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- 応募作品
きく
エンニュイ(東京都)
公演に携わっているメンバー:5人
- 【団体紹介】
- クリエイションをする為に集まれる組合/場所。2017年旗揚げ
名付け親は又吉直樹(ピース) 「『アンニュイ』と『エンジョイ』を足した造語であり、 物憂げな状態も含めて楽しむようなニュアンス」
脚本・演出を務める長谷川優貴を中心に、様々な経歴を持つ多彩なメンバーで結成された劇団。
2022年11月に新メンバーを加えて、組合として再スタート
主宰である長谷川は、お笑いコンビ「クレオパトラ」としても活動する傍ら、様々なジャンルを横断し表現をして活動の幅を広げている
他メンバーも、お笑い芸人、ミュージシャン、コント演者、映像俳優など様々
2021年から『無表情な日常、感情的な毎秒』という作品を、「12ヶ月連続公演」として場所や出演者を変えながら上演
2022年に新生メンバーによる第0回公演『Babbling』をIZUMO GALLERYにて上演
<主な実績>
福島県立いわき総合高等学校 芸術・表現系列 演劇16期生卒業公演 作・演出
かながわ短編戯曲賞2021 戯曲コンペティション 最終候補
かながわ短編演劇アワード2022 演劇コンペティション 最終候補
- 【応募公演への意気込み】
- 文字通り、誰かの話を「きく」ことを主題とする作品です。
他者が話していること、そのイメージを聞き手が完璧に共有することはできない
人間は、自己が体験したことから想像することしかできない
誰かの話を聞いている最中、私たちの思考は徐々にズレていく。言葉から連想して脱線したり、集中力が切れて別のことを考えたりする
そんな、「きく」感覚をそのまま体験するような上演
僕は母親が未婚の母で母子家庭でした。親戚もいなくて唯一の家族だった母が数年前に他界しました。その時に作った作品です
亡くなったばかりの時に心配してくれた方々に話をした時にズレを感じて、話を聴く時は経験などによって想像や処理のされ方が違うのだと体感しました
別々である人間に共感を期待してはいけない
共感よりも大切なものがあるということと、他人への想像力の大切さを伝えたいです
- 【将来のビジョン】
- 2021年から22年にかけて、一つの作品を場所や人を変えながら上演するという取り組みを行ってきました
お笑い芸人が賞レース前に各所のライブでネタを叩くように、作品を磨いてきた
それと同時に、作品の中身も形を変えながらその空間に合わせられるような創作をしてきました
エンニュイは、メンバーがいればどんな場所/形態でも上演できるような団体でありたいと考えています
実際に、2月には小学生の子供と一緒に演劇を作る企画が進んでいたり、路上での演劇体験を作れないか企てていたりします
また、現在は月1回のワークショップを行い、年齢や職業、経歴を問わず様々な人たちと演劇を通じたコミュニケーションを広げています
「演技が下手な人なんて存在しない」「自分では言えないと思った台詞は変えても良い」といったように、演劇・演技をより自由なものとして捉えてもらうような働きかけを行っています
公演に携わっているメンバー(5)