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- 応募作品
DADA
幻灯劇場(京都府)
公演に携わっているメンバー:6人
- 【団体紹介】
- 劇作家や映像作家、俳優、ダンサー、写真家など多様な作家が集まり演劇をつくる集団。旗揚げ公演『ミルユメコリオ』でせんだい短編戯曲賞を最年少受賞。 文化庁文化交流事業として『56db』を製作、二ヶ国五都市で上演するなど国内外で挑戦的な作品を発表。 近年は『盲年』京都 - 東京ツアー公演を行ったり、ABCテレビ「THE GREATEST SHOW-NEN」にて音楽劇『鬱憤』の上演をしたり、音楽劇『0番地』が関西演劇祭2022で脚本賞を受賞するなど何かと話題になっている。
その他、戯曲『ファントムペインに血は流れるか』でハイスクールOMS戯曲賞佳作。2019年、戯曲『盲年』が年日本劇作家協会が年に一度出版する「優秀新人戯曲集」に掲載。
京都府が主催するU30支援プログラムに採択され、2019〜2022の四年間、京都府立文化芸術会館と協働して『盲年』『0番地』『DADA』『鬱憤』などの作品を製作。
- 【応募公演への意気込み】
- 本作『DADA』は「家族とは何か?」という問いに焦点を当てています。少子高齢化の進む今の日本では、従来の「家族」という集団の持つ役割やそれ自体の在り方について、たびたび議論がなされ意識の更新が図られてきました。
そこでこの作品では、従来の家族像に当てはまらない「生者と死者、血縁のない疑似家族」を軸にすえることで、家族の形に対する固定概念や内包する差別心へ問いかけを行い、作品を通じて共生社会を作る一助となることを目指します。
第二回全国学生演劇祭にて初演を迎え、観客賞2位を受賞した本作は、オンライン観劇サービス『観劇三昧』にて配信され、628作品の中から "イチオシ八選" に選ばれるなど高い評価を得、翌年2018年に大阪市立芸術創造館にて再演されました。
二度目の再演となる今作では、藤井颯太郎による作・演出の他、振付家で作曲家の本城祐哉による創作を行います。これは、2022年度に上演された『鬱憤』、関西演劇祭2022にて脚本賞を受賞した『0番地』に続く音楽劇であり、俳優や劇作家のみならず、音楽家や振付家、演奏家など、多様な作家を擁する弊劇団の特色を強く盛り込んだ作品となっております。
- 【将来のビジョン】
- 「演劇が行けなかったところへ、いく/演劇を見ない人に、きてもらう」
幻灯劇場は所属する作家達が専門性を深めることで、客席を「今まで演劇に触れたことがない人 にきてもらう」ことが出来る場所にすることを目指すと同時に、カンパニーとして認知や評価を高め「演劇が行けなかったところへいく」ことが実現できるカンパニーを目指します。
具体的には、オーケストラやホテル、アイドルグループとのコラボレーションを実施したり、劇場の無い街・宮城県亘理町での上演などを予定しています。また、演劇界での批評に晒される場(コンペティションなど)へ出ていくことで、信頼し、一緒に作品を作ってくださる劇場や作家を探すことも目標にしています。
公演に携わっているメンバー(6)