歌姫 公演情報 歌姫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-14件 / 14件中
  • 満足度★★★★★

    この作品は外せない・・・
    こりっちという観劇好きの為のサイトがあるよ、と教えて頂いたのは確か9月頃。
    それ以降観た作品は欠かさず投稿してきたが、今年のエンタメ投票が始まったとのことで、この作品を外す訳にはいかない。
    観たのは半年も前の事だが、感動は今でも鮮やかに蘇る。

    その後TVドラマ化もされたようだが、自分はあえて観ていない。
    あの舞台以上の作品になるとはとても思えないから・・。

    ※観劇後すぐに書きとめておいたレビューなので、(今読むと)文末一部時間の感覚の表現におかしなところがあるが、その時の感激をそのまま残したいので、あえて手を入れずにアップすることにしました。

    ネタバレBOX

    実は観劇前、何となくタイトルも古臭くて、余り期待していなかったのだが・・・。
    観劇後、何度も迫り来る感動に、自分を持て余してしまった。
    その感動は未だ忘れられず、心地良い余韻を何度も楽しむ。
    エンタメに必要なユーモアとペーソスがふんだんに盛り込まれている。

    宅間孝行演じる主人公太郎のカッコいい男っぷり、それでいてシャイでウブな性格。
    胸をしめつけられる切ないストーリー、意外な運命に翻弄される主人公。
    劇中、何度も涙で目が霞み、目頭をそっと押さえる。
    自分が男でなければ、どんなに気が楽だろう。
    込み上げてくるものを抑え切れず、(人前で見せる涙を恥ずかしいと感じる本能で)劇中のシーンから何度も目を逸らせた。
    そのまま舞台から目を離さないでいると、どんどん涙が溢れそうである。

    最後のシーン、街のみんなに惜しまれながらも、街を出て行く太郎。
    全てを知りながら、それを明かす事はできない。
    惜別の言葉をかけられながら、みんなには知られぬよう背を向け、観客からのみ見える太郎の表情がみるみる涙でくしゃくしゃになる。
    ここが限界・・・。
    自分の心の柔らかい部分を、ぎゅっと掴まれるような、そんな切ない気分。
    男から人間に戻り、自分の感情に素直に従い、とめどなく涙が溢れ出る。
    ベタベタした男女の愛情劇ではなく、あくまで仄かなラブストーリー。

    殆どの男性がそうかも知れないが、自分もいわゆる切ないラブストーリーは苦手である。
    目頭が熱くなり、鼻の奥がツーンとしてくると、もういけない。
    しかも、人並み外れて、感情移入は得意中の得意。
    すぐ劇中人物の心情になりきってしまう。
    ゆえに、その手のストーリーは、自ら好んで観ることは余りない。

    だが、本当のナマな自分は、決してそういうのが嫌いという訳ではないのだろう。
    思う存分感情を昂ぶらせ、何か胸のつっかえがおりたような、そんな爽快感。
    帰り新宿への道すがら、感動が胸の中で、いまだずっと共鳴している。
    う~ん、まだ雨は降り止まないが、今夜は足を運んで、本当に良かった。
    こういう感動があるから、自分はまた劇場に足を運ぶのだろう。

    でも、カッコわりぃから、今度はラブストーリー以外がいいかな・・・。
    誰が見てる訳でもないのに、何となく照れを押し隠して、ゆっくり帰途に着いた。
  • 満足度

    退屈
    テレビも退屈

  • 満足度★★★★★

    超泣けた!
    すごく良かったです!
    観てから少し時間がたってしまっていますが、
    いまだに鈴と太郎の表情は鮮明に覚えています!!
    観ることができてよかった。

    ネタバレBOX

    普通は、昔の女か今の女、どちらかに肩入れして「ふざけんなよあいつ!」なんて思ったりするものですが、今回はどちらもいい人で、どちらも悪くない。
    どうすることもできない境遇に涙誘います。
    最後の記憶を無くしたフリをする太郎の優しさにも涙。
     
    ハンカチ必須!!
  • 満足度★★★

    泣かないかもとか思いつつ…
    なんだかヤッパリグッときちゃいました!
    (*><*)
    登場キャストの夫々に思い入れしちゃって、
    誰かを想う気持ちとか、人と人とのつながりとか
    あれこれがウワァ~~ッと押し寄せてきて…。
    テレビドラマ化が決まったようですが、アレが
    どうなるのか?!
    適役適所と痛感しただけに、興味津々です!

  • 満足度★★★★★

    グッときたぜよ!
    コピー通りの作品です。

  • 満足度★★★★

    切ない恋物語
    良く作られた劇でした。。


    怒涛の笑いの中から怒涛の涙へ。

    持って行く流れが切ない・・パンチの効いた切ない恋愛物語。

    そして繋がっていく符合と伏線。


    キャスト全部が愛おしくそれなりのキャラの個性が満ち溢れておりました。。

    昭和30年代のノスタルジアな作品。

    歌姫のパンフレットが無くなってしまった為、もらえなかった~~。

    別の意味で号泣したかった。。。(ちゃんと用意しとけよ・・!)


    ネタバレBOX

    良く作られた劇でした。。
    この男と女の純愛の物語の主人公がひばりの父である太郎と、先月亡くなった松中鈴なのでした。。


    太郎が記憶を無くした10年間に純愛した太郎と鈴だったが、そこに突如、太郎の妻が現れる。



    太郎に事の真相を言えない妻に

    「心底好きな相手。惚れて惚れこんだ相手には別れても必ずまた巡り合える」

    と吐くセリフ・・

    思い余って妻は自分が妻である事と昔の姿を伝える・・

    そこから、本名ユウ(太郎)と美和子(妻)の間には一人娘
    のひばりがいて毎日空のお父さんに届くように歌ってると言う真実を知る。

    それを聞いたユウ(太郎)は記憶を取り戻すが美和子は今を生きてる太郎の事を考えて身を引こうとする。

    が・・ユウに戻った太郎はオリオン座から出て行く決心をする。
    鈴やオリオン座の人たちの為にここで生きた時間を空白の10年間に自ら設定してしまう。。

    この展開の仕方が泣ける泣ける。。



    太郎が出て行った後に鈴に想いを告げる為の脚本も、切なく、お互いがお互いを思い合う悲しいシーンは観客の感情を一瞬にして最高潮に押し上げ泣かせるのでした。。
  • 満足度★★


    くさい

  • 満足度★★★★

    やっぱり。
    顔がぐしゃぐしゃになりました。そんなに人物像に共感できたわけでもなく、わりと冷静に見てたのに、なぜか涙は止まらない。やっぱりよく練られた脚本の力なんですかね。阿南敦子さんの強さが素敵でした。

  • 満足度★★★

    素敵なお話。
    いい脚本だと思いました。
    役者や総合美術もよく楽しく観ることができました。

  • 満足度★★★

    深夜テレビ番組っぽい、お気楽さ。
    チラシの雰囲気から、昔の日活映画風な渋い作品か、臭い作品か
    タイトルからして、中島みゆきの歌の世界か
    キャバレー回りでもしている寂れた歌手の話かと
    思っていたら、
    泣き笑い有りなドタバタコメディでした。
    展開の意外性や、驚きがない分、まとまりのある作品で
    終演後「あぁ面白かった」ってサクっと思える作品。

    配られたチラシを見たら、テレ東でレギュラー番組やってたんですね。
    こういうシチュエーションコメディっていうんでしょうか、
    非常に映像的な印象を持ちました。
    そういう番組って大抵30分1本って感じなんで、
    2時間半の上演時間は約5~6本分。
    いやいや長いんだなぁ。
    「~ながら見」で、時々集中してって感じでしょうか。

    僕は出ている役者さんとか、この劇団のこと
    全く馴染みない人ばかりでしたが、
    ロビーに溢れる、著名人も多い花束の多さから
    結構メジャーなんでしょうか。
    当日の客席も補助席まで出るほど盛況でした。
    でも、この作品のテイストは、新宿の外れのサンモールに
    よく似合う。
    人気劇団になっても紀伊国屋や本多劇場ならいいけど
    パルコやコクーンなんかでは上演して欲しくないなぁ。

    最後に
    僕の周りの御客さんは、この劇団のファンか、知り合いか
    良く知っている人が多いみたいで
    大して面白くないシーンでも、また普通としか思えない
    シーンでも手をたたいて笑ったり
    しょっちゅう鼻音立てて笑ってる。
    これが、うっとおしいったらありゃしない。
    これならまだ寝ててもらったり、
    お菓子でも食べてている人のほうがマシ。
    手前みそなネタが多いのかマニアが多いのか知りませんが
    度が過ぎるのは、いかがなものか。

    これもまた深夜テレビ番組っぽさ、ならではなのか。


    ネタバレBOX

    10分程度毎に繰り返される暗転、
    これが本当にコマーシャルのタイミングっぽくて
    「本当にコマーシャルにして、休憩時間にしてくれりゃいいのに」って
    思いました。
    あと、セットの上映作品ポスターが暗転毎に
    変わっているんですが
    あれって公開時期は時差があるにしても
    一応ロードショー劇場と思っていたんですが・・・
    「エデンの東」さえ数日位しか上映されないんすかねぇ。
    映画館のロビーで上映中に、あんなに大騒ぎしていたら
    僕が客なら2度と行かないなぁと思いながら
    2時間半、見てました


  • 満足度★★★

    歌姫
    東京セレソンデラックス

    初めて見ました。


    すんごい話がよく出来ていて

    もぅ、会場中すすり泣きが溢れてました。

    たくさんの登場人物の心のすれ違いが
    とにかく胸に刺さる。


    欲を言えば、泣かせる芝居はウマかったが
    笑いがもぅ少し取れていたら
    もっと良かったかな…


    「笑いを狙う」ってすんげぇ難しいって、
    つくづく思いました。



    いやぁ、よく泣いた…

  • 満足度★★★★

    東京セレソンDXの真骨頂
    昭和30年代前半、高知市内からやや離れた漁師町の映画館・オリオン座を舞台にしたちょっと切ない人情噺系ストーリー、笑いと涙のブレンド具合とか、レトロなムードとか、ここの真骨頂と言っても過言ではあるまい。

    ネタバレBOX

    クライマックス前の即興場面によって流れが途切れはしないまでも滞った感があったのは微妙だが、導入部分である現在から物語の中心となる昭和30年代前半への場面転換とか、下手壁に貼ってある「上映中/次回上映」の映画ポスター(それ自体もけっこうツボだったり)による暗転前後の時間経過表現とか、演劇的表現がイイ。
  • 満足度★★★★

    泣きました。
    後半、ずっと泣いていました。
    各キャラもいい味出してたし、良いお話だと思います。

    私、日本を舞台にした第二次大戦の話に弱いんです…
    なので、その分を差し引いて★4つにしました。

  • 満足度★★★★

    もう少しで泣くところであった
    それを邪魔したのは、隣の客席。
    前説で、飲食するな、おしゃべりするな、というのを笑って聞いておきながら、やってるやんけ!客の質がややおかしいです。
    よりによってクライマックスで2度もゴトンとモノを落とす客席。

    それはさておき、この作品、通算3度目の再演だそうで、充実したシナリオになっています。ヒロインはとってもキュート。でもあの時代設定で茶髪にあの髪型ってありえないでしょうに。どうなの?
    とっぴなキャラの役があって笑いを誘い、主役のアドリブタイムで爆笑を誘い、通わぬ淡い恋心では涙を誘い、かなり濃い内容です。

    有料のプログラムの大きさが一般的なA4サイズではなく、かなり大きいです。うちの本棚には入らないのできっと何度か目を通してゴミ箱行きでしょう。何か理由があって大きなサイズなのでしょうが、客側のあとあとのことも考慮して欲しいものです。それから、役者のプロフィールくらい載せましょうよ。

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