沈黙で金　雄弁でも金

喜劇のヒロイン（愛知県）

公演に携わっているメンバー：13人

【団体紹介】

2016年に結成し、名古屋にて活動を開始。「報われすぎているヒロインへの妬みを原動力にくだらない笑いとの心中を目指す。迫力もない、芸術性もない、くだらない、喜劇のヒロイン。」をキャッチコピーに、2017年より東京と名古屋の2拠点を中心に活動を行う。
2016年、劇団として初の作品上演の場となった第5回名古屋学生演劇祭にて観客賞を受賞。代表作である「べっぴんさん、1億飛ばして」は、2017年に東京学生演劇祭2017実行委員会大賞、2018年に第3回全国学生演劇祭観客賞を受賞。 2019年1月、初の単独公演となる第0回公演『いい加減にしろ、どうもさようなら』を上演。2019年3月に第7回ミノカモ学生演劇祭にて大賞を受賞する。 2020年11月に東京初の単独公演となる喜劇のヒロインちとふな公演『生まれる！』を上演。また、フェスティバル参加作品として2021年3月に東海ジャングル・2『贔屓貝』を上演。

【応募公演への意気込み】

今回の仲ノ町公演は、私たち喜劇のヒロインにとって1年６か月ぶりの単独公演であり、昨年5月に中止した公演の延期公演です。前回は、公演関係者複数名が濃厚接触者に認定され、お客様及び本公演関係者に新型コロナウイルス感染拡大予防対策が万全の状態で公演に臨むことが難しいと判断し、公演を中止しました。この中止は、劇団にとって、今後公演を行うにはどうしたらいいのか、そもそもこのご時世において公演は行ってよいのだろうか、これからどうしたらよいのか等たくさんのことを考えさせられるものとなりました。たくさん考え、それでも、私たちは公演を行いたい、お客様に作品を見ていただきたいと思い、今回の公演に踏み切りました。できる限りの感染拡大予防対策をして、この状況下でも協力してくださる客演の方・外部スタッフの皆様と共に今回の公演を成功させたいと思っております。何より、この状況下で観に来てくださるお客様には楽しんで帰っていただけたらと思います。

【将来のビジョン】

時代性を損なわず、より求められる演劇作品の上演を目指し、
喜劇のヒロインは内側のコンセプトを持たず、学生演劇祭などのコンペティションに参加し、比較されることを意識した活動を続けてきました。学生時代を含めた過去5年間、名古屋や東京などさまざまな地域での上演を経て、生きている年代や暮らしている土地によって受け入れられやすいものが異なることや土地を意識した作品の創作方法、観客席がさまざまな背景をもった1人の集まりであることを身をもって実感することができました。
今後は名古屋と東京での創作の両立を加速させ、名古屋では戯曲や上演体系の幅を広げるための公演を中心に、他地域での創作も志向し「街、土地、背景」の比較を意識した作品の上演を目指します。東京ではより多くの人に巻き込み巻き込まれながら公演や上演作品に価値をつけていくことに拘り、多くの人に認知されること、公演規模を大きくしていくことを軸に創作と上演を続けていきます。