満足度★★★★
和製リュック・ベッソン
感染すると3年以内には必ず死ぬという凍血病が蔓延した近未来、傭兵である主人公は迫害を受ける患者たちの抵抗組織に雇われて爆破テロ計画に加担することになるが…な物語。
一言で表現すれば「和製リュック・ベッソン」、荒廃した近未来の状況は『フィフス・エレメント』を想起させ(世界観的には「装甲騎兵ボトムズ」風でもあるか?)、終盤は『レオン』へのオマージュ、みたいな?(そういえば桐生はG.オールドマンっぽくもあり…)
組織に立ち向かうことになった主人公と組織に残った傭兵仲間が対峙するクライマックスが良く、ハードな決着の後、関係者の「その後」を見せて柔らかく終わるのもイイ感じ。これもまた映画的っちゅうか、本作ってそのまま映画化できそうなほど「映画っぽさ」満載。
あと、元傭兵たちが使う銃がSIG、デザートイーグルなどそれぞれ個性を主張するものなのが「なんちゃってガンマニア」的にも◎。
満足度★★★★★
面白かった!
前作と打って変わって、おちゃらけた部分がない分、ハードボイルドさが増したように感じた。思えば過去の公演で、白川とくせぽじの下野との絡みが絶妙だったのを思い出して懐かしさを感じた。あれ以上のタッグは無かったのだと気づく。舞台って人々の記憶にいつまでも残るから素晴らしいのだ。。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
濃い登場人物たちの、男臭さ溢れるアクション・ドラマ、で、なおかつ面白い
まず、物語が面白い。
物語の展開と、個人への収斂のさせ方がいいのだ。
テンポもいいし。
(一部説明台詞のところがちょっと苦しかったけど)
そして、キャラクターが濃い。男臭いというか(笑)。
男前の女優陣(笑)もいる。
さらに彼らの演技はカッコつけすぎで、こちらもちょっと臭い(笑)。
でも、誰もが演じ切っているので、好感が持てる。
むしろ、こういう風に演じてくれるからこそ、面白いのだ。
キャラクター設定がくっきりとしていてわかりやすい。
そして、印象に残った登場人物が、とても多い。
ほぼ全員のことを、今もすぐに思い出せるほどだ。
こんなことって、なかなかないのでは。
映画などのジャンルで言えば、アクションものだけど、よく聞いていると、台詞の端々の言葉がいい。
センスがいいのか、吟味されているのか、言葉の言い回しが独特だったりする。
(「十三月の男」なんていうあたりがナイス)
満足度★★★
Vシネマのようでした
任侠な男の生き様が、よく演じられていました。
そこそこ詰めの甘いところもありましたが、
おおむね若さとパワーで押し切った感じがしましたね。
自分としては、組織の主任さん気に入りました。
満足度★★★★
男
男好きする芝居と言えばいいのか(ミリタリとか政治)オタク好きする芝居と言えばいいのか。あまり触れてこなかった類いのジャンルなのでどうも何とも言い難し。これがハードボイルドというものか。
物語構造の渋さなど好きな要素はあったものの、説明や直接的な教訓台詞が多く、そこはかとないとか醸し出されるといった言葉にぐっとくるタチの自分は「ひゃー」という印象の方が強く残り。いまいちそのカッコよさの美学が自分には馴染まなかった。
MEはすごく好み。