アントン、猫、クリ♥KR-14【篠田千明】 公演情報 キレなかった14才♥りたーんず「アントン、猫、クリ♥KR-14【篠田千明】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    アントンに会いたくなる。
    人間が体を使ってできる表現のすべてをやろうとしているように思えた。
    生でやることの意味がはっきりわかる。

    とても楽しく、興奮した。

    ネタバレBOX

    まずオープニングが清志郎の曲でぐっとくる。
    そんなファンではなかったのに。前説で篠田さんもそのことに触れて、なんだかその場がみんなで彼を悼むような感じになり、あたたかくなる。
    この「りたーんず」は観客の観る時の緊張した姿勢をうまくほぐしてくれる、と思う。いいこと。

    言葉がどんどんつながって、単語になったり、リピートされたり、会話になったりして、そこから時間や世界が伸びたり縮んだりするように感じられた。
    いろんな情報が絶え間なく流れてくるのが結構気持ちいい。女性の体の動き、声がすごく気になる。くぎづけ。

    あと嫌なおばさんが本当に嫌に思えたり、みんなが猫を心配してるところなんか心配になったり、ストーリー性があまりないのに感情移入していってびっくりした。
    それは、たとえば客席にむかって、「あっちあっち」みたいな動作を役者がしたとき、自分もその場所にいるようにその方向に振り返ってしまった時に気づいたのだけれど。
    あれ?私なにやってるんだろうって、小さなドキドキを味わった。

    私はすごく面白いと思う。

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    2009/05/04 02:39

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