満足度★★
そういうブログならば。
篠田千明は、「半径50メートルだって宇宙だ」という。
猫を中心に人の関係性がにょきにょきと延びていく。
そういうブログであるならば、許せるような気はする。
本作の篠田は、方法に溺れているように見える。
少なくとも、遊べていないんじゃないか。
そんな窮屈ささえ感じずにはいられなかった。
「今までも遊んでねーよ」って言われたら、頭を下げるだけですが。
満足度★★★
細分化された風景の言語化
篠田さんの作品は快快を数回見てますが、最近は神出鬼没なためなかなか追えずにいたので何だか久しぶりに見たような感覚。
毎回決まった形の舞台は作らないのでどのような舞台になるのか想像がつかなかったのですが、今回は実験演劇と言っていいような、全く新しいアプローチでした。
少なくとも自分はこのようなスタイルの演劇は見たことはないです。
なので、最初はとっかかりが見つけられずにちょっと戸惑ったのでした。
満足度★★
ちっさなこと
快快の作品は何度か観ているがどれも短編ものだ。15分間だったり、20分くらいだったり・・。どれも部屋の中での友人との関係だったり、その世界はちっさいと感じていた。それでも時間の制限があるから、演劇のキャパは狭くても仕方ないよな~、と思っていた。今回は50分ということでもっと広い世界を期待したのだが・・。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
街は音に溢れているから、それで楽しもう
インダストリアルとかノイズとか呼ばれる音楽を聴くようになったとき、街には音楽が溢れているように感じた。
特に工事現場の横を通るときには、杭打ち機は、素晴らしいメタルパーカッションとなった。
雑踏に溢れるあらゆる音は、一体になったり、ソロを奏でるよう突出して聞こえたりするのだ。
この舞台では、開幕から強迫観念のように吐き出される言葉(台詞)がある。
最初は、その言葉の意味を追っていたのだが、どうやら「それだけ」ではなく、音を楽しめばいいのだ、と感じたときにこの舞台の印象はがらりと変わった。
それは、後半において、そうだったのだと確信をした。
ノイズミュージックの感覚だが、これはさらに役者がいて実際に動き、演技をしている。
つまり、音と場面を楽しむということ。
さらにこれにはストーリーまであるのだ。
ラストにかけては、ちょっとした(ほんのちょっとしたものだけど)カタルシスさえ感じた。
満足度★★★★
アントンに会いたくなる。
人間が体を使ってできる表現のすべてをやろうとしているように思えた。
生でやることの意味がはっきりわかる。
とても楽しく、興奮した。
満足度★★
みました
俺はシノダ作品を愛しているからいう。これはシノダ作品の中では駄作だ。ノイズが音の快楽にならない。都市も見えてこない。ひたすら冷たい印象しか感じない。それでもシノダさん、がんばってください。
満足度★★★
描く世界がミクロ過ぎかも。
言葉を分解して再構築して動きをつけて。映像との重なりも面白いが、取り上げた題材自体にどこまで共感できるかが求心力に。48分。
はじまった、はじまった♪
動きで魅せるカワムラアツノリ(初期型)と、台詞で聴かせる中村真生(青年団)のふたり芝居。初日の段階では、前半はそれぞれの長所がぶつかりあい、後半になって融和しつつも互いの自由度が増していったように思えるのだけど、次回以降、どう完成に向かっていくのかまったく予見できず(こうなればいいなあ、というのはあるけど♪)。
なので、少なくとも、もう一回観ることは決定!
※初日ゆえ評価は控えさせていただきます。