Spicy, Sour, and Sweet 公演情報 東京芸術劇場「Spicy, Sour, and Sweet」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    やっぱり快快は、
    東京最強のポップだった。それはつまり日本最強でもあり、世界最強にも近いといえるのではないか。
    ※満足度は快快にタイしてのものです。

    ネタバレBOX

    B-floor『Flu O Less Sense』は、911の航空機ハイジャック事件を基軸に、執拗に分配される「皿」を食糧という富の象徴、はたまた通貨に見立て、現在も繰り広げられている『タクシン派』と『反タクシン派』によるタイの政治的内紛状態を描いた、とても論理的な作品。たとえるなら、冨士山アネットが燐光群の戯曲で踊る感じ、かな?w

    一方、
    B-floorと快快のコラボ『どこでもドア』。
    こちらでは、ヒロシマ・ナガサキ・終戦記念日には向かわず、
    もっと庶民的なタイを描く。
    たとえるなら、イデビアン・クルー主宰・井手茂太振付による日・タイコラボレーション作品 『コウカシタ』に近い手触りか?
    言葉が通じなくとも伝わる、世界。

    圧巻だったのが、観客の拍手とタイのスコールを重ねた風景。
    語られる政情不安に関知することなく、晴れていれば物を売り、雨が降れば軒下で凌ぐ。
    そんなタイの生活者たちの空気を瞬時に体験できたほうが、政治の話よりも、
    親しみが湧くのは必然。
    すべては相手への興味を抱いてからだろう、と語られていたように思え、
    そこには新しい世界の未来がありはしないか?

    2

    2010/08/17 06:30

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  • >彼らがその隠喩をうまく表現できていたかどうかには疑問が残る

    ですね。
    正確には、作品として、思いがこちらに強くは届いてこなかった印象です。

    2010/08/23 00:37

    うーん、なるほど。「富の象徴」というのは確かに・・・柔軟性が無いとそこまで読み取る事が出来ないのかなあ・・・

    ただ、彼らがその隠喩をうまく表現できていたかどうかには疑問が残るのだが、どうでしょう???

    2010/08/22 22:48

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