プール 公演情報 プール」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-19件 / 19件中
  • 面白い設定。
    設定はとても面白かった。美術、衣装も力が入っている。王子小劇場から巣立った劇団は多いのだ。

  • 一回
    こういう仕事やってみたいと思いました。

  • 満足度★★★★

    恐かったー
    ホラーとも呼べそうな。
    映画ではよくあっても、演劇では見たことがなかった。
    プールが二階に設置してあるのもいい。

    水のチャプチャプと響く音にぞっとしてしまいました。

  • 皆勤賞のタカハ。
    怖さが物理的な怖さに収斂してしまったのが惜しい。もっと精神的に怖いと素敵。その準備は出来ている。始まり、展開、伏線、すべてがそこへ向かってるかと思いきや、否。不要な登場人物にはそれなりの意義が欲しい。美術・音・照明・小道具・水、スタッフワーク全般◎

  • 満足度★★★

    設定の大きな嘘が効果的に牽引
    あり得ないような状況に歪んだ人々という関係性が話に興味を持たせるが、小さい嘘に違和感があり、人物描写も薄く。103分。

    ネタバレBOX

    闇の仕事の有り様や絵本作家の描く絵本、片松葉で歩行する患者等細かい点で不自然さを感じてしまい、それが話に深みを増すどころか逆効果に思えてしまったのが残念。

    人物描写も新入りのバイトを掘り下げるでなく、かといってかっちりと人物像が浮かび上がるほど描いていたキャラもいないので、見終わっての印象がとても薄い。かなりおどろおどろしい設定に普通に見える曰く付きの人物ばかりを登場させたのだからもう少し焦点を絞ってもよかった気がする。
  • 5月2日(金)S
    不気味な世界が小気味良し

  • 満足度★★★

    もっと恐ろしく
    雰囲気作りも上手いし、芝居も良かったのだけれど

    こうすればもっと恐ろしく、面白いのになぁと
    感じることがいくつかありました。

  • 満足度★★★★

    かなりの好みだと。
    薄暗くキモく、直接的ではなく光・音・匂わせ方でこんなにいやな感じを醸し出せる腕前。若手の劇団ながら、永山さんや浦井さんなど雰囲気のある客演に恵まれていたのも、この題材を扱うに当たっては強み。

    ネタバレBOX

    客演に比し、女優さんのキャラ押しの弱さがちょっと残念。大きな役でなくてもバランスが崩れるとね。
    舞台の使い方、一階二階と照明と、うますぎると思います。
  • 満足度★★★★

    客席ぎゅうぎゅう
    評判があまりにも良いので、前日に予約し劇場に到着すると、何人もの当日券待ちの方々が…ギリギリセーフだったな、と胸を撫で下ろしました。

    はじめて見たテーマです。
    設定がしっかりしているし、中盤からの枝分かれも明確なので予備知識やあらすじを仕入れて行かない私にも楽しめ(?)ました。


    いろーんな人間、それぞれの思惑………、
    のびのびしているように見える一本の蔦の根元へ向かってたどっていくと、実はぐちゃぐちゃに絡みあっていて、一本だかなんだかわかんなくなってくる………。
    腐ってるけど成長してる………?


    一度踏み出すともう登れないんだろうなァ
    降りるのがラクだから
    馴れちゃうから
    麻薬みたいなモン?


    さすがに終演後はゴハン食べる気分になれませんでした(笑)


    また観に行かせて頂きます
    (^_^)



  • 満足度★★★★

    心に潜む普遍的な闇へのカイダン
    冒頭から、イヤな匂いが漂ってきそう。気持ち悪いモノを眼前に見せないのに、観客を終始キモチ悪い気分にさせ続ける台詞や演出の巧みさ。ストーリーが進むにつれ、次々と明かされるキモチ悪い事実の数々。何かイヤな汗が流れてきそうで、これはまさに怪談。その上手なストーリー展開を支えるのが、人の心に潜む、普遍的な闇に対する鋭い洞察。誰の心にも住む魔物を健全なスタンスで描く物語には、ただ怖いだけのホラーを越える迫力がある。個人的には、闇の暗さがあと一段階さらに暗かったらパーフェクトに思えた。惜しい。

  • 満足度★★★

    前半の引力。
    好奇心をくすぐりながら一気に引き込んでいく前半は見事。中盤、新たに登場した人物が連鎖的に絡んでいかず、終盤の展開も若干唐突な印象なのが少し残念。

    ネタバレBOX

    ラストシーンにその片鱗が見えますが、飲み込まれていくわかりやすいコワさでなく、麻痺していく感覚のその先を描いてほしかったなぁと。
  • 満足度★★★★

    子供の日なのに
    GWに海外にも行かず観に行きました。でも行ってよかったです。
    舞台装置の美しさ、照明の的確な転換、音響効果は勿論のこと、役者さん一人一人がリアルでありながら舞台的な要素も残した雰囲気で、凄く見終わったあとに「あぁぁ……」とさせられる芝居でした。
    最初の数分で引き込まれて、あぁ、これは面白いだろうな、と思わされました。設定も面白く、少しストーリーは読めたものの、それを残念には思いませんでした。
    スマートに生き死にを扱った芝居だったと思います。
    まだ四回公演!今後も要チェックしていきたいです。

    ネタバレBOX

    本当にプールのセットに感動しました。水が実際に入っているのでしょうか?マスクの声がこもっているのも素敵で、水面が反射しているような照明もリアルでした。
    水ががばがば使われていたのも印象的でした。零れまくりかけまくりでしたね。コーヒーがあふれ出た時は爆笑しました。スジャーターの歌声が最高でした。
    ラストの銃が、もう少しだけ重みがあっても良かった気がしましたが、「判るよ」の一言に、なんだか色々吹っ飛んでしまいました。
  • 第一のコース、死体。
    根底に謎を孕んだままでのスタート。そして合間にちょこちょこ笑い。緊張するべき部分はそうあり、解れるべき部分はそうある。なので重かったり暗かったりのほうが物語の主軸なのに、観易い。バランスでしょうね。
    個人的に芝居は脚本こそが全てではないと思っているし、だったら読書でいいじゃないかと思っています。とはいえつまらないよりは面白い脚本のほうがいいに決まってます。彼女の脚本なら読むだけでも充分に面白そうです。終始僅かにもほころびの様なものが見えませんでした。戯曲集とか出せばいいのに。結局の所、高羽さんの最たる得意路線ってどういうのなんでしょうか。前回公演との相違点を挙げるほど、まだ別の引き出しを隠し持っている様な気がします。

    ネタバレBOX

    問題となるプールを段差で舞台奥に作ったのがもうなんと計算された事か。高さがあった分、観ている側としてはその下の見えない空間に何があるかを否応なく想像させられました。誰しも想像したはずです。水中を大量に漂う死体の数々を。
    あえて一つだけ不満を。ラストがすんなり終わり過ぎたかなとは思うのです。発砲音にビックリして何かがリセットされる感覚を得ていたので、その後がちょっと短く感じました。
  • 満足度★★★★

    生々しい
    とにかく圧倒される生々しさ。実際に死体が舞台上に出てくるわけでもないのに、リアルに死体が迫ってくる感じ。舞台セット、美術、照明、音楽、全てが一体となって作り出す世界は見事。
    役者さんも一癖もふた癖もあって、見ていてグイグイ引き込まれました。
    タカハは初見だったのですが、他のテーマでもこのクオリティが出せているのか気になります。次も必ず見に行くでしょ。

    ネタバレBOX

    最後は銃で簡単に片付けたいのは、客をあっと言わせたいという瞬発的な演出もあると思うのですが、あそこまで肉感を演出してきたなら、最後も人が実際に手を汚して生々しく終わるともっとこの作品のイヤらしさ、不気味さが際立ったと思ったけど…。それだとさすがにエグすぎるのかなあ。
    最後あっさり死に至るので、そこまでのジワジワした感じが台無しになった気も。
    徹底しても良かったんじゃないかなあ。
  • 満足度★★★★★

    死体は決して減らない
    いやはや、もうこれは脱帽でしょう。

    まず、セットが素晴らしい!
    どんよりとした、古びたセット。
    天井までの凝りようで、天井のセットは雲の形を模っているけれども、完璧に壁と繋がってる様子はお見事!

    2階建てのセットの演出、見せ方も斬新で、芝居の内容もポツドールに匹敵する位のレベル。

    スプーンからの観劇だけれど、あまりのハイレベルに逆にびっくり!(@@!)

    タカハ・・素晴らしいです。
    きっと、これからももっと良くなり伸びるでしょうね。。
    そう予感せざるを得ない本でした。。


    公演中なので、以下はネタバレBOXに。。

    ネタバレBOX


    最初からリアル感満点で飛ばします。
    独特の作業服や本当に水道から水が出て洗ってる様子、防御マスクなど、それらの風景でスリル感は最高値に達し、あな恐ろしや!なのです。。
    テムズの川霧のように濃い紫煙が漂って客席の先端まで流れ出して舐めていきます。


    プールに無数の死体が詰め込まれ、ホルムアルデヒドに浸けられた死体のメンテナンスのアルバイトをする描写がセットの2階から上手く演出されます。

    薄暗いプールの照明が素晴らしいです。

    芝居の間に流れる音楽も素晴らしい。



    大学生の望月は金の為に死体のメンテナンスをするアルバイトを始めるが、そのバイトに身を置いているうちに、段々深みに入って、プールの死体の一部を医薬品会社や、注射の練習の為に必要な看護学校や人体実験を必要とする自動車会社などの企業に売りさばく仕事にも手を染めていきます。


    望月は毎回、こんなに死体を切り刻んで売りさばいているのに死体が全然、減らない事に疑問を抱きます。

    それと同時に、死体を見ても全く動じない、何も感じない自分にも気付きます。

    それはまるで、目の前の暗い階段を降りているようなものです。
    一度降り続けるとやめられない階段は底が見えなくて、底が見えないと底が見えるまで降り続けなくては気がすまなくなる。。

    すると・・こう・・階段を降りていく自分が恐くなるはずだが、望月はそうではないのだ。。

    死体が段々物になっていって、知り合いの死体を見ても大して動揺しない。

    それは望月だけではなく、ここでバイトしている殆どがそうなのだ。

    要は本来の人間らしい感覚が麻痺して人を殺しても何とも思わなくなる。
    いや、何とも思わないからこうゆう仕事が出来る。という設定だろうか?

    かつてのバイト仲間も殺されたのだろう。
    佐伯も殺された。
    その死体が搬送されて、蓋を開けた同僚は

    「あ、佐伯さんだー、ちょっと変わっちゃったねー。」

    などと、暢気におしゃべりする。。


    そう・・望月も最後には殺されたのだ。。

    長くこの仕事をしているバイト仲間から。





    死体は決して減らない。。

  • 満足度★★★

    期待感大きい
    しばらく乞局な世界かと見ていたが、わりと正統なミステリーホラーだった。飽きさせないのはさすが。客演はいいなぁと。

  • 満足度★★★★

    あなたの顔にワインをふりかけ
    深層心理に呼びかける(感受性の豊かな方は夢に出てくるかも)内容で久方ぶりに私が好む舞台でした。しいて言うならば鈍感な私にでも夢に出てくるくらいのもっと残虐性というかトラウマになるくらい深層心理を壊して欲しかったです。 大塚英志氏原作の「黒鷺死体宅配便」や「木島日記」等読んでる方にはおすすめの舞台です。

  • 満足度★★★★★

    最後まで、
    気の抜けない舞台でした。死体、もしくは身体の一部を媒体に自分を見つめ直す作業。そこに何を見るか、その違いがいくらでも深読みできるところが見ごたえかなと思いました。

  • 満足度★★★★★

    ポップかつ重厚。
    2日目ソワレ観劇。まだまだ若い劇団?ながらここ数公演とも脚本、演出、スタッフワークともに安定した実力を感じる。私も個人技中心だった「49日後…」よりこっちの方が高感度高し。単なるB級ホラーで終わってないのが良い。

    ネタバレBOX

    ちょっと暗転多いかなとは思ったけど重い話だし頭休めながら観るならあれくらいでいいのかも。水の生音はいいねぇ。

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