Spicy, Sour, and Sweet 公演情報 Spicy, Sour, and Sweet」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★★

    やっぱり快快は、
    東京最強のポップだった。それはつまり日本最強でもあり、世界最強にも近いといえるのではないか。
    ※満足度は快快にタイしてのものです。

    ネタバレBOX

    B-floor『Flu O Less Sense』は、911の航空機ハイジャック事件を基軸に、執拗に分配される「皿」を食糧という富の象徴、はたまた通貨に見立て、現在も繰り広げられている『タクシン派』と『反タクシン派』によるタイの政治的内紛状態を描いた、とても論理的な作品。たとえるなら、冨士山アネットが燐光群の戯曲で踊る感じ、かな?w

    一方、
    B-floorと快快のコラボ『どこでもドア』。
    こちらでは、ヒロシマ・ナガサキ・終戦記念日には向かわず、
    もっと庶民的なタイを描く。
    たとえるなら、イデビアン・クルー主宰・井手茂太振付による日・タイコラボレーション作品 『コウカシタ』に近い手触りか?
    言葉が通じなくとも伝わる、世界。

    圧巻だったのが、観客の拍手とタイのスコールを重ねた風景。
    語られる政情不安に関知することなく、晴れていれば物を売り、雨が降れば軒下で凌ぐ。
    そんなタイの生活者たちの空気を瞬時に体験できたほうが、政治の話よりも、
    親しみが湧くのは必然。
    すべては相手への興味を抱いてからだろう、と語られていたように思え、
    そこには新しい世界の未来がありはしないか?
  • 満足度★★

    流石にハチャメチャ度高し!笑
    まあ、ハッピーオーラ集団「快快」と称されるくらいだから、本人たちはハッピーなんだろうけれど、んじゃ、観客はこれを観てどう?なんて聞かれたら、必ずしもハッピーではないから困ったものだ。むしろ、この間観劇したばかりの「富獄三十六系」を彷彿とさせるナリ。

    そんなだから、本公演より、アフタートークでの中継中のタイから篠田に質問されたシビアな意見の方が余程面白かったのだった。アフタートークでのやりとりで本公演の演出が理解出来るという有様は演出家としてどうなのだろうか?

    舞台は対面で設置された客席の間に舞台が挟まれた格好だが、客席の段差に高さが余りないため、舞台は観づらい。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    一部はタイ演劇「B-Floor」から。空港で乗客をチェックするシーンから始るも、その後から何を表現したいのかが理解不能。リラクゼーションとか言い出して観客に呼吸法を促しては一緒に軽く体操をさせて、挙句、タイランドは素敵なところで海は綺麗です!なんつーて自国の観光業者のように紹介してた。苦笑!
    いあいあ、海が綺麗なのは一部だけで、タイランドは過去に4度渡航したけれど、プーケットは汚い。ホアヒンは綺麗だったけれど・・。つまり日本の海と似たようなもので美しいところも汚いところもある。

    二部の「快快」X「B-Floor」コラボ。ピンク色のどこでもドア」が出てきたかと思うと、何処に行きたいか?などとありきたりの情景をかもし出し、更にタイランド名物の売り子が、事前に20バーツを渡されていた観客を相手に売り歩くのだが、時間の制限があった為か、10人くらいの観客を相手にしただけ。だから終演後、観客の殆どは使うことなく20バーツを出口で戻す格好。

    終演後、アフタートークで明かされた謎、「味の素」を羅列したセリフだが、篠田曰く、「これはワークショップのときに出てきた言葉だが、観客には解らなくてもいいだろう。という着地点に至った。」とご本人が吐露してた。料金を支払って観に来ている観客に対して、随分ゾンザイナ言い草だった。苦笑!

    タイ側の中継での質問から、メディアは政府によってコントロールされているという側面がタイにはあること。このコラボは構造的な問題があって、コラボといいながら、「快快」が演出上、上に居て「B-Floor」は下にあったのではないか、という指摘。更にカメラのポジションとかプロジェクトの設営に問題があったのではないか。「B-Floor」の作品はタイの政治的な問題を扱っていたが、二つ目の「快快」の作品は個人の生き方を扱っていたところにスタイルの違いがあり、コラボそのものにリスクが伴い、食い違いがあったのではないか。そういう意味ではこの作品は未完成だったと思う。もっとカッチリしたスタイルを魅せて欲しかった。

    以上がアフタートークでのタイ側の意見と質問だった。素晴らしい質問で度肝を抜かれた。今まで様々なアフタートークを拝見してきたが、これほどの質問と意見はついぞ聞いたことがなかったからだ。
  • まあ
    理解が出来なかったので評価のしようがないのだが、是非観てもらいたい作品ではある・・・かも。

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