四番倉庫 公演情報 四番倉庫」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★

    多田演出初観劇
    劇場や照明の使い方が本当に倉庫っぽくて面白かった。
    評判ほどにはイラッとこなかったけど、
    どこに着地させたいのかはいまひとつ理解し辛い感じ。
    ツナギとヘルメットで前説をする多田さんに目が釘付けでした。

  • 満足度★★★★

    もう一ヶ月前だが
    nobodyなのに、somebodyになりたがる。自分自身を理解していない人間が吠えている姿ほど情けないものは無い。

  • 満足度★★★★

    緊張感のある舞台
    ガランとした倉庫内。クセのある登場人物。ピーンと張り詰めた時間が進む。すごい集中力で観ました。イライラを増幅させる内田役を島田曜蔵氏が豪快に演じ、嫌なヤツなのになぜか憎めない感じが良くでてました。あやめの清涼感も良かったです。

  • 満足度★★

    シンプルさが光った100分
    舞台セットも倉庫風で、かつ、最後の部分だけ暗転と前回の「F」とはちがったシンプルで素朴な内容でした。

  • 満足度★★★★

    四番倉庫に集ったダメ人間のお話。
    フリーターの速水の、どこまでも卑屈でマイナス志向な考えに反して、能天気な内田のいい加減さは、ある意味人間の大きさと勘違いしてしまいそうな光景だが、それは演じた島田曜蔵の身体だけだ。そんな内田に騙され振り回されても懲りない友人の磯崎の3人を主軸に舞台を回す。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    一見おとなしそうで排他的な速水は語彙が乏しいのか、無口だ。しかし突然キレたりする場面は現代の若者特有の描写だろう。一方でそんな速水を流暢な口車で転がしおちょくりながら自分を優位にしてしまう内田。その内田を友達だと信じ込み関係を切ることが出来ない磯崎。そんな彼らが居る倉庫に神沼あやめが行方不明になってしまった兄・一郎を探しにやってくる。

    一郎という人物も家族からはみ出し孤立してしまった男だ。一郎にこの倉庫を使っていいと言われてやってきた速水もまた孤独だった。彼は友達と呼べる人物は一人も居ない。「メシ喰って寝るだけ、生きてる意味ってなんだ?」と嘆く。
    一見、内田と磯崎は友人のように見えるがたぶん内田は磯崎を友人だとは思っていない。

    それぞれの孤独や悲壮感を引きずりながら物語りは進んでいくが、内田のパラダイスな感覚は、もはやコメディの範疇で、クスリ・・と何度も笑ってしまった。また速水を演じる菅原直樹の卑屈度が素晴らしい。その歪みっぷりが圧巻だった。磯崎の、たまに素に戻ってしまう演技が少し残念だったが、それでもこの不自然すぎる設定は演劇だからこそ成り立つ物語だ。この舞台の登場人物を観て自分は幸せだ、と思える人は幸せなのだ。

    本当の友人、あるいは信頼できる相手が一人でもいたら、人生は勝ちだと思う。そう考えるほどホンモノは少ない。

    舞台も勿論、楽しんで観たが、多田淳之介がツナギを着て前説をしたのは見ものだった。次回は多田が書いた舞台が観たい。


  • 20110605
    (^・ェ・^)

  • 満足度★★★★

    性に合うか合わないか
    アクが強いこと。少々ストレスを感じつつも楽しかった。

  • 満足度★★★★


    自分は好みです。面白かった。

    駄目な男4人のお話。

    ネタバレBOX

    4人目は登場しないけど。

    観る人それぞれ駄目な奴の基準が違うし、イライラの物差しが違うので、自分は速水にイライラして、内田は全然許せました。

    速水のうまく話せない奴が物に当たったり、いきなりキレたりするのが良かったです。こういう人いるよなぁと。


    多田氏と岩井氏のアフタートークも面白かった。
    前日までに「イライラする」という意見があまりにも多くて内田を修正した、とか。
    面白い演劇とつまらない演劇の違い、とか。
    いろんなエピソードや演出家の内面が少しわかって良かったです。
  • 満足度★★★

    ハードボイルド?
    ハードボイルドじゃないでしょう。でも1時間40分の長さではあったが、あっという間に過ぎ去っていた。シンプルな舞台で、でも考えさせられる芝居であった。

  • 満足度★★★★

    負のレンサ…
    『面倒くさい』『居場所がない』『妥協』『最悪』『寂しい』『打算』『場当たり的』『諦め』『沈黙』『無気力』『焦燥感』『孤独』『息苦しい』『不安』『死』
    ネガティブな感情が渦巻く劇空間。でも、生きてるとこういう感情でどうしようもなくなることの積み重ねだよなって思う。元気もらうタイプの芝居じゃないけど、でも、共感する事で救われる思いもあるなと思いました。

    どこへも行けない、負の連鎖は男特有のものなのだろうか?『あなたが生きているそれだけで素晴らしい』みたいな人生賛歌は、聞こえる人にしか届かないんだなって思う。でも、この芝居見て登場人物に共感したり心動かされて、生きる活力の得られる自分は幸せだと思う。それは見下して嘲笑する優越感ではなく、明日は我が身だと思う束の間の喜びだと思う。

    ネタバレBOX

    自堕落で場当たり的な、自分勝手な内田。
    人生に面白みなんてないけどそれも悪くないと達観しているようで諦めてる磯崎。
    日雇い仕事でホームレスで自分はどん底にいると諦めきってる速水。
    そして、その3人が顔を合わせている倉庫に訪れる女、あやめ。あやめは自分の兄が、何もない殺風景な倉庫で一人で何をしていたんでしょうと3人に問いかける。そこに浮かび上がる、あやめの兄の絶望的な孤独。あやめの兄を含めて、男4人の気が狂いそうに退屈な日々を想像すると切なくなる。誰のせいでもない、社会のせい…とも言い切れない。時と場合とタイミングで、誰しもこうなる可能性があるんじゃないだろうか、だからこんなに切ないんだと思う。

    沈黙や話の堂々巡りがイライラする前半、でも物語の終盤になってそれが効果的に作用しているなぁと思いました。
  • 満足度★★★★

    イラッとするわけだが
    観劇ディスカッションツアーという企画で観劇。
    土曜夜公演観劇。

    多くの方がツイートしているとおり、イライラする作品だった。展開の無さや、内田のキャラクターなど。
    個人的には作品の魅力を感じることができなかったのだが・・・

    (この先ネタバレ)

    ネタバレBOX

    観劇ディスカッションツアーでは、脚本・演出家4名で、芝居についてのディスカッションをするのだけど、そこでいろいろ議論を重ねた結果、その先の仕掛けに気付かされた。
    すると、公演の評価は一変してしまった。

    してやられた。

    照明も、客席を普通に照らしているし。
    普通に観に行ってたら気づけなかった。

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