満足度★★★★
これぞ「ブラジル」さんなのでしょう。きっと。。
この箱で「ブラジル」さんの公演?と思いましたが・・。舞台に目をやると、人気の無い廃工場、中央にテーブル、下手壁面の縦長ロッカーがやけにタッパがあって、奥壁面は下手側に出入り口、右手に工場窓が連なり、外は雑草の生い茂りが視界の一部を遮り、屋外の陽差しの眩しさと相まって、工場内へは陽がささない為、存在(アジト)そのものの隠微さが更に強調され・・セットはシックリと収まった感あり・・。お芝居は4(?)年前、盗みに失敗し、仲間の一人が捕まり・・服役後に、廃工場に召集がかかり、それぞれの思惑・経緯に駆り出され、結果欠員無く懲りずに再集結した7人に加え、新たにムショ仲間と、現金輸送車の運転手を巻き込み、再びの強奪計画へ・・。幸運にも比較的前の席で、緊迫感・臨場感、心理戦、「静」から「動」への転換、大どんでん返し等々・・芝居の醍醐味を共有出来、正に『悪事身にとまる』これぞ“クライムサスペンス!”「ブラジル」さんらしさが際立つ作品を堪能・・大満足の巻きでした。(ここは「鰻の寝床」故、後方列で観た場合、作品の印象が全く変わって感じ、過去遠巻きに眺める感・・の作品も・・。)
“信國さん”の危うさ、“服部さん”の無念さ、“中川さん・高山さん”クールな かっこ良さ、が印象に残りました。
満足度★★★
やっぱり力が入るわ~。
外部では観ていたけど、念願のブラジルでの上演。
千葉、伊藤、佐々木は初演と同じだけあって凄くしっくり来る感じ。
奥田ワレタちゃんも格好良かった。
紀伊國屋の美術も素敵だったけど、わたしはアゴラの狭い空間で濃密な世界を味わいたかったかも。
満足度★★★★
初めての劇団
オープニングは、メンバーが強盗に出撃するシーンでした。
音楽に合わせて計画書をばらまいたりと、
とてもスタイリッシュ。
ブラジルは初めて見る劇団です。
出演者で知っているのは、MCRの櫻井さんくらいですね。
でも、素行の悪役やる桜井さんは格好いいくらいはまりますね。
最後のどんでん返しというか、
結末まで読めませんでした。
まさに衝撃のラスト。
4年間ひとり罪を被った人間がリベンジをというストーリーに騙されていました。
まさかもう一人リベンジを誓っている人がいるとは。
次々とメンバーが殺されていく様は、恐怖を感じました。
誰が裏切り者なんだとね。
最後の銃撃戦も手に汗握りましたね。
まさか舞台上で銃撃戦があるとは。
ラストシーンでやっとタイトルの意味が分かる。
こんな結末誰が予想できるのか。
初紀伊國屋ホールということでしたが、
セットの天井が高くて、とてもよい雰囲気を出していました。
今後の公演も見たいと思わせる公演でした。
満足度★★★★★
心震えた!
久々に☆5つの作品に出会えた。オールディースで染め上げたBGM、空間を色どく舞台美術。自然で主張し過ぎない明かり。男が見てカッコいいと思える男たち。間とテンポが絶妙な媚びない笑いと広い紀伊國屋ホールの空気が一瞬にして張り詰める演出。そして、いつの間にか引き込まれているストーリー。すべてが繊細ですべてがハマっている。
何度も、そして次も見たくなるそんな上質な芝居。
満足度★★★★★
息をのむカッコ良さ
セットの雰囲気、役者の佇まい、音楽のセンスの全てがカッコ良さげ。
スタイリッシュなクライムサスペンスで味付けに多少のコメディを添えた哀しくて苦い話で光芒を放つと言う言葉がぴったりの秀逸な作品でした。
また、役者の皆さん全員が素晴らしく素敵過ぎました。それぞれの悲哀や柵を抱えた強くて弱い人間を見事に演じていて磨き抜かれた演技力に感嘆しました。
特に終盤の中川さんと櫻井さんの対峙するシーンは映画ヒートでデ・ニーロとアル・パチーノの対峙したシーン並にシビレ震えましたね
満足度★★★★★
千秋楽にまにあったー!!
2008年の初演は観ていないので、楽しみにしていましたが、なにせお盆最中の3日間、5ステージしかなかったので、なんとか楽日に滑り込みセーフでした。
にしてもこのフライヤーの中川くん カッコ良すぎでしょ~。。
4年前に強盗に失敗し、仲間のことを一切はなさずひとりで服役をしていた男が、出所してきた。
男は、かっての仲間ともう一度、仕事をすることを夢見つづけていた。
刑務所で一緒だった男と、現金強奪を計画し、男の誕生日に実行しようとしていた・・・
いつもブラジルの舞台は 細かいところにもリアルさがある舞台美術だけど 今回のステージもメンバーちが落ち合う工場跡? のようなワンシチュエーション。照明なども とっても良かった~!!
みんな悪党っぽい黒い衣装が なんとも言えずにカッコ良いーー!!
中盤までは笑いネタなども結構あって セリフがポンポン飛び交う設定、そしてラストに向かう頃からは
ブラジルお得意の どんでん返し的な展開に どんどん引き込まれていきました。。
バシバシ 仲間が殺されていき 結末には 「こいつかよーー!?」
決してハッピーエンドじゃないんだけど 後味はスッキリ、 やっぱり洗練された演出とキャストの演技が素晴らしいからなのかなぁ。
ブラジル 好きです!! そして素晴らしいキャストさんたちも大好きです☆
満足度★★★★★
初ブラジル
念願の初ブラジルでした。
前半は笑いどころ満載で面白くて、
後半はドキドキハラハラのサスペンスで、
ホント、見応えがありました。
みんなかっこ良かったです。
大満足でした。
ロマンティックと心中する男たち
男は結局、ロマンティックとしか心中しないんだよな。
自分のなかのロマンティックと。
わかったよ。
また産んでやるよ。
だから、
さよなら また逢う日まで――。
満足度★★★★★
緩急自在
能力のある作家、役者が緩急自在に俺に面白いと言わせにきやがった。その緩急自在に、北風と太陽でいうと北風の圧力を感じて、俺は身がまえた。面白いものを見たくて劇場に足を運んでいるのだから、何を身構える必要があるのか。うまいなー。へー。ほー。役と親和性の高いボケ。正確にリズムを刻むツッコミ。わー、っと舞台が盛り上がった後に、ふっと静まり緊張感呼ぶ沈黙。裏切り者は誰だ?怒涛のラストへ。ピタッと着地が決まった最後の一言、そして銃声。最後まで私は身構えていた。カーテンコールが始まる。面白かったですか?と問われたように感じる。はい。おもしろかったです。
満足度★★★★★
魅せられた!
「怪物」に続き2度目のブラジル。
脚本が素晴らしい。
序盤の登場人物の背景から伏線、そして後半に一気に加速して誰が裏切り者か誰が殺されるのかドキドキの連続だった。
舞台セットも役者も演出も全部言うこと無し。
人間関係やそれぞれの思惑が複雑だけれどわかりやすいし、緩急のつけ方が絶妙で2時間あっという間。
登場人物全員を疑ってしまった。
面白かった!
満足度★★★★★
はまりすぎ
最高に格好よかった。
オープニングからエンディングまで舞台に釘付けになった。
他の役者陣ではここまで嵌らないのではないかと思わせる役者陣及び演出の素晴らしさを堪能させていただきました。
満足度★★★★
かっちょいい
マチネを拝見。
秀逸な舞台美術が醸し出すちょっと荒んだ雰囲気に
役者たちの作りこんだキャラクターが見事にはまって。
いろんな切り口からかっちょいいお芝居であり、
暑気が吹っ飛ぶほどおもしろかった。
また、初進出という紀伊國屋ホールの空間が
とても生きた芝居だと思いました。
満足度★★★★
スタイリッシュに決めたクライム・ドラマ
ハードな役柄を、うまく自分の中に取り込み、表現できる役者が揃う。
彼らの台詞のやり取り、感情の取っ組み合いがたまらない。
それを楽しむ舞台。
満足度★★★★
祝、紀伊國屋進出!
ブラジルの新宿紀伊國屋公演。タッパの高さを見事に使った舞台美術がまず秀逸。音楽に乗せた動きがかっこよく、始まった瞬間から引き込まれる。悪い男達のドラマだが、その中で奧田ワレタがしびれるほどかっこいい。
中川智明、奧田ワレタ、高山奈央子、櫻井智也等、登場するのは僕の好きな役者だらけ。このメンバーが紀伊國屋ホールの舞台に立っているというだけで感無量。みんな堂々として立派になったもんだ。