満足度★★★★★
着眼点の素晴らしさ 初見の劇団であるが、着眼点の良さに感心した。また、勝ち負けだけを重視する最近の傾向に対し、心構えや立場の諸関係、即ち勝ち負けが成立する為の諸状況という場を対置してみせ、それ自体を作品化し得た実力を評価したい。シナリオの良さに加え、主役の九条を演じた内藤さんの演技が素晴らしい。物語の進展するにつれて、どんどん、良い顔に見えてくるのだ。(追記後送)
2
2014/09/05 07:25
0
2014/09/06 03:00
2014/09/05 08:19
このページのQRコードです。
拡大
コメントありがとうございます。
齢を重ねないと不自然に見える
演技は多いものです。無論、若いうちにしか
できない演技や美も多いのですが。
自分が、最初に出会った演劇理論書は、「風姿花伝」でした。
岩波文庫で一つ星の短い文章ですが、怖いほど的確で闘いの
書ですね。まあ、権力者に気に入られなければ、下手うてば死が
待ちうけているわけですから、それは、やはり、刃の上を歩くような
気持になることもあったでしょう。被差別民でもありますから、将軍の
様々な用向きにも応じなければならなかったわけですし。観阿弥、世阿弥
父子も絶世の美男だったと伝えられています。森 蘭丸クラスだったことは
間違いないでしょう。そんな歴史も考えながら、想像力の大きな翼を広げたい
ものです。
ハンダラ