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舞台芸術まつり!2023春
応募作品
あたらしい朝
うさぎストライプ (東京都)
公演に携わっているメンバー:6人
【団体紹介】
2010年結成。大池容子の演劇作品を上演します。 「どうせ死ぬのに」をテーマに、演劇の嘘を使って死と日常を地続きに描く作風が特徴。 2013年、地下鉄サリン事件を遠景に交差する人々の思いを描いた『メトロ』で芸劇eyes番外編・第2弾「God save the Queen」に参加。2019年、二人の父親と一人の娘による“ありふれた”家族の姿を描いた『バージン・ブルース』で平成30年度 希望の大地の戯曲賞「北海道戯曲賞」大賞を受賞。2022年、終わらないハロウィンをきっかけに滅びていく世界を描いたホラーコメディ『みんなしねばいいのにII』が国際交流基金のオンライン多言語配信プロジェクト「STAGE BEYOND BORDERS」に採択され、公開から約2ヶ月で250,000回再生を記録した。 メンバーは、大池容子(作・演出)、亀山浩史(俳優)、菊池佳南(俳優)、小瀧万梨子(俳優)、清水緑(俳優)、金澤昭(制作)、西泰宏(宣伝美術)。
【応募公演への意気込み】
今回の『あたらしい朝』は2020年10月にアトリエ春風舎で“アトリエ公演”として上演された作品を“劇場サイズ”にリメイクしてお届けするものです。初演時、我々が置かれているコロナ禍の世界を見つめ直すべく「どこにも行けない私たちが、あたらしい生活を始めるための旅に出る」物語として書き下ろされた作品のリメイク公演です。2020年の“アトリエ公演”の際は、上演時間50分、必要最低限の音響・照明・美術による簡素な形で上演したのですが、今回は50分で描き切れなかった旅のエピソードや、初演当時、皮膚感覚として「どこにも行けない」と感じていた「空気」を普遍的なものとして織り込むべく、登場人物を増やして上演時間70分〜85分の厚みのある作品に仕上げたいと考えています。また今回の公演を実施することによって、まずアイディアを形にする“アトリエ公演”を行い、そこで生まれた作品を豊かにして多くの人に届ける“劇場公演”を実施するという、長期的に作品を育てていくスタイルを模索していきたいと思っています。
【将来のビジョン】
うさぎストライプは、2020年まで東京都を拠点に活動しておりましたが、大池・菊池・小瀧・金澤が所属する劇団「青年団」が兵庫県豊岡市へ拠点を移したことや、菊池が宮城県仙台市へ移住したことから、東京・豊岡・仙台の三都市を中心に「全国拠点」を目指したいと考えています。少人数の座組と必要最低限の舞台美術でつくる“持ち運びしやすい”作品のレパートリー化にも成功しており(菊池の一人芝居『ゴールデンバット』の東京、石巻、仙台、城崎、江原、津での上演など)コロナ禍で得たオンラインワークショップなどのノウハウを活用することで、各地の新たな観客や創作を共にする人と出会う機会を増やしたいと考えています。また2023年2月1日、俳優の清水緑が加入して、うさぎストライプのメンバーは7人になりました。年齢、性別、住む場所、ライフステージなど、それぞれ異なる私たちが共に創作を続けていけるよう、そして公演に関わる全ての人が安全に創作できる場づくりのために、知識を伴った想像力を持ち続け、創作環境を整えていきたいと考えています。
公演に携わっているメンバー(6)