錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand. 公演情報 錯惑の機序、或いはn質点系の自由度 The Slight Light Like Sleight of Hand.」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★★★

    二転三転四転
    かなり裏返ったと思う。
    映像で観たものの、その迫力というか、
    言い知れぬものへの恐怖というか、
    そんなものがアングラ的な匂いをさせつつ、
    ゆっくりと揺らめいていた。

    江戸川チックな推理劇としては、かなりのレベルだと感じる。
    そして本筋にまったく関係ないキャラが問答無用で解いていく様も面白い。

    なのにその浮遊感が、勿体無く感じる。
    でもこんな演劇は大阪には無かったと感じました!!

  • 満足度★★★

    次に期待
    風琴工房を堪能した後、王子小劇場へ。佐藤佐吉演劇祭作品、まごころ18番勝負初見。

    雰囲気はとても良くて、二転三転四転する展開をテンポ良く紐解いて観せてくれたところは◎だったと思う。が、もっと良くなったはず。とにかくセリフが説明的過ぎるのだ。トリックありきで作品が書かれている事があそこまで明確に分かってしまうと、さすがに途中から冷め始めてしまう・・・

    ただ面白かった事は確か。ベタなリアクションとか、ありえない環境に容疑者を放置したりとか、ある意味本格ミステリの王道を忠実に再現してくれていたと思う。
    (ちなみにベタな本格・新本格ミステリは結構読み倒している。)

    今後に期待。

  • 満足度★★★

    ベタだけど楽しめた
    推理ドラマの「あるある」を並べたかのようにベタな設定と展開だったが、だからといって陳腐にもならず、十分に楽しめた。ある意味、基本に忠実な作り方だったのだろう。本格的なマジックが見てみたくなった。

  • 満足度★★★★★

    すごく面白かったです☆彡
    ちょっと難しいところもありましたが、すごくおもしろくて、話が進むに連れて驚くことがたくさんあって、観ていてとっても面白かったです。
    可愛い衣装も見られて、よかったです。

    内容を分かった上で、もう一回観たいなと思いました。
    本当に、面白くて素敵な舞台でした。

  • 満足度★★★

    ミステリ舞台はじめてでした
    劇中劇みたくマジックがあって、まさにそのマジックショーとそのトリックを核心としつつ周囲の人間関係が少しずつ明らかにされる中で殺人事件の真相に近づいていく、というような話でおもしろかったです。ただ、マンガやドラマだとそんなに思わないのに舞台だと自分も参加してる気になる度合がつよいのか、はやくそこも調べなよ! とかいらいらしました(笑)。

  • 満足度★★★★★

    終演後も楽しめる。
    孤島、密室と王道の本格ミステリを舞台で見られて本当に面白かったです。
    2時間弱の間に、凄い密度、濃度で話が詰め込まれていて、
    素晴らしい脚本だなと思いました。
    また、終演後も舞台の内容を反芻して、トリックの細部を考えたり、
    推理を巡らせたりして楽しめるのも非常に良いと思いました。

    個人的にはミステリは難しすぎても、簡単すぎても
    舞台としては面白くないと思うので、
    そのバランスを取るのが非常に難しかったのではないかと思います。
    今回はとても良いバランスで、そこに「まごころ」を感じました。

    次回公演は新人公演とのことですが、また待山氏の脚本・演出ということで、
    どんな内容になるか楽しみにしております。

    ネタバレBOX

    八木崎嵐山役の大久保藍子さんがとても印象に残りました。
    推理させる側、ミスディレクションを仕掛ける側は凄く難しいと思いますし、
    また、マジック(縛る・消える)を一発勝負の中、見事にやりきった点についても、
    本当に素晴らしいと思いました。
  • 満足度★★★★★

    むむ
    おもしろい

    ネタバレBOX

    舞台で上演されるミステリーって

    舞台の外で悲鳴

    女中が駆け込んできて「旦那様の部屋があきません」

    何人か舞台の外に。「中から鍵がかかってる。ドアを壊せ」

    リビングに戻ってきて「殺されてる。それにあれは密室だ」
    っていうふうにならない?

    今作、密室とか犯人の偽装工作とかが客にみえるところでやられたよね。
    これ他の舞台ミステリーである?
    そんなくわしくないけど。
  • 満足度★★★★

    本格である
    破綻も無く、筋立ては完璧。演技の物足りなさはあるが、そこを上回るなにかはある

  • 満足度★★★★

    良かった
    本格ミステリーというだけあって、最後まで謎解きを楽しめた。
    この手の作品には珍しく分かりやすいし、説得力もあって良かった。
    脚本が良く出来ていると思った。

  • 満足度★★★

    ミステリー
    いい感じのミステリーで楽しめた。

    客を移動させるのはやめてほしい。

    ネタバレBOX

    孤島にあるマジシャンのアトリエに集められた、TVスタッフやマジシャン(大久保藍子)や代理できた男女。マジシャンのアシスタントの女性2名とマジシャンの主治医とメイド。マジック中にマジシャンが首切断状態でみつかり、アシスタントに嫌疑がかけられ、一晩監禁されるも、翌朝アシスタントが頚動脈を切断され、死体となって発見される…。

    話もわかりやすく、110分でちゃんとにまとめあげ、きちんとミステリーしてていい舞台だった。孤島で外部との連絡もつかず、招待客の代理の男女が探偵的なポジションで、医者がいて、密室殺人で…いかにもな話だけど、変に凝ってなくて気に入った。
    ミステリー慣れしてない人間としては、犯行の動機や手法(双子の入れ替わりとか)も納得できた。犯行動機を変に感傷的にせず、マジシャン的な独論でまとめたのが良い。んで、マントで消えて→自殺とか、いかにもだけど不快感はない。

    ちなみに、ラストのDNA鑑定の話はなしで、アシスタントの姉説も残して終わってもよかったかな。あと、殺人があってこの中に犯人が…ってなった時に、何故みんなで同じ部屋にいるという話にならないのか、昔からの不思議。
  • 満足度★★★★

    本格ミステリー
    謎解きそのものが目的のような舞台ははじめて見た気がします。
    そういう意味で面白かった。コレドで見たのもそうだったのかもしれないのですが寝てしまってわからず。

    ネタバレBOX

    探偵事務所の所長じゃないほうの人の推理は無理があったのでは、というのは双子の姉妹のところに毎週のように見舞にいってたのに他人と気がつかなかったことになりますからね。結局覆されるのですが。
  • 満足度★★★★

    久しぶりにおもしろい劇団みつけた!
    おもしろかったです。脚本が素晴らしい。ミステリーなので人間関係が多少難しく、ともすれば観客が置いていかれてしまいがちなのに、こちらが疑問に思ったことを分かりやすくスムーズに説明してくれる脚本と俳優陣の手腕は秀逸。
    初めて観劇した劇団ですが、女性の主宰は底力がありますね・・
    演技全体が極めて現実的で「普通」なのに、印象に残る。
    欲を言えば、主催の女性以外の俳優陣にもう少しがんばってもらいたいのと、けいこ不足が残念でした。初日だからしょうがないとは思いますが・・

    次回公演もぜひ観たい劇団です。

  • 満足度★★★★★

    上質なエンターテイメント!
    脚本演出を担当する待山佳成の作品構成力に恐れいる。開演からラストまでワクワクドキドキの連続。お見事!

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