満足度★★★★
劇団自体が宗教団体のさま
会場に入ると見なれない観客がわんさか!この時点でいつもと違う雰囲気にのまれる。要は会場に津軽の皆様が応援に来てる。まるで教祖さまが演じてるようなさま。
しかも公演中でもジーー、キュル、ジーー、キュル・・・となんやら夏でもないのに蝉の、今にも死にそうな鳴き声。ワタクシ、思わずキョロキョロした。
そしたらさ、そしたらよ?!(・・!)
一眼レフカメラみたいなメッポウ大げさなカメラでパシャパシャ!!と舞台を撮ってるじゃん。「はんずめて東京さきたから東京タワーでも撮ってけえるべ。」みたいなノリで・・。
いあいあ、ワタクシ、修学旅行にでも来ちゃったか?って思ったよ!(苦笑!)
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
生活感のある突き抜け方
津軽弁の世界なので
言葉がわからない部分が若干あることも手伝って
笑って観てしまいましたが、
冷静に考えると実はかなり壮絶な世界。
しかも、
個々の登場人物から沸きあがる感情の揺らぎには
不思議な瑞々しさがあって。
終盤に息を止めて
見入ってしまいました。
満足度★★★★
襖と愚痴
とても良かった。105分。そこを拾ってしまうのかというシーンも巧みで、小6を演じる三上晴佳さんがぽつんと発声すると畳の上に潤いが生まれる。青森の劇団の芝居を観ると、役者以前に人間一人としての強さ。前にいた学生たちが耳に慣れるまで言葉の響きを楽しげにしていたが、相手がこちらに合わせてくれないと解ると、逃げずに食らい付いていく。会場出てからそういえば、曲何も流れなかったと気付いた。観ている間は天井の隙間風がぴゅーぴゅー微かに聞こえ、雪国。
全国各地の芝居が観たいと思う、どこの誰がきても独自の文化、地域性を否定せず観たい。芝居から伝わる風土の違いが面白いもの。個人的には未見の日本海側に住む人の芝居を観てみたいなぁ。
満足度★★★
噛み応え
津軽弁全開。自分は秋田弁をかじってるからわかったけど、一般の東京人にはどうだったかな、と思った。でもというか、だからというか、東京でこれを直球でやってくれるのがうれしい。勇気づけられます自分としては。
ヨメ・シュウトメ・間に入ったムスコ(ヨメにとっては連れ合い)の微妙な感じとか、う〜〜ん、うまい。実は身につまされたり。観てて気持ちが痛かった。
噛み応えのある舞台、という感じかな。
作品以前に、姿勢を応援したいです。方言の芝居、どんどん出てきて欲しい。
ところで、アンケートに答えた人の中から、抽選で青森の野菜をいただけるそうです。産直芝居?(^_^;