- 愛が枯れている - 公演情報 - 愛が枯れている -」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.8
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★

    愛が枯れている
    場所柄だと思うのですが開場は15分前で、その前に並ぶことはできませんとのことで15分前ぴったりに行ったらもう会場には座っている人が・・・。まあ身内の方と言うことで高齢の方もいらっしゃるから。20席にも満たない客席の向かいは窓が開け放たれたベランダです。その窓が閉められて開演となりましたが、もともとはギャラリーなのでコンクリートの壁に反響して声が聞き取りにくい。そのうち登場人物が窓を開けてベランダへ。今度は外の騒音が入って来るし、役者は遠いしで声が聞こえなくなる。ベランダでの会話は聞こえなくていいものなのだと思うことにしました。ラストにはベランダで花火となり、最初からともされていたランプに入っていたろうそくで花火に火がつけられました。本物の花火でしたので、ソワレで見たらランプとともにさらに効果は高まったでしょう。『役者がいる所が舞台だ!』というお芝居を見たばかりなので、お芝居するにはおもしろい場所だと思いましたが、ふさわしい場所かは疑問です。もしくはそれを克服するほどの力量があればいいのかなと。
    お話としては、本当はどうなのかわかりません。自分が選んだ道なので誰のせいにもしないで生きて行けたらと思います。

  • 満足度★★★

    “一線を画す作風”
    所謂、会話劇であるが、一般的な“それ”とは一線を画す作風の舞台はなかなか魅力的でした。

    ベランダを使ったり、窓ガラス前のシルエットを使ったりと、演出がいい。

    作者の意図するところであるかどうかは判らないが、抑揚を抑えた台詞回しも独特の雰囲気を醸していた。

    他の作品を観てみたいと思いました。。。

  • 満足度★★★★

    舞台と役者が溶け合った瞬間
    いい感じに使い込まれたツヤのあるフローリングの部屋には丸形クッションひとつと電球スタンド1脚。目の前には空へとつづくベランダが大きく開放され、灯りのついたランプがふたつ。めちゃくちゃオシャレじゃ~ん。 
    観客席が並べられ、それは実質舞台上で観劇するのと同じ状況。 
    自分の来た回では観客数10人。(元々大人数を収容できるハコではない)
    この場所で10人のために5人の役者さんが演じてくれる。めちゃくちゃ贅沢。贅沢すぎるっ! 
    始まる前からこんなゲスなことを考えてしまう自分はもしかして場違いなのではと少しソワソワしてきます。 
    開演。観客と同じ出入り口から入ってきた役者さんたちの醸し出す声、立ち振る舞い、台詞のなんと美しいことか。 
    社会に上手く迎合できないガラス細工の様な登場人物たちは、寄り添うように言葉を紡ぎます。 
    実際の会場であるキッドアイラックアートホールが今回で最後となる特別な想いも作品に織り込まれ、何だかやり切れない気持ちになりました。 
    所々、目の前の光景が美しい絵画のようでハッとしてしまいます。 
    この場所に決して「足が酸っぱくなるまで働けー」という輩を立ち入れてはいけないっ。 
    少女を登校させるよう説得に来た教師の声が、紳士的ですごくまともな事を言っているのに残酷な力量を帯び、野太く聞こえたのが興味深かったです。 
    ラストシーンもとても美しかった。 
    貴重な空間に身を置かせてもらえて感謝です。

  • 満足度★★★★★

    無題1943(16-233)
    20:00の回(曇)

    19:40着、受付。19:47開場、19:57役者が入って開演~21:04終演。

    今回の公演は「この会場」への思いがたっぷりと入ったもので過去の作品に比べて温度(受ける感覚)設定が高めのように感じます。椅子とベンチとベランダ、唯一色づいている消火栓表示灯の赤、開放された空間を行き来する声と都会の音。

    B1Fブックカフェ槐多、1Fホール、3F-4Fギャラリー、5Fギャラリーと全フロアを体験したのと(たぶんこの)COoMOoNO公演が最後になると思うので、締めくくりとしてはとてもよかったと思っています。キッドではこの公演が最後。畑中研人さん、植村梨紗さんは初めてCOoMOoNOを観たときのおふたり。

    12/31閉業。いろいろ思い出します。

    「Oleanna -オレアナ-(2016/8)」ミキミキ・コネクション
    「なんともないわきゃない(2016/7))」COoMOoNO
    「-孤独なフユーシャの無想-(2016/6)COoMOoNO
    「- 卑屈になって眠れたらサケ -(2016/4) 」COoMOoNO
    「瞳を閉じて、られるか(2016/2)」tea for two
    「遠い町 知らない町 でも、誰かの故郷」~浪江町と南相馬市、避難地域の今~(2016/1)」tea for ONE
    「- 私たちはまだ -(2015/11)」COoMOoNO
    「潮/通過(2015/9)」Q市街+シニフィエ
    「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト vol.67(2015/6)}工藤響子
    「持続可能な恋(2015/5)」tea for two
    「歩行船(2015/3)」桐朋女子演劇部69期黄色70期赤
    「レパートリーシアター(2015/3))」COoMOoNO
    「another9~ルール変更に伴う注意事項について~(2014/12)」tea for two
    「- きばらし -(2014/12)」COoMOoNO
    「- 月波 -(2014/10」COoMOoNO
    「トイレはこちら(2014/9)」2014多摩美術大学大学院卒業制作
    「ただいま会見中(2014/5)」演劇ユニット「ダブルエッジ」
    「- And I -(2014/4)」COoMOoNO
    「53k.a.n.a's wonder world vol.2(2014/1)」
    「Délire à deux — うはごとをふたりで(2013/11)」d’UOMO ex
    「人数の足りない三角関係の結末(2013/10)」tea for two
    「東京ナミイ帰国Live!!(2013/7)」
    「- しがない -(2013/6)」COoMOoNO
    「シカク、シテン、シカイ、、(2012/4)」木村愛子
    「氷中の星(2011/11)」木村愛子

    等々。

    ベランダがあって、質素な会場、直接外と通じている、そんな会場が他にこの会場に代わって...どこかあるか。

    今後、明大前に来ることがあるとすると「明大」キャンパスの公演(いままで1回だけ)か、「宇宙舘」はまだやっているのだろうか。

    古民家だと庭に出られますが作風にあわないか...

    ギャラリーだと窓が開けられる(ところもある)
    キチジョウジギャラリー(井の頭公園)
    「parabolica- bis(浅草橋)」は一番雰囲気があいそう
    「LIFT(早稲田)」
    「王子スタジオ1」
    「cafe MURIWUI(祖師谷)」

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