さよなら また逢う日まで 公演情報 さよなら また逢う日まで」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.6
1-20件 / 25件中
  • 満足度★★★★

    これぞ「ブラジル」さんなのでしょう。きっと。。
    この箱で「ブラジル」さんの公演?と思いましたが・・。舞台に目をやると、人気の無い廃工場、中央にテーブル、下手壁面の縦長ロッカーがやけにタッパがあって、奥壁面は下手側に出入り口、右手に工場窓が連なり、外は雑草の生い茂りが視界の一部を遮り、屋外の陽差しの眩しさと相まって、工場内へは陽がささない為、存在(アジト)そのものの隠微さが更に強調され・・セットはシックリと収まった感あり・・。お芝居は4(?)年前、盗みに失敗し、仲間の一人が捕まり・・服役後に、廃工場に召集がかかり、それぞれの思惑・経緯に駆り出され、結果欠員無く懲りずに再集結した7人に加え、新たにムショ仲間と、現金輸送車の運転手を巻き込み、再びの強奪計画へ・・。幸運にも比較的前の席で、緊迫感・臨場感、心理戦、「静」から「動」への転換、大どんでん返し等々・・芝居の醍醐味を共有出来、正に『悪事身にとまる』これぞ“クライムサスペンス!”「ブラジル」さんらしさが際立つ作品を堪能・・大満足の巻きでした。(ここは「鰻の寝床」故、後方列で観た場合、作品の印象が全く変わって感じ、過去遠巻きに眺める感・・の作品も・・。)
    “信國さん”の危うさ、“服部さん”の無念さ、“中川さん・高山さん”クールな かっこ良さ、が印象に残りました。

  • 満足度★★★

    やっぱり力が入るわ~。
    外部では観ていたけど、念願のブラジルでの上演。
    千葉、伊藤、佐々木は初演と同じだけあって凄くしっくり来る感じ。
    奥田ワレタちゃんも格好良かった。
    紀伊國屋の美術も素敵だったけど、わたしはアゴラの狭い空間で濃密な世界を味わいたかったかも。

  • 満足度★★★★★

    イキだね
    恰好良かった。イキでステキだ。

  • 満足度★★★★

    初めての劇団
    オープニングは、メンバーが強盗に出撃するシーンでした。
    音楽に合わせて計画書をばらまいたりと、
    とてもスタイリッシュ。

    ブラジルは初めて見る劇団です。
    出演者で知っているのは、MCRの櫻井さんくらいですね。
    でも、素行の悪役やる桜井さんは格好いいくらいはまりますね。

    最後のどんでん返しというか、
    結末まで読めませんでした。
    まさに衝撃のラスト。

    4年間ひとり罪を被った人間がリベンジをというストーリーに騙されていました。
    まさかもう一人リベンジを誓っている人がいるとは。
    次々とメンバーが殺されていく様は、恐怖を感じました。
    誰が裏切り者なんだとね。

    最後の銃撃戦も手に汗握りましたね。
    まさか舞台上で銃撃戦があるとは。

    ラストシーンでやっとタイトルの意味が分かる。

    こんな結末誰が予想できるのか。

    初紀伊國屋ホールということでしたが、
    セットの天井が高くて、とてもよい雰囲気を出していました。
    今後の公演も見たいと思わせる公演でした。

  • 満足度★★★★★

     
    観劇

  • 満足度★★★★★

    心震えた!
    久々に☆5つの作品に出会えた。オールディースで染め上げたBGM、空間を色どく舞台美術。自然で主張し過ぎない明かり。男が見てカッコいいと思える男たち。間とテンポが絶妙な媚びない笑いと広い紀伊國屋ホールの空気が一瞬にして張り詰める演出。そして、いつの間にか引き込まれているストーリー。すべてが繊細ですべてがハマっている。

    何度も、そして次も見たくなるそんな上質な芝居。

  • 満足度★★★★★

    息をのむカッコ良さ
    セットの雰囲気、役者の佇まい、音楽のセンスの全てがカッコ良さげ。
    スタイリッシュなクライムサスペンスで味付けに多少のコメディを添えた哀しくて苦い話で光芒を放つと言う言葉がぴったりの秀逸な作品でした。
    また、役者の皆さん全員が素晴らしく素敵過ぎました。それぞれの悲哀や柵を抱えた強くて弱い人間を見事に演じていて磨き抜かれた演技力に感嘆しました。
    特に終盤の中川さんと櫻井さんの対峙するシーンは映画ヒートでデ・ニーロとアル・パチーノの対峙したシーン並にシビレ震えましたね

    ネタバレBOX

    始めは何となくレザボアドックス乗りかなと思いましたが、意識されたんでしょうかねえ。
  • 満足度★★★★★

    千秋楽にまにあったー!!
    2008年の初演は観ていないので、楽しみにしていましたが、なにせお盆最中の3日間、5ステージしかなかったので、なんとか楽日に滑り込みセーフでした。

    にしてもこのフライヤーの中川くん カッコ良すぎでしょ~。。


    4年前に強盗に失敗し、仲間のことを一切はなさずひとりで服役をしていた男が、出所してきた。

    男は、かっての仲間ともう一度、仕事をすることを夢見つづけていた。

    刑務所で一緒だった男と、現金強奪を計画し、男の誕生日に実行しようとしていた・・・

    いつもブラジルの舞台は 細かいところにもリアルさがある舞台美術だけど 今回のステージもメンバーちが落ち合う工場跡? のようなワンシチュエーション。照明なども とっても良かった~!!

    みんな悪党っぽい黒い衣装が なんとも言えずにカッコ良いーー!!

    中盤までは笑いネタなども結構あって セリフがポンポン飛び交う設定、そしてラストに向かう頃からは 

    ブラジルお得意の どんでん返し的な展開に どんどん引き込まれていきました。。




    バシバシ 仲間が殺されていき 結末には 「こいつかよーー!?」

    決してハッピーエンドじゃないんだけど 後味はスッキリ、 やっぱり洗練された演出とキャストの演技が素晴らしいからなのかなぁ。




    ブラジル 好きです!! そして素晴らしいキャストさんたちも大好きです☆

  • 満足度★★★★★

    初ブラジル
    念願の初ブラジルでした。
    前半は笑いどころ満載で面白くて、
    後半はドキドキハラハラのサスペンスで、
    ホント、見応えがありました。
    みんなかっこ良かったです。
    大満足でした。

  • 満足度★★★★

    最後はそうくるか
    スリリングなストーリー展開と、役者の好演で見ごたえがありました。
    結末を知ったうえでもう一度見てみたい。

    ネタバレBOX

    前半、会話の中のギャグは結構ツボにはまりました。笑いました。
    後半に入って犯罪が実行されてからの展開が面白い。予期せぬ事象が表ざたになるにつれ皆が何かおかしいのではないかと感じ出し、疑心暗鬼になり、不信感が増幅していき・・・。裏切りは一人なのか複数なのか。誰の言葉が本当か。4年前の事件が関係するのか、愛憎関係が残っているのか尾を引いているのか。
    誰が裏切っているのか誰が殺されるのか、最後までわからない。そして最後の最後で2人になり、宮下は千葉を殺そうとしたが、千葉は宮下を殺せず衝撃の結末。スリリングでありかつ考えさせられる素晴らしい脚本でした。

    中川さんのかっこよさと、西山さんのおかしさとは良かったなあ。櫻井さんの親分的無責任的リーダー役もありかな。

  • ロマンティックと心中する男たち
    男は結局、ロマンティックとしか心中しないんだよな。
    自分のなかのロマンティックと。
    わかったよ。
    また産んでやるよ。
    だから、
    さよなら また逢う日まで――。

  • 8月15日(月)M
    祝紀伊國屋ホール進出!俳優力が凄まじい。それを生かす脚本と演出。

  • 満足度★★★★★

    緩急自在
    能力のある作家、役者が緩急自在に俺に面白いと言わせにきやがった。その緩急自在に、北風と太陽でいうと北風の圧力を感じて、俺は身がまえた。面白いものを見たくて劇場に足を運んでいるのだから、何を身構える必要があるのか。うまいなー。へー。ほー。役と親和性の高いボケ。正確にリズムを刻むツッコミ。わー、っと舞台が盛り上がった後に、ふっと静まり緊張感呼ぶ沈黙。裏切り者は誰だ?怒涛のラストへ。ピタッと着地が決まった最後の一言、そして銃声。最後まで私は身構えていた。カーテンコールが始まる。面白かったですか?と問われたように感じる。はい。おもしろかったです。

  • 満足度★★★★★

    魅せられた!
    「怪物」に続き2度目のブラジル。
    脚本が素晴らしい。
    序盤の登場人物の背景から伏線、そして後半に一気に加速して誰が裏切り者か誰が殺されるのかドキドキの連続だった。
    舞台セットも役者も演出も全部言うこと無し。
    人間関係やそれぞれの思惑が複雑だけれどわかりやすいし、緩急のつけ方が絶妙で2時間あっという間。
    登場人物全員を疑ってしまった。

    面白かった!

  • 満足度★★★★★

    短過ぎ
    今頃は千秋楽の真っ最中。上演期間が短過ぎです。再演希望!!

  • 満足度★★★★★

    はまりすぎ
    最高に格好よかった。
    オープニングからエンディングまで舞台に釘付けになった。
    他の役者陣ではここまで嵌らないのではないかと思わせる役者陣及び演出の素晴らしさを堪能させていただきました。

  • 満足度★★★★

    かっちょいい
    マチネを拝見。

    秀逸な舞台美術が醸し出すちょっと荒んだ雰囲気に
    役者たちの作りこんだキャラクターが見事にはまって。

    いろんな切り口からかっちょいいお芝居であり、
    暑気が吹っ飛ぶほどおもしろかった。
    また、初進出という紀伊國屋ホールの空間が
    とても生きた芝居だと思いました。

    ネタバレBOX

    冒頭のシークエンスに一気に取り込まれる。

    そこから、メンバーたちの集まる前半、
    あわてることなく、それぞれのキャラクターを
    じっくりと観る側に植え付けながら
    物語が進んでいきます。

    昔の事件がしたたかに織りこまれつつ、
    計画が練られる。
    舞台で語られる事実には
    観る側に物語の展開を予想させる余白がしたたかにつくられていて
    適宜差し込まれる笑いや苛立ちにも
    テンションがあって、観る側をそらさない。

    冒頭のシークエンスが再びやってきて
    物語の時間にメリハリがつけられて。

    後半に移ると、計画の結末が提示されていきます。
    なんだろ、観る側が
    常に展開の選択枝を持たされているような感じで
    嵌る。
    舞台の広さが絶妙なのですよ。
    役者が醸し出す個性も窮屈にならず、
    存分に広がりを持つような感じもあって。
    銃撃のアクションにも概念を超えたリアリティが生まれる。

    終盤、疑心暗鬼が闊歩する中での、
    それぞれのハードボイルドっぽい空気が
    ぞくっとくるほどにかっこいい。

    残った4人、
    さらには結末シーンのの二人の空気に
    観る側も前のめりにさせられて。

    終わり方にもぞくっとさせられた。

    実は、暑さにへろへろで劇場に着いたのですが、
    そんなことは開演10分で忘れてしまい
    終演時には累積した夏バテまでふっとんでしまうほどに
    舞台の密度に引き込まれてしまいました。


    こういう言い方は、なにか的外れな気もするのですが、
    すくなくとも私には
    最高の暑気払いとなった一作、
    極上のエンターティメントでありました。

    *** *** ***

    終演後のPPT、
    双数姉妹の野口かおるさんの激走りに愕然。
    ラストシーンを突っ込み倒し
    劇団主宰の応戦をさらに振り切って、
    劇団立ち上げ時のエピソードから
    当時標榜していたという、
    「エログロ・・・」の作風までを一気に暴露されておりました。

    まあ、止めるのに主宰ともう一人のゲストであるJACROW中村氏、
    さらには司会の西山氏の3人がかりで、
    場内大爆笑。

    ただ、ふっと思ったのですが
    野口さんの展開って、
    ある意味本編の構造をどこかトレースしているようにも思えて。

    これって考え過ぎですかねぇ。
  • 満足度★★★★

    スタイリッシュに決めたクライム・ドラマ
    ハードな役柄を、うまく自分の中に取り込み、表現できる役者が揃う。
    彼らの台詞のやり取り、感情の取っ組み合いがたまらない。
    それを楽しむ舞台。

    ネタバレBOX

    男が4年の刑期を終え、出所してきた。
    彼は、刑務所内で知り合った男を連れて、かつての犯罪者仲間たちと、一仕事しようとしている。
    彼は、その仕事で自分が捕まったことへのリベンジをしようと思っているのだ。
    仲間たちは、廃工場のような場所に三々五々集まる。
    集まって来たかつての仲間たちは、足を洗っている者や結婚している者もいるのだが、どこか胡散臭い。
    「4年前のリベンジ」、それがキーワードになり、信じ合えない仲間同士の駆け引きの中、現金輸送車を襲撃する計画が練られていく。

    ストーリーを少し紹介するだけで、ハードボイルド・タッチな物語であることは伝わるだろう。

    それを、ハードな役柄を、うまく自分の中に取り込み、表現できる役者が揃い演じるのだ。
    彼らの台詞のやり取り、呼吸の感覚が観られることにこの舞台の良さがある。
    引いたり、激したり、そんな感情の取っ組み合いがたまらない。

    どこか、レザボア・ドッグスを思わせるような雰囲気はあるのだが、こちらのほうがスマートか。
    クライムもののアイコンのようなブラックスーツに全員が身を包む。
    正直、「リアル」というキーワートで観ると、「犯罪者です」と言わんばかりのブラックスーツな人々が廃工場に集まったら、即110番通報されるのがオチではあるが(笑)。
    まあ、そこは、スタイリッシュに決めたというところだろう。

    出演者の顔ぶれを見て、「いつもの感じだな」と思う人もいるのだが、キャラの立て方がいい。全員がガンガン前に出ないところもいいし、女性が2人もメンバーにいるという設定も面白い。
    男臭い犯罪劇の中に、それに負けない女性がいるというのもいいのだ。
    鬱陶しいキャラやとにかく胡散臭いキャラなど、そういう設定も楽しい。

    結局、誰がどうしてどうなるのか、がストーリーの肝となっていき、それで観客を引っ張るのだが、それはそれほど重要ではない気がしてくる。
    ラストとか展開とか、いまひとつ「お話のためのお話」な感じもしてくるということもある。
    ただし、ラストへのあれよあれよの展開は快感だ。
    セットもカッコいいし。

    これ、アゴラでやったとは。アゴラのような場所で、もっと近くでも観たかった。
  • 満足度★★★★

    祝、紀伊國屋進出!
    ブラジルの新宿紀伊國屋公演。タッパの高さを見事に使った舞台美術がまず秀逸。音楽に乗せた動きがかっこよく、始まった瞬間から引き込まれる。悪い男達のドラマだが、その中で奧田ワレタがしびれるほどかっこいい。

    中川智明、奧田ワレタ、高山奈央子、櫻井智也等、登場するのは僕の好きな役者だらけ。このメンバーが紀伊國屋ホールの舞台に立っているというだけで感無量。みんな堂々として立派になったもんだ。

  • 満足度★★★★

    スケジュールが短い!
    皆、早く!!

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