満足度★★★★★
初のqui-co.さん作品でしたがその世界観をタップリ堪能出来ました。
表題演目の『平日の天使』も良かったのですが、個人的には『サンダルウッド』の世界観が最高に好きでした。
生々しい男女のやり取り。
どうしようもなく流れる時間。
そこにあるお酒と、溢れる様な音楽と踊り…
そして百花亜希さんの消えてしまいそうな危うい存在が抜群でした。
照明が徐々にフェードアウトして、消えてしまう、終わってしまう儚い至福の時間…
掌から砂がこぼれ落ちていく様な脆さと、でもそこに確かにあった存在の残骸と感触…
全てが絶妙で素晴らしかったです。
たぶん今でも某観劇アプリで観られる筈なので、多くの方に観て貰いたい作品です。
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/23 (金)
代々木上原の駅から根性試しみたいな急な上り坂を、土砂降りのなか、傘をさして昇り切り、日頃から運動不足のオッサンの体力、約50%を消耗した状態で観てきました。
満足度★★★★★
1番印象に残ったのは、カレー(^-^!
ラット13からキコさんのファンになりました!
怖いお話が多いですが、なぜか話に引き込まれ、いつのまにか、心動かされ、
最後には涙をこらえきれず流していました。
短編というより、全てつながれた物語。そこがまた面白い。
前世の記憶を持ったまま生まれてくることは、果たして幸せなのか。
時に苦しんだり、時に喜んだり、時に悲しんだり、時に怒りを覚えたり、
記憶に振り回されるのか、記憶をたどるのか。他人は、がやがや言えるけど、
当人からしたら、辛いことが多いのかもしれない。でも来世で会おう!
そう誓えるのは、何なのだろう。果たせないかもしれない約束。
全ての舞台、目を離すことができない。何度観ても先が気になる舞台。
飽きるどころか、観れば観るほど心が吸い込まれていく。
その中で、かわいく光っていた、春名風花さん。かわいさもあったけど、
輝いていてとても綺麗だった。前の舞台で、足を痛めていたはずなのに、
笑顔がとても素敵だった。演技も迫力があって、「赤猫の舌」ではしっかり重要な役を、大人の魅力でつとめあげ、あかりさんとしては、ほんと天使のように、等身大の明るく元気な、高校生としてかわいくしっかりした演技でした。
素直にすごいと思いました。これからもずっと応援していきたい。
キコさんの舞台、今後も楽しみです。小栗さんと、佐藤さんがすごくうらやましい。
みなさんの活躍楽しみにしています。サンダルウッドでの歌も最高でした。
満足度★★★★
鑑賞日2016/09/25 (日)
Bステージ。3本で180分はもはや短編ではない。表題作より2本目の『サンダルウッド』が良かった。3人芝居でバランスよく尺に収まっている中で終盤の展開に泣かされた。百花亜希にああいう役柄振ったら完璧だよ。アレ観たら泣くに決まってるわ。
『赤猫の舌』目の前で起こっておる事に追いつけはするのだが処理に追われてシンクロしない印象。『平日の天使』設定が巧妙で単体で観ればより刺さったかもなのだが、いかんせん直前の『サンダルウッド』が良過ぎたのと3連投の疲れで霞んだ。
笑いあり、涙あり
14時のA回を観ました。
直前に予約を入れようとしたら、予約は終了。
当日キャンセル待ちと言われ、ハラハラしてしまいましたが、
なんとか入れてくださいました。
感謝、感謝。。。
観劇素人であるため、今公演は刺激的でした。
生演奏、生カレー、生早着替え…。
みるものすべてが新鮮でした。
こちらの劇団さんは初めてでしたが、
劇中で役者さんと笑いつつ、役者さんと一緒の課題で悩むことができる、
一体感がうまくできているなと感じました。
この短編集あってこその、『平日の天使』なんですね。
飽きることなく観ることができました。
満足度★★★★
Aを鑑賞/約150分(休憩込み)
この公演の柱を成す『平日の天使』は、もっとじっくり、味わうように観たい作品でした。
なのに、短編2本が他にあって充分な尺が取れなかったのか、全体にせかせかしていたのが残念。
コミカルで騒がしいくだりやドタドタしたシーンはハイテンポで良いにせよ、見せ場はもっと腰を落ち着け、ゆっくり、重々しく演じてほしかったところ。
上演時間を延ばし、単独で上演するのもありかもしれない。
満足度★★★★★
Aプログラム観劇。
受け付け、開場は開演30分前。
会場は坂を上ったあとに路地を右折するのですが、
入るべき路地に看板が置いてあるのも親切でした。
Aプログラムは休憩込で150分。
(『ミートソース・グラヴィティ』『赤猫の舌』+休憩10分+『平日の天使』)
Bプログラムは後日観に行きます。
この上演順、にくい。
すごく面白かったです。
役者さんも作品ごとに様々な姿(表情・性質など)を使い分けていて、
終演後「同じ役者だったのか!」ってびっくりするような人もいました。
特に『赤猫の舌』は観劇後「2回観たいなぁ」と思ったので、
Bプログラムでも上演されるの嬉しいです。
彼らが内に秘めた、「狂おしいほどの愛」を
自分だけひっそりと透かして見ていたら、
そのまま自分の中に通じていた、というような体験でした。