ええ愛とロマンス 公演情報 ええ愛とロマンス」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-9件 / 9件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    記憶を完コピしたロボットは本人か?昔からのSFのテーマなのですが、今やかなり現実味を帯びてきましたね。色々と考えさせられる舞台、ぐっときました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    近い将来本当にありそうで少し考えさせられる話でした。
    自分だったら照子さんと同じで自然に人生を終わりにしたいな。
    映像の工夫も良くてよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    スコシフシギな感じかと思ってたら
    本格的なSF話になってて
    深く心に刺さった作品でした
    シンプルなセットかなー
    と思っていたら
    いろいろと趣向を凝らしてて
    動画投影とか小道具の車椅子とか
    凄かった約2時間弱の作品

    ネタバレBOX

    人がリモートで
    アバターロボを動かす話と
    電脳化による疑似不死化から
    存在意義とか
    いろいろと盛り込んでました
    映画アバター的な看護師さんとか
    B.ウィリスのロボット映画的なのとか
    紅殻のレギオン的な電脳化初期の話とか
    自分的には大好きなSF心に
    グサグサ刺さった話しでした
    中の人が違うリモートロボの演技とか
    上手だったなーと感心しきりでしたが
    26年前に死亡した人の電脳化と
    身体不自由な方が重ねて電脳化されるトコは
    今一つ説明不足で理解し難かったかな
    現実ではリモート手術マシン
    ダビンチがあるし
    アンドロイドの「不気味の谷」から
    考えるとモニター診療の方がー
    とかは思えた
    日本のアバターロボなら
    ヒノキオみたいなのが
    実際には出てきそうダケドね
    キース・ヘリングのシャツ着てたり
    電動車椅子とか御霊送りの
    赤い社とか舟とか
    凝った設定も盛り込んでて
    楽しめた作品でありました
    タイトルでのAIとかの話的な回収は
    出なかったなー
    記憶の伝達とかは
    漫画アクメツみたいな装置あれば
    色々と妄想が広がりますね
    しかし電脳化ってメカなんだし
    ハードのコピーとか
    そおゆうのでも話出来ますわね
    まぁ だからゴーストとかの概念を
    持ち込んだりしたんだろうな
    攻殻機動隊は
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    19日観劇

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

     最新技術とニンゲン。観るべし!

    ネタバレBOX

     つい最近急速な発達を遂げるAIとヒトとののっぴきならない関係緊密化を巡る物語である。かねてより地方、僻地などの医療従事者不足は喫緊の問題であるにも関わらずなおざりにされてきたのは周知の件だが、今作ではこのような極めて重大だが蔑ろにされている日本という「国」の重大問題をオガミ島という島を舞台に展開する。言うまでも無く、小さな島というものは例え本土から僅か10㎞程度の距離であっても大災害や台風、潮流の加減等々によって本土とのあらゆるコミュニケーション・物品移動等が阻害されやすい。今作では以上のような状況を在る部分では逆手に取り、ある部分では現在と近未来とをリンクして物語を紡いでゆく。新型パソコンにはAI対応プロセッサー&キーを具えた物が多く販売される実情があるし実機を操作した人も既に多かろう。この傾向は言うまでも無く2022年11月にChatGPTが一般公開されてから急速に世界中に広まりその開発競争は凄まじいとしか言えないレベルで進んでいることも今やネットユーザーなら誰もが知っていることである。実際AI同士にラボで対話をさせた結果が発表され、ある時点からAI同士は人間には理解不可能な単語等を用いて会話し出し出した事例が報告されており適切な対応が為されたとは聞いていない。既知ではあり既に常識ではあるが、コンピュータの計算能力がヒトを遥かに凌ぐことは自明である。而もバグやハッカーによる被害がなければ論理的で無駄が無い。無駄が多い人間が勝てる領域はメンタルな問題等数少ない領域のみである。この状況を多くの人間は深刻に捉えていない。
     今作は今この「国」で実際に起こっている過疎地の医療問題をAIとの鬩ぎ合いで描いた作品と言える。この状況を分かり易く而も喜劇的要素を含ませつつ随所に深い問題をさりげなく配して編まれている。舞台美術は合理的。照明、音響も良く、スクリーンの用い方もグー。無論演出、キャスティング、演技も良い。一番演技が気に入ったのは古谷 照子を演じた仲野 元子さん。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。近未来という設定だが、現実的にも考えさせる内容。説明に南国の離島・尾神島にあるホスピス「神の御宿」が舞台とあるが、最近、離島からの医療搬送用ヘリが墜落した痛ましいニュースがあったことを思う。公演は、AIの進化、特に医療・介護分野で力を発揮したら、という問題提起のようだ。

    劇団enjiは「メッセージを伝えることよりも、観る側の心に染み込むような、誰もが持っている不変的な感情を『温度』を表現したい」とあるが、この公演はAIの知性がもたらす可能性と人の心の葛藤のような物語。同時に人の死、その時を迎えるまで どう生きるかといった生き様が優しく描かれている。映像の美しい風景、方言の台詞が自然と人の温かさを感じさせる。
    (上演時間2時間 休憩なし) 4.20追記

    ネタバレBOX

    舞台美術は、色違いの平板を組み合わせ箱馬を作り、それを積み重ね状況を連想させる。見た目はシンプルな寄木細工のようで、それを可動させ診療所や小料理屋といった場所。同じように後壁や側壁を作り状況に応じて動かす。その壁に風景や図表の映像を映し出し、空間的広がりや解り易い説明をする。今までの公演と違って、敢えて抽象的な造作にすることによって、観客に想像させる といった意図を感じる。

    島にある尾神村診療所の人間は、医師 長岡鉄雄と看護師 古屋照子だけで、他の職員はAIロボットで対応している。そして今 鉄雄は病のため本土の病院に入院している。島の人たちは人間味溢れる鉄雄を慕い、早く戻ってくることを願っている。しかし、その願いも空しく亡くなる。そして彼の心である脳をAIロボットへ。現実に医療・介護の現場ではAI導入による進歩が といったニュースを見聞きするが、そこに細やかな(人間的)感情を求めることは まだ早い。物語の中でもAIの有用性と人間的な感情のをユーモアを交えて描いている。

    AI開発に係るプロジェクトリーダー的存在の黒沼祐介は、照子と鉄雄にとって浅からぬ存在。その衝撃的な事実が さらにAI技術を印象付ける。鉄雄の体は無くなるが、その意識(例えば記憶や思い等)は有る、その時の<鉄雄>とは…。劇中ではセテウスの船を例に、代替の程度や心と体の関わりを問うていた。AIロボットという半永久的な存在は、人間にとって本当に必要なものか。一方 SF映画などで、AIロボットが人間的感情を持ったら という物語もある。死なない感情は幸せなのか?そんな考えさせる公演。

    現実の離島医療の脆弱さは、ヘリの墜落事故でさらに明らかになった。公演は近未来の政府の政策と 今の厳しい現実を突きつける、そんな虚実の視点が見事に融和している。それを大上段に振りかぶることなく、多少コミカルに描く。AIロボットのぎこちない動きや小料理屋での会話に人間味が…。そしてラストの精霊船や墓 社などのセットに人間臭さや営みを感じる。AIを通して人間劇を描く巧さ。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    普遍的なSFの題材を取り扱っているけれど、生の役者さんの演技がそこに人情を息づかせている。お見事でした。こういう塩梅の作品が本当に大好き。

    ネタバレBOX

    科学技術の発達に伴う倫理観の揺らぎ。セットやプロジェクターの使用など演出はSFだけれど、根底に流れる人の心が丹念に描かれていて。それが理解を助けてくれるし清々しさを与えてくれた。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/04/16 (水) 19:00

    価格4円

    田舎の情景と最先端技術が上手くマッチしつつ、明るい会話に静かな怖さを感じながら、『生きている』とは肉体なのか、情報なのか考えさせられました。LINEで済ましている人に「今、改めて会って話そう」と思わされる芝居でした。良かったです。

    ネタバレBOX

    人格と尊厳とは何かを問われたように感じました。「死」とは肉体の死なのか、相対する生きた人間の認知の死なのか、情報がサーバーさえあれば行き続ける現代に考えさせる内容でした。これを明るく演じれることが凄いです。

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