに台本にまでちゃんと「不在人物」として登場して… https://t.co/OWgjp8BGbk

    6年弱前

  22. iaku『逢いにいくの、雨だけど』残念ながら本作は終了したが、時はハイリンドが横山拓也の代表作の一つ『エダニク』を上演中。今週金曜日までなので、本作を見逃した人は、ぜひそちらを。  https://t.co/KGRSvBI8jx

    6年弱前

  23. iaku『逢いにいくの、雨だけど』こんなにも感動的な世界を描き出すiakuという劇団、横山拓也という作家が、今レベルの知名度で収まって良いはずはない。だから私は何度でもしつこく言う。「今の日本で最高のストレートプレイの書き手は横山… https://t.co/aMlYnZ4V2s

    6年弱前

  24. iaku『逢いにいくの、雨だけど』その他の7人も全員素晴らしい。全てが絶妙。全ての感情表現がストレートに伝わるが、その感情は決して単純ではない複雑な和音。それらが絡み合うことで、さらに切なく胸を掻きむしる壮大なハーモニーが生み出される。

    6年弱前

  25. iaku『逢いにいくの、雨だけど』今回何を今さらのごとく気づいたのだが、橋爪未萠里は本当に声がいい。耳の奥からすっと胸の奥底に入り込み、切なさを掻き立てるような声。

    6年弱前

  26. iaku『逢いにいくの、雨だけど』橋爪未萠里は、『粛々と運針』だけなら、単に可愛くていじらしい女の子という感じだったが、本作で今年のベストアクトレスの一人に大躍進。前にも書いたが、彼女は横山拓也作品における原節子のような存在だと思う。

    6年弱前

  27. iaku『逢いにいくの、雨だけど』その言葉を具現化する役者も皆 本当にいい。と言うか、こんな戯曲を渡されて最高の演技が出来なかったら、もはや役者をやっている意味がないだろう。それくらい、役者としてやり甲斐がありそうな本。

    6年弱前

  28. iaku『逢いにいくの、雨だけど』そんな人間の複雑な感情を立体的に組み立てる横山拓也の言葉の造形力は、すでに巨匠の領域。いや、正確に言えば「組み立てる」のではない。天才的な彫刻家と同様、この人の言葉が紡ぎ出す人間関係は、「元々そこにあったものが彫り出される」ようにしか思えない。

    6年弱前

  29. iaku『逢いにいくの、雨だけど』しかもその台詞を聞く母親の感情は、潤とはまったく違う。ネタにされた君子の感情も違う。たった1つの出来事が、人によってこんなにも受け取り方が違うのか。なぜ人生は、ここまで複雑で、ここまで切ないのだ。

    6年弱前

  30. iaku『逢いにいくの、雨だけど』そして心底凄いと思うのは、終盤 潤が母親にかける電話。「僕は今の生活がちょうどいいのにさ。もしかして僕が不幸になったとでも思ってんのかな。って考えたらなんか腹立つ」…何だこの台詞!

    6年弱前

  31. iaku『逢いにいくの、雨だけど』前回はそこまで共感しなかった2018年の風見も、今回見ると、どうしようもなく切ない。「加害者こうやって会えて、俺は大沢さんが羨ましいですよ」に始まる彼の切々とした台詞にも、危うく泣きそうになった。

    6年弱前

  32. iaku『逢いにいくの、雨だけど』 もちろん話しもよく出来ていて、8人の役それぞれに魅力があって楽しめましたが、家庭の中での父親のあり方というか、父親と子どもの距離感があまりにもティピカルで、、

    6年弱前

  33. iaku『逢いにいくの、雨だけど』本作の1991年シーンでは、2人の男が実に情けなく、身勝手で、鈍感。その間を縫うようにして行われる舞子と和子の間の心理的な闘い。その構図が、2回見ることでさらに微細に分かり、ヤスリのように心を削っていく。

    6年弱前

  34. iaku『逢いにいくの、雨だけど』他にも、秘められた意味を持つ素晴らしい台詞のやり取りがあちこちに。和子がわずかに挑むようなトーンで舞子に対して言う「舞子ちゃんは、君ちゃんのお母さんになれる?」も1つのクライマックス。

    6年弱前

  35. 観劇予定追加!迷っていたけど、観た方がいいような気がして予約。 平成30年の観劇納めにするつもり。 iaku『逢いにいくの、雨だけど』

    6年弱前

  36. iaku『逢いにいくの、雨だけど』そして、この構図、この感動は、実は『粛々と運針』で橋爪未萠里が言った最も感動的な台詞「私は2人のすばらしい存在にはなられへんのかな」と果てしなく同じ手あることに気がついた。その時、さすがに涙が抑えられなくなった。

    6年弱前

  37. iaku『逢いにいくの、雨だけど』前回も最も感動的だった舞子の告白シーンで、今回はつい涙を流してしまった。あんなにも切ない愛の告白シーンがあるだろうか。橋爪未萠里の可憐さといじらしさは、私の観劇史の中で屈指のもの。

    6年弱前

  38. iaku『逢いにいくの、雨だけど』2回目。初日以上に感動した。2回見ることで、全ての登場人物の心理の動きがさらに細かく分かるようになり、あらためてこれはとんでもない傑作だと分かった。何度でも言うが、今の日本で最高のストレートプレイの書き手は横山拓也である。

    6年弱前

  39. iaku「逢いにいくの、雨だけど」念願のiakuを観るなら絶対これを、この素敵なタイトルの作品を観たい!と早々にチケット購入して昨日三鷹へ。こういう完全なる現代会話劇って初めてかも。許すことと許されることを描いた物語。でも結局は人… https://t.co/fwClimDlWT

    6年弱前

  40. の 「逢いにいくの、雨だけど」を観た。「不慮の事故」で半盲になった息子に対し「かわいそうな人生」と父親は叫ぶのだが、当の息子はベッドで寝ているのである。違和感。 「かわいそう」は誰のものなのだろう。誰が誰に着せるのだろう。 #iaku

    6年弱前

  41. iaku『逢いにいくの、雨だけど』 三鷹市芸術文化センター星のホール 千穐楽にもう一度。 観る場所でこんなに印象が違う舞台も珍しい。観た時の印象より記憶の残り方が全く違った。最前で観た時は1つ前の記憶を飛び越して真っ先に古くなる、… https://t.co/m8fUaYiaDc

    6年弱前

  42. iaku「逢いにいくの、雨だけど」これなんとしても行かないと後悔するやつ!と本能に従い行って良かった。人の心は簡単ではないという簡単なことをこんなにも丁寧に描いて、その嘘のなさに泣きました。泣いたからいい訳じゃない。でも本当に素晴らしい。

    6年弱前

  43. iaku「逢いにいくの、雨だけど」東京公演、無事に終演。SNSでの評判が物凄くて、後半にいくほど客足が伸びて千秋楽の今日は大増席でした。改めて口コミの力を知った公演。そして12/21、22の大阪、八尾プリズムホールの公演はまだまだ… https://t.co/wPjok8baPX

    6年弱前

  44. iaku「逢いにいくの、雨だけど」 ばらちゃんと仲良く肩並べて観劇。 言葉のひとつひとつが色んな方向から突き刺さった。役者さんも皆素晴らしく、至極の二時間でした。 異儀田夏葉ちゃん! https://t.co/4t5GPzYR3P

    6年弱前

  45. 三鷹星のホールでiaku『逢いにいくの、雨だけど』を。 子供同士のちょっとしたやりとりが大事故になり加害者と被害者になった幼なじみ。「許されるって?」 観客に対しての圧が強くなりそうな題材なのに、さり気ない台詞の積み重ねと自然な演… https://t.co/LC4hs0IfCH

    6年弱前

  46. 先週観たiaku「逢いにいくの、雨だけど」良かった。許せば許されるという対応関係が現実では成り立っていないことに気づかされた。再開を経て、彼らの許しは解決へと向かうのか。そういえば今回は標準語だったけど、相変わらず会話が面白い。

    6年弱前

  47. iaku『逢いにいくの、雨だけど』 東京公演おわりました。 観劇した方々の口コミで動員がとてつもなく伸びました。本当に感謝デス。 実は大阪公演(21日・22日)があり、まだお席あり〼。広めたい。 見逃した方も宜しければお越しく… https://t.co/cSsIMNV2gj

    6年弱前

  48. iaku『逢いにいくの、雨だけど』 東京公演、無事終演しました。 本当に沢山の方にご来場いただきました。ありがとうございました。 次は大阪。しっかり休んで、向かいます!

    6年弱前

  49. 12/9(日)iaku『逢いにいくの、雨だけど』感想続き。 尾方宣久さんが『キネマと恋人』の時と雰囲気が全く違い、物凄く味のある素敵な役者だと感心。 川村紗也さんは最近CMでも見かけるけど、歳を重ねる毎に素敵な女性になっていってい… https://t.co/EIcaU2i2TJ

    6年弱前

  50. iaku「逢いにいくの、雨だけど」。名作で配役最高、そして全員名演技。尾方宣久の強い優しさとしなやかに強い川村紗也が印象に残り、作品の余韻が暫く続きそう。これほど素晴らしい作品と役者を3000円で観ることが出来てしまうと、他の作品へのハードルが上がってしまって困るなぁ。

    6年弱前

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