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- 応募作品
ハローボイジャー
アヲォート(東京都)
公演に携わっているメンバー:8人
- 【団体紹介】
- 「肥大化する世界」をコンセプトに、代表の佐藤正宗と出光立樹が2023年に結成。
小さなきっかけが連鎖し、広がり続ける巨大な世界になりながらも、そこに変わらず存在し続ける人々。その中で、取り残されていく個々の姿や、膨張する世界と対比される孤立した個人に焦点を当てています。
舞台では、視覚的に強く印象を残す表現手法を採用し、観客に深い感覚体験を提供します。普遍的なものを別の意味に見立て、舞台を立体的かつ象徴的に描写することで、シーンごとに劇場の枠を超えたスケール感を表現することに挑戦しています。
- 【応募公演への意気込み】
- 審査対象作品は【ハローボイジャー】です。
本企画の目的は、居場所や拠り所を見失った状態でも懸命に生きようとしている人々の姿を描き、その存在に対する認識と理解を深めることです。現代社会において、家庭内問題や社会的孤立に直面する多くの若者が、自分の生きる道を模索しながらも、厳しい現実と向き合っています。
本作を通じて、そうした孤立した存在がこの社会に実際に存在しているという事実を観客に提示し、彼らがどのように生き抜いているのかを見つめ直す機会を提供します。さらに、彼らの生きる力を描くことで、観客が彼らの現実に対する共感と理解を深め、社会全体が抱える課題に対して新たな視点を得ることを目指しています。
そして今回、王子小劇場改め「インディペンデントシアターOji」のこけら落とし公演となります。劇場の運営会社が変わり、新しい体制への船出となるような印象的な公演になるように頑張りたいです。
- 【将来のビジョン】
- 今後10年間で「肥大化する世界」をコンセプトに、年2〜3本の創作活動を行い、身体表現を取り入れ続けながら、東京都内での公演を展開。今回の王子小劇場のような50〜100人規模のフラットな舞台空間を利用し、作品の完成度を高めながら実績を積み重ね、最終的には東京芸術劇場シアターイーストやシアタートラムのような、1公演200人以上の劇場規模での公演を目指します。
また、公演の収益を高めるため、団体としての認知を広げることに注力します。SNSや映像メディアを活用し、公演以外の場でも作品の世界観を伝え、観客との接点を増やすことで集客につなげます。さらに、リピーターを増やすための公演スタイルや広報戦略を工夫し、より多くの観客を継続的に呼び込める体制を整えます。こうした活動を通じて、持続可能な創作の場を確立し、表現の幅を広げていきたいです。
公演に携わっているメンバー(8)