本人たち 公演情報
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公演地:神奈川県

観たい!

公演地:神奈川県

本人たち

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク(東京都)

公演に携わっているメンバー:7人

【団体紹介】
二人組の舞台作家である小野彩加と中澤陽が舞台芸術の創作を行なうコレクティブとして2012年に設立。舞台芸術の既成概念に捉われず、独自の新しい仕組みを研究開発しながら舞台芸術の在り方と価値を探究している。開発された新しい仕組みは、さらに関係性に於けるあらゆる距離の試行を継続することで醸成されてゆく。固有の環境や関係により生じるコミュニケーションを創作の根源とし、作品ごとに異なるアーティストとのコラボレーションを積極的に行なっている。近年の主な作品として、舞台芸術に成る以前のダンスを考察する『フィジカル・カタルシス』シリーズ(2019年以降)、上演と舞台の関係を見直そうとする『舞台らしきモニュメント』(2021年)、映画の上映と舞台の上演のハイブリッド+松原俊太郎とのコンビネーション『再生数』(2022年)がある。第8回せんがわ劇場演劇コンクールグランプリ、利賀演劇人コンクール2019優秀演出家賞二席受賞、ヨコハマダンスコレクション2022城崎国際アートセンター賞+若手振付家のための在日フランス大使館・ダンス リフレクションズ by ヴァン クリーフ&アーペル賞受賞。
【応募公演への意気込み】
本作は、スペースノットブランクがこれまでに探究してきたリアリズムの攪拌をさらに深化させることを目指す舞台作品である。スペースノットブランクでは、舞台に現れる本人=出演者の言葉を直接上演に用いることで、出演者の本人性を根源から活かすテキスト生成手法を「聞き取り」と呼び、これまでに複数作品を制作してきた。本作の上演は第一部『共有するビヘイビア』と第二部『また会いましょう』から成る。第一部では「聞き取り」の効果を最大化するべく出演者を一人に絞り、その上演が観客の眼前で行なわれるまでとその瞬間とそれ以降の出来事について語らう。第二部では「聞き取り」の手法に自らアンチテーゼを唱え、話す→聞くの志向性を乱反射させる手法を新たに開発し、その仕組みによって生まれるテキストを用いて二人の出演者が会話を展開する。「コロナ禍の時代の上演」を前提として2020年より立ち上げた『本人たち』プロジェクトの待望の舞台「上演」が、その過程に於けるコミュニケーションや創造作業の変容を体現しながら、新しい超越地点を通過して未来──次なる「◯◯の時代の上演」──へと繋がる新しい舞台芸術──の内のひとつ──に成れば良いと考えている。
【将来のビジョン】
引き続きジャンルの越境、ではない舞台芸術すべての価値を探究しながら多様な視座を反射してクリエーションを継続していきたい。現在は舞台芸術の破壊と創造、過去と過去を掛け合わせて新しい未来を作り出す新しいアイデアを展開する準備をしている。例えば2023年11月に上演予定の新作『松井周と私たち』[原案:ジェローム・ベル『ピチェ・クランチェンと私』(2005年)]や2024年1月に上演予定の新作『言葉とシェイクスピアの鳥』では、スペースノットブランクがこれまで試みることのなかった関係性の在り方を取り入れたり、より多様な価値観を混在させた創造作業をしようとしている。それ以降も、スペースノットブランクが独自の作品を上演するだけの「劇団」や「団体」として以外の主体を強く保ち、小野彩加と中澤陽が二人組の舞台作家として他の主体に入り込むことで、既得権益を生み出すシステムを創造的に破壊──インターセプト──し、パフォーマーやクリエーションチーム個々の本人性を最大化、組織の流体化を目指す世界基準の舞台芸術創造を拡大していきたい。

公演に携わっているメンバー(7)

西井裕美
役者・俳優

「本人たち」に携わっているメンバーです。
こが
役者・俳優

「本人たち」に携わっているメンバーです。
渚まな美
役者・俳優

「本人たち」に携わっているメンバーです。
花井瑠奈
制作

「本人たち」に携わっているメンバーです。
中澤陽

「本人たち」に携わっているメンバーです。
小野彩加

「本人たち」に携わっているメンバーです。
小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク
その他(製作)

「本人たち」に携わっているメンバーです。

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