イン・ザ・ボイス 公演情報 イン・ザ・ボイス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★★

    よかったです
    ストーリーも舞台(セット)も役者も演出も良かったです。
    あまり話が複雑でなく、家族という名の居場所に関する話が進んでいて良かったです。テーマ性もあって、観ていてホロホロしてしまいました。いい話だと思います。
    舞台も派手さがなく、しっかりしていて良かったです。
    演習もPちゃんの悲劇性を描くダンスシーンなどがしっかりしていて良かったです。
    そして役者も良かったです。
    山岸役の谷さんはこの舞台を観るまで知らなかったので、最初女優さんかと思いますが、ネットで検索して出てくる画像にビックリしました。すごく上手くて座長までしていて、凄いと思います。
    男性役は総じて層が厚くて上手でした。今回の演出上の為かカルロス役のRalphはコミカルな役でしたが、シリアスな役をするところも観てみたいです。
    愛役の西条さんははまり役でしたが、西条さんがスケッチ・コメディとかやったら面白いだろうなと思いました。
    もう一度観てみたくなる舞台でした。

  • 満足度★★★★

    明るく元気な…
    現代のインターネットの普及に繋がるような話と思ったが、そこはもっと広範な聴者(リスナー)を通したハートフルストーリーが展開する。ラジオ…それは顔が見えず、声だけで繋がるという心細さや不安さが垣間見える。それを承知の上で、電波を通して”心の家族“を作りたいと願う少女の切実な思いが描かれる。


    ネタバレBOX

    この物語はラジオという媒体(媒介)を通じて、家族(母親)の虐待から逃避するため、ラジオで”心の家族”を作りたいと訴えた少女の話と、ラジオ局で今ひとつ自信が持てず、その場その日暮らしをしているアナウンサーの成長する話の二重構成になっている。ある種のパラレル関係にある。
    さて、ひょんなキッカケでラジオ番組”家族プロジェクト”のアナウンサーを任された女性...人として問題から逃げ出さず、真摯に向き合う姿に共感を覚えるが、その描き方があまりにストレートすぎた。
    また、ラジオのリスナーで”心の家族”に立候補した人たちのバックボーンが不鮮明で、なぜこの擬似家族に名乗りを上げたのかが分からない。唯一ハッキリしているのがダンプの運転手ぐらい。この人たちの内、何人かの生い立ちなり現在の状況説明があれば、応募動機に納得感が得られ、共感と少女の嘘による裏切りによる落胆の差にインパクトを与えたと思う。その登場人物の掘り下げ、もしくは抱えてきた問題を浮き彫りに出来ればよかったと思う。演劇屁理屈を言えばツッコミ所が多いと思う。
    しかし、明るく元気が出るような芝居であり、印象は悪くはない。
    ラジオという放送現場をはじめスポンサー、クライアントの関係については、メディア露出も多い(アイドル)女優も出演していることから、十分承知しているだろう。少なくとも自分は、娯楽性を大切にして観てきた(この点に★1つ追加)。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度

    ラジオの本質って
    先ずは、他の人も書いていたが、エピソードを美化した現実離れのしらじらしさで構成しすぎです。
    年配のヒルメロ世代の女性には良いのでしょうが…。

    完全に間違っているのは、ラジオの本質をスタッフ(特に脚本家・演出家)がわかっていないことです。

    特定の人々が出演までして、ラジオ電波の中で肉声で話し合うなんてものはラジオファンは求めていませんし、そんなプログラムはありません!

    何かの悩みを抱える葉書での告白・相談があって、それに対してパーソナリティが答え、他の聴衆も意見を言いというのがラジオの構成です。
    必ずそこには”音楽”がリクエストやプレゼントという形で登場します。

    匿名の人々が自分を正直に話すという趣旨は合ってても、その後の展開はラジオではなくある種低俗なテレビバラエティの乗りでした。
    ラジオを聴いていらっしゃったスタッフとは思えませんし、悪趣味な脚本でした。

    オネエが好きな変な脚本家ですね。

    しらじらしく、勘弁願いたい時間でした。

    唯一の救いは、谷さんの声でしょうか。

  • 満足度★★

    なんかデコボコ感があったです
    ようしここだ、このエピソードに感動せいっ!

    という話の積み上げしつつ=土台が脆弱・・・って風に思えたデス

    わかっているとは思うけど説明するねっ!
    というような教育番組的な親切説明(設定とか作品背景とかね)が欲しいなぁ、
    と思えた開演5分遅れの約2時間10分でありまました。

    ネタバレBOX

    本編で忙しく大変かとは思うけど、開演前の座の温めとかはして欲しいかしら。
    今回は”ラジオ”です=ネット配信(ネット上から無料で民放のラジオが雑音無しで聴ける「radiko(ラジコ)」)やらの説明アナウンス流すとかねぇした方が、より作品世界に入り込めると思いますが。

    話は、ベタなドジッ子バイトアナウンサーがラジオを通じた番組上で家族を形成して絆を深めて成功するというサクセスハートフルなストーリーです・・・・。
    (漫画「累(かさね)」みたく演技の力はあるが見た目だけ駄目。みたいな光るものの見えない主人公には共感できなかった=ベタなドジ&蔑みのあだ名を受け入れてる感じも嫌だった)

    最初のつかみでラジオ局の説明とかして=小学生の社会科見学とかで放送の流れとか上記ラジオ~放送業界の解説とかしてったらわかり易かったろうにとか思ったです(PMC野郎の主宰さんなら毒など盛って。小学生に、こにくったらしい台詞吐かせるでしょうね(^^)で、追加するなら毒台詞吐いた小学生にハリセンかますシーンを暗転内での当事者同士のスポットライトで観客に見せて実は妄想でしたとかすると笑えるつかみ&展開になるのではとか想像しましたです。

    原稿読みが基本のアナウンサーが勝手に文章変えて放送って、後でリスナーに受けたからといっても受容する世界観が変!
    だいたい放送作家とかが文章作ってるんじゃないかな?その人と喧嘩してまで言いたい事はコレですと主張して、結局作家の承諾を得ずに自分の文を喋ったというような流れが自然と思えたです。

    ”ラジオです今作”わかっていますよね、という作りではなく。ちゃんとラジオの状況=TVとかに押されて聴取率(視聴率ではないですよ当然(^^)が下がってるとか前述の「radiko(ラジコ)」の話とかネットの動画などにも押されているが頑張ってるという世界(現実とかね)を説明した方がスッキリ&上手に作品世界に観客を誘導できると思えたが、どうだろう?

    今時分だとラジオよりもLINE(あっ友達もいないか・・多分。 ん~んじゃあ友達掲示板とか? で変なサイトに引っかかってエステの会員権とか壷(^^)とか買わされてラジオを聴くしか出来なくなったという設定はどうでしょう?)で寂しさ紛らわすのでは?受身にならざるを得ない=ラジオしかないという設定の方が納得しやすいが、電話でPちゃん(自分には家族がいないのでラジオで家族募集となる18歳女性)喋っていたぐらいならネットのチャットとかの方が流れが自然なのでは?

    ラジオ番組でPちゃんの家族募集という話=番組つくるけど、いっせいに舞台に出てくる候補者達。この流れもよくわかんなかった。(宇宙ステーションで日本人宇宙飛行士と喋ろうという企画で声を聴く為の周波数帯で勝手に喋っていた聴取者たちのせいで、この企画不発に終わったという話を思い出したデス。)メールやらFAXやらある、このユビキタス社会で利用する情報ソースの説明や個性出しが必要ではとも思えたし。到達点は単なるオフ会にしか思えなかった。 家族になりたいという抽象的な話の結末はオフ会? 里親になるとか養子縁組するとか、一緒に住むとか明確な着陸点を示して欲しかったです。(現実はそんなたやすいものではないでしょうし、そうだからこそその困難かいくぐって達成するポイントが感動を与えると思ったけど・・・。)

    結局Pちゃんは実母からDV受けてたコトがわかり、家族がいない=嘘ということで番組は他の女の子の家族を見つけるということで決着つけるんですが。
    故野沢那智氏のラジオ番組でも同じように”死にたい”だったかな、で盛り上がった話が嘘だったという実話があったはずで、ある一定年齢上の方は良くご存知なのでは?と思ったです。今作はすぐ暴露されて(実際暴かれたのはかなりの後年だったようです)しまいましたが、プロデューサーだったら探偵でも雇ってPちゃんの人物背景とかしっかり調べなくてどうするの?とも思ったデスよ。 信じていたからって・・・大丈夫かこの放送局? とも思ったデス

    上記いろいろと突っ込みドコロ多くて心が動かなかったです

    踊るお掃除隊とか各役者さんの演技とかは特に落ち度無く楽しめた分残念です

    でもまぁ アレだ かぐやちゃんも「家族になろっか」と軽くおっしゃって、「ハイッ、家族。」と簡単に桃太郎君と家族になっちゃう時代ですし・・・。 よいのかなぁ(^^;)と
  • 満足度★★★★

    もうちょい
    谷桃子さんがいいね。
    派手さはないが、情感のこもった演技に徐々に引き込まれていきました。
    ダンスであったり、母子間の関係性の作り込みであったり何かと惜しい箇所が有るものの安心して楽しめるエンタメ。

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