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wowの熱
南極ゴジラ(東京都)
公演に携わっているメンバー:10人
- 【団体紹介】
- 2020年4月、"ゆかいな劇団"をコンセプトに掲げ結成。10人で構成され、東京を中心に活動する平均年齢27歳の若手劇団。“どきどき、わくわく、ちょっとこわい”をテーマに据え、奇想天外な世界観の中に、泥臭い人間模様を描くことを得意とする。
2021年にはInstagram LIVEを駆使し、生配信での連続短編劇を上演。誰もが気軽に観ることができる演劇制作に取り組んだ結果、総再生回数は8,000回以上を記録した。演奏家や写真家など、多方面のクリエイターと劇団員との協働を舞台制作の軸に据え、客席と舞台、俳優と裏方、オンラインとオフラインといったあらゆるボーダーを超えた一体感(グルーヴ感)を創り上げる。
佐藤佐吉賞2022において最優秀作品賞を含む5部門を受賞。昨年9月に上演した第6回本公演「バード・バーダー・バーデスト」では、過去最大規模の会場での創作にあたり特徴の一つである劇中での生演奏や脚本・演出に演技、スタッフワークに至るまでさらにブラッシュアップを重ねた結果、前回公演の2倍以上であり過去最多人数となる924名の動員を記録。結成5年目を迎え、劇場の枠にとらわれないあたらしい演劇を製作・発信し続けることを誓っている。
- 【応募公演への意気込み】
- 劇団にとって3回目となるオール劇団員キャストと強力な製作陣のもと、「創造」と「熱」をテーマに過去に類を見ない超常的な演劇を上演する。
外部の俳優やクリエイターを迎えて行った前回の本公演とは打って変わって、劇団員10名のみで上演される今作では「劇団」と「創作」という自劇団の根幹となる命題に真正面から向き合うことで、劇団のこれまでとこれからを一心に担う意欲作となるように努める。
10人の劇団員は俳優としてだけでなく、一人一人が強みを生かし、劇団の中でグッズ開発や広報プロモーションなどの重要な役割を持ち合う。各人それぞれの創造力とアイデアを今まで以上に結集し、集団としての地力を確立し、劇団としてさらなる成長を誓う南極ゴジラの新たな決意表明のような作品を目指す。
- 【将来のビジョン】
- 2025年に株式会社南極として劇団員10名での会社化を発表し、創作の頻度・規模ともにさらに拡大成長していくことを目指し、近い将来200席程度の劇場において1000〜1500人規模の動員を達成することを見据えている。興行としての収益化後は自前のアトリエを構えるなど、クリエーション環境の整備に注力し、より大規模なロングラン公演の実現を目指す。
劇団の枠組みを超えて、南極ゴジラそのものをあたらしいカルチャーにする。創作の中で生まれた強固でコンセプチャルなグラフィックを演劇だけにとどまらない様々なメディアに展開していくことで、演劇という存在をより広くより遠くまで届ける試みを続ける。観劇料に依存しない収益源の確保により料金を低く抑え、演劇を作る人と観る人双方にとって持続可能でありかつ広く世の中に対して新たな価値を生み出す芸術活動へと展開させる。
劇団員全員は俳優であり、自立したクリエイターでもある。一人一人の持つ可能性やありたい姿を模索し、日々創作する。個々人の自己実現と集団としての歩みを共にする南極ゴジラの活動そのものが、多くの観客を照らし出す灯火のような存在になることを標榜する。
公演に携わっているメンバー(10)