満足度★
脚本のよさに救われただけの舞台
とても楽しみにしていた作品だったが、受付から最後まで興ざめ。演出も演技も脚本のよさに救われただけの舞台。特に役者が鼻につく演技が大半。漫画として完成度の高い原作と脚本として出来上がっている作品を使って、コスプレごっご遊びしただけという印象。岸田作品の傷にならないといいのだが。どうせゴッコ遊びなら本当にピュアな年齢か、それを表現できるキャストでそろえればいいものを。全てが中途半端に演劇人ぶっていて、最後まで何とか良いところを探そうとしたが無理だった。不快感だけ。
満足度★★★★
永遠の夏休み
「青蛾館」の舞台はノスタルジックでアングラ的な妖しい描写が好みだ。今回も人生の中で最も光り輝く少年時代のエネルギーを陽と影を操りながら表現していた。好みのど真ん中だった。悠・薫役の清水ゆりの演技が実にいい。反してアガッテいたのか則夫役の神田正美の演技があまりにもぎこちない。
以下はネタばれBOXにて。。
無題43
初めてのアゴラです。受付(もともと郵送というメールがあったのですが、そうではありませんでしたし、振込指示金額も間違っていた←大きくマイナスポイント)していただくと整理番号60番。赤字番号優先で、5人ずつ入場。
映画とは印象が違うなと思ったら「第一稿」によるとのこと。そうはいっても、刷り込まれているのでどうしても比較してしまいます。(映画)和彦役の大寶智子さんは「桜の園(吉田秋生)」でも観た。則夫は水原理絵さん=深津さん、「Appause」買ったなぁ・・・今でも入手可のようです。
入場時に今日は混むということでしたので最前列(体育座り)はやめて楽そうな2列目へ。正面壁にはヘッセ「デミアン」の文字、舞台手前白い布が敷き詰められ、そこにはマネキンが仰向けに横たわっている...と思ったら腕が動いています。役者さんでした。