三日月にウサギ 公演情報 9-States「三日月にウサギ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    結構楽しめたです♪
    開演時間前の座の温めは無いんだよなぁ・・・

    で開演時間で浜田氏の前説=通常のお願い等ありましたが、場内の乾燥で飴の服用は上演中でも黙認と言ってて・・・。
    まぁいいんですけど飴の袋破るカサカサ音は上着下で行うとか消音に配慮をと言って欲しかったなぁと=でも満席にした観客の中には上演中に雑音出すような人物は誰一人いなくて観劇に集中できて嬉しかったことを記します。
    ついで、今回のチケットは作家さんの力作でステッカーにもなってるそうで巧みな利用が嬉しいのでともらしてたのがリアルに良かったなと。

    上演時間は約2時間弱
    眠気も起こらず集中して観れたけど笑いが少ないのがチョイ残念だったかな
    客層は年代・男女比結構ばらけていました

    ネタバレBOX

    住民が少ない小さい街にあるジャズ喫茶が舞台です=相変わらず渋く舞台セットを作り込んでいました=評価高いっす

    閉塞感のある小さい街で足掻き脱出したがったり身を隠したかったりする人物たちが織り成す群像劇…暗めです

    ウサギ/波形が読める特技があり、街の人々がその能力を利用しているが本人は生きる目的が無く。唯一のめり込んでる喫茶店内のTVゲーム(インベーダーゲーム)のハイスコアをだすのが楽しみな人。つかみどころというか生活感無いタイプ。(タイトルにかけてる通りに月を眺めるのが好きで”うさぎ”とあだ名されたそうだが、自分的には”らび”(指導者の隠語ともとれるラビットを縮めて呼んで)として心通わす薫くんが名の由来聞いて一人だけウサギと呼ぶといった演出が似合うのではとか勝手に思ったです この街に来て半年ほど
    三木薫/男装して喫茶店に潜り込み伝手を頼ってこの町の印刷所に職を得る。家を出たのは父に性的虐待を受けてたからで、男装は少しでも父が嫌がりそうな恰好すれば手を出されないかもとの理由。好きな姉のため全てをわかって自殺的な死を迎えてしまう。 白いヘッドホンで槇原敬之の曲を聴くのが好きだった=遺品としてウサギの手にわたる
    成増章一/デカいものが好きな、お馬鹿なガタイのよい印刷工。麻子が好きで結婚の約束を取り付けた。宮下の仲間として狙われて右目をケガする
    水原夏樹/印刷工 最後の方で暴力に訴えて事態の改善を図るも・・・ 返り討ち アタッシュケース内に上着とネックレス身体の一部を詰められて喫茶店に届けられてしまう・・・
    高山ふみ/父から受け継いだ印刷所を切り盛りする女社長。幼馴染の夏樹のことが好きで思いが届いたかの矢先に水原氏は死亡。
    伊吹麻子(マーコと呼ばれること望む)/成増の求婚を受けてラブラブであったが危ない連中が章一を襲うというので無理やり別れを切り出し距離をとり誤解が誤解を呼び章一に撲殺される結末を迎える・・・
    黒鉄/この街の暗部にいる男 闇金とか暴力沙汰とかに関与
    森下キアヌ/持ち歩いているオレンジ色のヤカン=ジョージアを愛するKYな喫茶店ウェイター 味のある行動と存在感が好ましかったですよ(^。^)
    三木梢/薫の姉 薫が家を出たために鬼父の餌食となり婚約も決まり逃げたくて妹を探していた 無事に薫の死亡労災金を受けとりやっと結婚でき家族ができると喜ぶも「・・家族はいたハズなのに・・」と呟き退場したのが印象に残ったですよ
    宮下寛司/ウサギの波形読みをパチンコの確立変動タイミング当てに使って小金を稼いでいたが、FXに手を出しヤバイ金額を黒鉄から借りるようになる。ウサギが波形を読まなくなり原因の薫を取り除こうと動き成功・・・・・
    蒼井智久/医学生=ゲイ=カミングアウト済
    木本伸悟/蒼井君のお相手 焼肉屋の2階に下宿しています (この二人のBLシーンは受けました(^^;)
    田部静香/喫茶店店舗を貸してる大家の娘 であるが父は危篤状態でもう何か月も入院中・・・ 心臓波形を見たウサギが忠告して親の死に目に会えた

    皆にいいように利用されてるウサギの波形読みを辞めさせる約束をさせた薫の行動で借金の利子を増やされた宮下氏が薫を追い出す=進み過ぎて自殺方向に追いやってしまいました この波形読みを辞めさせる理由が弱かったなぁと感想

    「存ぜぬ」とかちょっとしたセリフで笑えたトコあり

    薫の虐待話は実話でもモデル並みに綺麗な娘さんが父の魔の手から逃れる為にボディービルという方向にむかってムキムキになった話を聞いたことあります・・・男装レベルではないですね・・・

    娯楽の少ない小さい街で焼肉屋の火事がみんなを動員するイベントだったりするとこ受けたですね

    薫が亡くなってしばらくしてウサギが街を去るが薫の1周忌に喫茶店をウサギが訪れ形見のヘッドホン等受け取り。最初の薫の仕事=ホテルのパンフ(前作の舞台)と繋がりを見せます。

    抜け出したいのか現状に不満ながらもぬるま湯に浸るように日々を過ごすのか? 生きるってことは何なのかを問いかけた作品になっていましたね確かに でも騙すようにウサギを使っていた寛司でしたが、正直に株の波形と話して巻き込んでいればまた展開は違っていたのでは?と選択肢が軽いのに結果がとっても重く圧し掛かるのが作風なんでしょうね~

    笑い要素の店長さんとかの絡みが今一つちぐはぐに思えたし 暗転の時間は何か音楽=BGMとかナレーションとか入れた方が理解は進んだろうにとも思えたですよ。

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    2016/01/12 02:14

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