実演鑑賞
満足度★★★★
タイトル「侠」とは…。
タイトルだけ見たら義理人情の世界かと思わせるが、その想定は良い意味で裏切られた。
話は、デパートのお客様苦情専門部署での出来事だ。
話の展開は違うが、映画 「ミンボーの女」 (1992年公開 伊丹十三監督)とオーバーラップした。さて、反社会的勢力に対する姿勢が厳しくなっている昨今、時代背景・状況も透けて見えて面白かった。
満足度★★★★
苦情処理!
ストーリーの構成良く身近な話題で解かりやすく面白かったです。
配役のネーミングはウケる!
ただ、内容については、現実とは異なる所が多々。
例えば、百貨店では苦情処理室というネーミングはしない。
消費者相談室とかお客様相談室など苦情という言葉は避ける。
さらに、百貨店は本来お買い上げ頂いた商品を返金する義務はありません。
好意としてやっているだけでそれも皆メーカー持ちです。百貨店はあくまで窓口で理不尽なお客様への賠償その他はメーカーに押し付けられます。
クレーム処理スペシャリスト倉持の毅然とした態度が実際百貨店の人間にできるようになってもらいたいものだ。
満足度★★★★★
"落とす"のも"落とされる"のも"人"
"クレーム処理"の表裏で繰り広げられる人間模様。
私事ではあるが、サービス業に従事したことがある為「わかるよ〜」と思ったり、キーッ!!と心の中でなったり(笑)
今の世の中、九条さんと倉持さん、どちらが正解なのかはわからないけれど、どんなことでも"対人間"なんだと、暖かく優しく時に冷たく突き放すお話は、さすが、サンハロンシアター。
演者の皆さんの力量も素晴らしく、キャラの色合いもはっきりして面白く、今回も観られて良かった。
次回作ももちろん期待大!!
満足度★★★★
楽しめました
殺陣や恋愛などの派手なシーンは無く、日常のどこかで実際にあるような世界。大人なら共感するようなところを突いてくる作品でした。サービス業の方は必見かも。
満足度★★★★★
着眼点の素晴らしさ
初見の劇団であるが、着眼点の良さに感心した。また、勝ち負けだけを重視する最近の傾向に対し、心構えや立場の諸関係、即ち勝ち負けが成立する為の諸状況という場を対置してみせ、それ自体を作品化し得た実力を評価したい。シナリオの良さに加え、主役の九条を演じた内藤さんの演技が素晴らしい。物語の進展するにつれて、どんどん、良い顔に見えてくるのだ。(追記後送)
満足度★★★★
コメディかなぁ・・とか勝手に思っていたら
結構真面目な話であり、客層も高齢者が多くいらしたように思えました。
(で後列の方は若者たちが多かったかな(^^)
わかり易い話で起承転結も基本として抑えていたように思えたが、
”ど~ん”とした感じは受けなかった流水のような作品に感じました。
1時間45分(全席自由)
満足度★★★★
時代を反映
前回の作品より笑いが少なかったように感じ、ちょっとだけ終演後の気持ちが重かった、かなぁ(笑)。決してツマラナイ訳ではなく、むしろあまりにも社会派に振った内容で、難しいテーマを投げかけてくれた。初日ゆえに一部セリフがぎこちない箇所もあったけど、サンハロンシアターらしい舞台。