JOMON

JAPLIN（東京都）

公演に携わっているメンバー：7人

【団体紹介】

2009年旗揚げ。代表・作・演出である桒原秀一を中心に活動していたが、第4回せんがわ劇場演劇コンクール参加後の2012年に活動を休止。2017年には活動を再開し、俳優の直江喜一を始め13名の劇団員が所属。舞台や映像と活躍の場を広げている。下北沢や新宿、中野を中心に上演し、演劇ジャーナリストの徳永京子さんを迎えたアフタートークやキャストと演出家によるバックステージツアーなどを行い創客に務めると共に、18歳以下の方の観劇料金を無料にするU-18応援募金を行い、舞台芸術の裾野を広げている。
2023年においては、「タイムスリップ3部作」として、『エイジ』『JOMON』『海と夢と小さな秘密』を上演。哲学的な要素と親しみ易さを兼ね備えた演目への試みを行っている。

【応募公演への意気込み】

縄文時代を扱いたいと考えた理由は、現在の世界情勢にか起因する所が大きい。とりわけ、ウクライナを中心に起こる「戦争」への流れは、現代社会における様々な問題と似ていると感じる事もあり、地域の問題がそのまま解消されず世界の問題へと発展していると感じた。内乱を含め、日本において、戦争がなかった時代は縄文時代と平成のみである。果たして次の令和という時代は平和をどう捉える事になるのか？思いやりや慈しみをどこまでも広げる事が可能なのか？一人一人が、目の前の一人の幸せを願う事が、人類の第一歩であり、世界へ啓蒙できる唯一の事ではないか？と考えた時に、縄文社会の閉鎖されたコミュニティで起こる出来事に当てはめられると感じた。その上で本質となる「愛」とは何か？をお客様と共有していきたい。

【将来のビジョン】

中期計画として、昨年から3年間を目処に「親子」というテーマをもとに演劇作品を創作・上演し、幅広い観客層の創客につなげている。長期計画としては「歴史」や「その土地の風俗」を絡めて日本の各地域に根ざした演劇作品を創作し、日本における演劇文化の普及に努めたい。若年層に演劇を見てもらうためにU-18応援募金を開始。チケット料金の高騰による若年層の観劇率の低下という状況に疑問を感じ18歳以下の方の観劇を集まった募金額がつきるまで無料で招待するという試みを始めた（公演時に劇場にて実施）。この試みを先駆けとし、多年代の人に対して演劇文化の波及に努めている。