三日月にウサギ 公演情報 三日月にウサギ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.4
1-19件 / 19件中
  • 満足度★★

    詰め込み過ぎかな
    同じ脚本家の方の作品を前回初めて見て、今回も見てきました。
    きっとこの方はコメディの方が得意なんだろうな…と思いました。なんだか詰め込み過ぎだったり無理矢理な感じの所が多かったです。あと音楽に頼り過ぎな感じ。ウサギは良かったです。

    ネタバレBOX

    役名が分からなくなってしまいましたが・・・

    ゲイの若い二人を登場させたのが無理矢理な感じを受けました。あの二人が登場して掛け合っていたところは、すごく女の子っぽい仕草でよかったけど、そのあとのシーンで登場した時はなんだかなりきれてなくイマイチでした。きっとゲイの二人はウサギとカオルのキスシーンをマスターが目撃するときのフリなんだろうなと冷静に思ってしまい、入り込めなかったです。

    カップルが別れ話をするシーンで、時間設定がうまくいってないと思いました。彼女が回想シーンとして入ってきたのに、そのあと彼氏が去ってそのまま現在のシーンになり、彼女はそのまま舞台にいたので、「あれ??彼女はいつの間にお店に入ってきたの?」と違和感がありました。
    最初に現在のシーンとして彼女がお店に入ってきて、そこで回想シーンに入るなら違和感ないと思うのですが。

    稽古時間が少なかったのか、セリフの間違いが何度かあったときに、本人がただ言い直すしかなく、周りがフォローして笑いに変えたり自然に直すというところが見られなかったです。

    全体的に詰め込みすぎな感じでした。頑張ってください。
  • 満足度★★★

    観劇の感想です.
    役者さんと役があっていて,観ていて良かった.喫茶店のマスターの感じに引きずられて,ほのぼのファンタシーかと思っていたら、そうではなかった.それが良かった!かわいそうなことになってしまった不幸せな人と、残されて幸せになったのだろうかと思う人たち。余韻の残るお芝居でした.うさぎはまた観たいと思う.

  • 満足度★★★

    理解不能!!!
    父親から逃げてこれるような大人なのにのに何で言いなりになるのか・・・
    この姉妹の考えが理解できません。
    他の登場人物も???でも結構楽しめました。

  • 満足度★★★

    面白かったです。
    前作のわかれ道のリテラシーより、こちらのほうが、私好みでした。

  • 満足度★★★

    “欲望と空想”
    コメディタッチに始まり、そしてシリアスに核心に迫っていく構成は常套ではあるが、その落差がもっとあってもいいかなと感じた。

    自分勝手な登場人物に“嫌な気分”になることろがあったが、観る側にそう感じさせるのは、作品としてある意味成功しているだろう。

    「何処にでもある普通の物語」とは思えないが、

    人の心の“欲望と空想”を感じた舞台だった。

  • 満足度★★★★

    結構楽しめたです♪
    開演時間前の座の温めは無いんだよなぁ・・・

    で開演時間で浜田氏の前説=通常のお願い等ありましたが、場内の乾燥で飴の服用は上演中でも黙認と言ってて・・・。
    まぁいいんですけど飴の袋破るカサカサ音は上着下で行うとか消音に配慮をと言って欲しかったなぁと=でも満席にした観客の中には上演中に雑音出すような人物は誰一人いなくて観劇に集中できて嬉しかったことを記します。
    ついで、今回のチケットは作家さんの力作でステッカーにもなってるそうで巧みな利用が嬉しいのでともらしてたのがリアルに良かったなと。

    上演時間は約2時間弱
    眠気も起こらず集中して観れたけど笑いが少ないのがチョイ残念だったかな
    客層は年代・男女比結構ばらけていました

    ネタバレBOX

    住民が少ない小さい街にあるジャズ喫茶が舞台です=相変わらず渋く舞台セットを作り込んでいました=評価高いっす

    閉塞感のある小さい街で足掻き脱出したがったり身を隠したかったりする人物たちが織り成す群像劇…暗めです

    ウサギ/波形が読める特技があり、街の人々がその能力を利用しているが本人は生きる目的が無く。唯一のめり込んでる喫茶店内のTVゲーム(インベーダーゲーム)のハイスコアをだすのが楽しみな人。つかみどころというか生活感無いタイプ。(タイトルにかけてる通りに月を眺めるのが好きで”うさぎ”とあだ名されたそうだが、自分的には”らび”(指導者の隠語ともとれるラビットを縮めて呼んで)として心通わす薫くんが名の由来聞いて一人だけウサギと呼ぶといった演出が似合うのではとか勝手に思ったです この街に来て半年ほど
    三木薫/男装して喫茶店に潜り込み伝手を頼ってこの町の印刷所に職を得る。家を出たのは父に性的虐待を受けてたからで、男装は少しでも父が嫌がりそうな恰好すれば手を出されないかもとの理由。好きな姉のため全てをわかって自殺的な死を迎えてしまう。 白いヘッドホンで槇原敬之の曲を聴くのが好きだった=遺品としてウサギの手にわたる
    成増章一/デカいものが好きな、お馬鹿なガタイのよい印刷工。麻子が好きで結婚の約束を取り付けた。宮下の仲間として狙われて右目をケガする
    水原夏樹/印刷工 最後の方で暴力に訴えて事態の改善を図るも・・・ 返り討ち アタッシュケース内に上着とネックレス身体の一部を詰められて喫茶店に届けられてしまう・・・
    高山ふみ/父から受け継いだ印刷所を切り盛りする女社長。幼馴染の夏樹のことが好きで思いが届いたかの矢先に水原氏は死亡。
    伊吹麻子(マーコと呼ばれること望む)/成増の求婚を受けてラブラブであったが危ない連中が章一を襲うというので無理やり別れを切り出し距離をとり誤解が誤解を呼び章一に撲殺される結末を迎える・・・
    黒鉄/この街の暗部にいる男 闇金とか暴力沙汰とかに関与
    森下キアヌ/持ち歩いているオレンジ色のヤカン=ジョージアを愛するKYな喫茶店ウェイター 味のある行動と存在感が好ましかったですよ(^。^)
    三木梢/薫の姉 薫が家を出たために鬼父の餌食となり婚約も決まり逃げたくて妹を探していた 無事に薫の死亡労災金を受けとりやっと結婚でき家族ができると喜ぶも「・・家族はいたハズなのに・・」と呟き退場したのが印象に残ったですよ
    宮下寛司/ウサギの波形読みをパチンコの確立変動タイミング当てに使って小金を稼いでいたが、FXに手を出しヤバイ金額を黒鉄から借りるようになる。ウサギが波形を読まなくなり原因の薫を取り除こうと動き成功・・・・・
    蒼井智久/医学生=ゲイ=カミングアウト済
    木本伸悟/蒼井君のお相手 焼肉屋の2階に下宿しています (この二人のBLシーンは受けました(^^;)
    田部静香/喫茶店店舗を貸してる大家の娘 であるが父は危篤状態でもう何か月も入院中・・・ 心臓波形を見たウサギが忠告して親の死に目に会えた

    皆にいいように利用されてるウサギの波形読みを辞めさせる約束をさせた薫の行動で借金の利子を増やされた宮下氏が薫を追い出す=進み過ぎて自殺方向に追いやってしまいました この波形読みを辞めさせる理由が弱かったなぁと感想

    「存ぜぬ」とかちょっとしたセリフで笑えたトコあり

    薫の虐待話は実話でもモデル並みに綺麗な娘さんが父の魔の手から逃れる為にボディービルという方向にむかってムキムキになった話を聞いたことあります・・・男装レベルではないですね・・・

    娯楽の少ない小さい街で焼肉屋の火事がみんなを動員するイベントだったりするとこ受けたですね

    薫が亡くなってしばらくしてウサギが街を去るが薫の1周忌に喫茶店をウサギが訪れ形見のヘッドホン等受け取り。最初の薫の仕事=ホテルのパンフ(前作の舞台)と繋がりを見せます。

    抜け出したいのか現状に不満ながらもぬるま湯に浸るように日々を過ごすのか? 生きるってことは何なのかを問いかけた作品になっていましたね確かに でも騙すようにウサギを使っていた寛司でしたが、正直に株の波形と話して巻き込んでいればまた展開は違っていたのでは?と選択肢が軽いのに結果がとっても重く圧し掛かるのが作風なんでしょうね~

    笑い要素の店長さんとかの絡みが今一つちぐはぐに思えたし 暗転の時間は何か音楽=BGMとかナレーションとか入れた方が理解は進んだろうにとも思えたですよ。
  • 満足度★★★

    盛り込みすぎか・・・。
    思わぬ方向に話が展開する意外さは面白かったですが、
    私利私欲の為に人を利用することしか考えない人たちの話でした。

    ネタバレBOX

    兎は人名またはニックネームのウサギでした。
    同性愛、実父の性的虐待そして姉の存在、薬を盗む医学生などなど関連性に不自然さは感じました。
    ウサギと薫の関係をもっと掘り下げてほしかったです。
  • 満足度★★★

    嫌いじゃなかった
    賛否両論が入り混じってるけど、嫌いじゃなかったな。
    無理もあるけど、許容範囲だし。
    ただ、こういう芝居やるなら、やっぱ、役者のクオリティを上げないとね。
    うまい役者はすげーいいんだけど、こなしきれてない人もいたよね。

  • 満足度★★★★

    よかったです
    やるせない話ですね。多少設定に無理があると思いましたが、感情移入しちゃいました。惚れた女の一人ぐらい守れよエスパー。しかしジャズ喫茶の必然性は全くなかったですね。

  • 満足度

    芝居自体はそれほどではなかったけど
    ゴメンなさい正直これだけ期待外れは久々でした。

    ネタバレBOX

    個々の芝居がそんなに酷いとは感じなかったがし、自分に合わなかっただけかもしれないが。
    入ってすぐ客席への誘導が駄目すぎ、客が右往左往していた。
    前説後後何分とか言わないので非常に困る(言ったかもしれんが少なくとも記憶にない)終わってから舞台上で皆さんで礼して終了はいいけど。役者がゾロゾロロビーで面会するなら誘導等した方が良いんじゃないのかな。次の何かに繋がる伏線があったり前の何かと繋がっているのかもしれないが暗転が長くしかも多かった為か何も記憶に残っていない。機材の制限があるので仕方がない面もあるが、照明が邪魔くさく感じたという事は久しぶり、正直下手なのかと思いました。
    演出及び運営で化ける見込みはある公演かと思いますので星一つ。
  • 満足度★★★★

    良かった。
    見ごたえのある熱量のある芝居が良かった、特にナツキを演じるナカムラユーキが良かった。浜田カオスと浅賀誠大で心地よいコメディーを作り出して作品としても見やすく作られていた。

  • 満足度★★★★★

    あの子のヘッドホン
    前回公演で語られなかった槇原先輩が首にかけていたヘッドホンの持ち主をめぐるウサギとカオルの恋物語にキュンキュンしました。個人的にはもっと小池首領さんを見たかった(笑)相変わらずの先がわからなくなる展開にハラハラドキドキしました、前半の笑いと後半のダークな人間模様に新年の浮ついた感じに冷水をかけられた感じがしました。

  • 満足度★★★★★

    本質
    ジャンルにとらわれると本質を見失う。途中までドタバタなコメディーだと決めつけて見ていたらガラリとシリアスな構成に圧倒されました。ハッピーエンドともバットエンドにも見えるラストが好み。

    ネタバレBOX

    前回公演に出ていた槇原先輩の過去編。ラストのシーンでホテルラポールの名前が出てきて繋がった時になるほどーと圧巻。よく考えられた2つの話で満足できました。照明や選曲も素晴らしく一風変わった演出が印象的。
  • 満足度★★★★★

    閉ざされた社会における狂気
    最初はジャズ喫茶に集う面白い連中のドタバタコメディと思いきや、徐々に病的な展開に…。新年の浮かれた気分に冷水をぶっかけられました。

    ネタバレBOX

    父親から逃れて町にやってきたのに、陰謀に巻き込まれて殺されてしまった少年があまりに不憫で、せつない気持ちに。

    劇中でははっきりと語ってない、登場人物数人のその後をあれこれ考えながら帰宅。
  • 満足度★★★

    心の彷徨...閉塞からの解放を求めて
    表層的に物語を捉えると、その閉鎖性のある街から出ないのか、また逆にそれを承知で入ってくるのか、という疑問が生じる。しかし、そこは敢えてそういう状況の中で展開していく波紋の色々…そんな感じがする。
    公演の雰囲気は沈滞的であり不気味な感じもする。何か起こるだろうという、その不思議感覚が面白い。
    芝居の台詞にもあったが、ジャンルにとらわれると本質を見誤る...この劇の狙いはどこにあるのか。自分としては、”生きる”をしない者と”生きたい”者が出会って、心的交流から見える彷徨では...。
    この公演は2ヶ月連続公演Vol.2となっており、前回はホテルが舞台であったが、今回はジャズ喫茶である。そのセットは...

    ネタバレBOX

    基本的(舞台セット)は、同じようだ。中央から下手側にカウンターとスツール、中央にトイレ、上手に店の出入り口がある。下手客席側に懐かしいゲーム機1台。中央に丸テーブル席・椅子がある。

    主人公は、ウサギ(山田青史サン)と三木薫(倉垣まどかサン)の2人。この両人の”生きて行く”ことから生じる、周囲の人達の思惑と誤算による悲喜劇といった感じである。
    何故だか、波形を見ただけで少し先の未来のようなものが見えてしまう。一瞬SFかと思わせるようなところもあるが、それは枝葉のようであった。その先読みに頼って日銭(パチンコの回転率等)を稼いでいたが、この街から出るため大金を得る算段をする。金融(FX)で勝負することを企むが...。
    そんな時、他の街から薫がやって来て、ウサギに能動的に”生きてみよう”と働きかける。その薫は父親から性的虐待を受けており、外見を男の格好にし、必死に生きてきた。そんな生き方に違いがある人と人の出会い。生きるのが息苦しくなったら「(三日)月にでも住むか」、「波形読まずに未来ワクワク」という台詞が何となく悲しい。

    人として強欲を持つ者、無欲の者、または多くの欲を持たずに淡々と過ごす者、その心のあり様を捉えた時、自身に内在するもの(欲望)が透けて見えるようだ。他人から見えない内面を描こうとしているが、その表現が難しい。人は不自由からの解放=欲望を実現していくか、手っ取り早く行うためには他人を利用する。その端的手段が「金」だという。
    積極的に”生きること”にすることで周囲の人々との関係・状況が変化して行く。自分の意思と関係ないところで他人の思惑を左右する。自分が幸福を求めることで、周囲の人々を不幸にする。

    この自分と他者との「幸福」と「不幸」の逆相関がアイロニーのように感じて、芝居の沈滞・物憂げな雰囲気を追いやり滑稽にさえ思えた。
    生きる目的を持った(共有した)ことによる悲劇、無関心から派生した他人の不幸という喜劇...不可思議な公演であったが嫌いではない。

    冒頭に記した街の閉塞感について、若干の説明...家族のこと、郷土愛のような一片が見えると違った見方もできるが、好みの別れるところであろう。全体の怪しげな雰囲気の中で、彩りを見せたかったのか…高山ふみ(飯野くちばしサン)社長と従業員の会話が浮いたようで違和感があったのが残念。

    次回公演も楽しみにしております。



  • 満足度★★★

    アンバランス
    題名はかなり御伽噺めいた感じがしたが・・・どんどん予想を裏切るえげつなさに少々うんざりした。まぁ仕方あるまい、御伽噺とはかなり残酷な裏側を持つものだ。誰かの幸せは、他の誰かに不幸を招く。そして、不幸になったものはなんとか這い上がろうと、幸せなヤツを引き摺り下ろそうとする。それが罪ということだと知っていても・・・そしてつかの間の幸せは悲劇を呼ぶ。個人的にはこんな風に幸せを考えるのは好みではないし、口の中に血の味かしてきそうな演出も日常ではない幸せ・不幸せ過ぎて“コレは何処にでもある普通の物語”とは程遠く感じた。出演者、実力まばらで、そのアンバランスさに疲れた。照明も無駄が多かったように感じる。と、作品としてはあまり・・・なのですが、“ウサギと薫”この二人は無茶苦茶イイ!ウサギ演じる山田さんが舞台に現れた時、作品名や先の台詞などすっ飛んで“あっウサギだ!”と思ってしまった!可愛い系ではなく、少し不機嫌な冷めた顔のウサギ、少し前かがみの姿もどこぞのアニメで見たそれとよく似ている。淡々とした口調もそれらしい。そして薫こと、まどかちゃん!女女しないキュートな愛らしさ、実に可愛い薫。そして、傷だらけなのに明るさを装う健気さは愛おしい。この二人の最初のシーンとラストのシーンはとても素敵なのに・・・話の全体を考えると、どうもアンバランスな気がしてならない。薫がなぜこの町を選んだのか?ウサギは本当は何者なのか?御伽噺の裏表を表すなら、この辺りもはっきりさせないといけない部分ではなかっただろうか?

  • 満足度★★★★

    金のバットと銀のナイフ
    終わり方が予想を超えていておいていかれました。狂気のシーンなのになぜか泣いてしまいました。

  • 満足度★★★★

    上手く言葉にできない。
    前回のわかれみちのリテラシーの過去のお話。急展開に最後まで目が離せませんでした。見終わった後に考えさせられました、幸せとはなんなのか、面白かったです。

  • 満足度★★★

    折角、
     ウサギと薫の恋愛シーンが良いのに勿体ない。

    ネタバレBOX

     設定が悪い為、街から絶対出られないという劇中のシチュエイションに説得性がない。シナリオライターは、設定の重要性に気付くべきである。街から出られない設定ならいくらでも考えることができよう。紛争中で敵に包囲されているとか、カミユの「ペスト」のように伝染病を他に伝播させない為とか。
     折角、ウサギと薫の恋愛シーンが見事なのに、絶対閉鎖系として街が描かれていない為に恋人たちの切ない軋みに必然性が欠けているのだ。
     また、描きたいことがハッキリしているのであれば、その内容に沿ったギャグや作品内容から自ずと滲み出てくるようなユーモアなら兎も角、とって付けたようなギャグは作品の品位を落とすだけである。

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