満足度★★★★
宇宙を想像させる
「ハイパーリンくん」 宇宙に浮かんでいるような気がしました。
「反復かつ連続」 できあがっていく風景にワクワクしました。
感傷的な作品に関しては、胸を打つには少し、物語の力が弱いような気がしました。
柴さんは、演劇をアトラクションにすることのできる天才なのだなと思いました。
満足度★★★★★
な、な、な
なんなんだ~!!!と思った。すごい、すごいぞ。ぎゅーっと胸が苦しくなって、同時に、めちゃくちゃ不安になった。これからは何をするべきなのか。うわーん、柴さん、勘弁しておくれよーう
満足度★★★★
面白かったです
特に、「反復かつ連続」が好きでした。構成のアイディアと、演じた女優さんの力もあって、パズルのピースを当て嵌めていくようにドキドキしながら見ました。終わりに近づくにつれて、得体の知れない感動すらありました。狙いにまんまとハメられた感じですかね。
他の3編もそれぞれテーマに沿ったのであろう仕掛けがなされていて、今まで触れられたことの無かった脳の部分を刺激してくれました。
最後の「純粋記憶再生装置」は・・・、アイディアは好きですが個人的にはちょっと伝わりづらく、勿体無い感じでした。
全体的には、このクオリティのものをこの値段で観られて、非常に満足です。
満足度★★★★★
音楽的な芝居
「人生」をデフォルメするには、どうすればいいのか、の見本市。
感動というより、感心しました。そして、楽しめました。
柴さんの作品は、とても音楽的なような気がします。
反復が生み出すリズムと、そこから生まれる「ズレ」の妙味。
「日常=繰り返し」であることは、さんざん言われてきましたが、
人生を変えるのは、何かしらの「大きな転機」ではなく、
その「ズレ」の中に潜いんでいる「得体の知れないもの」。
小さな幸せも、「ズレ」が生み出すグルーヴの一つの表れのような。
音楽もPVなら1つのアイデアで素晴らしい作品に成りえる。
ただ、PVの有名監督が必ずしも優れた映画作家ではないように、
柴氏も物語を志向するなら、真価を問われるのはこれから。
感想メモ
演出っていろんなことができるよ、というのをあれだけ並べられるとさすがに平伏する。空気感もおしゃれ。一本目、「あゆみ」からして作家の性格が滲み出ており共感を呼ぶ。二本目、「ハイパーリンくん」はラップでなければ。三本目、「純粋記憶再生装置」もトリッキーだが実によくできた本。どんどん再演されるといい。ワークショップや俳優訓練の題材なんかにも使えそう。四本目、「反復かつ連続」は、発想もすごいが構築の丁寧さが素晴らしいと感じた。いい役者さんがガンガン出ていた(ロビーにもたくさんいた)が、演技者の顔より演出家の顔が多く浮かんでくる印象だったのは残念。
満足度★★★★★
“人間”が伝わる
柴作品は罰ゲームのようだなと毎回思っていた。
言い換えれば、柴幸男は自作を縛りまくっていた。
別に洒落とかじゃなく、発想先行のイメージがあったのだ。
4本の作品を観て、ちょっと考えが変わった。
柴作品にテキストの面白みを初めて感じられたのだ。
温かみと言い換えてもいいかも知れない。
その温かみを届ける方法の模索が、柴演出なのだろう。
そう思えるほど、4本とも“人間”が伝わってきた。
丸くて温かい素直な短篇集の手触りが、まだ残っている。
四色問題は、柴の手で一つの答えを見た。
満足度★★★★★
ノスタルジーの甘さに酔う
回想をめぐる4つの小編のアンソロジー.
平凡で普遍的な体験が斬新で独創的な手法で提示される.
その優れた演劇的表現が作り出すノスタルジーの甘美さに取り込まれてしまった.
中身がスカスカ
四本ともすべて中身がスカスカで、せりふが幼稚。一本目は論外。二本目なんかグーグルで調べたことを貼付けてあるだけの説明を、へたくそなラップで披露しててかっこわるいし。三本目も欽ちゃんの仮装大将並なことをしつこく繰り返すので飽きるわ。四本目も最期なのにまたスカスカなセリフを繰り返す。カップルの話題にしても枝毛がどうとか低レベル過ぎませんか。発言する人物をずらす演出も人形劇みたくなってるだけで意味が無い。
世界観があまりにも幼稚で、それに関心してるここの人に驚いてしまう。こんなのでいいの?ってレベル。ここの口コミで見に行ったので相当がっかりした
満足度★★★★★
是非
一度に四本も観ることができて、大満足でした。
最後の一本は、なんとなく何故これを最後にしたのかな、と思いましたが、感じたマイナス要素はそれくらいでした。
柴さんの作品は、観た後、優しい気持ちになれるところが好きです。
どう評価するかはともかく、一人でも多くの「今」の人に観て欲しい作品です。
満足度★★★
ふ~む、評価分かれるね
人によって随分評価が分かれる気がします。
特に2本目は。
ただ、彼らなりの努力、工夫はやっているので、
ただの駄作ではないことは確かかと思います。
どういう世界を描き出そうとしているのか、
何を伝えたいのか、まだまだこれからでしょうけれど、
ま、今回はこういうことで。
個人的には、3本目は非常に気に入りました。
満足度★★★★
物語はありふれていても世界は広がる
ありふれた物語なのに、さまざまなアィディアがまるで作品を広げる装置のようになっていて、そこから立ち上がった世界が瑞々しい。自分の想像力がとても刺激される舞台でした。
一見、アィディア先行のように見えて、ことばやからだを決してないがしろにしていないから面白い作品になったのだろうと思います。
ですから、例えばこのユニットが、アィディア頼みでない、ストレートプレイな「ありふれていない」物語を立ち上げるとどうなのか?面白そうなので観ていたい気がします。
満足度★★
評価高いなぁ・・・。
なんでだろ。
なんだか別にって感じだった。
そのくせものすごく混んでてびつくりした。
そりゃもうびっくりし過ぎて“つ”の字も大きくなるくらいびつくりした。
なにしろ立ち見がでるくらいなんだからすごかった。
そのせいでめちゃくちゃ期待して始まりを待った。
そしたら・・・はぁ・・・別にって感じだったからそのギャップに困つた。
あまりに困って“つ”の字も大きくなるくらい困つた。
満足度★★★★
たぶん、好みで分かれる舞台
好みは、「あゆみ」、「反復かつ連続」。
その中でも、「反復かつ連続」はすっごい、良かった!
以下はネタバレBOXにて。。
満足度★★★★
構成が素晴らしい
本当に面白かったし素晴らしかったんだけど
一瞬も鳥肌が立たなかったんですよね…
技の集大成に見えてしまったのかなぁ
だとしても本当に素晴らしい
細密で確かな描写力
豊かな発想力もさることながら、その描写力に瞠目。
それぞれの作品に時間への大きな俯瞰と繊細な内面への描写力を感じました。
時間の曖昧さのなかに確かなリアリティがあって・・・
描かれる世界に潜んだ高い精度と密度に息をのみました
満足度★★★★★
芝居を観にいったはずなのに、
恋に落ちて帰ってきてしまいました(笑)。
いやあ、言葉では、あの愛おしさ、あの切なさ、あの素晴らしさはまるで伝えられない。
やっぱり、体験しないとね、恋愛は♪