教室
中学生の感受性、舐めたらあかんな。改めて認識した。そして、生徒の前からいなくなってはイケナイ。逆に、生徒の前から去ったとき、心に何かを残し、より良く生き続けたい。そう強く願った。彼らの前に立つことの意義を高めたいと強く思う。
満足度★★★
劇中劇が…
モモノフたちにオリザ氏の目論見が伝わっただろうか?
「演劇の面白さ」の伝え方は、映画版の方が上回っていたと思う。
休演日明けだったからかもしれないが、モモクロの芝居が、序盤の「劇中劇」に乗り切れていなかったのが残念。
オリザ氏流の会話劇を900席のオオバコで観るのも辛かった。小箱なら違う印象だったハズだ。
カーテンコールのとき、スタンディングオベーションでペンライトが振られるのもモモクロらしく印象的だった。
満足度★★★
二時間・・
ちょっと長いような・・
物語としてみると、ちょっと無駄なパーツが見える気が・・出演者の輝きでカバーする仕組みなんだろうか。
身体能力の高さ?を見せる意味では舞台美術でさりげなく廊下を歩いたり走ったりする生徒の様子がちらと見えるセットが良いと思った。
でもそれならもっと廊下を長くしても良いんじゃないかとも思った。
ちなみに、これは学校のことがサッパリ描かれていないけど女子高?なのかと一瞬思った(家に帰ってネットで調べるまで分からなかった)。逆に共学なのにここまで男性が全く出てこない設定を見てみんな奇妙だと思わなかったんだろうか?
ちなみに男性アイドルくらいしか知らない自分には誰がももクロか分からなかった・・(苦笑
家に帰ってネットで調べてようやく分かりました・・いまだに名前ははっきり区別できてないんですが。
舞台でスタンディングオベーションなんてほとんどお目にかからない自分にはどこら辺がスタンディングなのかはよくわからなかった。
確かに演技という意味では、観る前から予想はしていたんだけど、井上みなみ氏や坂倉花奈氏なんかの演技が別によく演技を目にするという贔屓的なアレを除いたつもりでも桁違いだというのは一目瞭然だと思った。
だからこそ「なんで?」って思っちゃうんだよなぁ・・
とてもいい作品だとは思ったんだけど、六本木駅からの遠さを考えると、もう少しライトでも良いんじゃないかと思った。
満足度★★★★
輝く星のような。。
チケットが取れたので、映画版を見るのは控えた。平田オリザ原作脚本というのもそうだが、未知なる<ももクロ>、一味違うアイドルだと真顔で論じる評論家や劇評家がいたりで、気にしていたから舞台化を必ず行こう、行きたいと思っていた。メンバーが5人である事も知らない私は、妙に5人だけ目立つ演出が「序列」の反映かと憶測するような体たらくで、どこかで見たと思った役者は青年団だったり、後で判明して納得したような案配である。劇中、体調不良で出て来ない部員が後から鳴り物入りで拍手を浴びる人気メンバーか、と思えばそんな風でも無かったり。前知識を持たなさ過ぎってのもどうかという話だが、全くのサラで見た新鮮さは替え難い。
高校演劇部の話。取り組んでいるのは『銀河鉄道の夜』。被災地の事。ネタとしてはベタなものばかりだが、ネタに依存せず「現代口語」の日常性(の中の笑い)を舞台上に展開させた脚本、そして「真情あふるる」銀河鉄道の台詞を輝かせる事のできる、ももクロ始め若いメンバー達の透明感が、何より替え難い武器となっていた。舞台美術も良い。ももクロのメンバーに「歌」を披露させる脚本上の仕掛けも憎い。女性だけなのに男性不在の不自然さがない。性別を超越した佇まい、恋だけじゃない青春・・。
主要メンバーの一部は映像向きの演技で、声量、明瞭さに欠く部分もある。だが今回初めてという舞台の取り組みには、観客と相見えて変化していく振れ幅が大いに期待される(私もそれゆえ後半日程を希望したが2日目しか取れず、残念)。演劇の動的な躍動、瞬間を生きる感覚を発見し、客席にフィードバックして行ってほしい。
満足度★★★★★
-
演劇初心者も含めた幅広い層が楽しめる良作だ。高校という設定や劇中劇ということもあり、ももクロはこの演技でよいと思う。なまじ訓練を積んでしまうと今の魅力が薄れるような気がする。