満足度★★★
愛が枯れている
場所柄だと思うのですが開場は15分前で、その前に並ぶことはできませんとのことで15分前ぴったりに行ったらもう会場には座っている人が・・・。まあ身内の方と言うことで高齢の方もいらっしゃるから。20席にも満たない客席の向かいは窓が開け放たれたベランダです。その窓が閉められて開演となりましたが、もともとはギャラリーなのでコンクリートの壁に反響して声が聞き取りにくい。そのうち登場人物が窓を開けてベランダへ。今度は外の騒音が入って来るし、役者は遠いしで声が聞こえなくなる。ベランダでの会話は聞こえなくていいものなのだと思うことにしました。ラストにはベランダで花火となり、最初からともされていたランプに入っていたろうそくで花火に火がつけられました。本物の花火でしたので、ソワレで見たらランプとともにさらに効果は高まったでしょう。『役者がいる所が舞台だ!』というお芝居を見たばかりなので、お芝居するにはおもしろい場所だと思いましたが、ふさわしい場所かは疑問です。もしくはそれを克服するほどの力量があればいいのかなと。
お話としては、本当はどうなのかわかりません。自分が選んだ道なので誰のせいにもしないで生きて行けたらと思います。