アンナの銀河 公演情報 アンナの銀河」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-13件 / 13件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったです。
    テンポ良く明るい雰囲気でしたが、閉鎖された小さな世界で過ごしたアンナや家族を思うと、何とも言えない気持ちになりました。
    そんな状況の中の、無邪気なアンナの笑顔に余計切なさが増しました。
    ストーリーも意外性があり面白く、役者さん達の演技も良かったです。
    楽しく切なく、深い舞台で、とても良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    いやー、面白かったです。最初ノアの方舟的な話かな…と思いましたら、完全にアンネの日記のオマージュでしたね。話のテンポもよく演技もすばらしくお世辞抜きで楽しめました。ふつうに次作を期待しちゃいたくなってしまう劇団です。これからの活躍にめっちゃ期待させていただきますね^^

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    月曜日の12時開演という他とは重ならない時間の上、座席間がゆったりしてて良かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/01/23 (木) 19:30

     『アンナの銀河』のタイトルやあらすじを読んだ感じだと、藤子F不二雄のSF(少し不思議)な漫画の話とかのパロディ的なSFコメディ劇と思って期待して観に行った。途中劇中にはっきり出てこない星人が優生思想で人間を研究対象で下等に見ているのがナチスを彷彿とさせる。
     さらにシェルターでアンナと他の家族が生活する。共同で隠れてシェルターで生活するが途中で大人同士のイザコザが起きたり、不倫が起きたりし、実験用ペットとして15年間シェルター外の入れ物の外から観察してきた星人が痺れを切らせて未知のウィルスを食べ物を作り出す機械の中に混入し、アンナ以外全滅するが、アンナだけ生き残り、引き続き観察が続けられる。といった在り方が『アンネの日記』を書いていたアンネとその一家が密告されて、ナチスに捕まり、アンネは病気で亡くなるという事実と偶然かもしれないが酷似して(厳密なやり方は違うものの)重なる部分が多くて、ちゃんと劇作家·演出の人は『アンネの日記』を読み込んで、アンネフランクに関わる文献を徹底的に調べ上げた上で書いて上演しているなと感じ、感心してしまった。
     それまでのけいかではハラハラドキドキ心配になり、時に戦慄さえ感じて、終始緊張しっぱなしで、時々笑える場面も多々ありつつも、劇の進行から片時も眼が離せなかったが、終わり方が『アンネの日記』を換骨奪胎した上にアンナが救われるということで、安心して胸をなでおろすことができた。

     アンナが劇中書く日記をアンナ自身が独白で読み上げる形式が普通の劇より説明的な感じがやや否めないものの、それが逆に新鮮で特徴的。アンネフランクの生涯は劇にもたくさんなっていると思うが、『アンネの日記』をアンネが独白形式で読む説明感強めでありつつの群像劇で、要所要所の重要な山場の場面さえ押さえれば、観客が劇に引き込まれつつ、最後にお涙頂戴的なことでなく、無理なく感動して、自然と涙が出てこれる演出方法で、本当の『アンネの日記』の劇化の際に参考になるんじゃないかと考えた。もちろん説明的すぎるのも良くないと思うので、適度なバランスは大事だと思うが。

     『アンネの日記』における性的描写やアンネが明るくお喋りで落ち着きがないが無邪気でありつつませていて、段々日記を書く中盤頃から思春期なのを意識し始めたりする、アンネがよくその辺にいる普通の女の子だといったエピソードがあるが、『アンナの銀河』においても似たようなエピソードをちょこちょこ挟む劇作家·演出の人の妙な忠実ぶりには感慨深かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    面白かったです。少し説明調なところはあったけど、ラストこう来たか的な感じでしたね。役者の皆さんの演技もよかったです。でも、アンナどうなっちゃったのか、気になりました。良くできたお話だったと思います

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2025/01/24 (金) 19:30

    スタートからテンポ良くって、オープニングでの出演者の紹介や、場面場面の転換がとてもスムーズで、あっ‼️という間に終ってしまう、爽快な舞台でした💯
    素人の私が感想を述べるの失礼かと思いますが、とても良い演出の舞台でした⭕️

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    二重構造のスペースランナウェイ物?設定がいいですね。1時間半弱ほどの尺でしたが、ぐっと惹き付けられました。笑いの政治ネタもよかったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白かったですが、そう言う結末とは・・・
    無いものをあると言う体で言葉で言い切ってしまうところがカプセル兵団を思い出させました。

    ネタバレBOX

    途中家族が風邪をひいたとかで亡くなったりするのですが、あれ?ここって宇宙でしょ、隔絶されているのになんで風邪なんてひくわけ?南極でも風邪なんてひかないって聞いたけど・・・と思いましたが、実はこれが実験なのであると言うことを観客に知らせるための布石だったんでしょうか?
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    異星人に占領される地球を逃れてシェルターで暮らす家族のお話しで、セットもほとんどスツールだけだったけど、なかなか面白かった
    「地球大統領」になった小泉進次郎がポリ袋ネタとかいろいろいじられてて最高だった
    演技で目を引いたのは主役アンナ(「アンナの日記」意識してるんだろうな)の山田ざべすだった
    また反抗期の13歳からスタートした今井裕也が弾けてて良かった
    最後の種明かしもなるほどと思わせた

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    冒頭からタイトルシーンの処理など、これはかなり良いのではないかと勝手に期待値を上げすぎてしまったのが悪かったのか。終盤の展開など、想像の範疇ではあったとはいえ、もっと面白くなってもいいのになあというもどかしさが。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    なるほど、最後はそうゆう話になるんですね。今はなき「子供鉅人」のSF家族を思い出しました。強いて言えばもう一つ二つ捻りがあれば、これも名作とよばれるようになるんじゃないかな。力のありそうな団体さんと思うので次回作も期待しています。

  • 実演鑑賞

    面白かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★


     板上はホリゾントに黒幕を設え、その手前センターに箱馬をキチンと8個行儀よく並べてあるほか、板中央に1個。
    客席側の縁に丸椅子3脚が等間隔で置かれている。いつでも小道具の移動だけで手軽に場転できるレイアウトだ。

    ネタバレBOX


     物語は宇宙人の地球侵攻により、地球の資源や彼らにとって有益な総ての物が統制下に置かれ収奪されるがままになった地球が、漸くヒトの世界統一組織を作り新たな為政者である宇宙人と交渉しヒトの延命を画策し始めた時点からの永い人類史を或るシェルターに隔離され延命を図った2つのファミリー史を描く形で描かれる。シェルターで暮らす登場人物は、木の川家の4人とゴライ家の3人及び教育を担当する教師1人。シェルターの窓からは広大無辺な銀河が見える。
     科学的には、現在の我々地球人が持つ物理学からみると荒唐無稽な部分も多いが、若い人が劇団メンバーの殆どを占め自由な発想で想像力を働かせて描いた作品として楽しめる。
     さて物語のあらましを説明しておこう。地球の実質的支配者となった宇宙人の持つ科学技術は人類のそれを遥かに凌駕する為、戦えばたちどころに滅ぼされることは明白。そこで交渉に持ち込むことでは人類も漸く国家という共同幻想を排し地球人としての纏まりを見せた。然し永遠に従属させられることは肯んじえない。そこで極めて長時間(何億年というレベル)での長期戦計画が地球人代表組織を中心に計画され秘密裏に実行された。今作で描かれるのはこの実験に組み込まれた家族たちの幾億年にも亘る生活史である。この長い年月の間に地球人は宇宙人の技術を多く学び取り入れつつ独自の進化を遂げた。(今作では移動スピードが光速を越えたり、人間は如何にサイボーグ化しても生身の生体部分は150年程度しか維持できないとの定説を無視し「永久」を生き得る存在と措定されている)
     ところで今作の白眉と称すべき部分は、シェルター内で発生した疫病によって殆どのメンバーに死が訪れ、たった独り残された主人公、アンナが発狂もせずに絶対孤独の央で自己認識を保ち(即ちアイデンティティーを保ち)続け、その先に希望を見出すことができるのか? という処迄描いていることである。通常絶対孤独の中でヒトは自己がヒトであることも、自己と自己に似た他者という存在が存するという事実も認識することは出来ない。何となれば比較することでしか己を認識することは不可能であるからだ。この点は深く考えれば納得のゆく所だろう。少なくとも自同律に縛られ虚無感に苛まれて発狂するか、発狂せずに虚無に耐え続けるか。そもそも己という概念が存在し得るのか? 或いは埴谷雄高が「死霊」で描いた境地に達するか(埴谷の場合は絶対孤独に近い状況ではあったがそうではない)しか思いつかない。
     何れにせよ、希望を抱くという行為は前段の問題に答えを見出す作業を為した後の問題であるからより実現性の度合いは低くなると考えるのが通常であろう。然し今作は、この実に困難な問題が為され、人類に希望が残っていることを示した点がグー。
     蛇足:上記を改善するには、脚本に伏線として教育係の老人が某図書館所蔵本の総てのデータを所蔵しており、その資料が発見されてアンナが読んでいたなどということを示唆するような部分を埋め込むことも有効だろう。

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