シーラカンスに鳴き声を 公演情報
観たい!クチコミをする

公演地:東京都

観たい!

公演地:東京都

シーラカンスに鳴き声を

ロマングラス(東京都)

公演に携わっているメンバー:5人

【団体紹介】
ロマングラスは2018年、日本大学に在学していた髙山拓海が立ち上げた演劇創作団体です。2019年3月に旗揚げ公演『真夜中の図書館』を松本市信濃ギャラリーにて上演し、以降、「耽美的なまでの悲劇」を掲げて創作しています。2022年は北千住BUoYにて、空間の持つ排他的な空間と登場人物の記憶・生い立ちを擦り合わせながら、男女2バージョンで上演した『それは、レモンと白昼夢』で好評をいただきました。

演劇は「他者(世界)と自分の双方を知ることができる媒体」です。人と出会うということは、相手を知り、自分を知るということです。直接対面することの意義は、「出会う」や「知る」という行為を、より深められることではないでしょうか。そのため、ロマングラスでは「演劇で重要なのは空間」という信念のもと、ライブや会場にこだわった作品作りに取り組んでいます。
現在、コロナや戦争・SNSの発達などによって「人間の価値観の相違が生み出す悲劇」が浮き彫りにされました。立場や環境の違いによって生じる葛藤・衝突がより多様化した世界です。しかし、それらをただ悲劇として描くのではなく、「この世界で生きてしまっている」という事実を受け止め、どう生きるかを、現実とファンタジー(非現実)を交差させながら描こうと試みています。
【応募公演への意気込み】
本作の題材は性風俗で働く女性です。現在、フェミニズムの問題は世界的なものになっています。舞台芸術の世界でも、セクハラという課題に多くのアーティストたちが向き合い始めているなか、この題材を扱うことは否定的に捉えられるかもしれません。
性風俗は人類の歴史とともに歩んできました。至上の娯楽として、あるいは規制されるアングラとして世界中で息づき、多くの賛否を集めてきました。性風俗に対する現代の一般論は、それらの落とし所とも言えるでしょう。
しかし、その一般論は今を生きる私たちに寄り添ったものでしょうか? 価値観の多様さが浮き彫りになった今、一律な一般論で測ることは暴力的かもしれません。
だからこそ、性風俗という題材を舞台芸術によって扱うことで、肉体的な側面から価値観の多様性について再考したいと思いました。
会場はカフェとしても利用されている兎亭という場所です。観客の皆様との距離が近いぶん、密度が濃く、作品の世界観をより間近に体感できる劇空間になる予定です。
【将来のビジョン】
現在、ロマングラスは髙山のソロユニットですが、今後は新しい出会いの形として所属メンバーを迎え、より多くの観客と出会える公演を打ちたいと考えています。それは大きな劇場で公演を行うという意味だけでなく、作り手と観客の双方が身近に感じられる、小劇場やスタジオ公演なども大切にしていくという意味です。
主宰である髙山拓海は、高校在学の頃より積極的に自主公演を打ってきました。その中で、演劇が根付いていない地域でも、高校生や演劇に興味のある若い方々が活発に発信することこそ、地域に演劇を根付かせる一歩なのだと感じました。そのためにも、「見せる」だけでなく、団体自体が若い方々と積極的かつ親密な交流ができる機会を、カフェやスタジオ、学校などでオフ会のようなフラットに話せるイベントとして設けたいと考えています。

ロマングラスは、「多くの出会い」と、「より親密な出会い」という二輪を実現できる集団になります。目標として、「多くの出会い」を実現する会場は東京芸術劇場。「より親密な出会い」を実現する企画は全国の小劇場でのツアー公演です。ツアー公演では、公演会場ごとに戯曲をその都度改稿し、その地域に住まう方々とともに地域色を生かした作品を生み出したいと考えています。ツアーでは、上記の「オフ会のようなイベント」も同時に行いたいです。

公演に携わっているメンバー(5)

清平和世志
役者・俳優

「シーラカンスに鳴き声を」に出演者として携わっているメンバーです。
髙山斐七子
役者・俳優

「シーラカンスに鳴き声を」に携わっているメンバーです。 役者として出演させていただきます。
観月杏樹
制作 当日運営

制作で関わります!
西岡サヤ
役者・俳優 脚本 演出 演出助手 ドラマターグ 音響 映像 当日運営 宣伝美術

制作で関わります!
髙山拓海
役者・俳優 脚本 演出

「シーラカンスに鳴き声を」に携わっているメンバーです。

このページのQRコードです。

拡大