満足度★★★★
力作!
セルビアに行ったことはないが、なんとなく情景が思い浮かんだ。出演者の個性も生かされていたし、それぞれが楽器を演奏するなど、なかなか楽しめる内容だった。本物の水が出て、それで洗濯をするなど、リアルに水を利用した演出にはビックリ。洗濯の水を捨てるところまで舞台上で再現するなんて・・・・・、今まで見たことない!
満足度★★★★
戦時下の狂気
戦時下、それぞれの人々が心に闇を持ち、狂気となる瞬間のエグサも表現しそれらしい情景を演出した舞台だったと思う。
ショパロヴィッチの旅一座が時には「ラマンチャの男」風にも見えて、奇妙で不思議な空気感があった。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★★
演劇はひとを幸せにするか。
今回このお芝居をはじめて日本で上演するにあたり、セルビアの歴史的背景、心情、文化を理解し、受け入れることからはじめられたことに、深い尊敬を抱きました。
一滴の血のしたたるにおいまで漂ってくるかのような繊細な演出、色味のない淡々とした舞台の中で繰りひろげられる演技は、配役の枠組みを超えて、とても生き生きと輝いていました。そして、観るひとを選ばずにすべてのひとに楽しんでもらおうとする姿勢が素晴らしく、それは本来の演劇のあるべき姿なのではないか、と痛感致しました。深い共感と感動を与えてくださったこと、この作品を観る機会に恵まれたことに心から感謝いたします。