最終審査に残った10組をご紹介します!(上演順)
タテヨコ企画(東京都)
1999年、劇作家・演出家・舞台美術家の横田修と俳優・舘智子によって結成。
旗揚げ以来、主に横田作演出の作品を上演。2016年からは俳優・青木柳葉魚も演出を担当。
穏やかな日常の中に見え隠れする人間の普遍的な機微を、時にユーモラスに時に不可思議に描く横田作品と、泥臭い人間関係を演劇のドラマ性と俳優の熱量に着目して描く青木作品。
二人の異なる作風の演目を俳優それぞれが説得力のある存在感と鋭敏な関係性を持って繋ぎ紡いで劇団の作品にしている。
2015年より主宰・横田が活動の場を大阪に移し、現在は東京・大阪を中心に公演活動を展開。
山口、茨城、静岡など他地域での公演も行う。
afterimage(愛知県)
作品タイトル「松竹亭一門会Ⅱ 春の祭典スペシャル」(応募内容)
ふとしたことをきっかけにダンスの洗礼を浴びてしまった服部哲郎を中心に、2003年名古屋で結成。ダンサーは男性のみ。名古屋発のダンスカンパニーとして依然珍しい目で見られ続ける。1st公演『だまれ、蕎麦が伸びる』を皮切りとして様々な形態のダンス作品を創作、2022年、待望の新作公演afterimage 9th “Go”を発表。2023年はカンパニー結成20周年となっており、切れ味鋭いダンスと外連味あふれる演出で売り出すアラフォー突入の男たち。
『afterimage 9th “Go”』Photo:Ayano Miura 『松竹亭一門会』Photo:Hiroshi Tanigawa
▼アガリスクエンターテイメントとは
屁理屈シチュエーションコメディ劇団。
王道でウェルメイドなコメディを独自の理論で一捻り二捻りした作品が多いが、そんな中でも“劇場でウケること”を重視して創作している。
昨年は得意のバックステージコメディに初挑戦の歌謡ショー要素を組み込んだ第29回公演「SHINE SHOW!」を上演し、CoRich舞台芸術アワード!2022にてグランプリを獲得。
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク(東京都)
二人組の舞台作家である小野彩加と中澤陽が舞台芸術の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念に捉われず、独自の新しい仕組みを研究開発しながら舞台芸術の在り方と価値を探究している。固有の環境や関係により生じるコミュニケーションを創作の根源とし、作品ごとに異なるアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっている。