『BORDER〜罪の道〜』 公演情報 『BORDER〜罪の道〜』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-18件 / 18件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    犯罪 加害者と被害者とその家族…色々と考えさせれました。
    コミカルなシーンもあり、楽しむこともできました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/03/09 (日) 12:00

     刑務所内が舞台となる劇や映画、ドラマはよくあるが、大抵は囚人たちそれぞれの個性を描きながら、仲間を集めてチームを組んで、時にぶつかり、時に支えあいながら刑務所からの脱獄をするドタドタコメディ、シリアスな頭脳戦を駆使した脱獄劇こういったエンタメさくひんが一般的には多い。(男女どちらの刑務所を舞台としても同じく)
     若しくは、冤罪や日本の死刑制度の在り方における人権侵害の問題に真摯に取り組んだ映画におけるミニシアター系やTVでいうと独立系のTV局、小劇場演劇などで行われる社会派作品といった形で囚人たちが、または囚人が描かれることは多い。
     今回の劇では、、途中女囚たちと刑務官たち、刑務所長とのドタドタコメディや芸人の姉妹や女囚同士の笑い、ユニークで絶妙にズレているシスターやとある女囚と刑務官がレズの関係にあり、人前で公然とキスしようとする大胆な展開なども見られた。
     しかし、意外と今まで描かれていそうで、特に演劇ではあんまり描かれてこなかった殺人事件で殺された被害者の生き残った母娘の側から、囚人や死刑囚がどういったふうに見られているか、最初娘は特に死刑囚に対して憎しみ、殺意さえあったが、その感情を乗り越えて、成長していく様が描かれていてなかなか新鮮だった。
     そして、劇中に一線を越える、超えないといったこと、犯罪を犯す側と犯さない側の違い、犯罪を犯した場合、法のもとで裁かれるが、犯した人は社会に復帰するためには、再犯しないためにはどう自分を見つめ直し、反省し、2度と同じ過ちをしないように気を付ければ良いのかといったことを深く考えさせられながらも、笑えて歌って踊るエンタメ作品という要素、いくつかの要素をバランスを考えながら劇に昇華していて面白かった。
     
     但し、個人的には、死刑囚だからといって、仮にその死刑囚が連続殺人犯だとしても(まぁ、被害者家族からしたら、自分の手で殺してしまいたいぐらいだが、それでは法に触れるので、法の名のもとにでも、犯人を裁いて極刑である死刑にしたい気持ちも判らないでもない)、日本の現状制度としてある死刑が、法の名のもとに行われるのはおかしいと感じる。
     先進国では死刑が撤廃されている国も多いし、されていない国でも事実上の廃止になっている国も少なくない。
     そういったことを考えた上で、死刑制度とは国の法の名のもとに平気で公然と人が人を殺せるシステムだと考える。
     それにまた、日本で絞首刑を行う際、ボタン一つ押すだけで済ませられるということを考えても非人道性は否めない。
     また、死刑囚になる程の罪を犯した人間が死刑になることで、死を持って償うというのもどうかと思う。
     凶悪犯にだって、大抵の場合家族や親族がいる。奥さんや夫、小さい子どもがいる場合もある。法に則っていたとしても、囚人が死刑にされた場合、日本は軽犯罪でさえ、1度犯すと、就職や恋愛、結婚もままならず、軽犯罪者に家族や親族、子どもなどがいる場合、学校や職場に居づらくなり、自殺にまで追い込まれる人もいるのだから、これが死刑囚の家族や親族、子どもの場合、自殺どころか、一家心中、無理心中に発展するリスクも高くなるし、職場のパワハラ、同僚による陰口、学校での壮絶な虐めなどによって引き籠もりになるリスクも高まるだろう。子どもに八つ当たりして、虐待が頻発とかも十分考えられる。
     勿論、上記のことは、犯罪被害者家族やその子どもにも言えることだが。
     いずれにしろ、家族や親族、子どもたちの将来も壊すことになる。懲罰感情を近代的な法制化とが複雑に絡み合った死刑制度が、日本の死刑制度だと感じる。
     以上のことから、私は死刑制度には反対だ。その死刑制度があることで、凶悪犯罪が増えていないといった確証もない。むしろ、地方都市や田舎で起きる凶悪犯罪は跡を立たない。
     死刑制度の代わりに、凶悪犯には、終身刑にして、相当頑丈に出来ていて、脱獄不可能で、ほとんど光も入ってこない厳重警備な独房にいれて、本と写真、スクラップブックを持ち込むのだけはOKにして、勉強がしたいと言えば、他の囚人たちと交流させながら、刑務官がさり気なく見張って勉強をさせ、時々凶悪犯の場合は、被害者家族とも合わせつつ、長い時間をかけて自分の犯した罪に対して、徐々に反省させていく仕組みのほうが、今の死刑制度よりか、よほど健全で、人道的だと考える。
     人はすぐには反省しないかもしれないが、たとえ凶悪犯であっても、時間をかけて、カウンセリングや他の囚人たちとの運動なども含め、長い時間と人との交流をして、本を読み、しっかりと勉強すれば少しずつ罪の意識を持つようになるかもしれない。そのチャンスさえ簡単に奪ってしまうのが、死刑制度だと強く感じた。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    びっくりするくらい良かった!コメディかと思ったらなかなかハードなお話 演者もいい!本公演が楽しみです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    「ナンバーの付いたバカたち」
    ナンバカな設定風の緩い感じの
    監獄話なのだがー後半はシリアスに
    話が進み人死も出してくるのが
    結構なギャップであったが
    前半で出してきた緩さからか
    後半のシリアスモードに違和感しきりで
    あまり自分的には刺さらなかったデス
    緩さの感じはピンクパンサーとかが
    近いかなぁとー
    前半のコメディ調で統一して
    後半の重い話も明るく軽く
    流していけばーとか思いました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    コミカルな感じかと思いきや後半にかけて結構ハードな展開でどんどんのめり込んで観ていた。
    役者としては秋田知里さんがひと際映えていた。歌も芝居もダンスも彼女の動きから目が離せなかった。
    他の役者陣もそれぞれ良さが出ていて面白かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    軽犯罪者が多い女子刑務所に重罪凶悪犯たちが移送されてきて起こる事件とその顛末を描く休憩無し2時間10分、罪とそれに対する罰あるいは赦しがテーマゆえ基本は深刻な内容ながら歌ありダンスありそしてコメディ色もあっていろいろな楽しみ方ができます。主役が可愛いかったです。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    重罪を犯して移動してきた人達のダンスや歌がカッコよかった。衣装は黒ベースにすればもっと良かったかも。
    特に秋田知里さんが声も通って声優かと思うほど聞きやすかったです。


  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    土曜日、女性バージョン拝見しました。思ったよりコメディ要素が強かったですね。もっとシリアスな内容だと思っていたので、こう来たかとは思いますが、面白かったです。
    唄やダンスも素敵でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ★回を観劇しました。
    内容は重いですが、楽しい場面が多く、重くなり過ぎず観やすいと思いました。
    私なら、犯罪者が本当に反省しても罪を償っても許す事はできないだろうな・・等と、感情移入しながら観ました。それと共に考えさせられました。
    女性だけの舞台でしたが、皆可愛くて、ダンスも良かったです。
    面白かったです!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    チケプレでご招待頂き観劇。女子刑務所を題材にした舞台で、前半は軽微な罪を犯した子たちの明るいコメディのような感じで進みますが、後半から重い罪を犯した子たちが入所して来てシリアスな物語が展開しますので、この辺は観る人を選ぶかもしれません。そういうのが大丈夫なら楽しめると思います。カワイイ子も沢山出て来て楽しかったです。ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    洗脳(正確にはマインド・コントロール)の秋田知里と死刑囚の星波が特に魅力的。光ってました。
    秋田さんは小悪魔的なルックス。ダンスがピカ1。演技も上手い。
    星波さんは抜群のルックスの良さ。存在感が際立ってました。

    ネタバレBOX

    逆に主役は存在感薄いかな。
    食われていると感じました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

     登場人物総てが女性。(華4つ菱)

    ネタバレBOX

    演じるのも総て女性の監獄もの。(監獄という単語は現在の日本では法制度上廃止されているが、刑務所と同じような働きをしていた罪人を収容する施設。発音がより禍々しさを感じさせる為、犯罪者たちのその世界での貫目を示す為、及び今作の舞台となる刑務所との差異を明確化する為敢えて用いている。)登場するのは看守たち及び刑務所長、お笑い芸人、修道女、罪人たち。看守たち相互の関係と被収容者たちとの因縁の物語でもある。伏線と回収の形は明確で分かり易いから迷う場面はなかろう。(一方、深読みしようと思えばそれも可能である)
     序破急でいうと“序”の部分で舞台となる女子刑務所の模様及び登場人物たちのプロフィールが描かれ、“破”で老朽化の為新装されることとなった更に罪の重い者達が収容されていた監獄及び監獄収容者たちのプロフィール、移送されてきたこれも老朽化した刑務所で旧収容者VS新参者の相克が描かれる。犯罪者としての格は当然、監獄から移送されて来た者達の方が上であり、その力や犯罪者同士の格の差が描かれる。“急”では刑務所へ慰問の為に訪れた芸人たちの出し物をした演芸会での出来事(今作のクライマックス)が描かれる。
     急で回収される問題を一言で言うなら心理学的な問題の中で特に深層心理が人間に与える深刻な影響をドラマ化した作品ということができよう。犯罪に走った者達の多くが虐待やネグレクトの被害者であったこと、犯罪者とならなかった者達には護ってくれる者が居たこと。前者の与えられていた状況は護ってくれるハズの者たちが護れる者となる為の育児を受けていなかったであろう事実を示唆し、後者は護ってくれる者が居たこと、護ってくれる者たちはその親たちに守られて育ち、護る者を得て強く生きることができたことを示唆している点である。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    シリアスなテーマだがコミカルな要素もありつつ、立派な舞台設定や音響により世界観に没入できた。
    たくさんのキャストが出てきたが、それぞれが個性的でキャラが立っていた。演技に加えてダンスや歌パートもあり、推し探しを楽しめる要素もあり満足度は高い。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    硬軟ある場面を絶妙に交え 飽きさせない巧さ。フライヤーのデザインから何となく分かるが、舞台は女子刑務所(キャストは女優のみ)。そこにいる看守・受刑者等によって紡がれる罪と罰。その観せ方は鬼気迫る衝撃的な場面、一転 小咄や笑劇的な場面を挿入し和ませる。

    少しネタバレするが、「次、生まれてくる時は 友人として会おう」というフレーズ、その奥にある思いは 劇中の「人は なぜ罪を犯すのか」という問いに繋がる。この台詞が公演のテーマとして強く重く響く。勿論、罪が罪を生むといった負の連鎖もしっかり描く。

    公演は歌やダンス、それを音響・音楽そして照明といった舞台技術で効果的に観(魅)せている。総じて若い女優陣の躍動感ある演技 パフォーマンスが楽しめる好公演。ぜひ劇場で。
    (上演時間2時間 休憩なし) 千穐楽に追記

    ネタバレBOX

    舞台美術は 二階建監舎。2階に鉄格子の居房、1階は頑丈なドアの独居房、真ん中に階段があり対称の造作。上手/下手に監視塔が建っている。全体的に薄汚れており老朽化が進んでいるようだ。

    物語は、この女子刑務所に配属された新人刑務官が 所長に案内され、収容されている受刑者の性格や特徴等を聞くところから始まる。何となく明るく陽気な雰囲気、皆 同じように腹が減ったと訴える。この新人刑務官は副所長の娘であり、母を恨んでいる。母は夫の乱行に耐えかねて、高校生の娘を置いて出奔した。この母娘の確執が1つの物語。

    もう1つが、老朽化が進んだ別の女子刑務所の改築工事のため、そこに収容されている受刑者が移送されてくる。罪が重い受刑者が、この刑務所の受刑者を洗脳し いたぶるようになる。移送されてきた受刑者は、殺人・放火・暴行そして窃盗など重犯罪者ばかり、中には死刑囚もいる。そして凶悪、二重人格等といった性格付け。この説明シーンは、一人ひとりにスポットライトを照らし、心の声のような音響で語る。実に効果的な演出だ。

    実は新人刑務官、この刑務所の配属を希望していた。それには母との関係もあるが、実は死刑囚に婚約者を殺された恨みがある。その遺恨を晴らすためでもある。死刑囚は不遇な環境で育ち、人や社会に憎悪の感情しかもっていない。殺した婚約者は優しく接したが、自分を利用している といった被害妄想に取りつかれ、近づいてくる人間を殺してしまう。なお、公演に託けて過度に自分の主義主張を…いかがなものか。

    受刑者に別の刑務官が洗脳され、灯油をまき火事が起きる。所外に避難させたが 戻ってこない受刑者もいる。外で その受刑者に恨みを抱く者に殺害されるといった罪が罪を招く。その負の連鎖もしっかり描く。

    さて、死刑囚は脱獄せず そのまま刑務所内に止まっていた。誰か自分を殺してくれないか、かと言って自分では自殺できない。そこで法の裁き=死刑になることを望んだ。人は罪を赦せるのか、一概に結論を出せない難しい問題を投げかける。悩み困った時は、誰かの助けが必要。「次、生まれてくる時は 友人として会おう」が赦しなのかも…。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ツッコミどころが多いコミカルな側面とかなりシリアスで問題提起のような側面とが混在してますね。笑いながら、色々と考えさせられて、忙しかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2025/03/05 (水)

    初日、拝見しました。様々な楽しみ方ができるお芝居だなと感じた次第です。推しの女優さんと一緒にこの時間と空間を楽しむも良し。熱演の女優さんから罪の道をじっくり考えるも良し。はたまた、ドタバタの場面で思いっきり笑うも良し。一つのお芝居で二度、三度楽しめる味わいのあるお芝居でした!

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    シリアスな物語をイメージさせるフライヤーデザインと説明文
    こちらもその心積もりだったのですが、おや?まず始まった前説ではめっちゃコミカルな空気感が
    これは一体どっちだ・・・
    なるほど シリアスとコミカル、二刀流だったのでした

    オール女性キャストで繰り広げられる女性刑務所の世界
    シリアスとコミカルを織り交ぜた独特のテンポが心地良く惹きつけの握力も強い
    それぞれ推しのあるお客さんも大勢おられた様でしたが、個性が豊か
    これなら皆さん満足感を得られただろうなぁと、見応えもあったし

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